2018年11月20日公開
2018年11月20日更新
恋は雨上がりのようには気持ち悪い ?つまらない・嫌いという感想の理由は?
「恋は雨上がりのように」は走ることをやめた女子高生の橘あきらと、小説を書くことをやめたファミレス店長の近藤正己の純粋なラブストーリーです。そんな「恋は雨上がりのように」は、「つまらない」「嫌い」「気持ち悪い」といった感想が多くあげられています。この記事では、あらすじ、ネットでの感想などを踏まえて、なぜ「つまらない」「嫌い」「気持ち悪い」などといったネガティブな感想が多いのかをご紹介していきます。
目次
恋は雨上がりのようにが気持ち悪いと言われる理由に迫る
眉月じゅん原作の「恋は雨上がりのように」は、親と子ほど年の離れた、女子高生とファミレスの店長との恋愛模様を描いた恋愛漫画です。2018年にアニメ化、実写映画化されている人気の作品です。
アニメ「恋は雨上がりのように」を見た人の中で、「気持ち悪い」「嫌い」「つまらない」といった感想が多く上がっているようです。本記事では、そのような感想の理由を、Twitterなどでの感想を交えて、迫っていきます。
恋は雨上がりのようにとはどんな作品?
作品情報
眉月じゅん先生原作の「恋は雨上がりのように」は、「恋雨」の略称で知られ、2018年の1月から3月まで12話構成でアニメとして放送されました。クールで不器用な女子高生の橘あきらが、冴えないファミレスの店長の近藤正己へ思いを寄せる恋愛物語です。
「恋は雨上がりのように」の原作は、2014年の6月の「月刊!スピリッツ」8月号の連載開始から、途中「ビッグコミックスピリッツ」への移籍を経て、2018年の3月発売の16号で完結を迎えました。2015年にはコミックナタリー大賞・第2位、2018年には第63回小学館漫画賞(一般向け部門)受賞など、人気の漫画となっています。
2018年の5月25日には、小松菜奈(橘あきら)と大泉洋(近藤正己)が主演で実写映画化されました。また、5月2日から25日にかけて葉山奨之(吉澤タカシ)と松本穂香(西田ユイ)が主演のスピンオフドラマ『恋は雨上がりのように~ポケットの中の願いごと~』(全4話)がGYAO!で配信されました。
最終話前までのあらすじ
主人公の橘あきらは、ファミレス「ガーデン」でアルバイトをしている高校2年生。かつては、陸上部で短距離のエースとして活躍していましたが、アキレス腱の負傷により部活に顔を出さなくなります。そんな中、雨の日に立ち寄ったファミレスで、落ち込んでいたあきらに声をかけたのが店長でした。クールで何事にも無関心に見えるあきらは、あの雨の日以来、店長に恋をしています。
店長(近藤正己)は、店長暦6年になるも昇進の話がなく、頭に10円ハゲを作りながら客に頭を下げる日々を過ごす、自他共に認める「冴えないおっさん」です。しかし、制服のズボンのチャックをうっかり閉め忘れたり、寝癖がついていたりとそういった冴えない部分も、あきらは魅力的に感じていました。
ある日、あきらはお客さんが忘れた携帯を届けるために走って追いかけ、足を痛めてしまいました。そんな姿を見た店長は、急いで病院に連れていきます。後日あらためてお見舞いに行き、2人で入ったファミレスで、店長は心配そうにあきらの足を見ます。その時、あきらの足に塗られた赤いペディキュアを怪我のせいで赤くなっている勘違いし、あきらに笑われる。店長の勘違いがおかしく、気持ちが揺さぶられたあきらは、店長に好きだ告白します。
あきらに好きだと告白されるも、店長は人として好かれていると勘違いし、あきらの気持ちは伝わりませんでした。しかしあきらは、再び意を決して雨の日にずぶ濡れになりながらも、店に向かい店長に自分の気持ちを伝え、店長は初めて異性としてあきらが自分を好いていることを知ることになります。
デートなどを経て、店長への思いを強めていくあきら。ある日、積極的に店長の事を知ろうとするあきらに、店長は冷たい言葉を吐き捨ててしまします。そんな店長の態度に、あきらは傷つき戸惑いながら、ある雨の日に風邪をひいた店長のお見舞いに行き、そこで自分の好意が迷惑なのではないかという不安を吐露します。
店長は、自分があきらに恋する資格がないと思いながらも、何とかその不安を取り除いてあげたいという気持ちから優しく抱きしめます。そんな照れと後ろめたさを隠すため、友達としてのハグだとごまかし、この雨の日を境に二人は友達となりました。
あきらは店長と友達になり、メールのやり取りを始めるなど少しずつ距離を縮めようとしていました。そんな中、あきらは陸上部をやめてから距離ができていた親友の喜屋武はるかと、夏祭りに出かけます。そこではるかは、店長と出会い楽しそうに話すあきらを見て、あきらが店長の事を好きだということを知ることとなります。はるかは自分に何も話してくれなかったあきらに対して不満を爆発させます。
友達になってから、店長はあきらの純粋な気持ちに触れるうちに、小説家を目指し夢中になっていた若い頃の気持ちを思い出します。そして、10年ぶりに大学時代の同級生で、売れっ子小説家の九条ちひろと再会するなど、あきらと関わるうちに、店長は変わり始めていました。
夏祭りの一件以来、落ち込んでしまったあきらを、店長は自分とちひろが再開出来たことをを理由に、一緒に過ごした時間はなくなったりしないとあきらを励まします。あきらは、願い事を叶えるジンクスを持つスーパームーンに、すれ違う思いがいつかまた満ちるようにと願いました。
季節が秋になり、距離をつめるために友人として本好きの店長を古本市に誘います。あきらのことを忘れ、一人で本に夢中になっていた店長に、あきらは「誰にでもそういうものはある」からそれでいいと思うと言います。そしてテレビのインタービューで、ちひろが小説は恋人のようなものと言っているのを耳にし、四六時中小説の事を考え、小説を追いかけるあまり周りを傷つけたことを思い出すことになります。
今でもいつか書く小説のためにメモを取る店長にを見て、まだ飛ぶことを諦めていないそんな店長の小説が読みたいと言うあきら。店長は今までの自分を、許されたいなんて大げさなことは思っていませんでした。しかしあきらの言葉は、ただ「それでもいい」と誰かに言ってもらいたかった店長にとって、前を向き直すきっかけとなり、店長は再び小説を書き始めることになります。
恋は雨上がりのようにの最終回について
悩み続けるあきら
ここでは「恋は雨上がりのように」の最終回についてまとめていきます。「つまらない」「嫌い」「気持ち悪い」といった感想がある中、どんな結末を迎えたのでしょうか。あきらが陸上に復帰するのか、2人が恋仲になるのかまとめていきましょう。
最終話前の最後に、あきらは店長に「バイトよりもやりたいことあったら、そっちに時間とってもいいよ」と言われ、ロッカーを叩きしめて否定します。その後、仕事中にも吉澤賀の進路話に聞き耳を立てたり、西田が美容師を志した話を気にしたりと、自分が何をしたいのか悩んでいました。
そんな中、店長の息子の勇斗に走り方を教えることになります。転んでも練習を続ける有斗から「転んでも何度でも走ればいい、お前と一緒にお父さんも頑張る」という店長と勇斗との約束聞かされ、あきらは練習を続ける有斗を見守ります。そんな中、あきらは走り続ける有斗の姿を眺めながら、はるかの走る姿を思い浮かべていました。
あきらを想う店長
再び小説を書き始めた店長だったが、あきらのことは気になっていた。キッチンバイトの大塚のロッカーをしめる音で、あきらがいった「やりたいことなんてありません」という言葉を思い出します。気にするあまりあきらに対して、ぎこちなく接してしまいます。
ある日のバイト終わり、店長はあきらと勇斗の走る練習の話をし、勇斗と店長の約束の話となります。そこで、店長は自分がまた楽しく小説を書いていること、「文学に寄り添い生きる」という自分との約束を果たしたいという思いをあきらに伝えます。そして、店長はシフト表をみた晴れやかなあきらの顔をみて、あきらにも「忘れている約束があるのでは」と問います。
約束のために再び歩き出した二人
店長に「忘れている約束があるのでは」と言われ、あきらは家で陸上noteや風見高校のパンフレットを見直しました。そして、はるかと高校を下見に来ていた時の思い出を思い返し、リハビリのための本を持ち出すことになります。
ある日のバイトで、あきらは本部に向かう店長が忘れたファイルを届ける最中に、過去の出来事を思い出します。陸上の大会の事、はるかと一緒に風をみようと約束したこと、陸上部にもどってくるようにはるかに言われたこと。そして、店長のところへ走り出します。
走ってきたあきらを店長は心配します。しかし「雨はもうすぐ上がる」とは晴れやかな顔で答えるあきら。そして、お互いに約束を果たしたら教えるという約束を交わし、あきらはもう一度走り出そうと決意しました。
恋は雨上がりのようにが気持ち悪いと言われる理由は?
恋は雨上がりのように普通に気持ち悪いんだけど
— おもち@LiSA金沢 (@kinako3838) May 27, 2018
恋は雨上がりのようにを視聴後に視聴者さんから「つまらない」「嫌い」「気持ち悪い」などと話題になっています。恋は雨上がりのようにはなぜ「つまらない」「嫌い」「気持ち悪い」といわれるのか、まとめていきたいと思います。
年の差
まず、一番に上がられるのが年の差がありすぎるところです。主人公の橘あきらは17歳の女子高生、対してあきらの恋の相手の店長・近藤正己は45歳。親と子ほど歳の離れた二人の恋愛を受け付けない人は多かったようです。
恋は雨上がりのように。。。
— まネーズ (@usa_hnku) February 6, 2018
主任にすすめられた漫画。。
女子高生アルバイトが店長に恋する漫画。。え。。なに。。きもい。。
作中でキッチンバイトの加瀬亮介が「陸上がダメになって、恋している相手が45歳のオッサンってキモくね?」や「もっと健全な恋をしましょう」などといっているように、女子高生のアルバイトが店長に恋するというは、気持ち悪いと感じるようです。歳の差がポイントの「恋は雨上がりのように」という作品は、そこが気になるにひとには、気持ちのいい作品ではないのかもしれません。
オッサンの妄想
次にあげられるのが、オッサンの妄想だということです。「恋は雨上がりのように」がオッサンの妄想といわれる理由として、やはりここでも17歳と45歳という歳の差です。バツイチ子持ちで、女子高生と付き合おうものなら、現実では世間からは冷たい目で見られることでしょう。しかし「恋は雨上がりのように」は、あればいいなというオッサンの妄想が描かれているような作品に感じる人もいるようです。
おはようございますm(__)m
— shin (@shinyas1485) March 4, 2018
今日は雨ですね!
恋は雨上がりのようにを見てました。
私も端くれのオッサン。こんなワンチャンあればと妄想(笑)
そんな訳無いよなぁ、仕事頑張って行きますか!これが現実…。 pic.twitter.com/NpkgTKKntb
現実ではないと思いながらも、こんなワンチャンがあればという妄想をする視聴者さんもいるようです。こういうところが、現実では「恋は雨上がりのように」のようなことはあり得ないと思いながらも、こういうことを妄想をしていること自体が、特に若い女性から気持ち悪いといった意見が出る要因のようです。
恋は雨上がりのように、すべておっさんの妄想って視点で見るとめちゃくちゃ気持ち悪いのでオススメしない
— みなまでゆうな☝️ (@yunayuna1128) May 2, 2018
また、「恋は雨上がりのように」をすべてオッサンの妄想という視点でみると気持ち悪いようです。あきらが他の若い男に見向きもせず店長に好意を寄せたりする点などは、オッサンがそういう妄想をしていると考えると不愉快になる方もいるかもしれません。
恋は雨上がりのようにアニメ版感想を紹介
感想1
「恋は雨上がりのように」は「つまらない」「嫌い」「気持ち悪い」などと話題になっていますが、テレビアニメを見た人はどのような感想を持ったのでしょうか。「つまらない」「嫌い」「気持ち悪い」といった、ネガティブな感想から、ポジティブなものまで「恋は雨上がりのように」についてまとめていきます。
1話にもあったけど店長が自分のことを高校生にする妄想、あきらちゃんと無理やり年合わせようとするその発想が、中年の悲哀が出すぎてて何とも…(T_T)
— ギャオス△ (@gyaosu_saitou) January 26, 2018
あとシンプルに高校生店長なんかおもろいww#恋雨 #恋は雨上がりのように pic.twitter.com/LiZfqYczXd
第一話で、店長があきらと無理やり年を合わせようとする妄想がなんとも言えず、高校生店長がおもしろいという感想です。45歳の店長が17歳のあきらに釣り合う自分を妄想する、「恋は雨上がりのように」自体がオッサンの妄想で「つまらない」「嫌い」「気持ち悪い」といった意見を持っている視聴者さんは、このシーンを見てそのような感想を持ったのかもしれません。
感想2
アニメ「恋は雨上がりのように」を
— スヤスヤ (@suya_2) November 12, 2018
見たよ(ノ´▽`)ノ♪
青春って素晴らしい…
人はいくつになってもきっと青春なんだ!
最後はこれでいいの?ンンフ(´;ω;`)って
ちょっと不完全燃焼な感じだったけど
これがリアルなのかな…
良い作品でした( ˘ω˘ )
人はいくつになっても青春、ちょっと不完全燃焼だけど良い作品だったという感想です。歳の差関係なく、積極的に店長に好意を寄せるあきら、自分がオッサンなことや世間からの目を気にしながらも、あきらのことを想う店長。お互いのことを想い、考え、悩む。これはいくつになっても、青春であり、「恋は雨上がりのよう」という作品は、青春に歳は関係ないことを教えてくれます。
感想3
恋は雨上がりのようにで気持ち悪いってでてくるのとても辛い
— 羽根歌よよみ@平日🤪⤵️ (@piyopiyo_443) March 8, 2018
確かにすごい年の差ではあるけど純愛でただただ純粋だから…かわいいから…
「恋は雨上がりのように」と検索すると「気持ち悪い」と出てくことが辛い、歳の差はあるけど純愛でかわいいという感想です。実際、「恋は雨上がりのよう」と検索すると、「気持ち悪い」「嫌い」「つまらない」といった反応を多く見つけることができます。
しかし、物語自体はただれた関係になるわけでもなく、お互いのことを想い前へ進むという純粋なラブストーリーでした。そういった、純粋に「恋は雨上がりのように」を楽しんでいた方にとっては、「嫌い」や「つまらない」といった意見は、見ていた辛いものになったでしょう。
感想4
恋は雨上がりのようにで40すぎのおじさんに抱きしめられた10代の女の子を見て、あ、無理だな気持ち悪いなって思ったので年の差は辛い
— じょり原 (@ikjolly) March 7, 2018
40過ぎのおじさんに抱きしめられた10代の女子を見て無理だな気持ち悪い、歳の差は辛いと感じた方の感想です。歳の差というのは、「恋は雨上がりのように」の一番のポイントといってもいいでしょう。17歳と45歳の恋愛、これを受け入れられなかった人にとっては、「つまらない」「嫌い」といった意見が出てくるのは仕方ないのかもしれません。
恋は雨上がりのようにが気持ち悪いと言われる理由まとめ
この記事では、「恋は雨上がりのように」が「気持ち悪い」「嫌い」「つまらない」といった感想が出ていることについてまとめていきました。物語が17歳の女子高生と45歳のファミレスの店長の純粋なラブストーリーであり、走ることに挫折したあきらと小説を書くことに挫折した二人の立ち直りの物語でもありました。
「恋は雨上がりのように」は、17歳と45歳の歳の差が「気持ち悪い」「きらい」や、オッサンの妄想を見せられているみたいで「つまらない」などネガティブな意見が多くありました。しかし、そういった点を踏まえても、この作品を楽しみ好きでいる方もたくさんいます。
ネガティブな批判もありますが、純粋なラブストーリーをみたい方には、「恋は雨上がりのように」はとてもおすすめできる作品となっています。実写映画や原作漫画の方も完結していますので、アニメ版との違いやアニメ版でカットされていたところなどを見ると、また違う感想をもつことになるかもしれないので、ぜひチェックしてみてください。