犬夜叉最強の敵・奈落の正体や魅力とは?その強さや桔梗との結末まで解説

漫画・アニメ「犬夜叉」に出てくる奈落(ならく)という登場キャラクターは、主人公である半妖(はんよう)、犬夜叉の最強の敵となる妖怪。四魂の玉を巡る闘いと奈落の正体や魅力、四魂の玉を守る巫女である桔梗(ききょう)との関係は?奈落の仕掛ける姑息(こそく)な罠(わな)、最強と呼ばれる理由は?そして犬夜叉との闘い(たたかい)と桔梗との結末とは。奈落について掘り下げて、ご紹介していきます。ネタバレ注意です。

犬夜叉最強の敵・奈落の正体や魅力とは?その強さや桔梗との結末まで解説のイメージ

目次

  1. 犬夜叉の敵の奈落とは?
  2. 奈落が犬夜叉の最強の敵である理由
  3. 奈落を恨み犬夜叉と共に旅に出た者
  4. 最強と呼ばれる奈落の正体とは?
  5. 奈落の魅力
  6. 奈落・桔梗と犬夜叉の関係性
  7. 奈落が殺したかったのは犬夜叉よりも桔梗だった!

犬夜叉の敵の奈落とは?

犬夜叉のストーリーと奈落の関わり

話の始まる50年前、奈落は四魂の玉を手に入れるために四魂の玉を守る巫女、桔梗に近づく。四魂の玉は邪な妖怪の手に渡ると、妖力を高めて邪悪化してしまう。半妖である犬夜叉も最初は完全なる妖怪になりたくて四魂の玉を狙う。

それを桔梗は阻止し、四魂の玉を犬夜叉が人間になるために使ってほしいと語り掛ける。そうすれば四魂の玉は浄化されてこの世から消え、桔梗はただのひとりの女になる。犬夜叉も桔梗に心を開き、人間になることを受け入れて桔梗と生涯を共に生きると決めた。犬夜叉は桔梗の魅力に惚れたのだ。そんな二人を見ていた奈落は、四魂の玉を手に入れるために二人を貶める。

桔梗は犬夜叉に扮した奈落に致命傷を負わされる。お互いに憎しみ合い、最終的に桔梗が犬夜叉を動けぬように封印する。四魂の玉が邪な妖怪に渡らぬよう、桔梗は自分と共に火葬してほしいと妹の楓に頼み、犬夜叉の後を追うように自ら命を絶つこととなる。奈落は、桔梗の力で浄化されていた四魂の玉を邪悪な力に変えるため、桔梗の心を恨みや憎しみで汚したかったのかもしれない。

それから500年の時を経て、桔梗の魂は日暮かごめとして体内に四魂の玉を持った状態で生まれ変わる。かごめの家にある古い井戸から犬夜叉が封印された50年後の戦国時代につながり、再び四魂の玉が戦国時代に舞い戻る。またしても四魂の玉を巡る戦いが始まることとなる。

戦国時代にたどり着いたかごめは犬夜叉の封印を解くこととなる。四魂の玉を狙ってくる妖怪たち。化けガラスに四魂の玉を盗まれ、取り返すためにそれに向かって矢を放ったかごめ。カラスと共に四魂の玉を撃ち抜き、欠片がバラバラになり日本中に散らばってしまう。犬夜叉とかごめは共に四魂の欠片を探す旅に出るのである。

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奈落が犬夜叉の最強の敵である理由

奈落は四魂の玉が再びこの世に舞い降りたことを知り、手に入れるために人や妖怪を騙して殺し合いをさせる。奈落という奴は自分の手はなるべく汚さずに誰かを利用して四魂の欠片を得ようとする。犬夜叉は、奈落が自分と桔梗が殺し合いをするように貶めたことを知り、四魂の欠片を集めることに加え、桔梗の敵をとるために奈落を倒そうとする。それから、犬夜叉にとって奈落が最強で最大の敵となるのである。

奈落を恨み犬夜叉と共に旅に出た者

弥勒(法師)

弥勒という法師の祖父は奈落のせいで手に風穴ができてしまう。その風穴は年々大きくなり、最後には自分をも呑み込んでしまう。弥勒の父もそのせいで弥勒の前で命を落とすことになる。風穴のせいで一族は苦しみ続ける。風穴は奈落を倒さないと消えない。弥勒は自分は死んでもいいが、奈落を放っておいては四魂の欠片を集めてこの世に更なる被害がおよぶと思い、死ぬ前に探し出し倒そうとしているであった。

珊瑚(妖怪退治屋)

妖怪退治を頼んだ屋敷で殿の城は奈落に乗っ取られており、奈落に操られた琥珀は父とみんなを殺す。珊瑚だけは生き残ったが、琥珀に酷い傷を負わされる。奈落は妖怪退治屋を恨んでいた妖怪に退治屋の里の場所を教え、襲わせる。奈落はそれを犬夜叉がやったと珊瑚に聞かせ、犬夜叉を襲わせようとする。珊瑚は犬夜叉たちに奈落に騙されているのだと教えてもらう。それから珊瑚の復讐がはじまる。

四魂の玉を集めていれば、いずれそれを狙って奈落が現れる。奈落への恨みを持った最強の者達が集まり、犬夜叉・かごめと共に四魂の玉を集めながら奈落を探し出し、倒そうと仲間になる。奈落は犬夜叉たちの集めた四魂の玉を狙って、色々な罠を仕掛けてくる。奈落の強さが犬夜叉たちの行く手を阻む。奈落は正体を決して現すことはなく、ずる賢い策略で犬夜叉たちを追い込んでいく。

最強と呼ばれる奈落の正体とは?

奈落は、人間の姿を借りて生きる妖怪。邪気が強く、人をくらう。その正体は桔梗が介抱していた、ひどい火傷と骨折をした鬼蜘蛛という人間から生み出されたのである。鬼蜘蛛という男は愚劣なやつで、介抱する桔梗に対し、浅ましい欲望を抱いた。

それほどに桔梗は魅力的であったといえる。自由に動く体と四魂の玉・そして桔梗を自分のモノにしたいという気持ちから凄まじい邪気で無数の妖怪を呼び寄せた。群がる妖怪が一つとなり、生まれたのが奈落である。

体を作るには数えきれないほどの妖怪だったそうだ。奈落は正体である鬼蜘蛛の心を奥底に閉じ込め、違う人物として生きるのだ。背中にある蜘蛛の火傷あとは鬼蜘蛛のなごりなのかもしれない。その蜘蛛の火傷も奈落の魅力の一つではないだろうか。奈落は正体が鬼蜘蛛であるがゆえに、実は半妖なのである。だからこそ、完全な身体と強さを手に入れるために四魂の玉を欲している。

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奈落の魅力

奈落は桔梗が犬夜叉に惚れてしまったこと、桔梗によって研ぎ澄まされている四魂の玉を気にしていた。四魂の玉は汚れていたほうが勇ましいと思っている。奈落の中にある鬼蜘蛛の心が、桔梗が犬夜叉に惚れたことに嫉妬していたこともあり、憎しみや邪念で四魂の玉を汚すために桔梗と犬夜叉を戦わせた。

憎しみ合わせてもなお、二人のお互いを好きな気持ちは消えなかった。奈落の持つ、鬼蜘蛛の心は報われないままであった。卑劣だが、悲しい奴であるというのが奈落の魅力であると語る人もいる。

奈落・桔梗と犬夜叉の関係性

桔梗がこの世に蘇る

桔梗はウラスエという妖怪によって骨と土で蘇ることとなる。桔梗は死魂がないと身体を保てないため、死んだ女性の魂を持ち去る妖怪、死魂虫を使って死魂を集めていた。犬夜叉への恨みを持ったまま生き返った桔梗は、たましても犬夜叉の命を奪おうとする。

しかし、犬夜叉は桔梗への恋心を持ち続け、桔梗を守りたいと思う。桔梗は奈落の罠で犬夜叉と憎しみ合うことになったことを聞かされる。そして、奈落のことは自分の手で倒すのだと心に決めるのである。

奈落に残る鬼蜘蛛の心

生き返った桔梗は奈落のもとに現れ、心をかき乱す。桔梗はかごめから四魂の欠片を奪い、奈落に渡す。その後、奈落は四魂の欠片の力で強さを増し、自分の分身を生み出していくのである。奈落は桔梗の様子が気になるが、桔梗を殺せない。桔梗に恋い焦がれる鬼蜘蛛の心がそうさせていたのかもしれない。

桔梗に鬼蜘蛛の心が残っているのだと聞かされた奈落は、そんなものあるはずがないと自分に言い聞かせる。そして、鬼蜘蛛の心を自分の身体から取り除き、桔梗を葬ろうと罠をしかけ始める。死魂虫が巨大化した妖怪を仕込み、桔梗の死魂を吸い取らせるのである。

桔梗の考えと犬夜叉の決意

弱った桔梗が通りかかった場所に犬夜叉がいた。犬夜叉は死魂虫を殺し、桔梗を助ける。桔梗は奈落をこの手で倒そうとしていると犬夜叉に伝える。犬夜叉は桔梗のことは自分が守らなければならない、桔梗のために奈落を倒すのは自分だと語り掛け、抱きしめる。

が、桔梗は犬夜叉の愚かな姿を見て、鬼蜘蛛の心を持った奈落に隙ができた時に殺せるのは自分しかいないのだと伝え、犬夜叉の前から去っていった。桔梗の考えていることを聞いた犬夜叉は桔梗を守ることを心に決め、桔梗の望みを叶えてあげたいと思うのだった。

奈落の邪魔となる「鬼蜘蛛の心」と奈落の強さ

奈落は鬼蜘蛛の心(無双)を切り捨てた。こいつは火傷を負った鬼蜘蛛である。顔がなく自分が誰なのかもわからず、顔欲しさに人を殺して顔を奪う。魅力的な顔だと顔を奪った坊主の名をとって無双と名乗る。自分が何者なのか思い出すためにたくさんの人を殺す。かごめを見て桔梗を思い出し、かごめを捕まえようとする。桔梗を慕い犬夜叉を憎む心を少しずつ思い出す。奈落は無双を操れないが捨てきれず、毒虫で身体を保たせる。

無双は奈落から逃げようとするが、奈落は無双を体の繋ぎとして必要で切り捨てるのが早すぎたと、またしても自分の身体に取り込む。奈落は半妖であるが自分で弱体化する時を選べ、自分の身体を作り変えることができる。そして、形態を変えながら強さを増していくのだ。

犬夜叉の力姿をくらます奈落

ずっと奈落は犬夜叉には破れない最強の結界を張って身を隠していたが、それを犬夜叉の赤い鉄砕牙に破られる。奈落は新たな正体の途中形態を犬夜叉の鉄砕牙に粉々にされてしまった。すぐに瘴気に身を包み逃げていった。

その時、奈落は犬夜叉の強さを知ることとなる。その後、奈落は姿をくらます。しばらくして、奈落はさらなる強さを蓄え、またしても形態を変えた姿で再び犬夜叉たちの前に現れる。奈落は身を忍ばせている間、奈落の中にある鬼蜘蛛の心を完全に取り除き、桔梗を滅ぼすために力を蓄えていたのだ。

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奈落が殺したかったのは犬夜叉よりも桔梗だった!

奈落と桔梗の結末に注目!

奈落は犬夜叉よりも、桔梗をどうしても葬り去りたくて、最終的に自分の中から鬼蜘蛛の心を取り除いて桔梗を殺そうとする。桔梗は奈落の瘴気の中に落とされ、死んだと思われていたが、実は聖さまとして桔梗の魂だけがこの世で戦っていた。かごめが死にかけの桔梗を救う。だが、奈落との死闘を経て、最終的に桔梗は犬夜叉の胸の中で死んでしまうのだ。

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