【ワンピース】ひとつなぎの大秘宝の正体が意外?ワンピースの意味を考察

ワンピースの世界において、「ひとつなぎの大秘宝」とは、何なのか、その正体はという視点で考察します。ワンピースの1話で描かれた冒険の意味でもある「ひとつなぎの大秘宝」を巡っては、海賊の仲間たちが航海する航路にも意味や歴史があると言われています。特に、海賊王だったロジャーの言葉に残された、ラフテルという幻の場所。ワンピースの世界には100年の空白の歴史があるという言葉の意味などを海賊の仲間の言葉を参考にしながら、考察し、その正体や意味するものに少しでも近づいてみます。

【ワンピース】ひとつなぎの大秘宝の正体が意外?ワンピースの意味を考察のイメージ

目次

  1. ひとつなぎの大秘宝・海賊が追うワンピースとは?
  2. ひとつなぎの大秘宝の正体はオールブルー説
  3. ひとつなぎの大秘宝の正体は失われた歴史説
  4. ひとつなぎの大秘宝の正体は人繋ぎの大秘宝(仲間との絆)説
  5. ひとつなぎの大秘宝はラフテルにはない?
  6. ひとつなぎの大秘宝の意味や正体まとめ

ひとつなぎの大秘宝・海賊が追うワンピースとは?

ひとつなぎの大秘宝に関するロジャーの言葉

ワンピースという物語り世界の中で、かつて、ロジャーのライバルである白ひげの言った「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)は実在する」という言葉があります。これは漫画ワンピースの第1話に書かれた、ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)に対する説明の中で、海賊王ゴール・D・ロジャーが、「探してみろ この世の全てをそこに置いてきた」と言ったことから、ルフィの冒険が始まります。

ただそのひとつなぎの大秘宝(ワンピース)の正体がなんであるのか、海賊王ロジャーからはそれ以上の説明はありません。けれどライバルであり、ロジャーと心の通じ合う海賊白ひげは、実在すると言っています。

ひとつなぎの大秘宝はラフテルにある

ラフテルという島にひとつなぎの大秘宝(ワンピース)は、あると、白ひげは、いいますが、「その島を確認したのは海賊王だけ」という伝説になってしまっている島だといいます。白ひげとロジャーは、ライバルですが、漢字で「好敵手」と書くように、お互いを認め合っていたようで、ロジャーはしろ髭に「ラフテルへの行き方を教えようか」という場面もありました。

偉大なる航路(グランドライン)の最終地点にあるというラフテルです。 長い海賊船での航海を終えた時に、その羽を休めるような場所なのか。永住してそこにとどまりたくなる場所かも謎のままです。ラフテルという場所が上陸できるところなのかという点も疑問視する人もいます。

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ひとつなぎの大秘宝の正体はオールブルー説

オールブルー説①巨大な王国

ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)をの正体探すルフィに仲間のサンジが話してくれた奇跡の海。「東の海(イーストブルー)、西の海(ウエストブルー)、南の海(サウスブルー)、北の海(ノースブルー)に住む海洋生物が、すべて住める海」サンジの下で働く仲間のコックも「一つの海でそんな食材がっ揃うのは夢のようだ」と言い出します。

ルフィたちの住む世界は、赤道のような位置にあるグランドライン(偉大なる航路)、それに対して北と南にぐるりと回る世界を縦断するレッドライン(赤い土の大陸)によって4分割されているので、そんな場所があるのか疑問を持たれていますが。ありえないものがあるから、奇跡の海とも呼ばれている場所です。

オールブルー説②古代兵器の意味

ワンピースの物語の世界は、その歴史の中で一つの繋がった大きな島だったものが、古代兵器プルトンによって、分断されてしまったと言います。それが仲間として組んだことがある海賊たちがいう「歴史の中の100年の空白の中で起きた」と言います。

古代兵器プルトンが壊した元々あった巨大な王国は、グランドラインの中に点在する島こそが、巨大な王国の正体なのではないかという考察がされています。一つの大きな大国だったからこそ、それぞれの島は磁気を発し、それぞれに釣り合って存在しているのではないかという推察がされています。

ここでいう失われた大陸は、ムー大陸のように海に沈んだ大きな王国をモチーフにしているとか、アトランティスだとか、卑弥呼の住んでいた邪馬台国だからこそ、最後にワノ国が、出て来て仲間にもワノ国のお玉が入るという推測までいろいろと飛び交っています。

古代兵器には、3つの有名な兵器があるようです。今回、名前が挙がったのが、島を破壊する力のある「プルトン」その他、「ウラヌス」「ポセイドン」もしかしたら、今回名前を挙げたプルトン以外の古代兵器もワンピースの世界で、大きな役割をしているのかもしれません。

オールブルー説③カームベルト

地球でいうところの赤道は、ただ地球の中心の熱帯邦を横断するような線ですが、ルフィたちの世界のグランドラインは、二本のカームベルトという海域が真ん中に常に凪の状態がある「カームベルト(凪の帯)」だと海賊の仲間のナミさんは言います。

しかしながら、この凪の状態のカームベルトは、普通の船では航海することが出来ません。なぜならば、そこは海王類と呼ばれる、巨大な海洋生物で、ほ乳類を除く爬虫類や魚類などがそこにいることで通り抜けできないのです。

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ひとつなぎの大秘宝の正体は失われた歴史説

失われた歴史説①空白の100年

ワンピースの中で、失われた歴史というのは、古代兵器の意味の所で取り上げた、古代兵器によって壊された幻の国が意味するものが正体ではないかという考察があります。この空白の100年を解決するのは、考古学者であるロジャーの存在がキーパーソンになりそうだという意見もあります。

岩に書かれた文字をロジャーが解読した時、「われらは、歴史を紡ぐ者」という言葉を口にします。その大きな岩の石板に書かれた文字にこそ、失われた100年の秘密があるのではという見解もありました。

失われた歴史説②歴史をつなげる

「ひとつなぎの大秘宝」(ワンピース)を失われた100年の歴史の空白に当てはめると見えてくるもの、「それこそがすべての謎の正体を解き明かすものである」とも言われています。この100年の歴史の空白は、「世界政府が必死で隠したいものである」とも言われています。そのカギを握るロジャーの残した言葉の石板を追い求めるロジャーの地道な努力も大切です。

「100年の歴史の空白」部分の秘密の正体を解き明かすことは、世界政府を追い詰め、その存在をなくさせてしまいかねない程、大きな歴史の正体を知った時、それは、海賊の仲間たちにも大きな打撃を与えるものではないかとも言われています。

失われた歴史説③自由

ワンピースの中で失われた100年の歴史の空白は、やはりラフテルという巨大な王国の存在があったのではないかと、多くの人が推察しています。そして、そのラフテルに住んでいたのは、Dの意志を持つ者たちではないかとも言われています。Dの一族であるロジャーが処刑され、エースの処刑もDの意志を持つものを世界政府が抹殺したいそんな思いからと言われています。

世界政府が、ラフテルという島を破壊し、Dの意志を持つ者たちを抹殺していく理由は何なのか、そのDの意志を持つ者の思想と考えた場合、その思想の根本は「自由」です。現代日本にも基本的人権の中に自由にものを考えたりできる「自由権」があります。けれど戦争が起きていた時代、政府の考えに反対することを禁じるような時代がありました。

世界政府による「支配からの解放」「支配されることを否定」をした先に「自由」が存在しています。(もちろん何をしてもいい事由ではありません)Dの一族、Dの意志を持つ者たちは、海賊の仲間たちの中で、ルールを作り、お互いを思いやり、お互いのために動くそんな血の通った暖かさがあります。力で押し付ける世界政府から、自由になる思想は、世界政府が排除したいものなのかもしれないという考察もあります。

ひとつなぎの大秘宝の正体は人繋ぎの大秘宝(仲間との絆)説

人繋ぎの大秘宝説①ひらがなである理由

「ひとつなぎの大秘宝」の「ひとつなぎ」がひらがなである意味にこそ、作者尾田栄一郎からの謎が含まれているという説もあります。たとえば、「一つ繋ぎ」であれば、大きな歴史のパズルのワンピースを「ひとつなぎの大秘宝」というワンピースがはまることによって、完成したパズルの描く世界の流れが見えてくるというものです。

次の章では、「人繋ぎ」という形での考察もとりあげますが、ひらがなで描くことで、作者の尾田栄一郎は、ルフィたちはもちろん、ワンピースを愛して読んでいる読者たちにもネタバレを避けるためという考察をしている人もいます。

人繋ぎの大秘宝説②様々な人種や階級

ひとつなぎの大秘宝を「人繋ぎ」と漢字で表すと、考察する意見もあります。ワンピースの中の仲間という意識がつなげる大きな繋がりこそが、「ひとつなぎの大秘宝」。本当は人繋ぎでもなく「心を持つものを繋ぐ」と考えた方がワンピースの世界感にはあっています。チョッパーのようにヒトヒトの実によってヒトのようになったトナカイ。魚人島のジンベエはじめ、人魚のようなひとたち。

建物よりも大きいのではないかというサイズの仲間や、肩に乗るくらいのサイズの仲間もいます。人でもない仲間を繋ぐという意味でも「ひらがな」を使うことから「ひとつなぎの大秘宝」の正体が見えてくると考察する意見もあります。

人繋ぎの大秘宝説③世界が平和に

ワンピースの英語版は、「ONE PIECE」というタイトルが付けられ、日本人の耳には、ピースと言うと、平和という音を聞いてきた人も多いです。ただ、平和を意味するピースは「peace」となります。それでも日本には、俳句・短歌・川柳で同じ音の中に二つの意味を混ぜ込む手法があります。カケラという意味のピースと、平和という意味のピースを融合させて、二つの意味こそ、ワンピースの正体であるとする意見もありました。

覇権を争う海賊たちの心が繋がって、多少のいざこざはあっても、お互いの命を取るような、そんなむなしい戦いをすることなく、向き合う世界こそが、人と人(獣・怪物・物の怪も含む)「ひとつなぎの大秘宝」なのではないかという考察は、世界平和への大きな仲間意識が生まれます。

ひとつなぎの大秘宝はラフテルにはない?

ラフテルにはない説①双子岬にある

ここまでは、「ひとつなぎの大秘宝」は、ラフテルにあるという前提の考察を見てきました。考察の中には、「ひとつなぎの大秘宝」はラフテルではなく、別の場所にあるのではないかという考察もあります。その他の有力候補として挙がっているのが、双子岬です。

双子岬というのは、偉大なる航路(グランドライン)の出発点であるリヴァース・マウンテンの麓にある岬です。そこを守っているのが、のちに海賊王ロジャーの仲間になるクロッカスです。そのクロッカスが何者かと、酒を酌み交わしている扉絵の相手こそが、謎を解くカギなのではないかとも言われました。(単行本64巻631話)

旅の拠点でもある双子岬で、多くの海賊と出会ってきたクロッカスと旅をしたロジャーです。「ひとつなぎの大秘宝」がもしも持ち運べ、双子岬に隠すことが出来るのなら、それは盲点かもしれません。この日本風の笠を付けた人物がワノ国の人ならば、ロジャーの部下で、時々ロジャーの話をしながら、「ひとつなぎの大秘宝」の状況確認をしているのではないかという推察もありました。

ラフテルにはない説②持ち帰れるものではない

「ひとつなぎの大秘宝」を人繋ぎ、一繋ぎと漢字で考える説で考えた場合、「ひとつなぎの大秘宝」は、人と人を繋ぐものであるのならば、持ち帰ることが出来るものではないです。さらに古代兵器によってバラバラにされたラフテルが、一繋ぎになると理解するのであれば、島をもってかえれるわけがありません。「ひとつなぎの大秘宝」は、もっと実体のないものかもしれないという説もあります。

「ひとつなぎの大秘宝」が、そうした海賊仲間を繋げる大きな意志や、Dの意志がもつ「自由」という概念であるのならば、それも持ち帰ることは、できません。もしも「ひとつなぎの大秘宝」を持ち帰ることが出来るとすれば、それはそれぞれの心の中でなのかもしれないという説もありました。

ラフテルにはない説③白ひげの言葉

ワンピースの中で、白ひげはかなり力もあり、初代の海賊王ロジャーとも話をしたことのできる男です。ラフテルには興味がないと言いながら、Dの意志については、白ひげはこだわっているようです。そして「ひとつなぎの大秘宝」(ワンピース)は実在する」とはっきり言っているのに、ラフテルに興味がないという点で、ラフテルにはないのではないかという、推察もあります。

白ひげは、「ひとつなぎの大秘宝」について、「あの宝を誰かが見つけた時、世界はひっくり返る」「誰かが見つけ出すその日はくる」という大きな時代の流れの予兆を予言するかのような言葉、そしてそれは世界政府との戦いに発展しそうな予感を話しています。

「ひとつなぎの大秘宝」(ワンピース)こそが、白ひげにとって、最大の関心事であり、それに絡むことにきがついているDの意志を持つロジャーから始まり、息子であり、処刑されてしまったエース土居内の繋がり、義兄弟としての運命を結んだルフィへのつながりが、「ひとつなぎの大秘宝」(ワンピース)のありかの最大のカギではないかという説もあります。

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ひとつなぎの大秘宝の意味や正体まとめ

「ひとつなぎの大秘宝」(ワンピース)について、いろいろな人たちが、考えている「ひとつなぎの大秘宝」の謎について、見てきました。ワンピースの作者である尾田栄一郎さんは、「読者の考えているような結末にはしたくないという、あっと驚く展開を考えながら作品を作っている」というような話もテレビで放送されていました。

ワンピースが大好きで、その考察の本まで出している人もいます。もしかしたら、そんな考察全てを覆す結末があるかもしれないワンピースです。「ひとつなぎの大秘宝」というまだ見ぬお宝は、とんでもない宝なのか、単なる歴史の欠片でしかないのか。読者をワクワクしながら考える冒険にいざなうことこそが、作者尾田栄一郎が、仕掛けた読者への冒険の招待状であるという人もいます。

「前を向いたものだけが、最後にわらう」いくつかある主題歌の一節ですが、仮説や推察が間違っていても、エースが生き返ると信じていたのに、テレビのインタビューでそれを覆されても、信じて、前を向いていたら、笑顔になれる結末が、見えてくるかもしれないのが、ワンピースの魅力です!これからもいろんな推察が出てくることでしょう!

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