2018年10月18日公開
2018年10月18日更新
進撃の巨人のナナバがかっこいい!性別・プロフィールや悲惨な最期も考察
大人気漫画作品『進撃の巨人』。進撃の巨人には様々なキャラクターが登場しますが、ナナバというキャラクターを皆さんは覚えていらっしゃるでしょうか?ナナバは、進撃の巨人ではウドガルド城跡の闘いを中心に活躍したキャラクター。中性的な外見をしている上、冷静な性格や強さ等から、多くのファンからかっこいいと評価されています。今回はそんなナナバについて、性別やプロフィールを紹介!そして悲惨な最期について考察していきます。
目次
進撃の巨人のナナバがかっこいいと話題に!
大人気アニメ『進撃の巨人』。元々人気のあった漫画作品でしたが、アニメ第1期が放送されてから更に人気が爆発。2018年にはアニメ第3期が放映されました。進撃の巨人の魅力には、ストーリー展開や迫力のある演出等はもちろん、魅力あふれるキャラクターが登場するという点も含まれています。魅力的なキャラクターが多く登場する進撃の巨人ですが、皆さんはナナバというキャラクターを覚えていらっしゃるでしょうか?
ナナバというキャラクターは進撃の巨人アニメ第2期でのウドガルド城跡戦を中心に活躍した、調査兵団に所属していたキャラクターの1人。中性的な外見と柔らかい口調、そして対巨人戦での実力等、魅力あふれるキャラクターとなっており、登場回数自体は少ないものの「かっこいい」と評判で、ナナバのファンになった方はたくさんいらっしゃいます。
しかしナナバはウドガルド城跡戦の活躍のあと、巨人に食べられて死亡してしまいました。ナナバの死亡シーンは原作とアニメでほんのわずかながら違いがあり、その違いについてファンの間で話題になっています。ナナバの最期とは一体どんなものだったのでしょうか?今回の記事では、かっこいいと評判のナナバの魅力や性別、プロフィールについて紹介。そして悲惨な最期について考察していきます。
進撃の巨人とは?
ナナバについて触れていく前に、まず『進撃の巨人』という作品について紹介していきます。進撃の巨人は漫画を原作とした作品で、2013年4月から9月にかけて第1期が放送されました。元々人気の漫画作品でしたが、アニメをきっかけに、人気が爆発。2016年にはアニメ第2期が、そして2018年にはアニメ第3期が放送されています。
進撃の巨人アニメ第3期の放映は2018年10月までで終了しましたが、第3期49話で2019年4月にはアニメ第4期が放映開始されると予告されていました。
2009年から連載が開始された漫画作品
大人気ヒット作品となった進撃の巨人。進撃の巨人が漫画作品として連載開始となったは『別冊マガジン』の2009年10月号からでした。主人公が暮らす『壁の中』へ、人間を喰らう巨人がやってくるという衝撃的な展開や描写が話題となり、『ダ・ヴィンチ』2010年9月号ではプラチナ本へ選出、『このマンガがすごい!2011』のオトコ編では見事1位に選ばれています。
また、進撃の巨人は海外でも人気を博しており、2013年10月第2週にはニューヨークタイムズでベストセラー掲載コーナーの漫画週間ランキングでベスト5の内、1巻が1位、2巻が2位、7巻と3巻が4位と5位を占めるという結果を出しています。
作者は諌山創さん
そんな大人気作品『進撃の巨人』の作者は諌山創(いさやまはじめ)さんです。諌山先生は大分県日田郡の出身。少年時代、周囲の山々を壁のように感じ「外へ出たい」と感じたことを『進撃の巨人』の主人公・エレン投影したと語っています。今でこそ人気の進撃の巨人ですが、初めて描いた読み切り版を某出版社へ持ち込んだ際には、それほど評価されなかったとのこと。
その後『週刊少年マガジン』の編集部へ再び作品を持ち込み、そこで2007年7月期のマガジンブランプリ佳作作品として受賞されることになったそうです。また、読者からの反響も当初はそれほどでなかったらしく、人気に火が付き始めたのは連載開始から3ヶ月経ってからのこと。その頃から読者アンケートで指示する声が増え、今では『別冊マガジン』の看板漫画になったと言われています。
2013年4月時点でコミックス累計売上は1200万部を突破。更にアニメ化したことによって人気に拍車がかかり、同じく2013年8月には売上数が2300万部を上回るという結果を出しています。
当初20巻完結を予定していたが…
『別冊マガジン』を代表する人気作品とも言われている進撃の巨人。しかし、作者である諌山先生曰く、進撃の巨人は本来20巻程度で最終回を迎える予定だったそうです。それというのも、諌山先生は元々進撃の巨人の連載を始めた時から結末を決めていたとのこと。2013年に「コング格闘技」に掲載された対談記事では「20巻の完結を目指している」と明言されていました。
しかし2014年の『ダ・ヴィンチ』の記事では「初期の見積もりでは16巻くらいで終わらせるつもりでした」と20巻よりも前の段階で完結させる予定だったことを明らかにしています。しかし、2018年9月現在発行されている進撃の巨人の巻数は既に26巻。20巻はとうに超えており、更に26巻を発行した現在も連載中となっています。
巻数が進むにつれ、物語の核心に触れる事実が徐々に明らかになってきてはいますが、未だ物語の結末がどうなるのかは不明。ファンの方々からは様々な予想がたてられていますが、物語にはまだまだ謎が残されたままとなっています。
進撃の巨人のナナバの性別やプロフィールとは?
ここまでで『進撃の巨人』について簡単に紹介しました。ここからは今回紹介するナナバというキャラクターについて、基本的なプロフィールや現在謎とされているナナバの性別について紹介していきます。
ナナバの基本プロフィール
まずはナナバの基本プロフィールを紹介します。ナナバの誕生日は6月30日。調査兵団に所属している兵士で、身長は172cm、体重は59kgとなっています。画像のように髪はショートカットで、中性的な外見。体格もスラっとしており、外見だけでは女性なのか男性なのか分からないとおっしゃる方多いようです。
口調も穏やかで柔らかいながらも、あからさまな女性言葉や男性言葉を使うことがない為、言葉遣いからも性別は不明となっています。また、進撃の巨人の中ではウドガルド城跡戦で活躍したものの、他のキャラクターと比較すると出番が少なく、細かい情報は不明。出身地や年齢についても謎のままとなっています。
ナナバの性別は不明?
先の項目で触れたとおり、ナナバの性別については謎のままとなっています。中性的な外見をしており、ファンからは「かっこいい」と人気ですが、口調は柔らかく、女性であっても男性であっても違和感のないキャラクターと認識されているようです。ただ、アニメ版進撃の巨人では、ナナバの声は女性の声優が担当している為、ナナバを女性と認識しているファンも少なくありません。
また、ナナバはスラリとした体形をしていますが、時折胸部に影がかかる事もあり、それを見て女性と判断するファンも。しかし、胸部の陰は男性キャラクターにも描かれる範囲のものですので、あくまで不明のままとなっています。また、かっこいいと評判のキャラクターですので、「男性でいてほしい!」と望むファンも少なくありません。
進撃の巨人の作者である諌山先生は、ナナバと同じく性別不明とされているハンジについて「男でも女でもどっちでも良い」「性別を決めない方が面白くなりそう」といった内容の言葉を漏らしていますので、ひょっとすると諌山先生自身、ナナバの性別を特に細かく決めたりしていないのかもしれません。
3DSのゲームでは実は…
アニメでは女性声優が声を担当していた為、ファンから女性だと認識されることが多いながらも、未だ性別不明のままとなっているナナバ。しかしニンテンドー3DSのゲームでは、「ナナバは女性なのでは?」と思わせるような設定が存在してる事を皆さんはご存知でしょうか?進撃の巨人のゲームでは、プレイヤーが主人公キャラクターの外見を、パーツを組み合わせることによって作り出すことができるようになっています。
その際、進撃の巨人本編に登場する既存のキャラクターのパーツを組み合わせることもできるのですが、そのパーツにはナナバを基にしたパーツも含まれています。しかし、そのナナバのパーツについては、主人公を女性と設定した時のみ使用できるようになっているのです。この事から一部のファンからは「ナナバは女性だった!」という声が上がっています。
しかしあくまでもゲームの設定上での話であり、公式の発表とは別物となっています。それに、ファンの中には「男性でも女性でもナナバさんはかっこいい」とおっしゃる方も。確かに、性別がどちらであったとしても、ナナバというキャラクターの魅力は変わらないのかもしれません。
進撃の巨人のナナバのかっこいい魅力とは?
活躍した場面が限られており、謎の多いナナバ。性別について公式的には明言されていません。しかし「性別がどうであれナナバはかっこいい」と言うファンが大勢いらっしゃいます。
では、ナナバがかっこいいと評価されている理由とは一体どんなところにあるのでしょうか?ここからはナナバがかっこいいと言われる理由や魅力について見ていきます。
中性的な外見
ナナバがかっこいいと評価されている理由の1つに、ナナバの外見が含まれています。既に何度か触れていますが、ナナバはとても中性的な外見をしており、性別は不明となっています。髪もショートカットにしており、一見すると女性なのか男性なのか判断することができません。また、顔立ちは若干垂れ目気味ながらも切れ長な目をしており、キリっとした表情である事が多いキャラクターとして描かれています。
進撃の巨人には魅力的なキャラクターが数多く登場しますが、ナナバはその中でも美形に分類される顔立ちであるとされています。更にナナバは冷静なキャラクターとして描かれており、表情を崩して大きく取り乱すような場面はほとんどありませんでした。こうした外見的な要素も「かっこいい」という評価の要因の1つになっているようです。
ニケ不在時には指揮をとる
美形に分類される顔立ちに、中性的な外見をしているナナバ。しかしナナバの魅力はそれだけではありません。ナナバがかっこいいと言われている要因の1つに、ファンからはナナバの冷静な性格があげられています。何度か触れていますが、ナナバが主に活躍したのは、アニメの第2期。ナナバはニケの班に所属するキャラクターでしたが、ニケが班を離れてからも冷静に立ち振る舞う様子が描かれていました。
更にただ単純に冷静でいるだけでなく、ニケが班から離れてからは、ニケに代わって班の指揮をとっています。その時描かれたナナバの指揮は簡潔ながらも分かり易く、且つ的確な判断を下していたとファンから高く評価されていました。
普段とは違う状況に追い込まれていたにも関わらず、冷静に状況判断し、行動を起こしていたナナバ。こうした精神的な強さや冷静さもナナバがかっこいいと評価されている理由の1つになっているようです。
数少ない登場シーンで描かれた実力
外見や性格についてもかっこいいと評価されているナナバ。更にナナバは進撃の巨人の作品において、『5年前から生き残っている調査兵団の1人』として描かれており、相当な実力を持っているとされています。実際、数少ないナナバの戦闘シーンが描かれている進撃の巨人アニメ第2期のウドガルド城跡戦で、ナナバは数多くの巨人を倒していました。
また、この戦いでナナバが評価されている理由は、単に倒した巨人の数の問題だけではありません。このウドガルド城跡戦では、多くの巨人に囲まれてしまったにも関わらず、まともに戦える兵士はたった2人しかいなかったのです。巨人がウドガルド城跡を囲んだ際、立体起動装置を付けていたのはたった4人。しかもその内2人は獣の巨人による岩石の投擲によって即死しています。
ナナバはそんな不利な状況の中、クリスタやコニーを中心とする104期生を守りながら戦い抜きました。こうした状況から、ナナバは単純に攻撃に長けているだけでなく、状況を冷静に判断する能力や回避等、あらゆる面で戦闘に長けていたのだとファンからは評価されています。
ナナバの戦闘シーンが描かれたのは、進撃の巨人の中ではほんの少しの間だけではありましたが、その数少ない戦闘場面からナナバの強さは充分ファンに伝わったようです。こうしたナナバの戦闘面での強さも、かっこいいという評価につながっていたとされています。
進撃の巨人のナナバが「お父さん」と叫ぶ悲惨な最期とは?
進撃の巨人のファンの多くから、かっこいいと評価されていたナナバ。しかしながら、ナナバは最終的に巨人に食べられて死んでしまいます。しかしその最期について、原作である漫画版進撃の巨人と、アニメ版の進撃の巨人では僅かに差があった事を皆さんはご存知でしょうか?
アニメ版で描かれたナナバの最期については賛否両論あるものの、ナナバの最期のセリフが少し謎めいていた為、ナナバの過去について考察するファンも現れ始めました。ここからは進撃の巨人で描かれたナナバの最期がどんなものであったのか、紹介・考察していきます。
たった2人で多くの巨人を相手に戦っていたが…
何度か触れていますが、ナナバが戦闘する様子が描かれているのはウドガルド城跡戦です。クリスタやユミル、コニー達104期生数名とニケ班3名と共に、ウドガルド城跡で夜を明かそうとしていたところ、巨人の大軍に囲まれてしまいました。104期生は立体装置を装備していなかったため、まともに巨人と戦えるのはナナバを含めたった4人。更にその内2人は獣の巨人による岩石の投擲によって死亡してしまいました。
ゲルガーとたった2人で巨人を何体も倒しましたが、やがてゲルガーは刃もガスも使いきり、その上頭部を強く打ったことにより身動きが取れない状況へとおいやられてしまいます。身動きのとれないまま巨人に捕まってしまったゲルガーをとっさに庇ったナナバでしたが、その際、とうとうナナバにとって最後の刃が折れてしまいます。
更にナナバはその直後立体起動装置で移動しようとしたが、立体起動装置のガスが完全に無くなってしまいました。塔の中部付近で身動きが取れなくなってしまったナナバ。巨人の大軍を相手に奮闘したナナバでしたが、ガスも刃もなければ戦う事ができません。丸腰と変わらない状態で動けなくなってしまったナナバが顔をあげると、そこにはナナバをじっと見つめる無数の巨人の姿が。
顔を青くするナナバですが。抵抗するにもまともに使えるものがありません。ナナバはそのまま無数の巨人に捕まり、食べられてしまいました。これがナナバの最期となっています。
漫画版では描かれなかった「お父さん」という悲痛な叫び
無数の巨人に捕まり、食べられてしまうという悲惨な最期を迎えたナナバ。ここまでは漫画版進撃の巨人とアニメ版進撃の巨人に差はありません。しかし、アニメ版進撃の巨人にだけ、巨人に捕まってしまったナナバの最期にはセリフがありました。そのセリフとは「お父さんやめて!ごめんなさい!ごめんなさい!もうしません!」という悲痛なものです。
巨人に囲まれているのにも関わらず、「お父さん」という単語が出てきたことに疑問を持つファンは多く、そこからナナバの過去について考察している方も沢山いらっしゃいます。巨人に襲われてダメージを受けたことが原因で幻覚を見ている可能性も0ではありませんが、それでもナナバのこの言動を見る限り、ナナバは過去父親と何らかかのトラブルを抱えたことがあるのではないか、と考えるファンが少なくありません。
ナナバの最期の叫びについて考察するファンの中でも、今のところ有力視されているのは、「ナナバは過去とても厳しい父の元で鍛えられていた」「巨人に攻撃を受け錯乱状態に陥った時、痛みのあまり父との過去を思い出してしまった」という説です。中には「父から過去虐待を受けていたのでは?」と考察している方もいらっしゃいますが、公式からナナバの最期の叫びについては特に言及する場面が無い為、謎のままとなっています。
進撃の巨人のナナバを演じる声優とは?
悲惨な最期を迎えてしまったものの、ナナバは無数の巨人を相手に戦い抜いたキャラクターとして、人気となっています。中にはナナバを凛々しいと評価するファンもいらっしゃいますが、そんなナナバの声を演じたのは、誰だったのでしょうか?それは1986年生まれの声優兼舞台女優、そして歌手の下田麻美さんとなっています。下田麻美さんのデビュー作は2005年に稼働し始めた業務用ゲーム『THE IDOLM@STRE』。
その後アニメ『黒執事』のジム役や『私がモテてどうすんだ』の中野あまね役等で活躍。中でも2007年に発売されたVOCALOID2の『鏡音リン・レン』の声は有名な役柄として知られています。2009年には本人名義初となるソロアルバム『Prism』で歌手としてデビュー。その後様々な楽曲を発表し、アニサマなどのライブイベントにも出演されるようになりました。
進撃の巨人のナナバは本当にかっこいいキャラだった!
今回の記事では進撃の巨人に登場するナナバについて、プロフィールや性別、魅力について紹介し、更にその最期について考察してみました。ナナバは残念ながら死亡してしまったため、進撃の巨人という物語に再登場する可能性が低いキャラクターとされています。
進撃の巨人に登場するキャラクターとしては、登場回数は少ない方とされているナナバですが、最期まで戦い抜いた姿勢を含めかっこいいと評価され、人気のキャラクターとなっています。今回の記事を読んで、少しでもナナバの存在が気になった方は、是非今一度進撃の巨人を観なおしてみてはいかがでしょうか?