2019年02月04日公開
2019年02月04日更新
【ジョジョ】しげちー(矢安宮重清)のスタンド能力は最強?壮絶な最期とは?
荒木飛呂彦の大人気漫画・アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ、その第4部「ダイアモンドは砕けない」に登場するしげちーこと矢安宮重清について解説していきます。しげちーの見た目やしげちーのスタンド能力であるハーヴェストのすごさを知っていますか?ウザキャラであったしげちーでしたが、22話で壮絶な最期を遂げます。しげちーの声優を務めた山口勝平さんも紹介していきます!主人公の東方仗助を取り巻く奇妙な学生アクションストーリーを展開するジョジョの説明もしていますので、気になっている方はぜひご一読ください。
しげちーはジョジョのどんなキャラ?
しげちーが登場するTVアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」とは?
出典: https://ciatr.jp
『ジョジョの奇妙な冒険』は、8部(パート)にストーリーが分かれており、今回紹介するしげちーが登場するのはその4部「ダイアモンドは砕けない」です。ジョジョはパートによって舞台となる国が変わりますが、今回は1999年の日本が舞台。始まりは1部、ジョナサン・ジョースターという貴族が主人公でした。そして続いて2部は、ジョナサンの孫であるジョセフ・ジョースターが主人公となります。
この3部の主人公であったジョセフの”隠し子”が、今回しげちーが登場する4部「ダイアモンドは砕けない」の主人公東方仗助(ひがしかたじょうすけ)なのです。東方仗助が住んでいる”S市杜王町”で起こる増え続けるスタンド遣いを巡るストーリーとなっています。そして、しげちーも杜王町で増え続けるスタンド遣いの1人だったのです。
仗助としげちーの出会い
しげちーの仗助や臆泰との出会いは18話。仗助が、銀行で見つけたスタンドを追った先にいたのがハーヴェストのスタンド遣いでした。しげちーは、スタンドの能力を悪事に遣わず、100円以下(法に触れない金額)のお金を杜王町からハーヴェストを使用して集めていたのです。お金に困っていた仗助らは、そんな賢いしげちーを「頭いい!」と褒めちぎります。そして、お金集めの天才しげちーを利用しようと仗助はある提案をしました。
そのある提案とは、仗助が言うには「ビジネス」。店舗展開をしている「亀友」というお店が発行しているブルースタンプを集めて換金しようということでした。仗助と臆泰はアイディア料として集めたお金を半分もらうという作戦です。ブルースタンプを捨てている人は一定数おり、塵も積もれば山となるということで早速ハーヴェストに収集を命令。集められたブルースタンプは総額61,500円になりました。
集めたのはスタンプだけではなく、他店のスタンプやくじ等も集めていました。ゴミとなった紙山を漁る臆泰は、宝くじを見つけます。当選番号を照合すると、なんと500万円が当選していたのです。このくじを巡り、しげちーの意地汚さが露呈しますが何とか和解した3人。それ以来、友達としての付き合いを進めていましたが、愛くるしいしげちーは悲惨な最期を遂げることとなります…。
しげちーのプロフィール
しげちーこと矢安宮重清(やんぐうしげきよ)は、ぶどうヶ丘中学校の2年生。体重は110kg。両親と愛亀ゴン太の4人家族。母親から重ちゃんと呼ばれていたのが、「しげちー」と呼ばれるようになり、仗助や臆泰らからもそう呼びます。しげちーのスタンド能力は”ハーヴェスト(収穫)”です。22話で壮絶な最期を迎えます。
しげちーの性格
しげちーは、精神年齢が低く子どもっぽい一面があります。普段褒められることのないしげちーは、ハーヴェストを遣い、法に触れないお金の集め方を仗助に褒められたことを非常に喜びました。誘拐されるかもしれないから杜王町からは出ないという用心深い性格をしている一方、お金に意地汚く守銭奴な一面もあります。そしてお金に関しては几帳面な性格をしています。また、最期までスタンドを悪事に使用することをしませんでした。
しげちーの見た目
見た目はご覧の通り背が低く頭には岩のようにごつごつしたコブがたくさん付いており、歯もところどころありません。ですが、しげちーの母親はしげちーと似つかないくらいの美人さんです。これには仗助や臆泰も驚きました。
しげちーのスタンド能力はハーヴェスト
スタンド能力とは?
スタンドとは、ジョセフ・ジョースターは「そばに立つもの」としましたが、困難に立ち向かうものという意味合いが7部で新しく設定されました。また、スタンドとは所謂”分身”であり”超能力”でもあります。自分の生命エネルギーと精神エネルギーが具現化されたスタンドは、基本的には1体につき1能力、1人1体ですが、稀に複数の個体を従えるスタンド遣いも存在します。
スタンドはスタンド遣いの意志で行動し、スタンドはスタンド遣いの者しか見ることはできません。スタンドが傷付けばスタンド遣いも同様に傷付きます。そして、スタンド遣いが亡くなれば同様にスタンドも消滅します。スタンド遣いはスタンド遣いに惹かれあうという特徴もあり、自身の精神力の強さでスタンドの能力は比例していくのでです。
しげちーのスタンド・ハーヴェストの能力
そんなしげちーのスタンド能力は「ハーヴェスト」。ハーヴェストは、小さな個体が500以上生み出すことのできる個体で、しげちーが望むものを収穫する能力を有します。ハーヴェストには鋭い爪、高い殺傷能力があり、集団で襲い掛かってくる特性があります。射程距離が長く多くの個体でバケツリレー方式でしげちーを素早く移動させ力も有します。
しげちーのスタンド・ハーヴェストの名前の由来
荒木飛呂彦先生は、海外のロックバンドをモチーフにスタンドキャラを設定しており、しげちーのスタンド「ハーヴェスト」の由来は、カナダのトロント出身のシンガーソングライターであるニール・ヤングがリリースした4thアルバム「Harvest」から取られたと言います。また、苗字である矢安宮も二―ル・ヤングの「ヤング」から取られました。4thアルバム4曲目の「Heart of Gold」は全米No.1を獲得したことで有名です。
しげちーのスタンド・ハーヴェストの最強説
しげちーのスタンドであるハーヴェストは、”最強のスタンド”と言われることが多く、作者の荒木飛呂彦先生も最強と認めています。また、強いスタンドの話題では常に名前が挙がるほどです。小さい個体ながらも広範囲に渡る探索が可能で、1体1体のパワーは小さいですがエネルギーを細分化している為ダメージは他のスタンドに比べて少なく済みます。対人戦闘では有利に働き、仗助もそれを認めていました。
しげちーの壮絶な最期
ジョジョ4部しげちーの最期①吉良の秘密を知る
15年前から杜王町で殺人を繰り返していた連続殺人犯の吉良吉影(きらよしかげ)。そんな吉良は、町に溶け込み普通の人を装って生活をしていました。ある日、お昼前に売り切れてしまうサンドイッチを買った吉良。しげちーは間違えて吉良の袋を持っていってしまったのです。殺した女性の左手を袋に入れて吉良は焦りました。あれが警察の手に渡ってしまえば自分の存在が知られてしまう、何とかしなければ…。
仗助や臆泰に邪魔をされながらも、何とかバレずに袋を奪い返すことに成功した吉良でしたが、サンドイッチが奪われたと怒っていたしげちーは、紙袋を持った吉良に接近してしまいました。ハーヴェストを遣い袋を取り返そうとしたところ、袋が破け左手が露出してしまったのです。秘密がバレてしまった吉良は、しげちーを消すことにします。
ジョジョ4部しげちーの最期②吉良と交戦
吉良と真正面から勝負をしかけてしまったしげちーでしたが、ハーヴェストを吉良に纏わりつかせ、優位に立ったかと思われましたが、あと少しのところで急所を負わされてしまいました。吉良はスタンド遣いだったのです。スタンドの名前は「キラークイーン」。能力は、”触れたもの全てを爆弾に変えてしまう”といったものでした。キラークイーンが持っていた100円玉をハーヴェストに奪わせたことで自身が爆発してしまいました。
ジョジョ4部しげちーの最期③吉良のスタンドで塵に
何とか一命をとりとめたしげちー。仗助に助けを求め高等部へやってきます。仗助のクラスまでたどり着きますが、背後には吉良の姿だが。最後の力を振り絞りドアに手を掛けましたが、既にキラークイーンがドアに手をかけていたのです。次の瞬間しげちーは亡骸も残らず木端微塵になってしまったのです。そんなことを知る由もない仗助らでしたが、異変を感じ取ります。そして、ハーヴェストが遺した吉良のボタンを受け取りました。
ジョジョ4部しげちーが爆死したその後
しげちーが居なくなったことを悟った仗助と臆泰は中等部へ行きしげちーを探しますが、もちろん居ません。仗助らは、15年前吉良によって殺害された杉本鈴美が地縛霊となっているコンビニのそばにスタンド遣いを招集しました。しげちーの魂が空へ登っていくのを目にしたという杉本鈴美によって、既にしげちーがこの世にいないことを知ったスタンド遣いたち。空条承太郎がボタンを預かり、吉良を探す手はずになりました。
しげちーの声優
しげちーの声優は山口勝平
しげちーこと矢安宮重清の声優を担当したのは、声優・俳優の山口勝平さんです。山口勝平さんは、1965年5月23日生まれのB型、福岡県出身です。専門学校東京アナウンス学院入学後、劇団に入所し、俳優と共に声優として1988年から活動を始め数々の作品に出演してきました。現在は芸能プロダクション悟空の代表でもあります。
山口勝平の他の出演作
そんな山口勝平さんの出演作は、らんま1/2(早乙女乱馬)、名探偵コナン(工藤新一、黒羽快斗、怪盗キッド)、たこやきマントマン(たこやきブルー)、アイシールド21(雷門太郎)、うえきの法則(宗屋ヒデヨシ)、ふたりはプリキュア Splash Star(フラッピ)、DEATH NOTE(L)、まじっく快斗(黒羽快斗、怪盗キッド)、ONE PIECE(ウソップ)、デュラララ!!×2 (赤林海月)などがあります。
しげちーの名言集
しげちーの名言:「チリもつもれば山となる」ごしぇんえんぐらいにはなったかなあ~ししっ
仗助が新種のスタンドであったハーヴェストを見つけ、その本体であるしげちーを発見したときにしげちーが言っていたセリフです。ハーヴェストによって杜王町中から集めた小銭の山を見ながら笑顔でお金を見つめていたしげちー。今までに小銭集めで12万を集めたことがあると言っていました。
しげちーの名言:理解不能理解不能
ハーヴェストによって集められた紙屑の中にあった、当選していた宝くじ500万を巡り、仗助や臆泰と仲間割れをしたしげちー。しげちーは500万に目がくらみ、アイディア料として儲けた分を半分こにするという仗助らとの約束をなかったものにしようとしてのです。その末、3人は2:1で喧嘩となり、その際仗助に正論を言われた「理解不能理解不能」と暴れました。
しげちーの名言:おらのハーヴェストにおまえらがかなうわけはないんだ
宝くじを巡る争いの際に、仗助らに放ったセリフです。ハーヴェストに纏わりつかれた臆泰は、ハーヴェストに足を噛みつかれます。そして、隙をついて仗助と臆泰の血管の中にハーヴェストを遣いウイスキーを流し込んだのです。「おらのハーヴェストにおまえらがかなうわけはないんだ」はこの時酔いが回り攻撃ができなくなった2人に放ったセリフ。
しげちーの名言:友だちとしてのおらからの情けだよ…
仗助のアイディアによって集められたお金だったにも関わらず、目の前のお金に目がくらみ「儲けた分は半分だ」という言葉を忘れたと、仗助と臆泰に1万円を渡したときに放ったセリフです。お金が手に入った瞬間に意地汚くなるしげちーの性格が伺えます。
しげちーの名言:パパとママをあいつから守るど
吉良は、「キラークイーン」から攻撃を受け瀕死の状態であるしげちーに、「他のスタンド遣いの仲間の名前を教えろ」と要求します。ですが、仲間を売ろうとしないしげちーに、家族を殺すと言われ放ったセリフが、「パパとママをあいつから守るど」です。しげちーはパパとママに危害が加えられない為に仗助らに助けを求めますが、あと一歩のところで殺されてしまいます。しげちーにとってパパとママは死んでも守るべき存在でした。
しげちーに関する感想や評価は?
しげちーに関する感想・評価①
ジョジョ四部アニメおもしろっ〜〜しげちーで泣くとは思わなんだ。。。
— ヽ(YUKI)ノ (@joeforeeybk) January 31, 2019
しげちー初登場では、しげちーがこんな形で殺されるとは誰も想像をしていませんでした。しげちーは意地汚く時にうざいキャラ満載でしたが、仗助も言っていたように「放っておけないタイプ」だったのです。仗助と臆泰がそんなしげちーとせっかく友達になった矢先、杜王町で15年もの間殺人を繰り返す殺人犯によって殺されてしまった事実は、視聴者にとっても衝撃的展開でした。
しげちーに関する感想・評価②
ジョジョの最新話見たけど、キラークイーンが修正されてて嬉しかった。
— ごとしょう (@flyinghousecao1) August 27, 2016
しげちーの死に泣いてしまった(´•ω•̥`)神回でした!! pic.twitter.com/QO7dbANL8e
ジョジョ21話に登場したキラークイーンと吉良の作画が酷いと話題になっていましたが、22話ではその作画が修正されており、原作通りの吉良とキラークイーンになっていたのでこれもまた放送後に話題になったのです。そしてやはりしげちーの死のシーンには衝撃や悲しみを受けた方が多く見受けられます。まさかあんなにも綺麗に跡形もなくしげちーの存在が亡くなってしまうなんて…!と嘆くファンの声がありました。
しげちーに関する感想・評価③
ジョジョ22話。しげちーの爆発シーンの作画が素晴らしくて泣ける。日本のアニメがみせる手描きの爆発は無機質なものでなく、そこに視聴者が感情移入してしまう様な独特な情念もこもる。しげちーが爆散する描写は特に残酷かつ無慈悲さを一瞬に込めた最高の爆発作画だった。#jojo_anime
— だびっど (@david_12080623) August 27, 2016
こちらの感想と評価は、しげちー最期である爆破シーンの作画が素晴らしかったと絶賛しています。しげちー最期のシーンは息を飲む迫力がありました。あまりにも突然の爆発に目を奪われた方も多いでしょう。
しげちーのスタンド能力まとめ
ジョジョの奇妙な冒険第4部「ダイアモンドは砕けない」に登場したしげちーについてまとめてきましたがいかがでしたでしょうか。しげちーの最期は悲惨なものでした。しげちーは短い出演でしたが、作者の荒木飛呂彦先生も大好きなキャラクターだと語ります。第4部は実写映画化もされ、その人気はますます大きなものとなっていますので、気になった方はぜひ作品に触れてみてください!