2019年01月09日公開
2019年01月09日更新
ウヴォーギンの強さと念能力!クラピカに敗北した理由と最後は?【ハンターハンター】
冨樫義博が「週間少年ジャンプ」で連載中の漫画「ハンターハンター」の登場キャラクター・ウヴォーギンについて強さと念能力、クラピカに敗北した理由やどんな最後を遂げたのかなど、画像付きで詳しくまとめていきます。また「ハンターハンター」で重要な立ち位置にいる集団である「幻影旅団」のメンバーであったウヴォーギンに対して、読者はどんな感想を持っているのかも紹介していきます。
目次
ウヴォーギン登場のハンターハンターとは?
ハンターハンターの作品情報
「ハンターハンター」は冨樫義博が「週刊少年ジャンプ」で1998年から連載している漫画作品で、2019年現在20年以上の長期連載となっているので「週刊少年ジャンプ」で現在連載中の漫画作品の中では「ONE PIECE」に次いで長い連載期間となっています。物語は二ツ星ハンターのジン=フリークスの息子である主人公・ゴン=フリークスが、父を見つけるという目的で旅に出て様々な仲間と出会いながら成長していくというものです。
少年漫画とは思えないほどのグロテスクな表現が多く戦闘シーンをはじめ過酷なシーンが非常に多くなっている事が特徴となっています。またアニメやゲーム、トレーディングカードゲームなど様々なジャンルにメディアミックスされています。アニメ作品に関しては特に人気となっていて1999年に第1作目となるアニメが放送され2011年に声優キャストを一新して第2作目が放送されました。2作目は2013年に2度劇場版が制作されました。
ハンターハンターの簡単なあらすじ
自然に囲まれた「クジラ島」で、主人公・ゴン=フリークスは両親を亡くしていたため叔母であるミトと静かに暮らしていました。ゴンは8歳のある日、森の中で獣に襲われてしまいます。そこにハンターという職業のカイトという男性に助けられます。ゴンはその時カイトによって、ゴンの父親は生きており偉大なハンターである事を教えてもらいます。ゴンそれから父親に会いたいと思うようになり、自らもハンターになる事を決意します。
ゴンは「クジラ島」のみんなに別れを告げ、ハンター試験を受けて父親に会うために旅立ちます。ハンター試験会場で同じくハンターを目指す同士であり、これから深く関わっていくキルア・クラピカ・レオリオと出会い、過酷な試験に挑んでいきます。試練を乗り越えて無事ハンターとなったゴンは、親友となったキルアと共に数々の出会いを経験し、多くの強敵と戦っていきながらハンターとしても人間としても成長していきます。
ウヴォーギンはどんなキャラ?画像も紹介
ウヴォーギンのプロフィール
「ハンターハンター」のウヴォーギンは、団長を蜘蛛の頭、団員を蜘蛛の脚12本に見立てた計13人で構成される盗賊集団「幻影旅団」に所属している団員で、団長のクロロと同じく流星街出身で初期メンバーの1人です。念能力は強化系で、「幻影旅団」の中で開かれた腕相撲大会で1位となるなど、肉体的な強さだけで言えば団員の中でナンバー1です。見た目は画像にもあるように、毛深くクマのように野性的であるという男性です。
ウヴォーギンの体格
ウヴォーギンは身長258センチ、体重189キロで、人間離れしたクマのような体格をしています。「幻影旅団」の団員達だけではなく、様々な敵と並んでも比べ物にならないほど大きい人物として描かれています。この恵まれた体格に加えて訓練も怠らないため、これだけで凄まじい強さを持っていますが、ここに強化系の念能力も加わるため、作中では計り知れない驚異的な強さを発揮して、初登場時から度肝を抜く強さを誇っていました。
ウヴォーギンは仲間を裏切らない
ウヴォーギンはクラピカと戦った末に捕えられ、その後クラピカの念能力の1つである「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」によって「仲間の居場所を答えなければ死ぬ」というルールを与えられ、心臓を貫かれそうになっても、「くたばれ、バカが」と言い、たとえ命を失う事になっても決して仲間を売ろうとはしませんでした。ウヴォーギンが肉体的な強さだけではなく心の強さや男気も兼ね備えている事が分かるシーンでした。
ウヴォーギンは酒に強い
ウヴォーギンは戦闘のプロである4人組「陰獣」と1人で戦い勝利していますが、この時に「陰獣」の1人・蛭にマダライトヒルというヒルを大量に寄生させられてしまいます。シャルナークによると、このマダライトヒルは寄生した人間の膀胱へと向かって大量の卵を産み、その人間に激痛を与えながら殺害するという恐ろしい生物でしたが、マダライトヒルは一定のアンモニア濃度が無いと生存できないという弱点がありました。
そのため大量のビールを飲み、マダライトヒルの卵と共にたくさんの尿を排出する事が対策であったため、ウヴォーギンは「幻影旅団」の仲間が盗んできたビールを大量に飲んでいましたが、全く酔っぱらう事はありませんでした。この後にウヴォーギンはクラピカと戦う事になりましたが全力を出す事が出来ており、またクラピカとの命がけの交渉の時も冷静でいた事からも、酒に強い事が分かります。
ウヴォーギンの強さと念能力
ウヴォーギンの強さ①念能力は強化系
ウヴォーギンの念能力は強化系です。強化系とはオーラによって人や物が持っている元々の力を向上させる事が出来る能力で、基本的には自分自身の身体能力をアップさせるという使い方が一般的となります。戦闘に置いては最もバランスがとれている念能力と言われており、ウヴォーギンもこの強化系能力によって、元々鍛え上げていた自分の腕力やスピード、治癒能力などを強化して、戦闘中は凄まじい強さを発揮していました。
「ハンターハンター」の主人公であるゴンも強化系であり、ヒソカによる念能力性格診断によると「単純で一途」な人物が強化系になりやすいという事で、「筋肉馬鹿」と称されるウヴォーギンもこれに当てはまっています。他の系統の念能力者も「凝」や「周」を使用する事で強化系の能力を使う事は出来ますが、純粋な強化系能力者には遠く及ばないとされています。
ウヴォーギンの強さ②必殺技は超破壊拳
ウヴォーギンは肉弾戦のみで戦闘を行い、その攻撃すべて必殺技と呼べるほどの強さを備えていますが、「ハンターハンター」の作中で1つだけ名前を付けた必殺技を繰り出しており、それが「超破壊拳(ビッグバンインパクト)」です。ウヴォーギンは「陰獣」の1人である蚯蚓に地中に引きずり込まれそうになり、「もう逃げられない」と腕を強い力で引っ張られますが、「逃げられねえのはてめえの方だ」と言いこの必殺技を放ちました。
ウヴォーギンが「超破壊拳(ビッグバンインパクト)」を繰り出すと地面に巨大なクレーターが出来上がり、蚯蚓はもちろん跡形も無く粉砕されました。シャルナークが「ぶっちゃけると念を込めたただの右ストレート」と称しているように、たしかに力いっぱい殴っているだけの単純な技なのですが、ノブナガによると「単純だから強い」という事で、強化系の力を最大限に発揮した技となっています。
強化系を極めた者による最強の技と言われており、ウヴォーギンはこの「超破壊拳(ビッグバンインパクト)」に核ミサイルと同等の威力を持たせる事が最終目標だという事でした。シャルナークは「本気なんですよね?それ」と言った後に「ウヴォーさんなら出来てしまいそう」と語っていました。
ウヴォーギンの強さ③固い
ウヴォーギンは身体が固く、念で強化しているとはいえピストルの銃弾を弾き返したり歯で受け止め、ライフルによる超音速の銃撃も「少し痛い」程度で済んでいました。敵が対戦車用のバズーカ砲を放って直撃した時は「さすがにかなり痛ぇな」と言ってはいましたが、無事で済んでいます。
またウヴォーギンはクラピカに捕まって念能力が全く使えない「絶」の状態にされ、常人では死んでしまう威力を持っているであろうクラピカの念能力を込めたパンチをくらっても表情を変えずにいました。この事から念で強化していなくても元々の肉体の防御力が非常に優れている事が分かります。
ウヴォーギンの強さ④声も強い
ウヴォーギンは体毛の固さを自在に変える事が出来る「陰獣」の豪猪によって、無数の毛を腕に突き刺されて右手の自由を奪われてしまいます。「超破壊拳(ビッグバンインパクト)」も使えない状態になってしまい、肉弾戦を得意とするウヴォーギンもピンチかと思われましたが、次の瞬間ウヴォーギンは画像にあるように大声で叫び、至近距離でそれを聞いてしまった豪猪は鼓膜が破れるだけでは済まずに絶命しました。
少し離れた場所にいた「幻影旅団」の団員達は耳を塞いだ事でダメージを受けてはいませんでしたが、「やるなら先に言ってくれ」と苦情を言っていました。ウヴォーギン曰く「お前らなら声が届く前に耳を塞げるだろ」との事でした。
ウヴォーギンの強さ⑤腕相撲ランキング1位
「ハンターハンター」のコミックス10巻のおまけコーナーで、画像にあるように「幻影旅団」の団員による腕相撲ランキングが載っていました。画像を見てみるとウヴォーギンは堂々の1位に輝いている事からも団員の中での腕力が飛び抜けている事が分かります。12位のシズクはゴンと腕相撲をした事がありましたが、ゴンは僅差で勝利を収めていた事から、力自慢であったゴンでさえもウヴォーギンには遠く及ばない事が分かります。
ウヴォーギンの強さ⑥ボノレノフとの比較
「ハンターハンター」の「キメラアント編」で、「幻影旅団」の団員であるボノレノフが初めて念能力である「戦闘演武曲(バト=レ・カンタービレ)」の木星(ジュピター)という技を見せますが、画像からも分かるようにウヴォーギンよりも大きめなクレーターを作り出しました。単純な威力はどちらが勝っているのか不明ですが、ボノレノフはこの技によって戦闘力の高かった半魚人のような蟻の兵士を一瞬で倒していました。
ウヴォーギンの強さ⑦フィンクスとの比較
「幻影旅団」でウヴォーギンと同じく初期メンバーであるフィンクスも、ボノレノフと同じように「ハンターハンター」の「キメラアント編」で初めて念能力を使用していました。能力名は「廻天(リッパー・サイクロトロン)」といい、画像にもあるように腕を回すほど威力が上がるというものでした。画像では15回回していますが、回す回数によってはもしかすると「超破壊拳(ビッグバンインパクト)」よりも威力が増すかもしれません。
ウヴォーギンの最後は?クラピカに敗北した理由
ウヴォーギンの最後はクラピカに敗北
ウヴォーギンは「陰獣」との戦いを終え、体内のヒルを排除するためにビールを飲んでおり、その直後にクラピカと戦闘する事になります。ウヴォーギンは最後まで力を出し切り健闘しますがクラピカの念能力の前に敗北してしまいます。その後クラピカに仲間の居る場所を教えるように言われますが拒否したため、念能力「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」によって心臓を貫かれて絶命するという最後となりました。
クラピカに敗北した理由①凝を怠った
ウヴォーギンが最後にクラピカに敗北した理由の1つとして、念の応用である「凝」を怠った事が考えられます。後の「グリードアイランド編」でゴンの師匠となるビスケが「凝」は「戦闘の初歩だけどよっぽど訓練しないと身につかない」と言っているように、百戦錬磨のウヴォーギンは戦闘中やっておかなければならなかった事ですが、慢心からか「凝」を怠り、最後にはクラピカに敗北してしまいました。
クラピカに敗北した理由②エンペラータイムが強すぎた
クラピカの念能力は「操作系」ですが、クルタ族最後の生き残りであるクラピカは感情が高まると眼球が緋色に染まり、この状態の時は画像にもあるようにどの系統のちからも100%引き出せるという「絶対時間(エンペラータイム)」という状態になり念能力も「特質系」へと変化します。まだ戦闘の経験の浅いクラピカが百戦錬磨のウヴォーギンと互角以上に戦い最後には勝利したのはこの能力があったからという事も1つ挙げられます。
また前述してきた「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」と、「束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)」という5つあるうちの2つのこのクラピカの技は「幻影旅団」にしか使用できないという制約をしており、この制約によって威力をウヴォーギンと互角以上に戦えるまでに向上させています。もしクラピカが「幻影旅団」以外の人物にこの能力を使用したが最後、命を落とすという危険な制約となっています。
ウヴォーギンに関する感想や評価は?
クラピカとの戦闘は伝説的!
クラピカとウヴォーギンの戦い
— マト・ハイキ (@haiki_matosan) January 7, 2019
もう200回は見てる
「ハンターハンター」のファン達は、今までの数々の戦闘シーンの中でもウヴォーギンとクラピカの戦闘が一番迫力があって凄まじさを感じたと絶賛しています。戦闘のプロばかり所属している「幻影旅団」の中でもピカイチの戦闘力を誇るウヴォーギンと、戦闘の初心者にも関わらず「エンペラータイム」によって勝利したというクラピカの、歴史に残る戦いでした。
強すぎる!
ウヴォーギンって強くないですか?脳筋で、ギョウを怠るのカスですが・・・
— 栄太ハンターハンターマニア (@eitahanterhante) January 5, 2019
クラピカの念パンチを絶状態でくらってもそこそこ平気なのは肉体強すぎますよね。ふつう壊れるのでは?
初登場から絶大な力を誇っていたウヴォーギンですが、今でも生き残っていたらトップクラスの戦闘力を誇っていたというファンが多くいます。この人気を受けてか2013年に公開された映画「ハンターハンター 緋色の幻影」では人形として蘇りましたが、最後には親友であったノブナガに引導を渡されていました。
ウヴォーギンの強さと念能力まとめ
「ハンターハンター」のウヴォーギンの強さや念能力について紹介し、クラピカに敗北した理由やその最後について画像付きでまとめてきましたが、強化系を極めた戦闘のスペシャリストで、漢気に溢れた人物である事が分かります。今回のウヴォーギンについての画像付きまとめ記事を読んだ事によって読者様が、ウヴォーギンに関心を深めて頂けたというのであれば幸いです。