2019年01月14日公開
2022年11月09日更新
シャウアプフの念能力と強さを考察!死因や最期も紹介【ハンターハンター】
「ハンターハンター」の「キメラアント編」に登場する敵キャラクター・シャウアプフの念能力と強さを考察していきます。キメラアントの女王から「王直属護衛軍」の1匹として生み出され、見た目は中性的な男性の姿で、生まれた時から圧倒的な強さを誇りましたが、そんなシャウアプフの死因や最後についても詳しくまとめていきます。またシャウアプフについての読者による感想なども紹介していきます。
シャウアプフはハンターハンターのどんなキャラ?
ハンターハンターの作品情報
「ハンターハンター」は「週間少年ジャンプ」で連載中の冨樫義博による漫画作品で、単行本は2019年現在36巻まで発売されています。物語はハンターという職業となった主人公・ゴン=フリークスが仲間達と出会いや強敵との戦いを通じて成長していくというもので、コミカルな描写もありながら、戦闘中などは少年漫画らしからぬグロテスクな表現が多い事が特徴です。また念能力やキャラクターの人間性などが細かく設定されています。
「週間少年ジャンプ」の漫画作品の中では非常に休刊が多い事も特徴で、連載が再開される時はファンがSNSで歓喜の声を上げるなど話題となる事が多くなっています。しかし連載が再開されるとほぼ下書きに近いかたちで背景も描かれず掲載される事もあり、多少の苦情もありましたが単行本になると修正されています。漫画作品のみならずアニメやゲームなど様々なジャンルにメディアミックスされており多くのグッズも製作されています。
シャウアプフはキメラアント護衛軍の一人
「ハンターハンター」の「キメラアント編」で初登場したシャウアプフは、キメラアントの女王から「王直属護衛軍」として生み出され、シャウアプフという名前も女王から授かりました。蝶型のキメラアントで羽が生えている事が特徴ですが、かなり人間に近い容姿をしており中性的な見た目をしています。「それだけのこと」という言葉が口癖で、誰を相手にしても敬語で会話をします。後に生まれる王・メルエムに忠誠を誓っています。
他の2匹の「王直属護衛軍」と同じく生まれた時から圧倒的な強さを誇っており、念能力の応用技である「円」を展開した時は、シャウアプフのあまりに禍々しいオーラに「ハンター協会」の実力者であるノヴは「円」に触れる事無く強さの差を悟り、最後には戦意喪失してしまうほどでした。まだ生まれたばかりで善にも悪にもなり得るキメラアントの王・メルエムには気高くあって欲しいと願っているため理想の王とするべく奮闘します。
シャウアプフの立場は中間管理職?
「ハンターハンター」のシャウアプフは、前述したように「王直属護衛軍」という立場ですが、上司に王であるメルエム、部下に「師団長」「兵隊長」「戦闘兵」「雑務兵」がいるため、会社でいうところの中間管理職のような立場です。王をはじめとしたキメラアント達の目的は種族の繁栄であるため、シャウアプフは王のサポートをし、種族の繁栄の脅威となっている強力な念能力を持つ人間たちと最後まで壮絶な戦いを繰り返しました。
そんなシャウアプフの意志とは裏腹に王であるメルエムはコムギと軍儀に夢中になっており、時間が経つにつれてキメラアントの繁栄よりもコムギに執着するようになっていきました。しかし、シャウアプフはメルエムが軍儀をしているときも、キメラアントの増兵やハンターとの戦いに勤しんでいました。そんなシャウアプフに対してメルエムは暴力を振るうなど身勝手さを発揮していたため、まさに社長に苦労する中間管理職のようでした。
シャウアプフと同期の関係
キメラアント達は種族の繁栄と王のためだけに行動をしており、「王直属護衛軍」の3匹であるシャウアプフ・ネフェルピトー・モントゥトゥユピーが指揮をとらなくてはならないという立場でしたが、3匹とも性格が違うため真面目なシャウアプフが苦労している描写がありました。メルエムがコムギとの関係によって王に相応しくない行動を取り始めた事をシャウアプフは危険視していましたが他の2匹は王の命令に忠実に従うだけでした。
シャウアプフはそんな中でコムギを邪魔に思ったため排除しようとしましたが、王の命令によってネフェルピトーがコムギを守るという判断までし始め、モントゥトゥユピーも王の命令に本能のまま従っていたため、3匹の考えに大きなすれ違いがあったと言えます。本能のままに動いてしまう他の2匹の尻拭いをシャウアプフがこなしていたので、同期とは言っても冷静な判断が出来るシャウアプフがリーダーのような役割になっていました。
シャウアプフと部下の関係
キメラアントの「師団長」であるヂートゥなど、王に忠実なフリをしながら実は自分が王になるという野心を燃やしていましたが、「師団長」と「王直属護衛軍」には圧倒的な念能力と強さの差があったためシャウアプフはあまり危険視していませんでした。しかしシャウアプフの誤算でネテロとの壮絶な戦闘によってコムギの記憶を失っていたメルエムに「師団長」であるウェルフィンがコムギの事を思いだすきっかけを与えてしまいました。
シャウアプフは王であるメルエムを理想の王とする事ばかりに気を取られ過ぎて、部下の管理を怠ってしまった事から起きた失敗となりました。しかしネフェルピトーやモントゥトゥユピーは自分の本能に忠実なだけで部下を統率するつもりなどさらさら無かったので、シャウアプフ1匹で無数に存在する部下の管理はほぼ不可能であったとも言えます。
シャウアプフの声優
2011年から放送されたアニメ「ハンターハンター」でシャウアプフの声を担当した声優キャストは羽多野渉です。長野県出身で1982年3月13日生まれの2019年現在36歳でイケメン役から悪役まで様々な声質を使い分ける事が出来る事で知られています。そのためファンからは「声が覚えられない」と言われる事が度々ありますが本人は最高の褒め言葉として受け取っています。私生活では2018年に同じく声優の橋本まいと結婚しました。
シャウアプフは強さランキング6位
シャウアプフは、「ハンターハンター」の読者達の投票によって行われた「強さランキング」で6位となりました。「ハンターハンター」は1998年から「週間少年ジャンプ」で連載が開始され、ゴンやキルアなどをはじめとした味方側や、「幻影旅団」やヒソカなどの敵側など、圧倒的な強さで読者を驚かせるキャラクターが多数登場しましたが、シャウアプフがそのなかで上位に輝いたのは快挙となりました。
シャウアプフの念能力
シャウアプフの念能力①操作系?
シャウアプフは、物質や人をオーラによって操る事が出来る操作系の念能力者です。ヒソカによる「オーラ別性格分析」によると操作系は「理屈屋でマイペース」という事なので、理屈屋という部分ではシャウアプフは当てはまっています。シャウアプフの念能力は操作系ですが、羽から催眠作用のある鱗粉をまき散らす事ができ、これを受けた者は全身の力が抜けていくという力を持っていますが、これが操作系の能力なのかは謎です。
シャウアプフの念能力②蝿の王
シャウアプフの念能力を使った技の1つに「蠅の王(ベルゼブブ)」というものがあります。この念能力は自分の体を分裂させる事ができ、これによって無数の分身を作り出す事が出来ます。分身の数が多いほど体は小さくなり、数によってはナノサイズまで小さくなる事が出来ます。攻撃を受けても分裂するので打撃によるダメージを無効化します。またナノサイズまで分身をして骨格を変え、他人に変装するという応用技もあります。
シャウアプフの念能力③麟粉乃愛泉
シャウアプフの「麟粉乃愛泉(スピリチュアルメッセージ)」は、羽から鱗粉をまき散らし、相手のオーラの流れを鮮明に見えるようにする事で感情パターンを分析し、精神状態や思考を分析する事が出来る念能力です。また操作系の力も備えているため、鱗粉を受けた相手を洗脳する事が出来ます。シャウアプフはこれらの能力を使用して戦闘を行い、スキの無い難攻不落の強さを持って人間に立ちはだかります。
シャウアプフの念能力④能力開花
シャウアプフがキメラアントの繁栄のために開花させた念能力が「能力開花」です。「能力開花」は繭を作りだし、その繭に包まれた者に念能力を授ける事が出来ます。シャウアプフはこの能力を使ってヂートゥをはじめとする部下の「師団長」達に念能力を授け、さらに人間5000人を巨大な繭で包み込み、念能力を持った強力なキメラアントの兵を新たに作り出しました。
シャウアプフの念能力⑤ステータス
シャウアプフは王であるメルエムの参謀役兼教育係という立場なので、直接の戦闘という面では他の「王直属護衛軍」よりも劣るところがありますが、分析能力に関してはどのキメラアントよりも突出しており、女王から生まれたばかりにも関わらず歴戦のハンターとの戦闘で心理術によって相手を手玉に取り、大きな精神的ダメージを与えました。また念能力に関しても「能力開花」が使えるので、メルエムに次いで強力と言えます。
シャウアプフの強さは?対戦成績を調査
強さと対戦成績①モラウには勝利
「ハンター協会」の手練れ達はキメラアントの討伐に向かい、誰がどのキメラアントと戦闘を行うか決めていましたが、海での戦闘を得意とするハンター・モラウがシャウアプフの担当に決まります。モラウは「ハンター協会」の会長であるネテロに選ばれた手練れのハンターで、強力な念能力「紫煙拳(ディープ・パープル)」を駆使して闘いましたが、結局は時間を稼ぐ程度しか出来ず、最後にはシャウアプフの勝利に終わりました。
強さと対戦成績②キルアには敗北
シャウアプフはキルアとの戦闘の際に「蠅の王(ベルゼブブ)」によって6分の1サイズまで分身して攻撃を繰り出そうとしますが、キルアの電撃によって細胞にダメージを与えられ、さらにスピードの面でも超高速移動が可能になったキルアには敵わないようでした。シャウアプフも「こいつ、とんでもなく早い」と発言しており、キルアの実力を認めているようでした。
シャウアプフの死因や最期
シャウアプフの死因は毒
シャウアプフの最後は毒が死因となりました。この毒はネテロが身体の中に埋め込んでいた高エネルギー爆弾「貧者の薔薇」によるものでしたが、シャウアプフ本人は自分が死ぬときも死因については最後まで分かっていない様子でした。この「貧者の薔薇」は広島と長崎に落とされた原爆や核がモデルとなっており、核による放射能が最後のシャウアプフの死因となってしまったと考えれば分かりやすくなります。
シャウアプフが毒で死んだ経緯
シャウアプフの死因となった毒はメルエムとネテロ会長の戦いから発生しました。人間で最強と名高いネテロはメルエムに勝てない事を悟り、放置しておけない危険な存在だと考えた事で、自分の身体に埋め込んでいた猛毒を含む高エネルギー爆弾「貧者の薔薇」を発動させます。シャウアプフはこの時にメルエムを助けるために駆けつけたことで、死因となる猛毒を浴びてしまいました。
またシャウアプフは最後にメルエムを助けるために分身して自分の身体を7分の6ほどメルエムに差し出してパワーが弱まった事で毒の回りが早くなってしまったと考えられます。さらにシャウアプフは「貧者の薔薇」の猛毒を間近で受けてしまったメルエムにずっと付き添っていた事も毒をさらに悪化させた死因の1つという事になります。シャウアプフはこの時に鼻血を出して吐血までしている自分の身体の変化に驚いていた様子でした。
シャウアプフの最期のシーン
シャウアプフは、最後にメルエムが自分の理想とする独裁者としての王となるよりも、コムギを選んだことに絶望し、集められた「東ゴルトー共和国」の民衆が大勢立ちすくむ中で涙を流し、最後は「貧者の薔薇」の毒によって死んでいきました。王の参謀役としてキメラアントの事を思いながら毒に蝕まれて死んでいくというシャウアプフの壮絶な最後となりました。
シャウアプフに関する感想や評価は?
シャウアプフが好き!
シャウアプフすき… #2dlove
— わしゅ (@smns_daphne) January 11, 2019
シャウアプフはいわゆるイケメンであり、キメラアント編で登場した敵キャラクターの中でも群を抜いて女性人気が高かった事から、「生きていてほしかった」「かっこいい」などの読者による感想が非常に多くありました。また普段は執事のような振る舞いで、敬語で話す紳士の立ち振る舞いをしますが、気分が高揚したり動揺をしたりすると急に叫びだすなどの普段とは違うギャップが度々出るところも人気の理由の1つとなりました。
小さくなるとかわいい!
シャウアプフかわいらしいですよね(♡∀♡)💘
— 蝶子 (@pouf_daisuki) January 3, 2019
シャウアプフは念能力である「蝿の王(ベルゼブブ)」を発動して分裂すると、ディフォルメされた可愛らしいキャラクターへと変化します。戦闘用に編み出された念能力ではありますが、小さくなった無数のシャウアプフがあまりに可愛らしいため読者から人気となりました。またこのディフォルメされたシャウアプフはグッズ化し、キーホルダーが発売されました。
フィギュア化してほしい!
確かにフィギュアは顔の造形が第一ですよね
— 蝶子 (@pouf_daisuki) January 6, 2019
顔が似ていないと「えーーー!?」ってなりますもんね
でももしシャウアプフのフィギュアが出るんだったら、多少顔が似てなくっても、涙を流して喜びます(꒦ິ⌑꒦ີ)
「ハンターハンター」は1998年から連載が開始されてから2019年現在までで、ゴンをはじめとした多くのキャラクターのフィギュアが発売されています。作中では死んでしまったシャウアプフですが、フィギュア化してほしいという読者の声は現在でも多くあります。
シャウアプフの念能力と強さまとめ
「ハンターハンター」に登場したキャラクター・シャウアプフについて、念能力の強さや死因・最後をまとめてきましたが、圧倒的な強さを誇り、敵とはいえ魅力的なキャラクターである事が分かります。今回の「ハンターハンター」のシャウアプフの最後の死因なども含めた詳細まとめを読んだ事によって読者様が、シャウアプフを魅力的に感じて頂けたというのであれば幸いです。