2018年10月19日公開
2018年10月19日更新
海月姫の結末・最終話をネタバレ!天水館での漫画とドラマのラストを比較紹介
漫画・海月姫は、漫画・アニメ・実写映画・ドラマと続々と映像化もされている大ヒット作品です。天水館というオタクが住むアパートに海月姫の主人公・月美がおとずれるところから物語は始まります。最終話はそれぞれの映像作品によって結末が異なるところもあるようです。今回はその中でも、漫画とドラマに焦点を当て、漫画・ドラマ、それぞれのあらすじや結末をネタバレ、最終話の内容の違いなどをお伝えします。
目次
海月姫の結末や最終話が気になる!
漫画・海月姫は、映画、アニメ、ドラマと次々に映像化されている人気作品となっています。オタク女子たちを主人公とし、女装が趣味の美少年と繰り広げるドタバタラブストーリーを描き、他の少女漫画とは一風変わった作品となっています。漫画とドラマでは最終話の結末が違うようですが、その違いはどのようなところなのでしょうか?漫画とドラマの最終話の結末の違いについて、あらすじをネタバレしながらご紹介します。
海月姫とは?
漫画・海月姫は東村アキコさん原作の少女漫画です。男に縁がなく、地味なオタクである少女たちを描く恋愛ドタバタコメディとなっています。漫画・海月姫では一般的にボーイズラブを好む女性を指す「腐女子」という言葉が多用されていますが、そうではなく「己の趣味に没頭するオタク女性」を表しています。
女性漫画雑誌「kiss」(講談社)にて2008年21~途中休載をはさみつつ2017年10月号で最終回を迎えました。平静22年度の第34回講談社漫画賞少女部門受賞をし、さらに「この漫画がすごい!20111」でオンナ編3位も受賞しました。2010年10月~12月にフジテレビにてアニメ化、2014年には実写映画化もされました。
そして2018年1月~3月にフジテレビにて実写テレビドラマが放送されるなど、今もなお人気の高い作品となっています。
ネタバレ!漫画・海月姫の作者は?
海月姫の作者である東村アキコさん(1975年10月15日生)は宮崎県出身の漫画家です。代表作には自身の子育てエッセイ「ママはテンパリスト」「海月姫」エッセイ漫画「かくかくしがじか」「東京タラレバ娘」などがあります。現在は上杉謙信が女性だという説のもと「雪花の虎」をビックコミックスピリッツにて連載をしており、自身初となる歴史物に挑戦しています。
デビュー当初はオリジナルの漫画を描くも、なかなかヒットせず悩んでいましたが「ひまわりっ~健一レジェンド~」にて、自身の父・健一と自分を主人公に、ノンフィクションとフィクションを織りまぜ注目を集めます。そして2007年に「コーラス」にて育児エッセイ「ママはテンパリスト」を連載。100万部以上の売り上げをほこり、一躍有名漫画家となります。
2012年にマンガ「主に泣いています」がドラマ化され、2013年4月には、京都大学精華大学の漫画学部客員教授に就任しました。そして「海月姫」にて前述した、第34回講談社漫画賞少女部門を受賞します。
実写映画、アニメ化のあと2018年にドラマ化もされる人気作品となっています。2015年に自身のエッセイまんが「かくかくしかじか」では第8回マンガ大賞・第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞の受賞を果たしています。さらにドラマにもなった「東京タラレバ娘」が第6回ananマンガ大賞の大賞に選ばれるなど、数々のヒット作品をうみだしています。
頭上で結ぶお団子ヘアーをトレンドマークにしており、メイクは常に濃い目です。ご本人いわく、コンプレックスをひたすら隠していると語っています。1人息子である「ごっちゃん」の父親とは当初から別居婚をしており、数年で離婚してしまいます。宝塚が好きで、テレビで映像を流していたところごっちゃんもハマってしまい、宝塚メイクをして欲しいとねだるようになったそうです。
そして、そのメイクのまま保育園に行きたいとだだをこねる可愛らしいエピソードがあります。ちなみに東村さんの宝塚名は「米一表」息子であるごっちゃんは「麦一穂」と名づけています。締め切りのあとは、焼肉に行きビールを飲むことを楽しみにしているそうで、ごっちゃんと2人で食べに行くこともあるそうです。
その後2013年にファッションデザイナーの安藤悟史さんと再婚するも、2017年に離婚をしています。東村さんは、幼少期からマンガが好きで、小学生のころはマンガクラブ所属していました。中学のころに鹿児島のクラゲ水族館に感動し、そこからクラゲが好きになります。後々この思い出は「海月姫」に繋がっていきます。
猪突猛進なところがあり、高校生時代、陸上選手の森下広一選手に好意をいだきます。そして、森下選手との結婚まで夢みた東村さんは、昼休みに高校を抜け出し、宮崎空港で森下選手を待ち伏せします。そして念願の対面をはたし、これから2人の仲が深まっていくと妄想しましたが、後日森下選手の結婚が衝動されてしまいました。そして、あまりのショックに学校を早退してしまったそうです。
高校時代にとても厳しい絵画の先生に鍛えられ、毎日ただひたすらに絵を書いていたそうです。第一希望の大学には入れず、ですがなんとか金沢の美大に合格し宮崎を離れます。念願の1人暮らしを果たし、マンガ家になるために頑張ろうと決意するも、東村さんのやる気は次第に失われ、友達と遊びほうける日々を続けてしまいました。結局就職も決まらず、怒った父親から、自身の会社のコールセンターで働けと言われ宮崎へと戻ります。
ですが、漫画家になる夢は捨てきれず、働きながらお金をため、東京にでる準備をはじめます。そしてとうとう応募した作品が掲載されることになり、無事、東京へ行くことになったそうです。厳しい絵画の先生は、生徒に好かれており、東村さん自身も尊敬していましたが、肺ガンにて亡くなってしまいます。そのときのことや、先生に伝え切れなかった思いを「かくかくしかじか」で描いています。
その先生の教室で「東村は教えるのがうまい!」と先生から評価され、自他共に認める教え上手の才能にも目覚めます。その才能は現在も変わらず、アシスタントに的確に指示できるため順調に原稿がすすんでいくそうです。
ドラマにもなった「主に泣いています」では、自身を投影させたようなお団子頭の女性を登場させており、相手役はかつて大学時代付き合っていたイケメンの彼氏をモデルに描いています。東村さんいわく、イケメンの男性のモデルは大抵その元彼氏をモデルにしているそうです。かくかくしかじかでは、別れたあとも一緒に飲みにいって楽しく話している様子が描かれていました。
海月姫の登場人物とは?
ネタバレ!漫画海月姫の主人公・倉下月海
倉下月海(18歳)は、黒縁メガネにそばかす、ぽっちゃりした体系、ダサイおさげ髪の地味でさえない女性です。イラストレーターになるべく鹿児島から上京し、インターネットで知り合った友達の誘いで「天水館」というアパートに入居しました。イラストレーターを目指す反面、ファッションデザインにも興味をいだいており、幼少期に母と見たクラゲが、ドレスのように見え、それ以来無類のクラゲオタクとなりました。
ある時、女装男子である蔵之介と出会い、彼からメイクなどをほどこされ美少女へと変身します。ですが、月海自身は目立ちたいとは考えておらず、天水館にもどるとすぐ地味な姿に戻ってしまいます。蔵之介の兄・修に、美少女の姿のときに出会い、お互いに恋に落ちてしまいます。ですが、お互いに奥手で自分に自身のない2人の仲はなかなか進展しません。
月海の母はすでに病死しており、「クラゲのようなウエディングドレス」を月海に約束していたそうです。それを知った蔵之介と協力し、クラゲをモチーフとしたドレス作りに励むことになります。するとイメージがどんどん湧き上がり、覚醒モードに突入しファッションデザイナーとしての才能を開花させていきます。
そんなある日、修に正式にプロポーズされる月海。修のことを好きなのは確かなのに、すぐに答えることが出来ません。それはなぜなのか・・?月海は次第に本当の自分の気持ちに気がついていくのでした。
ネタバレ!漫画海月姫・鯉淵蔵之介(こいぶちくらのすけ)
誰もが認める美少年でありながら、女装を好む美少年。元大臣の政治家・鯉淵慶一郎の息子です。ですが、兄・修とは母親が違い、蔵之介は愛人である舞台女優・リナを母に持ちます。幼い頃は、実母リナと暮らしていましたが、父親から引き離されてしまいます。そんな父親のことを嫌悪しており、政治家にはなりたくないと強い反発心を抱いています。
女装することもその反発心と母を想う気持ちがきっかけとなっており、ファッションの世界で活躍したいという夢ももっています。毎晩のように遊びまわっていましたが、ある時、自分の周りにはいないタイプである月美と出会います。そして、月海は磨けば光る原石と判断し、彼女を女性として磨くことを楽しみに月海と仲を深めます。そして、月海が住む天水館は男子禁制のため「蔵子」と名乗り女性のふりをすることにしました。
次第に月海以外の天水館の住人とも仲がよくなり、自身の大学の友人が彼女らをバカにしたときは怒りをあらわにすることもありました。月海の夢を叶える為、ドレスをづくりを協力をし、実際にそれを着てショーに出たり、天水館の取り壊しをなんとか阻止しようと模索したりなど、自分の利益よりも仲間を大切にしています。
当初は月海のことは異性として意識していませんでしたが、兄である修が月海とデートする姿を見て、焼きもちをやくようになります。ですが、修のことも応援したい気持ちもあり、月海に対しての気持ちが何なのか蔵之介も考えるようになるのでした。果たして結末は・・?
ネタバレ!漫画海月姫・千絵子
天水館の住人「尼~ず」の1人で、メガネをかけ小太りな体型の女性です。天水館の管理人はもとは千絵子の母親でしたが、韓流スターの追っかけのため韓国へ行ってしまうため、彼女が代行をつとめています。住人の中ではしっかりした性格であり、社交的でもあります。ですが、ひとたびショックを受けると激怒し暴走するなど危うい面もあります。
着物を常に着用しており、自身で仕立てることもあるほど和裁が得意です。月海の夢であるクラゲドレスを作る際にもその才能を発揮しています。天水館の住人からも頼りにされており、蔵之介の正体が男だとわかる前は、女性としての言葉づかいを教えるなどたしなめる姉のような面ももっています。
ネタバレ!漫画海月姫・まやや
天水館の住人で尼~ずのメンバーです。三国志オタクで、目を長い前髪でかくしており長い髪は後ろで束ねています。すぐに周りのものや出来事を三国史にたとえて、ひとたび始まると口をはさめないほどのマシンガントークを繰り広げます。
身長は170センチと高く、それをコンプレックスとしていますが、実はエキゾチックな瞳と顔立ちをしており、蔵之介から絶賛されます。月海のクラゲドレスのモデルになるよう説得されるも断りつづけ、ついには三国志のガチャポンフィギュアを報酬に出され、しぶしぶドレスのモデルを務めます。
ネタバレ!漫画海月姫・ばんば
天水館の住人・尼~ずの1人です。うるう年(2月29日)生まれで、4年に1回しか誕生日がこないため、年齢をまだ8歳としています。小柄で、天然パーマのアフロヘアをしています。普段はやる気なく話をしますが、好きな鉄道のや食べ物のことに対しては興奮した様子も見せます。まややとは特に仲がよく、ショッピングや食事にでかけてりもしています。
ネタバレ!漫画海月姫・ジジ
天水館の住人尼~ずの1人の女性です。メガネにボブヘアーをしています。枯れた中高年を好む「枯れ専」であり、執事カフェや名曲喫茶など枯れた男性を観察することを趣味としています。影が薄く、蔵之介にもその点を指摘されています。PC操作が得意で、クラゲドレスのブランドである「ジェリーフィッシュ」のブログを見事に作り上げます。そこから、クラゲドレスの品質管理も担当するなどと活躍の場が増えていきます。
ネタバレ!漫画海月姫・目白樹音
天水館の4号室に住む住人。当初は自身の部屋から出てこず、伝えたいことはメモをドア下の隙間から出し入れし他の住人と会話していました。その正体は人気BL漫画家で、締め切り前には住人がドア越しですが、仕事をアシストしています。影ながら住人たちを支えており、食料や生活費にこまっているときは援助をしたりするなど仲間たちを大切に思っています。
最終話にてついにその姿を現しました。そして、天水館をなぜ男性禁制にしたのか?その理由についても衝撃の事実を語るのです。
ネタバレ!漫画海月姫・鯉淵修(こいぶちしゅう)
蔵之介の異母兄で、蔵之介とは正反対の性格をしており、メガネにスーツ姿で常に登場しています。政治家である父親の秘書として働いています。イケメンの部類に入る容姿をしていますが、それを鼻にかける様子はなく、真面目でかなりの堅物な人物です。
昔、父親と蔵之介の母親との営みを目撃してしまい、以来それがトラウマとなり女性恐怖症になってしまいました。蔵之介によって美少女に変身した月美に一目ぼれをするも、アプローチの仕方がわからず、なかなかうまくいかない様子です。メイクアップした月美に惚れてはいるものの、もとのダサい姿にもどった月美には気づかずにいます。
その後、月海とのデートの際、よろけた月海を支えようとして思わず「好きだ」と告白をしてしまいます。月海も修を想っており、まんざらでもない様子です。そして、その後も、自身の女性恐怖症を克服しながらもデートを重ねる2人。自分の夢にむかって一生懸命な月海をますます好きになり、修は月海に正式にプロポーズをするのですが・・?
海月姫の漫画あらすじをネタバレ紹介!
海月姫ネタバレ・月美と尼~ずの出会い
主人公・倉下月海(18歳)は、クラゲをこよなく愛す、地味な女性です。彼女はイラストレーターを目指すべく、鹿児島から上京してきました。住むアパートは「天水館」。ネットのコミュニティサイトで紹介された場所でした。天水館の住人は腐女子ばかりで、風呂もトイレも共同、男子禁制のアパートです。そして彼女たちは自身たちのことを「尼~ず」と呼ぶのでした。
海月姫ネタバレ・美女?蔵之介との出会い
月海はペットショップでクラゲを見るのを趣味としており、いつものように様子を見に行くと、死にそうになっているクラゲを発見します。店員に知らせようとしますが、人と話すのが苦手な月海はなかなか伝えられません。その時、1人の美女が通りかかります。
その美女は店員に事情を伝えてくれ、クラゲは無事助かりました。そして、そのクラゲは月海が飼う事になりました。助けてくれた美女も天水館に一緒に帰り、美女はそのまま月海の部屋で寝てしまいました。ですが、翌朝目覚めた月海は美女を見て驚愕します。なんと、その美女は男だったのです。
海月姫ネタバレ・蔵之介の兄・修に一目ぼれされる月海
彼は鯉淵蔵之介という名で政治化の息子でした。女装は趣味だと話します。月海や尼~ずたちに興味をもった蔵之介は、男であることを隠し、男子禁制の天水館によく出入りするようになっていきます。そして、女性は皆キレイになれるという信念をもっている蔵之介は、ある日月海にメイクをし、美女に変身させます。
そして、美しく変身した月海を、蔵之介の異母兄・修と偶然見かけ、一目ぼれをしてしまいます。ある日、月海は幼い頃死別した母を思い、幼い頃一緒に見たクラゲを水族館に見に行こうとします。それに便乗する蔵之介。そして、蔵之介は、兄・修も誘い、ふたたび月海を美女メイクアップします。
水族館にて、月海は母を思い出し泣いてしまいます。修はそんな月海を抱きしめなぐさめました。そして月海は修を異性として意識をするようになるのです。一方、トイレから帰ってきた蔵之介は、その様子を見て何か面白くない感情がわいているのを感じるのでした。
海月姫ネタバレ・蔵之介の恋心
修と相思相愛になるも、お互いに経験がなく不器用なためなかなか進展はしません。そんな中、月海たちの天水館が土地開発のため取り壊しになることが知らされます。蔵之介が天水館を買い取ろうと考えるも、住人たちは貯金もなく、どうにもできない状態になりました。月海は「クラゲのような美しいウエディングドレスを作ってあげる」と母親に言われたことを思い出しました。
シーツをドレスに見立て、まとう月海。その姿を偶然見た蔵之介は月海の美しさに驚き、心を奪われてしまいました、蔵之介は、クラゲのドレスの話を月海から聞き、そのドレスを作って売った資金で天水館を買い取ろうと作戦をたてるのでした。
海月姫ネタバレ・ジェリーフィッシュ誕生!
そして、ドレスづくりが始まり、月海は普段とは打って変わって「覚醒モード」になりプロのクリエイターのように集中していました。ですが、想い人である修が他の女性といるところを見てショックを受け、覚醒モード長くはつづきませんでした。ですが、尼~ずや蔵之介の協力もあり、無事ドレスは完成しました。そして、蔵之介の友人たちの大学の劇団にそのドレスが使われることになりました。
その舞台にはなんと内閣総理大臣も観劇に訪れ、ニュースにもなりました。そして公演の最終回では、衣装デザイナーとして月海は紹介され、「ジェリーフィッシュ」という名のブランドを立ち上げることになりました。そして、天水館にてジェリーフィッシュ初のショーが開催します。ドレスを着てポーズをとる蔵之介を見て、月海は幸せを感じるのでした。
そしてショーが終わると蔵之介が「天水館はジェリーショップのアトリエ」であることを主張し、取り壊しになりそうになっていることを話します。続けて、ドレスを売ってそのお金で天水館を買い取って残したいという希望も訴えました。すると、共感した人々から、続々と注文が入りました。
蔵之介の女装趣味が世間にばれ、前大臣の息子と言うこともあり、ニュースで騒がれてしまいます。ですが、蔵之介はいい機会だと女装をしてジェリーフィッシュの商品をアピールします。作戦は成功し、さらに注文が入ります。その人気は海外にも広がり、イタリアに住む蔵之介の実母から、修に「ドレスを注文したい」と連絡が入ります。
そして、修は蔵之介には母のことは内緒にして欲しいと月海に頼みつつ、ドレスを注文します。蔵之介はインド人経営の縫製工場と定型し、こだわりをもってドレスを作り始めました。途中でさまざまなトラブルもありましたが、ドレスを作りつづけ、月海はデザインづくりに奮闘しました。
海月姫ネタバレ・修からのプロポーズ
困難にもめげない月海の姿をみて、一層月海への想いが高まっていく修。月海も修のことをどんどん好きになっていきました。月海は自分がデザインしたドレスを着て、おしゃれなレストランで修とデートをしました。そして、修はよろけた月海を支えたときに咄嗟に「好きだ」と告白をしてしまいます。
修に告白されたことを信じられない月海。そんな月海に対し、蔵之介は複雑な思いを抱くのでした。翌日、月海は夢のようだったと蔵之介にデートのことを話します。蔵之介は「女の子は誰でもお姫様になれる」とかつて月海が母親似言われたことと同じことを話すのでした。すると、修から月海に手紙が届きます。
そこにはなんと、プロポーズの言葉が書かれていました。そして修から連絡が入り、デートをすることになります。そして改めて、結婚を前提に付き合って欲しいむねを告白されます。動揺する月海ですが、修と付き合うことになりました。そのことを尼~ずに報告すると「男を必要としない人生」が入居条件の天水館でしたが、主である目白先生の許可を得て天水館に住み続けることができるようになりました。
海月姫ネタバレ・月海、シンガポールへ行く
月海と修はその後もデートを重ねていきます。そして。ジェリーフィッシュ初の展示会が開かれることになりました。そこには、アパレル業界の異端児といわれる「カイ」の目にジェリーフィッシュが留まり、そのデザインと月海を欲しいと願い出てきます。月海は、カイに天水館を買い取ってもらい、残してもらうことを条件にカイの会社のあるシンガポールにいくことを決め、出発の日までホテルに滞在します。
そんなこととは露しらず、修は、蔵之介の実母・リナのいるイタリア・ミラノを訪れていました。そして月海の婚約指輪(クラゲの形)を購入し、意気揚々に日本に帰国、天水館を訪れます。ですが、月海の姿はなく、事情を知った修は、蔵之介とともに必死に月海を探します。
そしていよいよ月海出発の日となりました。月海を見つけられない蔵之介たちは、国会前でデモを起こしている民衆を撮影しているテレビにうつりこみ月海がどれだけ尼~ずや自分たちに必要かを訴えます。偶然それを見た月海は何が一番大切か。その答えがわかったのでした。
約束どおり、月海はシンガポールへと旅立ちます。そして、ホテルに到着するとカイは「月海のドレスで世界を変えよう」と口付けをします。一方、蔵之介たちは月海がシンガポールに向かったことをしり、追いかけてきました。そして、カイの会社から月海を見つけ連れ戻すことに成功したのでした。
カイの会社で教えられたことは、月海の経験値となっており、月海はいっそう洋服について考えるようになりました。月海は洋服に悩む女の子たちに、自分が作った服を着てもらいたいと目標を掲げます。帰国した月海は修からふたたびプロポーズされ、クラゲの婚約指輪を渡されます。
修のことは好きですが、動揺しその場を去ってしまいます。その後、月海は自分の原点でもあるクラゲについてあることに気がつきます。クラゲは成長の過程で「変態」を行い、大きく変わっていく生き物だということです。そして、ジェリーフィッシュのコンセプト「クラゲのように、日々変わる女の子のための洋服」を思いつくのでした。
月海は、天水館のみんなや、蔵之介とジェリーフィッシュの沢山洋服をつくること。それが今の自分のやりたいことだ。と気づきます。そして、その気持ちを修に伝え、プロポーズを断るのでした。
海月姫の漫画の結末とは?最終話をネタバレ紹介!
江ノ島水族館にてショーを行うことになった月海たち。ジェリーフィッシュのドレスを着々と作っていきます。そして、最初は洋服にまったく興味のなかった月海ですが、自分たちが着たいと思うようなドレスも作るのでした。蔵之介に出会ったことで月海の心は変わりました。
お姫様になるためにドレスをつくる。という思いから、鎧になるドレスを作る。という思いに変化し、そのドレスによって自由になりクラゲのように街を泳ぎ、時に、たゆたう。それがジェリーフィッシュだ。と月海は思うのでした。
そして、ショー当日。修のはからいによって、蔵之介の実母・リナも訪れました。そして、リナの姿に気づいた蔵之介は涙が溢れ、なかなか舞台に出れません。月海は、今度は蔵之介を自分達が助ける番だと尼~ずたちをモデルとして急遽出演させました。そして、蔵之介のもとに、リナが現れました。実に15年ぶりの再会となり、2人は抱きしめあったのでした。
そして、ショーの終わりになったとき、蔵之介はタキシード姿で現れ、月海と共に舞台に向かいます。その途中に蔵之介は「愛してる」と月海に告白します。蔵之介を女性だと思っていた尼~ずは大混乱します。そんな尼~ずに、嘘を謝り、これからも仲良くしてほしいと伝えました。ついに、今まで部屋にこもっていた目白先生もショーに現れました。なんと、目白先生も男だったのです。
そして、なぜ男子禁制にしたのかというと、千絵子に一目ぼれをしていたため、他の男をいれたくなかった。という理由だと明かしました。そして、天水館の男子禁制はなくなり、蔵之介も月海と同じく天水館に住むことになり、ジェリーフィッシュのドレスを作り続けるのでした。
海月姫のドラマの結末とは?漫画最終話と比較!
ドラマの結末!蔵之介が海外に行く!
海月姫は原作とドラマでは最終話の結末の違いはあるのでしょうか?細かい描写や表現に違いはあるようですが、あらすじとしては大まかなな流れや、展開はそこまで原作と変えていないようでした。ですが、結末に関しては、蔵之介がニューヨークに行き、蔵之介の帰りを天水館のメンバーが待つなど違いが目立ちます。
出典: https://mdpr.jp
尼~ずたちに男であることを明かすのも、ショーの最中でなく、終わってからですし、尼~ずたちもすでに気がついていた設定になっています。目白先生が男だということや、千絵子に一目ぼれしたことが理由で男子禁制にしたという設定は同じでした。
ドラマの結末!月海は蔵之介のカップルに?
そして、決定的に違うのは、原作では修とも蔵之介とも正式にカップルになった様子はありませんでしたが、ドラマの結末では2人きりになったあと、月海が蔵之介にお礼をいったあとにキスをして、蔵之介と結ばれたかのように笑いあうところです。修とカップルになって欲しかったファンからは、複雑な気持ちが残る最終話の結末となりましたが、総合的に原作のイメージを壊さないように作られているようでした。
海月姫の結末や最終話まとめ!
海月姫は、作者である東村アキコさんが幼少時水族館のクラゲを見て感じたことをきっかけに作られた作品と言われています。東村さんは自身の体験を表現するのがとてもうまく、そして飾らない描写で多くの人が共感出来る物語を描いています。
そんな東村さんの描く海月姫は、自身の作品の中でも、もっとも巻数が多く、ドラマなど映像化も多数果たしているほど人気漫画となっています。
海月姫のドラマは、原作と設定や結末が異なるところもありましたが、ファンを大切にそこまで大きな違いもなく作られた作品のようでした。海月姫はアニメや映画のあとにさらにドラマ化までした人気作品です。原作では月海は蔵之介と修のどちらとも正式にカップルにならず終わりましたが、続きが気になるファンも多いようです。もしかして、その声の大きさによっては今後、続編が期待できるかもしれません。