2018年04月19日公開
2018年04月19日更新
犬夜叉の父親の正体を考察!大妖怪の過去・名前や知られざる秘密とは?
大人気漫画「犬夜叉」の父親の正体について知っていますか?主人公である犬夜叉は半分が妖怪、半分は人間という半妖の主人公です。犬夜叉の父親が原作に登場する事はほとんどありませんが、父親の形見である鉄砕牙を使い犬夜叉は強くなっていきます。犬夜叉の父親は名前や過去についてがよく分からない謎の多い妖怪です。そんな犬夜叉の父親の正体は大妖怪だったのか?犬夜叉の父親の過去や名前、正体や知られざる秘密についてを考察していきます。
目次
犬夜叉とは?
「犬夜叉」とは、累計発行部数が4000万部を超え、週刊少年サンデーで連載されていた大人気漫画です。アニメ化、舞台化もされていて非常に有名な作品です。戦国時代を舞台としています。現代を生きている女子中学生のヒロインかごめが突如妖怪の襲われ井戸に落ち、戦国時代にタイムスリップしてしまう事から物語が始まっていきます。
タイムスリップした先の戦国時代で、御神木に破魔矢で封印されている犬夜叉を見つけます。その犬夜叉の封印をかごめが解く事になります。そして、妖怪を倒す際に四魂の玉を粉砕してしまいます。日本中に散らばってしまった四魂の玉のかけらを集める為、犬夜叉と共に一緒に旅をしていくという物語です。
犬夜叉の主な登場人物
犬夜叉・主人公の犬夜叉
犬夜叉は半妖の少年で父親が妖怪、母親が人間です。人間の姿の時は15才、実年齢は約200才です。半妖の証である、犬の耳と銀の髪が特徴的な容姿をしています。根は優しいけれど口は悪く、子供っぽい性格です。疎まれる存在の半妖として生まれている為、幼少期は母親と共に屋敷で日々過ごしていました。犬夜叉の父も母も犬夜叉が幼い頃に亡くなった為、人間から疎まれ、妖怪からも除け者にされ孤独を感じながら成長しています。
犬夜叉は辛い幼少期を過ごしていた為、強くなりたい一心から戦いに明け暮れます。そして強力な妖力を宿す四魂の玉の存在を知ります。その四魂の玉を手に入れる為に四魂の玉を守っている桔梗と出会い、やがて恋仲になります。二人は四魂の玉を使い、犬夜叉が人間になって桔梗と一緒に生きていくという約束をします。しかし奈落という妖怪の策略により二人の仲は引き裂かれ、犬夜叉は桔梗の封印の矢により御神木に封印されます。
犬夜叉・ヒロインの日暮かごめ
犬夜叉が桔梗の手により御神木に封印されてから50年後に、500年後の世界から井戸を通じてやってくる桔梗の生まれ変わりです。体内に強力な妖力を宿す四魂の玉を持っていました。その為、15歳の誕生日に自宅の神社にある骨喰いの井戸から妖怪が現れ、井戸に引きずり込まれて戦国時代へとやって来ます。そこで御神木に封印されていた犬夜叉に出会い、自身の命を助けてもらう為に桔梗の封印の矢を抜き、犬夜叉の封印を解きます。
桔梗の生まれ変わりなので神通力が使えます。体内にあった四魂の玉を妖怪に狙われ、腹部を負傷させられ四魂の玉が体内から出てしまいます。その四魂の玉を飲み込まれてしまい、妖怪を退治しようと放った矢で誤って四魂の玉を粉砕し日本中に散らばせてしまいます。四魂の玉には非常に強力な妖力があるので、欠片でも妖怪の手に渡ると大変な事になります。その為、犬夜叉と共に四魂の玉の欠片を集める旅をしていく事になります。
犬夜叉・桔梗(ききょう)
犬夜叉のもう一人のヒロインです。かごめの前世の人物なので、容姿はかごめにうり二つです。強い霊力を持ち、破魔矢で敵を浄化します。生前は妹の楓と色々な場所を旅して回っていました。そして村に帰った際、里の妖怪退治屋から四魂の玉を清めてほしいと頼まれ、四魂の玉を妖怪達から守っていく事になります。その頃に四魂の玉を狙っている犬夜叉と出会い、自分勝手に強くなりたいだけの妖怪とは違った犬夜叉に惹かれていきます。
犬夜叉と恋仲になった事で、皮肉にも巫女としての霊力が以前よりも落ちていってしまいます。その頃、桔梗が洞窟で看病し、桔梗に想いを寄せていた野盗の鬼蜘蛛が奈落という妖怪を生み出してしまいます。その奈落の策略に騙され自らの手で犬夜叉を封印する事になり、自身も深手を負ってしまいます。桔梗は生き延びる事は望まず、犬夜叉への恨みを残したまま四魂の玉と共に火葬されます。
犬夜叉・殺生丸
犬夜叉とは母親の違う異母兄です。人間の姿の時は19歳で、実年齢は200歳以上です。犬夜叉とは違い、大妖怪の両親の血を色濃く受け継いでいる完全な妖怪です。自分の力に絶対の自信を持っているので、四魂の玉にはほとんど関心がありません。非常に冷酷な性格です。大妖怪だった父への誇りに強いこだわりがあり、一族の血統を重んじているので半妖や人間を見下しています。
真の姿である化け犬になる事は滅多に無く、ほとんど人間の姿で戦っています。父譲りの強力な妖力を持っているのも勿論ですが、爪しか使わず犬夜叉を殴り飛ばす、用心深い奈落の背後を取ってみせる等、基本的な戦闘技能が非常に高くとても強いです。その為にプライドも非常に高く、父から犬夜叉に譲られた鉄砕牙への執着心が強くなっていきます。
犬夜叉・弥勒(みろく)
女たらしで助平な法師です。自身の祖父が奈落に風穴という呪い受けます。その呪いは手のひらに穴をあけ徐々に広がっていき、最後には自身を飲み込む恐ろしい呪いです。歴代続いている風穴の呪いを解くため一人で旅を続けていました。犬夜叉達と出会い、共に奈落を倒す為行動を共にしていきます。
犬夜叉・珊瑚
妖怪退治を仕事としていた退治屋の少女です。奈落の策略により、里を滅ぼされ父や弟を失ってしまいます。そして、奈落に騙され里の敵が犬夜叉だと誤解し命を狙います。しかし無事に誤解は解け、事の元凶である奈落を犬夜叉達と共に倒す為、旅の仲間に加わります。
犬夜叉・奈落
汚れた心を持った、鬼蜘蛛という野盗の体を繋ぎに無数の妖怪が集まって出来た妖怪の集合体で、犬夜叉と同じく半妖です。半妖でありながら強力な妖力と邪気を持っています。犬夜叉と桔梗を憎しみ合わせ、二人を死に追いやった張本人です。過去の元凶だった事や、かごめの体内にあった四魂の玉を狙っている為、犬夜叉達と対立します。
犬夜叉の武器は父親の形見
父の形見・鉄砕牙の秘密
犬夜叉の父が、犬夜叉の為に残した刀です。刀鍛冶である刀々斎(とうとうさい)が犬夜叉の父の牙から作りました。一振りで百の妖怪を蹴散らす事が出来るほどの大きな妖力を持っています。鉄砕牙は人間であり犬夜叉の母を守る為に作られた刀の為、息子であろうと妖怪の殺生丸には持つ事も許されませんでした。アニメの6話でそのシーンが放送されています。
半妖の犬夜叉か人間、もしくは人間の腕があれば鉄砕牙を持つ事は出来ます。普段は古びた錆刀ですが、人間を守りたいという気持ちがあれば立派な大刀となります。犬夜叉は中々使いこなせませんでしたが、戦いの中でかごめを守りたいという犬夜叉の気持ちに反応して大刀となりました。切った者の妖力を吸い取り、戦いの中で成長していく特徴がある強力な刀です。半妖である犬夜叉の力が暴走しない様にしている役割もあります。
犬夜叉と殺生丸の関係
とても仲の悪い兄弟
犬夜叉と殺生丸の父は同じですが、二人の母親は違います。なので犬夜叉は半妖、殺生丸は完全な妖怪になります。完全な妖怪の殺生丸は、犬夜叉が偉大な父からの血統を汚していると思っています。なので半妖の犬夜叉を見下し、冷淡な態度しかとりません。犬夜叉も、殺生丸が半妖の自分を見下し嫌っているのが分かっているので殺生丸が大嫌いです。
父から与えられた天生牙を使いこなせなかった殺生丸は、人間の腕を使い犬夜叉から鉄砕牙を奪い取ろうと目論む等、幾度となく二人はぶつかり合っています。
犬夜叉の父が二人の息子に剣を託した秘密の理由
犬夜叉に鉄砕牙(てっさいが)
犬夜叉の父が人間である犬夜叉の母を守る為に作られた刀の為、妖怪には使う事も持つ事も出来ません。なので、半妖である犬夜叉に託されています。人間を守りたいという気持ちが無いと錆刀のままなので、ほとんど役には立ちません。元々は犬夜叉の父が使っていた大刀です。犬夜叉の父の墓場に封印されていました。
殺生丸に天生牙(てんせいが)
犬夜叉の父が殺生丸に残した刀です。鉄砕牙と同じ様に刀々斎によって犬夜叉の父の牙から作られています。この世の者は斬れませんが、あの世の者を斬る事が出来る力を持った刀です。地獄の使者を斬る事により死者を生き返らせる事が出来ます。
きっと先に旅立つ者より見送る者の方が辛い。だって見送る者には“その人のいないこれから先”しかないんだから。そのとき殺生丸様はどんな顔するんだろ。犬夜叉と違って想像もつかないけど、きっと見たこともないぐらいのものすごく悲しい顔してるんだろうな。 pic.twitter.com/jRSHz3Z8i4
— わんこ (@luv_anime_luv) March 26, 2018
一振りで百の命を救う事も出来る大きな力を持っている天生牙ですが、慈悲の心が無い者にはその力を使う事は出来ません。自分より弱い者を慈しむ気持ち、守りたいと思う程の人の存在等、殺生丸には全く無かった感情なので勿論使う事は出来ませんでした。しかし、人間の少女である「りん」を助けた事をきっかけに慈悲の心が芽生え天生牙が使える様になります。
犬夜叉の父親の正体は?
父の正体は大妖怪だったのか?
闘牙王の本性を墨絵で。こういう描き方大好き! #犬夜叉 #闘牙王 pic.twitter.com/HdbrQWMEqS
— はこぜ@痩せろ内臓脂肪型肥満野郎 (@hakoze_) February 13, 2017
犬夜叉の父の正体のついては謎が多いです。原作で登場しているのは、鉄砕牙が封印されていた墓場に残った遺骨の状態です。しかし、その遺骨の大きさや強力な刀を複数所持していた事等から、その正体は強力な妖力を持った妖怪だったという事が分かります。
父の正体は尊敬される大妖怪
犬夜叉の父の正体は、過去の200年程前に西国一帯を治めていたという大妖怪でした。化け犬の姿と、人間の姿、更には天にまで届く程の巨大な体の真の姿があります。もの凄い妖力を持っていた様です。桁外れの妖力を持っていた犬夜叉の父ですが、強さだけではない優しさも持ち合わせていて人間にも優しく皆から尊敬されていました。これが大妖怪である犬夜叉の父の正体でした。
十六夜、殺生丸の母、闘牙王 pic.twitter.com/uO8FUXCV2W
— ゆう (@inuyasha_musou) September 17, 2016
画像の左は犬夜叉の母、十六夜(いざよい)です。右上が殺生丸の母です。殺生丸の母の名前は不明ですが、殺生丸の付き人の様な存在である邪見から「御母堂様」と呼ばれています。犬夜叉も殺生丸も目元が母親似の様です。
大妖怪と言われていた理由
冥道残月破! pic.twitter.com/luWzFAOv
— るな (@Lv_67) December 5, 2012
犬夜叉の劇場版「天下覇道の剣」では、鉄砕牙と天生牙、そして叢雲牙(そううんが)という妖刀を持っていた事が描かれています。叢雲牙は太古の悪霊が取りついているという強力な刀で、一振りで百体もの亡者を蘇らせる力を持っています。鉄砕牙と天生牙、叢雲牙の三本を扱う者はこの世の覇者になるという言い伝えがありました。その三本の刀を所持し使っていた犬夜叉の父の強さは計り知れません。大妖怪と言われていたのも納得です。
犬夜叉の父親の名前
大妖怪の父の名前は闘牙王(とうがおう)
犬夜叉の父の名前は原作では明らかにされていませんが、劇場版「天下覇道の剣」で「闘牙王(とうがおう)」という名前が明らかになっています。しかしこれは仮の名前の様です。なので名前の意味や詳しい事は明かされていません。作者の高橋留美子先生が過去のインタビューで「過去の物語に脱線するのは犬夜叉らしくない」と答えている事もあり、犬夜叉の父や母について原作で描かれている事はほとんどありませんでした。
闘牙王のベストショットやろ…
— さだをってぃー (@ssmr07) January 19, 2017
スクショの天才… pic.twitter.com/gbqyHTqb3D
正式な名前ではありませんが、原作で名前については書かれていないので犬夜叉の父の名前については闘牙王という事になります。大妖怪だった事もありとても立派な名前です。
犬夜叉の父親の過去
過去の宿敵・龍骨生
犬夜叉の父である大妖怪闘牙王には、過去に戦った宿敵の龍骨生(りゅうこつせい)という妖怪がいました。犬夜叉はその龍骨生と戦う事になります。その際に父の死因を知ります。父の闘牙王は過去に龍骨生に自ら戦いを挑み、その際に受けた傷が元で亡くなっていました。
過去に龍骨生と戦った理由
闘牙王 pic.twitter.com/3AjOUyZHOx
— 犬夜叉 (@inukago2015) November 8, 2013
何故、過去に闘牙王が龍骨生に戦いを挑んだのか、その理由は漫画ワイド版17巻のインタビューに書かれています。特にこれといった理由は無かった様で、強い奴がいたから戦いを挑みに行ったという昔ながらの理由でした。
犬夜叉の父親の秘密
犬夜叉の父の秘密・冥道残月破
アプリの加工かなんかしらんけど、殺生丸の冥道残月破みたいなので友達の顔隠すやつアレなに?友達冥界送りにされてんぞ pic.twitter.com/EHQ90nhrRd
— まつだぁ‼︎ (@ccmp_0205) February 3, 2017
犬夜叉に鉄砕牙を託す前、父の闘牙王は鉄砕牙で死神鬼という敵を倒しています。そして死神鬼の技である冥道残月破の力を、鉄砕牙で奪い取りました。しかし、冥道残月破の力が加わった鉄砕牙を犬夜叉が使いこなす事は出来ないと考え、秘密裏に行動を起こします。そして刀々斎に冥道残月破の力を天生牙として打ち出させました。
犬夜叉の父の秘密・天生牙の利用を目論む
#なりきりさんや一般さんがrtしてくれて未だ見ぬなりきりさんや一般さんがそれを見てきっとフォローしてくれる 私は闘牙王だ。犬夜叉と殺生丸の父だ。宜しく頼むぞ。 pic.twitter.com/zIV7Pi6uPn
— 闘牙王 (@Tougaou) September 28, 2013
闘牙王は殺生丸に冥道残月破の力を持った天生牙を与え、冥道残月破が完成した後に再びその力を鉄砕牙に吸収させ犬夜叉に継承させる計画を秘密裏に練っていました。しかし、生きていた死神鬼によって天生牙の秘密が曝露されてしまいます。この秘密を曝露された事により殺生丸は激怒し、兄弟仲は修復不可能な程になってしまいます。
犬夜叉の父の秘密・冥道残月破の力とは?
冥道残月破とは、空間を切り裂いて冥道を開き敵を直接冥界へと送り込む事が出来る強力な技です。技を使う者の練度によって冥道は円形へと近づいていきます。殺生丸の場合、他の使用者に比べとても巨大な冥道を開く事が出来ました。
「鏡の中の夢幻城」に続き「天下覇道の剣」見てて気づいた、犬夜叉の登場キャラで一番好きなの犬夜叉やと思ってたけど、闘牙王かもしれない。
— 犬夜叉♡専用垢 (@inukago328) May 17, 2016
ちなみに「紅蓮の蓬莱島」は見る気ない。 pic.twitter.com/RjXXqoEGh1
元々は死神鬼の技なので、完全ではなかった殺生丸の冥道は死神鬼の冥道に敵いませんでした。しかし、犬夜叉の鉄砕牙との共鳴により完全な円形となり技が完成します。その後、犬夜叉との継承争いで冥道残月破は鉄砕牙に吸収されました。
犬夜叉の父親は登場しているのか?
原作で犬夜叉の父は自身の墓場での遺骨の姿で、人間の姿では描かれていません。人間の姿になっているのは劇場版で見ることが出来ます。殺生丸と会話をしているシーンから始まり徐々に顔が見えてきます。容姿端麗でとても格好いい姿です。
犬夜叉の父親は大妖怪だった!
謎の多い犬夜叉の父でしたが、その正体はとても立派な大妖怪でした。亡くなっているので本心が分かりづらいですが、犬夜叉や殺生丸の事を考えていた父親です。原作やアニメでは人間の姿を見る事が出来ないので、気になる方は劇場版を見てみて下さい。原作を読み返して、出ているシーンや話題に上がっているシーンを見直してみるのも良いのではないでしょうか。