弱虫ペダルの今泉俊輔はどんなキャラ？ひどいあだ名も一覧まとめ

『弱虫ペダル』は、『週刊少年チャンピオン』で2008年から連載開始となった人気コミックです。自転車競技という漫画ではとても珍しいテーマを描いた作品で、その人気からアニメ化や舞台化、更に劇場アニメまで公開されました。『弱虫ペダル』には様々なキャラクターが登場します。「今泉俊輔」はそんな『弱虫ペダル』の登場キャラクターの1人。

『弱虫ペダル』の主人公である小野田坂道が、自転車競技部に入部することになるきっかけを作ったキャラクターです。物語の中でも登場シーンが多く、大事な役割を担っている為準主人公と言ってもおかしくはありません。今回はそんな「今泉俊輔」について基本プロフィールやあだ名、声優等を画像を交えながら一覧紹介します。

まずは今泉俊輔の基本プロフィールを紹介します。まず誕生日は5月18日。身長は181cmで、体重は65kgとなっています。外見的な特徴を挙げるなら、画像の通りの黒髪と切れながで鋭い目でしょうか。得意教科は古文。星座は牡羊座で、血液型はA型だそうです。『弱虫ペダル』連載開始当初の時点では『弱虫ペダル』作品内に登場する学校「千葉県立総北高等学校」の1年でした。

原作版『弱虫ペダル』ではSCOTT(スコット)という、現在スイスに本社を置くメーカーが作成した自転車を愛用。アニメ版『弱虫ペダル』では『SCOLT』となっています。ヘルメットについてはMET社製 STRADIVARIUS(ストラディバリウス)シリーズを利用しているようです。つづいて、「今泉俊輔」を演じる声優さんを紹介します。アニメ版『弱虫ペダル』で今泉を演じるのは声優・鳥海浩輔さん。とても有名な声優さんです。

『弱虫ペダル』の今泉だけでなく『NARUTO』の「犬塚キバ」や『ブラッククローバー』に登場する「ノゼル」役等を担当されている声優さん。非常に音域が広く、時には1つの作品で多数の役をこなす声優さんだそうです。音域が広い声優さんが担当しているからなのか、『弱虫ペダル』のキャラクターソングCDでは声のトーンが非常に高いとファンの間で話題になりました。

『弱虫ペダル』のファンの間でよく囁かれるのが「今泉お金持ち説」です。その説の根拠は『弱虫ペダル』第1巻で今泉家の執事である高橋(画像左の人物)が今泉を高校へ送り届ける描写。よほどのお金持ちでない限り執事を雇うことは不可能なのでは、ということからこの説が生まれたようです。

また、『弱虫ペダル』の中では今泉が自室で自転車トレーニングしている様子も描かれています。その描写だけでも自宅の広さを窺い知ることができます。更にその際下の画像にそっくりな機材をに使用しているのですが…高校生のお小遣いから考えると、決して安いものではありません。

今のところ『弱虫ペダル』の作品内では今泉家の生活について、詳しい描写はありません。しかし、これだけの情報があるということは、おそらくファンの「今泉俊輔お金持ち説」は間違っていないのではないでしょうか。

『弱虫ペダル』は自転車競技をテーマにしたコミックです。ここから先は自転車競技選手としての今泉俊輔について見てみましょう。

自分に厳しく努力を惜しまないという、自転車競技選手として理想的な性格の今泉ですが、そんな彼にも弱点があります。それはメンタル面での弱さ。努力家で実力を伴っているからこそ、自分よりも上の存在を意識した時に調子を崩すことがあるようです。自分よりも上の相手を意識した際には涙をみせる程。しかし、この弱点については『弱虫ペダル』の作品内で徐々に克服しつつあるようです。

『弱虫ペダル』で活躍する今泉。その立場上、彼に接触するキャラクターは数多くいます。その為なのか今泉は『弱虫ペダル』の中で色んなキャラクターから様々な呼び方をされています。中にはメンタル面の弱さを揶揄する酷いあだ名も。ここから先は、『弱虫ペダル』における今泉のあだ名を、名づけ親の画像を交えつつ一覧紹介していきます。

まずあだ名一覧で最初に紹介するのは鳴子章吉命名の「スカシ」。鳴子章吉は大阪出身の熱血キャラ。アニメ版『弱虫ペダル』では声優・福島潤さんが演じています。下の画像の通り赤い髪・つり目が特徴的な人物。「スカシ」というのはおそらく、今泉の冷静な性格を指しての命名なのでしょう。

今泉は読者にから見ると、いわゆる「スカしたキャラ」とは異なる部分を持っていますが、熱血キャラの鳴子から見た場合には「スカシ」に見えるのかもしれません。

一覧2番目に紹介するのは手嶋淳太命名「エリート」。手嶋純太とは今泉にとって総北高校自転車競技部の先輩にあたるキャラクターです。アニメ版『弱虫べダル』の声優は岸尾だいすけさんが担当。画像の通りウェーブのかかった髪が特徴的な人物です。自転車をこよなく愛するものの、自転車競技選手としては自分は「凡人」であると認識しているキャラクターとなっています。

手嶋が今泉を「エリート」と呼んだのはインターハイ出場枠をかけた闘いの最中でした。「エリート」とは決して褒め言葉ではなく、競争中での駆け引きとして投げかけた言葉です。現に今泉は「その呼び方やめてもらえませんか？」と言っていました。しかしこの「エリート」というあだ名は自分を「凡人」とする手嶋にとっては、今泉の選手としての才能を羨んで名付けた部分があるのかもしれません。

続いて紹介するのは荒北靖友命名「おりこうちゃん」。荒北靖友は今泉が所属する総北自転車競技部のライバルチームにあたる箱根学園のメンバーです。画像の通り三白眼が特徴的なキャラクター。言動が荒っぽく、更に元ヤンでもあり少し口が悪いところがあります。しかしながら1度認めた相手には自分なりの敬意を示す律儀さもあるキャラクター。アニメ版『弱虫ペダル』では声優・西野裕行さんが担当しました。

言動が荒い荒北は、自転車競技選手としても荒っぽく、「野獣」と表現されることもあります。荒っぽい走りをする荒北にとって、今泉の走りは「おりこうちゃん」だったのでしょう。荒北と今泉の走り方の違いを印象付けるあだ名でした。

あだ名一覧最後を飾るのは、もう1つのライバル校である京都伏見高校に所属する御堂筋翔命名の「〇泉」シリーズ。御堂筋の外見は下の画像にある通り。『弱虫ペダル』の中でもかなり特徴的なキャラクターです。中学時代から今泉と接点があり、今泉にとっては因縁の相手且つ、天敵ともいえるキャラクター。アニメ版『弱虫ペダル』では声優・遊佐浩二さんが担当しました。

御堂筋が今泉につけたあだ名は実に様々。『弱虫ペダル』の作品を確認すると最低でも8つのあだ名をつけています。そのどれもが罵倒に近い酷いもの。紹介するのは少し心が痛みますが、どんなものであったのか見ていきましょう。

御堂筋が今泉につけたあだ名の1つ目は「弱泉」。『弱虫ペダル』第9巻で確認できます。

中学の大会で今泉に圧勝した御堂筋はインターハイの開会式でステージ上から「弱泉」と呼びかけました。この「弱泉」は御堂筋が今泉を煽る際に連続して使用しており、御堂筋が一番多用するあだ名となっています。

御堂筋が今泉につけたあだ名の2つ目は「キモ泉」。1つ目と同じく『弱虫ペダル』第9巻に掲載されています。

後ろから追いついてきた小野田に、優しく声をかけた今泉に対してつけたあだ名です。御堂筋にとっては「勝利」こそが絶対であり、勝利の為なら友情は捨てられるもの。小野田と今泉の友情が御堂筋にとっては気持ち悪いものに見えたのでしょう。

つづいて御堂筋がつけたあだ名3つ目は「甘泉」です。こちらも『弱虫ペダル』第9巻からの紹介になります。

このあだ名もインターハイ開会式で命名したもの。中学の大会で、御堂筋の嘘によって失速した今泉を揶揄したものとなっています。レース中に嘘をつくというダーティーな手を使う御堂筋。嘘で失速した今泉に対して「勝利への覚悟がそれまでだったせい」と、このあだ名をつけたようです。

続いての酷いあだ名は「ブタ泉」。『弱虫ペダル』第25巻での御堂筋が名付けました。

続いて紹介するのは「ピヨ泉」。これも『弱虫ペダル』第25巻で呼ばれたあだ名でした。

このあだ名は、今泉を「飛べないひよこ」扱いして御堂筋がつけたものです。しかしながらこの場面は『弱虫ペダル』の中でも特に今泉の強さが描かれた場面でもあります。このあだ名は今泉のメンタルに響いたようには見えませんでした。

酷いあだ名その6は「イモ虫泉」。『弱虫ペダル』第34巻での呼び名です。

今までよりも若干語呂が悪いものですが、これもやはり御堂筋が命名。『弱虫ペダル』において御堂筋がつけたあだ名の中でも、比較的命名の根拠が見えにくいあだ名です。今泉が２年生に進学してからの合宿に偵察に来ていた御堂筋が、同行していた岸神小鞠に今泉を紹介する際つけました。おそらく今泉を挑発する為につけたものだったのでしょう。

酷いあだ名で続いて紹介するのは「ポキ泉」です。『弱虫ペダル』44巻で主に使われた呼び名ですが、この呼び方が誕生したのは『弱虫ペダル』43巻末でした。

こちらの命名由来は比較的単純です。今泉達が2年になってからのインターハイの際、御堂筋が今泉に名付けたのですが、その背景にあるのは今泉の心が折れた音。2年になってからメンタル面の弱さを克服しつつある今泉でしたが、この時点では発展途上の状態でした。成長しきる前の今泉の心の弱さを突いたあだ名となっています。

「〇泉」シリーズ最後のあだ名となります。ここで紹介する最後のあだ名は「クセニズミ」。「〇泉」の「泉」部分まで崩れたあだ名となっています。『弱虫ペダル』第48巻での誕生となりました。

今まで馬鹿にしてきた今泉が健闘する姿に苛立ちを隠せずの命名。「弱泉のくせに」「ポキ泉のくせに」「ピヨ泉のくせに」というところから「くせに」をとって「クセニズミ」となったようです。『弱虫ペダル』の中でも類を見ない酷いあだ名ではないでしょうか。

以上が『弱虫ペダル』のキャラクター、今泉俊輔の一覧紹介となります。画像を交えながらの一覧紹介でしたが、如何だったでしょうか。今回は酷いあだ名についても紹介しましたので、ひょっとすると今泉のメンタル面での弱さが目立ってしまったかもしれません。

しかし「自転車競技での今泉」の項目でも説明した通り、今泉はそのメンタル面の弱さを克服しつつあります。もし、彼がこの弱点を克服しきったらどうなるでしょうか。きっと、その時には『弱虫ペダル』登場キャラクターのうち1,2を争う名選手となるはずです。

今回の画像を交えた一覧紹介は、あくまで今現在確認できる今泉の姿でしかありません。しかし、『弱虫ペダル』は現在も連載中の作品です。これから先『弱虫ペダル』という作品の中で今泉がどう闘っていくのか、どう成長していくのか、展開を楽しみにしながら見守っていきましょう。