2019年02月05日公開
2022年11月09日更新
【ハンターハンター】リンネオードブルが人気?ネテロ、ジグとの関係や念能力を考察
ハンター協会最年長のグルメハンター「リンネオードブル」。週刊少年ジャンプで不定期連載中の大人気漫画『ハンターハンター』に登場したベテラン感漂うお婆さんなのですが、登場は数コマのみで活躍は殆ど活躍はしていません。しかし実は意外と人気を集めているキャラクターなのです。なぜ人気があるのか?その理由やハンター協会前会長のネテロとゾルディック家のジグとの関係などを紹介してるほか、作中で全く明らかになっていないリンネオードブルの念能力についても考察しています。
目次
リンネオードブルはどんなキャラ?
『ハンターハンター』の会長選挙・アルカ編(30~32巻)の31巻326話「開戦」で初登場したリンネオードブル。原作でトータルたった数コマしか登場しておらず(2019年1月時点)、簡単なプロフィールとハンター協会前会長ネテロと昔からの友人だったことしか分かっていない、『ハンターハンター』の中でもかなり謎めいたキャラクターです。まずリンネオードブルがどのような人物なのか?現段階で分かっている情報を紹介します。
リンネオードブルのプロフィール
リンネオードブルの肩書はグルメハンター。ダブル(二ツ星)を獲得している実力者で、前会長のアイザック・ネテロが死亡した現在のハンター協会で、最年長として君臨している大ベテランのハンターです。ただ残念ながらリンネオードブルは物語に殆ど関わっておらず、性格や念能力など詳細な情報は現時点では全く明らかになっていません。
リンネオードブルとネテロ前会長とは若い頃から交流があるので、2人の年齢も近いのでは?とされています。ネテロが100歳を超えていて恐らく120歳~150歳ぐらいとされているので、リンネオードブルの年齢も最低でも100歳以上の可能性があります。
リンネオードブルは可愛いキャラランキング13位
リンネオードブルは物語に殆ど登場していませんが、過去に某サイトで行われた「ハンターハンター可愛いキャラランキング」で13位を取ったことがあります。選挙編で初登場したリンネオードブルのその容姿は高齢のお婆さんで、失礼ながらお世辞にも可愛いとは言えず「可愛いランキング」からは程遠いイメージです。
実は暗黒大陸編の1シーンに若かりし頃のリンネオードブルが登場したことがあり、その若い頃の容姿が可愛いかったため「ハンターハンター可愛いキャラランキング」で13位に選ばれたという理由がありました。また、お婆さんのリンネオードブルが可愛いという少数意見もあって意外とその人気ぶりを伺えます。
リンネオードブルの暗黒大陸編での活躍
若い頃のネテロが、これまでハンターハンターの舞台となっていた世界の外側の世界「暗黒大陸」にお忍びで仲間と挑戦したとジン・フリークスが語っているシーンがあります。この冒険の同行者とはジグ・ゾルディック、リンネオードブルの2人。未知の生物や5大厄災による極めて危険な暗黒大陸で無事生還した数少ない生存者だった3人ですが、暗黒大陸ではどのような活躍をしたのでしょうか?
残念ながら上記画像のネテロの台詞で「ワシ等でさえ扉を開けただけで敷居もまたかずに踵を返したお化け屋敷じゃからな」と言っています。この「踵を返す」とは引き返すこと。なのでネテロたちは暗黒大陸で何も成果を挙げられずに引き返したのだと考えられます。
それと若い頃のリンネオードブルのコマで1つ注意して欲しい点があります。名前の綴りが「LINNET」と表記されていることです。最後「T」が入っていることで「リネット」という呼び方になります。リンネオードブルの本名かもしれませんし、本人ではなく姉妹や親子という可能性もあります。ただネット上ではリンネオードブルの認識が多いため、記事では若い頃のリンネオードブル前提で書いていることをご了承ください。
リンネオードブルの人気の理由
たった僅かな登場ながら意外と人気を集めているリンネオードブルですが、ハンター協会最年長の彼女のどこに惹かれるのか?僅かな登場シーンから分かるリンネオードブルの人気の秘密について紹介します。
人気の理由①初登場の印象
会長選挙では「投票率が95%未満の場合、選挙をやり直す」というルールが設けられており、得票率が満たなかったため何度もやり直されてきました。そして4回目の選挙で投票率が97%に到達して上位16名が選出します(1位の得票数が過半数を得なければ上位16名で再度選挙、決まらなければ更に半分減らしてを繰り返す)。この時の選挙で選ばれた16名の11位として紹介されたのがリンネオードブルでした。
ほっぺには11位を表す「11」のマーク、自身に関する情報が書かれたフリップを持っているなど選挙順位&自己紹介の演出を施しての登場。初登場となったこの時は、選挙編を引き立たせるモブキャラクターの1人としての印象がありました。ただその寡黙でミステリアスな見た目と二ツ星のグルメハンターという肩書からただならぬ熟練の雰囲気を漂わせていたのは確かです。
人気の理由②若い頃とのギャップ
選挙編では目立った活躍もなく、さほど注目もされていなかったリンネオードブルですが、注目を浴びて人気が出始めたのは暗黒大陸編での若かりし頃の姿が登場してから。第33巻344話「著者」で、ゴンの父親ジンがアイザック・ネテロの息子ビヨンド・ネテロが集めた仲間たちに語った暗黒大陸についての情報の中で、若い頃のリンネオードブルが登場してから注目を浴びるようになりました。
選挙編のリンネオードブルからは想像つきにくい可愛らしい容姿。選挙編では数コマしか登場していなかったため「この可愛い女の子は誰?」とリンネオードブルが誰なのか覚えていない読者も多くいました。この若い頃の姿とお婆さんになった現在の姿のギャップが可愛さを引き立たせ、選挙編を読み返すなどリンネオードブルが密かな人気を集めることとなりました。
リンネオードブルとネテロやジグの関係
若かりし頃のリンネオードブルが、アイザック・ネテロとゾルディックを姓に持つ謎の人物ジグと共に暗黒大陸に挑戦してたわけですが、果たしてこの3人はどのような間柄なのか?について考察します。
リンネオードブルとネテロの関係
ジンが「ハンター協会ではビヨンドの親父ネテロもお忍びで仲間と」と言っていることから、ハンター協会に在籍しているリンネオードブルとネテロは、少なくともハンター協会繋がりの仲間だということになります。ただリンネオードブルとネテロとの詳しい関係は分かっておらず、当時ネテロの相棒だったのか?はたまたネテロと恋人関係があったのか?など一切不明です。
暗黒大陸に2度挑戦したネテロですが、髪型や風貌から265話「突入⑤」の回想シーン46歳以降のネテロよりも前の時代、巨大生物に対する反応から恐らく初挑戦の頃だと思われます。キメラアントと同等やそれ以上に危険な生物が生息している暗黒大陸に初挑戦で連れてくぐらいですから、かなり信頼されていた仲間だったことは間違いなさそうです。
リンネオードブルとジグの関係
リンネオードブルとジグとの関係も情報がないため全くの不明。恐らくネテロ経由での友人で昔からの仲良し3人組だったや、ネテロが暗黒大陸挑戦する際、腕の立つ使い手として呼んだ助っ人(依頼)で暗黒大陸挑戦がリンネオードブルとジグの初顔合わせだったかもしれません。はたまたリンネオードブルとジグ側が友達や恋人だったなど色々予想できますが、残念ながら確証得れるものは何一つありません。
そもそもジグが一体誰なのか?『ハンターハンター』のこれまでの物語の中で一切登場していない謎の人物です。作中に登場したゾルディック家の最高齢は曽祖父のマハでしたが、キルアの祖父ゼノによるネテロについての解説の中でマハらしき人物がネテロと同い年のような表現(上記画像)があり、これによりマハとゼノの間の人物がジグと考察されてる方も多くいました。
ただ公式ファンブックによるとマハの年齢は98歳となっているためネテロと同い年にはなりません。また物語序盤に登場したバスガイドによるゾルディック家の説明で、「曾祖父、祖父母、父母、5人の兄弟の10人家族」と紹介されており、恐らく作中に登場したマハがゼノの父親で、暗黒大陸にリンネオードブルと共に挑戦したジグはゾルディック家の高祖父。既に逝去したと思われます。
リンネオードブルの念能力や実力を考察
『ハンターハンター』と言えば念能力による緻密な心理戦やバトルも魅力の1つです。ハンター協会最年長リンネオードブルは、果たしてどのような念能力を扱うのか?ここではリンネオードブルの肩書きとこれまで登場したキャラクターや念能力の傾向からリンネオードブルが使用する念能力について考察していきます。
リンネオードブルの念能力①グルメ関係
リンネオードブルは殆ど物語に関わっておらず喋ってるシーンも1コマのみの為、第7巻「ヒソカのオーラ別性格分析」でオーラの系統でも予想しにくいキャラクターです。まずグルメハンター自体の活動内容は不明ですが、グルメハンターという肩書きからグルメに関連した念能力を使うのでは?と予想してみました。
グルメといえば『ハンターハンター』物語序盤「ハンター試験編」で試験官を担当したメンチとブラハがいます。この2人は「美食ハンター」と呼ばれる食に精通したハンターで特にメンチはありとあらゆる食材や料理を味わった食通。しかも世界有数の腕前を持つ料理人でもあり、その貢献度から一ッ星も獲得しています。しかし2人の念能力も作中では明かされておらず、前々から「グルメに関係している能力では?」と言われてました。
グルメに関連した能力だと『ハンターハンター』作者、冨樫義博先生の超大ヒット作『幽遊白書』に登場した巻原の「グルメ」があります。これは相手を捕食することで相手の能力を自分のものにする能力(上記画像)。リンネオードブルも食べることで相手の能力を奪ったり強化できる念能力も考えられますが、既にキメラアントの王メルエム(下記画像)が相手を食べることで相手の能力を吸収できる能力だったため可能性は薄いです。
そうなるとリンネオードブルの念能力は食材を見つけるための探索系や獲物を捕獲するための拘束系。またグルメハンターらしい調理を補助するための念能力もありえます。刃物状に研ぎ澄ましたオーラで食材を捌いたり火に性質変化させて焼いたりする変化系。調理器具を実体化し特殊な調理をする具現化系。複数の調理器具を遠隔で操って調理する操作系など各系統で念による調理もありえます。
リンネオードブルの念能力②サポートに特化
強化系の念能力者で肉弾戦を得意とするネテロ(なお暗黒大陸初挑戦時は「百式観音」会得前)。ゾルディックの姓を持つことから殺しの技術や戦闘に関して一流の腕があるであろうジグ。果たして未知で危険な暗黒大陸に挑戦するとき似たり寄ったりの戦闘タイプ3人で挑むでしょうか?バランス的に1人サポートに特化した念能力者を同行させていてもおかしくありません。
ネテロがキメラアント討伐に同行させたモラウやノヴも純粋な戦闘タイプではなく、どちらかといえば準戦闘系。かなりの念の使い手で個々の力だけも十分強いですが、仲間の援護など連携することで真価を発揮するタイプの念能力者でした(モラウが煙、ノヴが空間)。ネテロは暗黒大陸に挑戦する際、サポート系の念の使い手であるリンネオードブルを同行させ、3人協力して危険な暗黒大陸から無事帰還したのではないでしょうか?
考察した以外にも様々な念能力が考えられますが、少なくとも選挙編のリンネオードブルの見た目や雰囲気から肉体強化による強化系の可能性は低い気がします。調理器具の強化や料理による回復効果ならありえますが、選挙演説の話し方からマイペースな気もするので、性格分析に当てはめるのなら操作系の能力者がピッタリではないでしょうか?考察の確信得るためもう少し本編での活躍と情報が欲しいところです。
リンネオードブルに関する感想や評価は?
選挙編で初登場するも特に目立った活躍することなかったため、ただの印象の薄い脇役のお婆さんといった感じでしたが、暗黒大陸編で若い頃の姿が登場したことで大きな注目を集めました。果たして『ハンターハンター』読者からリンネオードブルはどのような感想を持たれているのか?ここではTwitterでつぶやかれていたリンネオードブルについての感想などを紹介します。
今週のハンターハンターで思ったこと
— タイタン潜水艦 (@TitanSubmarine) June 25, 2014
・若き日のリンネオードブル可愛いですね。一コマ、しかも顔だけでなんかズキューンと来ました。漫画家の腕でしょうね。
・ハンター世界って衛星電話があった気がしますが、暗黒大陸でも通話は可能なんでしょうか。あと衛星写真って撮れないんでしょうかね。
上記Tweetのように「若き日のリンネオードブルが可愛い」などといった若い頃のリンネオードブルに関する感想が多くありました。初登場したお婆さんの姿と若い頃とのギャップが、より一層可愛さを引き立ててモブキャラとしての位置づけだった彼女の印象を高めました。
リンネオードブルの強さ気になるなぁ
— にぼし (@NBS_fgo) May 24, 2018
上記Tweetのように「リンネオードブルの強さが気になる」と呟く方もいました。選挙編ではリンネオードブル以外にも多くのキャラクターが初登場し、その殆どが戦闘描写や念能力が明らかになっていません。リンネオードブルは協会最年長の二ッ星で、過去には暗黒大陸に渡った経験もある人物。優れた念の使い手であることは間違いなさそうですが、果たして今後の展開で再登場するのか?望みは薄いですが期待して待ちたいところです。
ん、ハンターハンター33巻を読み直してるんだけど、暗黒大陸へ行って現在存命なのはビヨンドネテロのみってなってるけど、リンネオードブルも生きてるよな。ん?
— あかない (@arcticibylgotdf) June 30, 2017
上記のような疑問を持ったTweetもありました。これは33巻342話「布告」のV5(5大国)世界サミットの暗黒大陸渡航に関する会議の中で「暗黒大陸の生存者の中で現在も存命なのがビヨンドのみ」という台詞があったからでした。
「暗黒大陸生存者で存命しているのがビヨンドのみ」という情報から、この短い期間の間に暗黒大陸挑戦者のリンネオードブルが死亡したのでは?と捉えた方が多くいました。ただ上記の画像の台詞を読むと「許可庁のデータによると確定している記録だけでも」と書かれており、お忍びで仲間と挑戦したネテロたちは許可庁の記録には含まれていない可能性があります。このことからリンネオードブルは死亡していないことが読み取れます。
リネットオードブルは選挙編に出てたリンネオードブルの姉妹説が濃厚か
— ういしば (@umanikerareru) June 23, 2014
上記のような姉妹説を考えるTweetもありました。確かにリネットとリンネは別人の可能性もあり、本誌からの修正が割と多い単行本でも修正されてないことから、暗黒大陸に挑戦した人物の名前が「リネットオードブル」であることは間違いなさそうです。
仮にリネットとリンネが別人だった場合、暗黒大陸に挑戦したのはマハ&リンネの親の世代であり、ネテロがジグ、リネットと挑戦するが何もできずに退散。2度目の挑戦(修行後以降の単独か別の人物?)でネテロは究極の長寿食「ニトロ米」を食べて100歳以上生きながらえた。一方ジグとリネットは老衰して既に亡くなり、作中に登場していたマハやリンネはその子供だったという仮説が生まれます。
リネットオードブルって誰じゃと思ってたら選挙編のリンネ・オードブルだったのねー。冨樫先生はBBA→あら美人。で萌えさせる天才ですね。それに初見では悪人なんだろーなと思ってたカキンメンバーをたった一話で魅力持たせるのもさすが。特に鬼太郎顔のいいやつぶりパない、好き #少年ジャンプ
— ドミニア (@dominiasan) June 23, 2014
そうなるとネテロ、ジグ、リネットが亡くなってることで先ほど取り上げた「暗黒大陸生存者で存命なのがビヨンドのみ」が、ネテロの挑戦が非公式関係なく当てはまることになります。ただ上記Tweetのようにリンネとリネットが同一人物と捉えてる方も多いため、どちらにせよ何か決定づける情報が今後登場するのを期待するしかありません
リンネオードブル・ハンターハンターまとめ
選挙編で初登場するやいなや妙な存在感を醸し出し、若い頃の姿が1コマ登場しただけでちょっとした話題となった大ベテランのリンネオードブルさん。連載のペースと進行の遅さから再登場の望みは薄いですが、ぜひもう一度登場して念を使用している姿や暗黒大陸時代の活躍のほか、「LINNET」についての真相やネテロ、ジグの関係などが明かされるのを期待しましょう。