ベルセルクのピピンは死亡した?キャラ・声優情報や最後について検証

三浦建太郎による漫画「ベルセルク」に登場する傭兵集団「鷹の団」に所属する団員・ピピンはどのように死亡したのか、その壮絶な最後まで検証していきます。「ベルセルク」の主人公であるガッツも過去に所属していた「鷹の団」ですが、「蝕」によってまさかの展開となってしまうため、そのシーンについても併せてまとめていきます。またアニメ版「ベルセルク」でピピンの声を担当した声優も紹介していきます。

ベルセルクのピピンは死亡した?キャラ・声優情報や最後について検証のイメージ

目次

  1. ベルセルクのピピンはどんなキャラ?
  2. ベルセルクのピピン死亡!蝕での最後を調査
  3. ベルセルクのピピンの強さ
  4. ベルセルクのピピンのアニメ声優
  5. ベルセルクのピピンに関する感想や評価は?
  6. ベルセルクのピピンまとめ

ベルセルクのピピンはどんなキャラ?

「ベルセルク」の主人公であるガッツは「鷹の団」の団長であるグリフィスに誘われた事で団員に加わる事となりますが、乱暴な人物が多い「鷹の団」の中で、ピピンは無口ながらもガッツをあたたかく迎えていました。ピピンは体格の良いガッツをはるかに上回る巨漢をしており、モンゴルの遊牧民を思わせる髪型をしている事が特徴です。そんな「ベルセルク」のピピンについてプロフィールや性格など、これから詳しく紹介していきます。

ピピンのプロフィール

「ベルセルク」のピピンは「鷹の団」の中でも団長のグリフィスに次いで幹部クラスである「千人隊長」の1人で、武器は戦鎚やモーニングスター、ウォーハンマーなどの重量級の武器を好んで使用しています。戦ではガッツと同じように率先して前線に特攻するタイプで、「千人隊長」として部下を守りながら戦います。

身長に関しては「ベルセルクオフィシャルガイドブック」によると190センチであるという事が明らかになりましたが、ガッツが204センチであり、「ベルセルク」の作中で2人の身長差を見てみるとどう見てもピピンの方が高いため、もしかすると物語が進むにつれてガッツの身長が伸びた事によってピピンよりも高くなったのかもしれませんが、真相は未だ「ベルセルク」のファンの間でも分からない部分となっています。

ピピンの意外な年齢

「ベルセルク」のピピンは寡黙で落ち着いた印象を受けるので多くの読者が「鷹の団」の中でも年長に入るのではないかと考えていましたが、「ベルセルクオフィシャルガイドブック」によると年齢は驚きの19歳という事でした。ピピンは過去に鉱山で働いていた事があり、その後に「鷹の団」に入団して「千人隊長」まで登りつめましたが、そこから考えるとピピンが鉱山で働いていたのは幼年期から10代前半だったという事になります。

現代では考えにくいですが、20世紀初頭でもアメリカで幼い子供が鉱山で働いていたという記録があり、イギリスでも同じような記録があるため、「ベルセルク」の時代の世界観では違和感がないとされています。ピピンは子供の頃から大人と一緒になって鉱山で働いていたため、落ち着いて大人びた印象を受ける雰囲気を醸し出すようになったと考察出来ます。

ピピンの性格

「ベルセルク」のピピンは敵と戦っている時は想像もつきませんが普段は寡黙で温厚な性格であるため、「鷹の団」の団員からも信頼を集めています。また気性の荒い団員が多い中で周りに気を遣う事が出来る珍しい人物で、ガッツが「鷹の団」に入団した初日に、誰とも慣れ合おうとしないガッツを持ち上げてみんなの居る間所まで抱えていき、ガッツが「鷹の団」の仲間達と親しくなれるように配慮していました。

また、ピピンがガッツを抱えている時に「俺に触るな!」と抵抗されて強烈な肘鉄を顔面に浴びせられますが、ピピンは「照れるな」と言いながら表情を変える事無く、全く怒っている様子もありませんでした。その後はガッツに酒を勧め、他の団員と会話を始める様子を見て満足げにしていました。19歳という若さで仲間全体に気を配る事が出来る素晴らしい人間性がピピンの魅力の1つです。

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ベルセルクのピピン死亡!蝕での最後を調査

「鷹の団」の団長であるグリフィスは「ベヘリッド 覇王の卵」によって5人目の「ゴッドハンド」となるべく、ガッツやピピンを含む「鷹の団」全員を生贄に捧げました。その事で「蝕」が発現して「鷹の団」の周りは異空間で包まれますが、それにより大量の「使徒」が押し寄せ、最後にはピピンを含むほとんどの団員が死亡する事になってしまいます。

「蝕」は「ベルセルク」の作中でも屈指の壮絶なシーンとなっていますが、ピピンは死亡するまで仲間のために戦い続け、勇敢な最後を遂げます。ここではピピンの「蝕」での活躍と、死亡するまでの壮絶な最後までを紹介していきます。

ピピンの最後①仲間のために戦うピピン

「ベルセルク」のピピンは「蝕」が始まった事により大量の「使徒」が襲ってきてしまったため、仲間を守るために戦います。「使徒」の力は普通の人間では太刀打ちできないものとなっていますが、ピピンは持ち前の鍛え上げられた力を使い、「使徒」の一撃を受け止めるなど健闘しました。それでも仲間達がどんどん死亡していく中で、ピピンは初めての人外の生物との戦いにも関わらず、鉄槌を使って互角の戦いを繰り広げました。

ピピンの最後②キャスカを庇うピピン

「ベルセルク」のピピンは、「蝕」による凄まじい光景を目の当たりにして立ち尽くしていたキャスカに襲いかかってきた「使徒」の攻撃を鉄槌で受け止めて守ります。巨大な「使徒」でしたがピピンは強烈な一撃を加えて怯ませ、心ここにあらずであったキャスカを正気に戻らせました。ピピンはおそらく化け物である「使徒」に自分の力は及ばない事は分かっていたはずですが、死亡する事になっても仲間を守る覚悟をここで決めました。

ピピンの最後③セリフが泣ける

「ベルセルク」のピピンは「使徒」からキャスカを守った後、「行け!逃げて逃げて、お前は生き残れ!」というセリフを大声でキャスカに発しましたが、これがピピンによる今生で最後の言葉となりました。グリフィスのいない今、キャスカが「鷹の団」の頭であったため、「鷹の団」を守るため、そしてキャスカを守るために残したピピンの最後の言葉となりました。「ベルセルク」ファンからは「泣ける名言」と度々言われています。

その後はキャスカをジュドーが馬に乗せて走り去ってくれたため、安心したピピンは2人を見届けながら薄らと笑みを浮かべ、2人を逃がすために巨大な「使徒」に立ち向かいますが、多くの「使徒」による攻撃を受けて死亡しました。そしてピピンを助けるためにガッツがその場に駆けつけますが、直立していたピピンはすでに身体の内側を食い尽くされて死亡しており、すぐにガッツの目の前で身体を真っ二つにされてしまいました。

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ベルセルクのピピンの強さ

「ベルセルク」のピピンは「蝕」で仲間を守るために「使徒」と勇敢に戦い、泣ける名セリフを述べたうえで最後には死亡しましたが、ピピンとはどれほどの強さを誇っていたのかを詳しく紹介していきます。また「蝕」が始まってしまう以前は「鷹の団」の「千人隊長」となっていたピピンですが、生前はどのように活躍し、「ベルセルク」の物語を盛り上げて来たのかという事も併せて紹介していきます。

強さ①戦槌を振り回す腕力

「ベルセルク」のピピンは常人では重すぎてなかなか扱いきれない鉄槌やウォーハンマーを、片手で軽々と振り回します。その腕力に放たれる攻撃は強力で、鋼の鎧を来た相手でも一撃で粉砕するほどであり、岩や頑丈な壁でも砕く事が出来ます。力の強さで言ったら大剣を自在に操るガッツと同等で、2人で敵軍への特攻兵として活躍してきた事で、ただの盗賊集団であった「鷹の団」をミッドランド王国の正規騎士団にまで押し上げました。

強さ②優れた対応力

「ベルセルク」のピピンは優れた対応力も持っています。「鷹の団」はミッドランド王国の正規騎士団となりましたが、ガッツとの一騎打ちに負け、ガッツが退団してしまった事にショックを受けたグリフィスがシャルロット王女と密会し、その事が公けになったために長い期間独房に投獄される事になり、そこにピピンが他の仲間と共に助けに向かい、ピピンの咄嗟の対応力で窮地から逃れたシーンがありました。

「鷹の団」の一味はグリフィスを独房から救いだし、ピピンがグリフィスを背負ってミッドランド城から脱出しようとしていましたが、途中でミッドランド国王に雇われたと思われるバーキラカ一族に襲われて戦闘となります。そこでバーキラカ一族はピピンたちを狭い場所に誘い出して火を放ってきた事で「鷹の団」は窮地に追い込まれますが、ピピンが天井に穴を空け、空気の逃げ道を作った事で全員火だるまを免れる事が出来ました。

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ベルセルクのピピンのアニメ声優

天田益男/アニメ版のピピン声優

漫画「ベルセルク」の「黄金時代篇」を描いており、1997年から放送されたテレビアニメ「剣風伝奇ベルセルク」でピピンの声を担当した声優キャストは天田益男です。兵庫県出身で1958年1月20日生まれの2019年現在61歳で、声優以外にも俳優として活動しておりVシネマ「ミナミの帝王」シリーズの広瀬昇一役として広く知られています。声優としてはアニメ「バーチャファイター」のブル役に選ばれた事でデビューを果たしました。

アニメ版「ベルセルク」のピピンのように低く野太い声質なため、声優として中年層の悪役などを多く演じてきました。代表作に2010年に放送されたアニメ「みつどもえ」の丸井草次郎役や、2012年に放送されたアニメ「トータル・イクリプス」のクラウス・ハルトウィック役などがあり、メインキャラクターから脇役まで幅広く演じてきています。

現在でも声優として第一線で活躍しており、近年では2018年に放送されたアニメ「京都寺町三条のホームズ」の斎藤右近役や、2018年公開の劇場版アニメ「七つの大罪」のデロッキオ役を演じていました。また自身も声優として活動しながら、養成所で特別講師として授業をしており、これから活躍していく声優の卵を育てています。

藤原貴弘/劇場版のピピン声優

2012年から公開された劇場版アニメ「ベルセルク 黄金時代篇」で、3部作に渡ってピピンの声を担当した声優キャストは藤原貴弘です。北海道出身で1982年7月15日生まれの2019年現在36歳で、2011年にアニメ「BLEACH」に出演した事で声優としてデビューを果たしました。「ベルセルク」のピピン役は声優として初めてのメインキャラクターだったという事で緊張もしたが、気合を入れて臨んだと語っていました。

また藤原貴弘は原作漫画「ベルセルク」のファンで、縁の下の力持ちといったピピンが大好きであったため役が決まった時は嬉しかったという事でした。しかしピピンは寡黙であるため非常にセリフが少なく、どうすれば極端に少ないセリフの中で存在感を出すかというところで苦労したと語っていました。ちなみに藤原貴弘によると劇場版「ベルセルク」のシリーズ1作目でのピピンが喋っている時間は、合計しても1分も無いとの事でした。

「ベルセルク」のピピン役を演じた事で知名度が上がり、2019年現在まで多くのアニメ作品に出演してきました。代表作には2015年に放送されたアニメ「黒子のバスケ」の根武谷永吉役や、2015年に発売されたゲーム作品「アウトディビジョン」の豊穣愛役などがあり、重要キャラクターを演じる事が多くなっています。また、そんな藤原貴弘の趣味は筋トレとテレビゲームで、特技はサッカーだという事です。

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ベルセルクのピピンに関する感想や評価は?

ピピンはベルセルクの中でも屈指の人気キャラ!

ピピンは「蝕」によって死亡してしまったため、現在は「ベルセルク」に登場する事は無くなっていますが、それでもファンから根強い人気を得ています。理由はやはり「蝕」の時の男らしくかっこいいシーンで、最後まで自分よりも仲間の事を守ろうとした姿があるからと言えます。「お前は逃げろ!」と言いながらキャスカを逃がして自分は「使徒」に勇敢に立ち向かっていく姿は、多くの「ベルセルク」の読者が涙を流しました。

ピピンの最後が壮絶すぎる

ピピンは「蝕」の時に「使徒」に立ち向かって死亡しますが、その後ガッツの前に現れます。ガッツはピピンが生きていると思い話しかけますが、実際にその時のピピンは身体の臓器を「使徒」に全て食べ尽くされており、空洞となっている状態でした。このシーンに関して読者達は「むごすぎる」「かわいそう」「ピピンはいい奴だったから泣きたくなる」といった感想を多く述べていました。

ピピンはいいやつ

「ベルセルク」の世界では、己の欲を満たそうとする悪人が多く登場しますが、その中でもピピンは傭兵でありながら広い心を持った性格の良い人物で、「鷹の団」内でのもめごとが起ころうものなら自分が間に入ろうとする人物でした。「鷹の団」に入団したてのガッツをみんなの中に溶け込ませるきっかけを作ったのもピピンなので、「こんないいやつ中々いない」や「上司に欲しい」などといった読者の感想が多くありました。

年齢が意外すぎてびっくりする!

ピピンの年齢が19歳だという事は前述しましたが、やはりそれを知った多くのファンが驚いています。「鷹の団」の中でも他の人気キャラとしてジュドーがいますが、ジュドーは若々しい見た目をしているため18歳という事は納得がいきます。しかしピピンとジュドーが1歳差だという事はなかなか「ベルセルク」の本編を読んでいても分からない部分であったので、衝撃の事実となりました。

アニメ「ベルセルク」公式サイト

ベルセルクのピピンまとめ

「ベルセルク」のピピンについて、プロフィールや性格、「蝕」による壮絶な最後などをまとめてきましたが、死亡した現在でも人気キャラクターとなっている理由が分かります。今回のピピンについてのまとめを読み、ピピンについての理解を深めたうえで、「ベルセルク」をもう一度読み返してみるのはいかがでしょうか?

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