ベルセルクのアニメ2期は原作のどこまで放送?ネタバレや3期についても考察

2017年に地上波放送で2期もアニメ化されたダークファンタジーの傑作、ベルセルクの原作の説明から魅力的なキャラクター、過去のアニメ化、三部作劇場化された歴史をネタバレも含む解説をしていきます。さらに放送された傾向からベルセルクアニメ第3期を予想します。

ベルセルクのアニメ2期は原作のどこまで放送?ネタバレや3期についても考察のイメージ

目次

  1. 何度もアニメ化されたダーファンタジーの金字塔ベルセルク
  2. 壮絶な生き様を見せるベルセルクのキャラクターをネタバレも交えて説明
  3. ベルセルクアニメ1期で登場するガッツの運命に魅き込まれたキャラクター
  4. ベルセルク2期でガッツの助けになるキャラクター
  5. ガッツと敵対する相手
  6. 最初にアニメ化し地上波放送された作品
  7. 世界中のベルセルクファンが沸き立った3Dアニメ映画化
  8. 黄金時代の続きのベルセルクを3Dアニメ放送をおさらい
  9. 予想されるベルセルクアニメ第3期放送の内容
  10. もし原作通り順番でベルセルクアニメ第3期が放送されるならばファルコニアの章
  11. ベルセルクの原作を見てアニメ3期を心待ちにしよう!

何度もアニメ化されたダーファンタジーの金字塔ベルセルク

アニメ化と映画化に幾度もされた人気ダークファンタジー漫画

魔を寄せ付ける烙印を持つガッツと、『蝕』の惨劇から幼児退行を起こした烙印の娘キャスカを中心に巻き起こる怪異、烙印を持つ者を供物として襲い来る使徒達、それに抗う戦いを中心に描いた物語です。

ベルセルクの原作者三浦建太郎とは?

ベルセルクは近代ヨーロッパ圏の文化や宗教を中心舞台としたファンタジー漫画です。時にはアジア系の特色を持った敵が出てくる場合があります。それらの違う文化の装飾品や衣服の煌びやかさと想像を絶する幻想世界を高い画力で描き切る漫画家です。

絵画を思わせる高い画力を持ち、貴族のフリルドレス一つから、甲冑の鉄片一つまで、全て手書きの線で油断することなく描かれています。その画力をふんだんに使ってのシーンはどれも一つ一つが漫画の一コマでは収まらない迫力を持っています。

非常に綿密な絵を描くため、作業が追い付かずに原作が休載する場合が多いです。しかし、その欠点を凌駕する圧倒的画力と世界観と物語は、見放すという選択肢を選ばせません。一度ベルセルクの世界に魅了された者はひたすら続きを待つしかないのです。

壮絶な生き様を見せるベルセルクのキャラクターをネタバレも交えて説明

不屈の黒い剣士ガッツ

過去の惨劇『蝕』の影響で多くの仲間と右目と左手を失い、魔を寄せ付ける烙印を首筋の後ろに刻まれてしまいます。烙印のために夜は魔の領域の者に襲われ、それでも使徒を求めては両断する。苛烈な旅路を続けています。

魔が湧き出る闇に紛れやすい黒いマントに漆黒の甲冑を身に着け、失った左手に大砲を仕込んだ義手、組み立て式ボーガン、投げナイフ、着火式の炸裂弾など数々の装備品を身につけています。

特に彼の象徴とも呼べるのが、鉄塊とも表現できる巨大な両刃の大剣「ドラゴンころし」です。巨大な剣を振り、ありえべからざる『魔』を断ち切る強靭な力と、どれだけの傷と苦難を背負っても前へ踏み出す強い意志を持つ青年です。

魔を寄せ付ける烙印を持っているため、夜や暗闇に入ると怪異を引き起こし、周囲に甚大な被害を及ぼす可能性がある。さらに過去に仲間に裏切られ、失った経験から、原作の初期では一人で行動しようとしていました。

アニメ1期ではそんなキャスカが保護していた場所から行方不明になり、ガッツが彼女を探して断罪の塔へと向かいます。その道中で強引について行く妖精のパックや強さに憧れるイシドロもついて行きます。様々な騒動や悲劇が巻き起こり、そこでガッツはキャスカを手放さないと心に決め、彼女と共に二人で旅に出ます。

ベルセルクの2期では二人の元にイシドロ、彼の業火を思わせる行いに魅了されたファルネーゼ、その従者としてついて来るセルピコが仲間として合流します。さらにこの世の者ではない幻獣トロールと、幽世に住む魔女との出会い、魔女のシールケと共にトロールを退治、さらにキャスカを助けるにはエルフヘルムへ行くといいと教わり、向かいます。

アニメ第2期以降のネタバレをすると、後々彼らを仲間たちとして認め、期待の眼差しを向けています。ガッツ自身も黄金時代のような朗らかさを味わい、時にはパックやイシドロ達の行いに笑みを見せることもあります。

ガッツの想い人で烙印の娘キャスカ

褐色肌で黒髪の女性剣士です。黄金時代からの唯一の知人であり、ガッツにとっては守るべき対象となっています。現在は幼児アニメでは精神退行を起こしていますが、かつては千人隊長を務め、鷹の団のリーダーグリフィスの跡を継いで団長の代役にもなったほどの女性です。

力としての強さは男性に劣りますが、その剣術や体術はベルセルクに登場する並みの男性では決して勝つことができません。幼児退行を起こした状態で複数の男に襲われてしまいますが、相手の剣を使い全員を斬り殺したと示唆するシーンがあります。彼女の強さを見たい方は、ぜひ過去の地上波アニメや映画や原作漫画ベルセルクを見ましょう。

ベルセルクの清涼剤パック

一人で旅をするガッツに助けられ、彼についてくる妖精です。耳が長い少年の姿をしていますが、ギャグシーンでは栗のような丸い形態、通称「くりパック」になります。

くりパック形態時は時代などを無視した小道具を出して、様々なコミカルな動きや話をします。シリアスなシーンが多いベルセルクでは、彼のようなギャグキャラクターが、読者たちの息抜きになっています。

アニメ2期のネタバレになりますが、実は彼は風の精霊で、出身である妖精郷エルフヘルムには妖精の王がいると明かされます。幼児退行したキャスカを治すことができるかもしれない。ガッツは一握の希望を握り締めて、パックの案内で仲間を連れて旅をします。

ベルセルクアニメ1期で登場するガッツの運命に魅き込まれたキャラクター

罪を裁く聖女の役割から己を見出す旅に出るファルネーゼ

魔女を狩る聖鉄鎖騎士団団長を務め、大富豪で名門貴族ヴァンディミオン家の4子の末子です。しかし、決して幸せな幼少期を送ったわけではなく、両親からは無関心に扱われ、孤独に幼少期を送ります。そんななかで道端で倒れていたセルピコを拾い、従者として傍仕えさせます。

アニメ第1期ではベルセルクの世界で名門貴族出身の聖鉄鎖騎士団団長と大きな役割を演じつつも、自分にはなにもないただのお飾りでしかないと無意識に感じ取り、さらにガッツにそれを指摘されて激昂します。しかしやがて、自分がどうすべきか、魔にあらがい続けるガッツから学ぼうと旅立ちを決意します。

第2期では、合流したときに断罪の塔にてガッツやキャスカを窮地に追いやった禊として断髪し、現在は首筋が見えるショートボブの髪型にしています。魔女のシールケが起こす奇跡を目の当たりにして、魔女に弟子入りを懇願します。

ネタバレになりますが、さらに先の原作ベルセルクでは、まだ魔女としては成り立たないが、確かにガッツの助けになります。そして、旅の道中で立ち寄った故郷で己が誰だったのか、どうするべきかを見定めることになります。

旅を続けて己の無力さや助けになれたことを実感して涙を浮かべつつ、ガッツに対しては羨望の眼差しの他に恋慕が含まれるようになります。

従者として行動を共にしつつ主を守るセルピコ

幼い頃から病気がちな母親から、貴族の子供だと言われ続けて路地裏で生きてきました。幼少期にファルネーゼの従者として拾われ、そこであっけなくも自分がファルネーゼの異母兄弟だと知ります。しかし跡目争いを忌避した父親により、子爵の地位を与えられるかわりに、誰にも、妹のファルネーゼにすら秘密にするように言われ、彼もそれを了承しました。

セルピコもその生い立ちから、自分を持たないようにしていました。しかし、ベルセルクの原作が進むにつつれて、ガッツの足掻きを見たファルネーゼが変化していき、自分自身にも熱いなにかがあることを知ります。

ファルネーゼがガッツと旅を続ければ、いずれ彼女は命を落とす可能性があると予想してしまいます。アニメ第3期があるとするとセルピコとガッツが争う場面を見ることができるでしょう。

剣士を憧れてガッツに弟子入りしたイシドロ

強い剣士に憧れて一人で旅をする十代ほどの少年です。剣の他に石を投げたり、小柄を活かして相手を翻弄するなどの戦法が得意です。石を投げるのが得意なドロボーと、イシドロと名がついたのでは?と妖精のパックに言われたりもしますが、本人はその呟きに明確な答えは出していません。

アニメ1期ではガッツに助けられたことから始まり、彼の強さの秘密を盗み取ろうと近づきます。そうして彼の周囲で起こる魔が中心の騒動に巻き込まれていきます。

そして2期で強引にガッツに弟子入りし、実際に剣術を指南されます。しかし自分と同じ年ぐらいの少女シールケが魔法を使い遥かに凄いことをしたために、さらに強くなろうと切磋琢磨します。やがて彼の小柄さと投擲技術を活かした戦法を編み出して活躍します。

ベルセルク2期でガッツの助けになるキャラクター

ベルセルクの世界では強い味方の幽界を行き来できる魔女シールケ

アニメ1期のラストでグリフィスの受肉を予見し、2期から本格登場した魔女の少女です。現世から隔離された生活の中、師匠であるフローラの元で魔導を学んでいました。現世からやって来たガッツ達とトロール退治をすることを申しつけられて旅立ちます。

見た目は十代の子供ですが、彼女の魔女としての実力は本物です。立派にトロール退治をこなして、フローラの元に帰ってきます。しかし彼女の居場所は魔が放った炎により燃えおちてしまいます。魔を撃退するうちに重傷を負ったガッツとともに逃げ延び、本当の旅立ちを遂げるのでした。

アニメ2期で以降では、シールケが触れることができる魔道がベルセルクの旅路で大きな影響力を持ちます。ベルセルクアニメ第3期ではシールケの活躍に期待しましょう。

ガッツと敵対する相手

すべてを捧げて己の願いを選んだグリフィス

ガッツが所属していた傭兵部隊、鷹の団の団長であり、ガッツや仲間達を全て魔に捧げて転生した元は人間だった者です。現在はフェムトとなり、アニメ1期の放送では新たな肉体をまとい転生。2期の初めにガッツの前に現れ、自分が何をする気かをお前ならばわかるだろうと言葉を残して、使徒を従えて立ち去ります。

彼はベルセルクの初期でも「自分の城を手に入れる」ことを目的に一貫して行動してきました。アニメ第3期では、2期で受肉した影響がよりはっきりと表れる場面が描かれます。彼が世界にどのような影響を与えるか、3期を楽しみに待ちましょう。

ベルセルクで人間を絶対的な力で食す使徒

元は人間だったが、願いを叶えるために自分の半身とも呼べる「なにか」を捧げて魔へと転生した者達の総称です。使徒によって様々な特徴を持ち、欲に応じた力や姿を持ちます。『蝕』にてガッツが所属していた鷹の団を喰らい、ガッツにグリフィスに次ぐ強い憎しみを抱かれています。

特徴的な顔面を持つ異端審問官モズグス

神を信じ、多くの信者や人々を救いつつも、信者以外の邪教とや信者であってもルールを破った者には拷問と処刑を繰り返す異端審問官です。キャスカを魔女として決めつけ、火あぶりにしようとします。

アニメ1期でファルネーゼやセルピコを従えて登場します。最終的にガッツ達と戦闘し、敗北します。アニメ1期のネタバレになりますが、戦闘途中で彼は使徒に力を与えられて超常的な力を得ますが、それを神の奇跡と信じて疑いませんでした。

最初にアニメ化し地上波放送された作品

日本以上に海外でもファンが多いベルセルク

ベルセルクの圧倒的画力とリアリティを感じる陰鬱なダークファンタジー感がすばらしい作品です。ベルセルクに魅了されるのは日本人だけではありません。世界各地でベルセルクのファンがおり、アニメ放送前の日本では本棚の一角でしか販売されていませんが、ヨーロッパでは本屋のレジ前にベルセルクの単行本がズラリと陳列されているのを目にすることができます。

世界中のファン達に支えられて、3Dアニメで地上波放送される前にも、地上波放送アニメ化やゲーム化、三部作の劇場化までされています。それらについてもネタバレを含めて触れておきましょう。

アニメ化された黄金期:剣風伝奇ベルセルク

ガッツが親友とも呼べるようになるグリフィスと出会い、鷹の団に所属するようになり人生で初めて仲間と呼べる者達に囲まれるようになります。ただの傭兵から貴族の一員に扱われるまでの功績を残します。まさに黄金時代です。

しかし紆余曲折あり、鷹の団は墜落してしまいます。グリフィスは国王に捕らえられ、一人で歩くことすらままならない状態になり、全ての夢は断ち消えてしまいます。そんな時に、グリフィスは自分の全てである鷹の団を魔に捧げてフェムトとして転生します。

魔に捧げられたガッツやその仲間達、一時は通じ合ったキャスカは、魔の生贄として捧げられた烙印を押され、ガッツとキャスカを残して全滅してしまいます。

想像を絶する恐怖と苦痛、全てを裏切られたガッツは、黒い甲冑をまとい魔をしらみつぶしに殺してまわる黒い剣士として復讐の旅に出るのです。アニメではそこまで描かれていますが、内容が過激なために『蝕』に関する回が放送されていない地域がありました。

世界中のベルセルクファンが沸き立った3Dアニメ映画化

第1作目ベルセルク黄金時代篇I覇王の卵

過去のアニメ化と同じ黄金時代を3Dで描いた作品です。アニメの作画にとって大変な作業になる甲冑や大人数での戦争を3Dにすることにより労力面の問題をクリアした作品です。

戦争時の大人数での乱闘を3Dでふんだんに描き、原作のような迫力がある戦闘を、映画館の迫力がある音とともに楽しむことができます。キャッチコピーは「俺たちの絆は、誰にも斬れない。」

第2作目ベルセルク黄金時代篇IIドルドレイ攻略

ガッツがキャスカと共に戦場を駆け絆を深め、ガッツが百人斬りを成し遂げて剣士達に百人斬りの剣士と語られるようになったエピソードが入っています。アニメ2期以降のネタバレになりますが、この時の百人斬りの噂話を耳にしたイシドロが、強い剣士に憧れて旅立つことになります。

アニメ1期と2期で無事に出会うことができますが、イシドロはガッツが百人斬りの剣士だとは気づいていません。アニメ3期では気づくシーンがあるかと問われる前にネタバレをしてしまいますと、イシドロはまったく気づきません。

そうして武勲をたてて鷹の団と共に地位を気づいていきますが、グリフィスの夢に縋り付くのではなく、自分の望みを叶えるために鷹の団を抜けるところまでが描かれています。キャッチコピーは「訣別もまた、宿命。」

完結篇ベルセルク黄金時代篇III降臨

グリフィスは捕らえられて拷問を受け、鷹の団は指名手配を受けて敗走しているところへガッツは帰ってきます。団長として疲れ果てたキャスカを支え、グリフィスを救出しますが、すでに自分で剣すらも握れない状態になっていました。グリフィスは自分の状態を見てしまい、自分の夢が断たれたことに落胆します。

そこにグリフィスの断たれた道を再びつなぐ手段が現れます。己の全てである鷹の団を魔に捧げて、魔に転生し、再び野望への道を目指すことができると…。グリフィスはひたすら野望に向けて全てを投げ打ってきました。身体を売ったことだって手段の一つとしたこともあります。そんな彼が選ぶ答えはたった一つです。

その場にいるガッツやキャスカ達を生贄として、断末魔すらも供物として捧げられる地獄の宴が開始されます。3Dアニメーションと映画館の巨大画面での迫力。地上波放送ではない容赦のない内臓や血飛沫の描写は絶句ものです。キャッチコピーは「すべては、因果の流れの中に─」「あらゆる闇が―光を凌駕する」

黄金時代の続きのベルセルクを3Dアニメ放送をおさらい

多くのベルセルクファンが待ち望んだ地上波アニメ放送第1期ネタバレも含めて紹介

ベルセルクは、いままで映画も含めて二度もアニメ化されていますが、全て黄金時代です。JOJOの3部のように人気すぎてそこに集中してしまうのです。しかし、アニメ1期の発表の時は違いました。初の黄金時代以外の原作部分のベルセルクアニメ化です。以前にあった3Dアニメーション映画と同じなために、ファン達の期待も大きかったです。

アニメ化された原作部分は「生誕祭の章」と呼ばれる、ガッツ達が魔女として裁かれようとするキャスカを助ける戦いを繰り広げるのと同時進行で、運命の導きによりグリフィスが受肉して再び地上に舞い降りる物語です。

人気に支えられて続いたベルセルク地上波アニメ放送第2期ネタバレも含めて紹介

2期でガッツの生き様に引き寄せられたイシドロ、ファルネーゼ、セルピコが再び合流して仲間として旅を続けます。偶然たどり着いた霊樹の森にて魔女のフローラとその弟子のシールケと出会い、現世以外の世界に触れます。そして共に町を襲うトロールを退治し、イシドロとシールケの子供二人が成長する物語です。しかしその裏では受肉したグリフィスの影響によって現世が幻想に侵食されていることを示唆する物語を描いています。

アニメ2期終盤ではフローラから与えられた狂戦士の甲冑の効果で、発狂しながら戦います。意識が戻ってこれないガッツをシールケが彼を呼び覚ます。そしてシールケが仲間としての居場所を手に入れます。さらに人間の里で出会った、魔女ではないが巫女として近い未来を読み取る術に長けた少女と友人になり、警告として街が燃え落ちる様子を見せてもらいます。

最終話ではガッツ達が滞在する海岸で、斥候として送り込まれたワニが魔と合わさり変化した存在や使徒とは違う奇怪な化け物と戦います。それら化け物を操っていたクシャーンが裏にいると察知し、大規模な戦争が近いうちに起こる予兆の中で、それでもガッツ達はキャスカを戻すための旅を続けるといった様子で終了しました。

予想されるベルセルクアニメ第3期放送の内容

地上波放送されなかった章がある?

映画化された黄金時代とアニメ1期までの間に放送されていないベルセルクの原作漫画部分があります。『ロスト・チルドレンの章』です。

なぜ放送されなかった?

ベルセルクでは元々血や内臓が飛び散りるなど、残酷な描写や性的なシーンが多くありました。そのため、アニメでは黒塗りにして見えないようにするなど、対処ができました。しかしベルセルクの中でもロスト・チルドレンの章では人間以外へ変化したとはいえ、ガッツが子供の姿をした使徒を斬る場面が多くあります。人間の子供の死体がいくつも転がることもあります。

日本以上にベルセルクの人気が高い海外では、子供が犠牲になるシーンは禁忌として扱われています。子供が犠牲になったと示唆するシーンはテディベアで代用されることもあります。それほど、子供の姿が犠牲になることを許容しないのです。だからこそベルセルクの原作の中で人気がある章にもかかわらずロスト・チルドレンの章はアニメ化されなかったのです。

過激で容赦がないベルセルクですが、原作の持ち味がアニメ放送されない理由になる可能性があります。

2期最終話で省かれてしまった重要なシーンもあります

アニメ2期の最終話では、原作から変更が加えられていました。海岸についたガッツ達が少年を拾うはずが、いなかったこととされているのです。周囲に人家などなく満月の夜に不意に現れた謎の少年は、まだ10代にも満たない程度の幼さで、少々癖っ毛がある背中を覆う黒い長髪に褐色肌の少年です。

少年を登場させるとアニメの放送時間を越してしまう恐れがあったでしょう。だがしかし少年は重要な立ち位置にいる人物だとベルセルクの原作ファンの間では予想されています。アニメ3期が開始される時にどのような補完があるのかも一つの楽しみとしておきましょう。

もし原作通り順番でベルセルクアニメ第3期が放送されるならばファルコニアの章

3期にアニメ化されるであろう原作箇所でのあらすじ

エルフヘルムへ向かうには船を使わなければなりません。そこで港湾都市ヴリタニスに向かった一行ですが、街はいま敵対国クシャーンとの戦争の準備で船は全て使われている状態です。誰も旅人のガッツに船を出そうなどとしません。

そこにファルネーゼが自分の実家のヴァンディミオン家の紋章から自分の父親や家族が来ていることを知ります。彼らに頼めば船の一つや二つを手配することなど簡単です。そこでファルネーゼは今一度、自分の家の門を叩くのでした。

一方でクシャーンとの戦争特需で盛り上がる貴族達は、豪華絢爛なダンスパーティーを繰り広げています。しかしその港町はクシャーンの不気味な妖術によって作られた兵士たちが、海と陸から忍び寄っているのでした。

ベルセルクアニメ3期の見どころ

映像としての見所は、第3期の放送する章が予想通りならば、貴族達のダンスパーティの豪華絢爛さです。こればかりは白黒の漫画では表しきれない色彩に溢れた光景と、優雅に揺れるフリルのついたドレスにペチコートや、金や銀を使った装飾が施された会場の光景を見て見たくはありませんか?

さらにベルセルクの物語が進めばクシャーンとの国を超えた宗教同士の戦争があります。それもアニメ1期や2期のこれまでの戦闘が、ただの町ぐるみの小競り合いにしか思えないほどの巨大な規模の戦争です。ベルセルクアニメ第3期までの技術を駆使した3Dで派手な戦争を是非ともご期待ください。

ベルセルクアニメ第3期予定ファルコニアの章の原作の巻数は?

ベルセルクアニメ第2期の終わりのシールケが旅立つ物語は、26巻に収録されています。そこから35巻までの約9巻がベルセルクアニメ3期の予想される範囲です。ベルセルクアニメ3期が待ちきれない方は、原作のこの部分を読むと、あらかじめ知ったうえで、アニメ3期を楽しむことができるでしょう。

アニメ放送第3期を前に原作のどこをおさらいしておけばいいか?

ファルコニアの章では、ファルネーゼとセルピコの物語が絡んできます。なので二人の複雑な関係や過去が描かれている原作の22巻を読むことをお勧めします。この巻には、グリフィスが従える使途達もよく描かれており、アニメ3期のおさらいとしてはちょうどいいです。

さらにもう一つ、3期にアニメ化されると予想するファルコニアの章ではクシャーンが特殊な術を使い、魔獣を生み出しています。それは原作漫画のさらにその先でも重要な情報となります。なので原作漫画の24巻、もしくはアニメ第2期を見ておくと、第3期にて用いられる秘術に関して深く理解することができるでしょう。

ベルセルクの原作を見てアニメ3期を心待ちにしよう!

ベルセルクの原作は2018年現在で39巻発売されています。どのなかで、今回紹介した箇所以外にも、随所に伏線や示唆する描写があります。原作を持っていない方は、ぜひ原作を読んでみてください。原作を読んだことがある方は、ぜひとももう一度最初から読み直して、物語を深く味わってみましょう。

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