次元大介の墓標をネタバレ紹介！あらすじ・感想やマモーがいた理由も考察

本記事ではアニメ「次元大介の墓標」のあらすじをネタバレで紹介していきます。また「次元大介の墓標」を視聴した方の感想や「ルパンVS複製人間」のキャラクターであるマモーが登場した理由などについても考察していきますので是非ご覧下さい！

あらすじネタバレやマモーが登場した理由を知る前にまずはアニメ「次元大介の墓標」の基本情報を紹介していきます。本記事で紹介していく「次元大介の墓標」とは2014年に公開されたアニメ映画です。次元大介の墓標ではルパンシリーズに登場している「次元大介」を主役をして物語が展開していきます。またスピンオフ作品でありながら他作品との関連性を見せるなどとても話題になった作品でもあります。

アニメ「次元大介の墓標」の元となったルパンシリーズとは1967年から1969年まで「WEEKLY漫画アクション」で連載されていたモンキー・パンチ原作の漫画です。1971年からはテレビアニメシリーズが放送され始め現在まで5シリーズが発表されています。またテレビアニメシリーズだけでなく1978年から現在に渡って幾度か劇場版アニメも公開されています。

画像はルパンシリーズの主人公であるルパン三世です。ルパン三世はアルセーヌ・ルパンを祖父に持つ神出鬼没の大泥棒として描かれています。普段はお調子者で女性にとても弱い姿がよく描かれていますが、天職である泥棒を行う際には天才的な能力を見せています。また泥棒でありながら「真面目な人々の生活を壊さない」「無益な殺しはしない」という信念を持っています。

画像はアニメ「次元大介の墓標」の主人公として登場した次元大介です。ルパンシリーズで次元大介はルパン三世の相棒として描かれている事が多いです。作中では他を寄せ付けないほどの早撃ちが得意なガンマンとして描かれています。また相棒のルパン三世とは真逆と言っていいほどクールな性格をしており、世話になった人物への恩は返すなど義理堅い性格をしています。

画像は大泥棒と呼ばれた石川五右衛門を先祖に持つキャラクターとして登場した13代目石川石川五ェ門です。ルパンシリーズの初期で石川石川五ェ門はルパン三世の敵として描かれていましたが後に仲間となりました。また愛刀「斬鉄剣」を使用して銃弾を斬り刻んだり、垂直なビルを駆け上がるなど超人的な姿がよく描かれています。次元大介の墓標の次作に当たる「血煙の石川五ェ門」では主人公として描かれています。

画像はルパン一味の紅一点として登場した峰不二子です。峰不二子は自分の欲望に忠実なキャラクターとして描かれておりルパンの味方でありながら何度も裏切っています。また「次元大介の墓標」で主人公として描かれている次元大介とはあまり仲が良くありません。作中では「頭脳明晰」「巧みな話術」「銃火器の扱い」など何でもそつなくこなす姿が描写されています。

画像は銭形平次の子孫として登場した銭形幸一です。銭形幸一は当初とある派出所に勤務していましたがルパン三世と出会った事がきっかけとなり「ICPO」所属のルパン専任捜査官となりました。作中ではルパン三世のライバル的存在として逮捕するため世界中を股にかけて追いかけています。またルパン一味を何度も捕らえておりルパンシリーズに登場するキャラクター中最強クラスの身体能力を持っています。

画像は東ドロアの歌姫として登場したクイーン＝マルタです。クイーン＝マルタは次元大介をボディガードとして雇っており身辺警護を依頼しています。またクイーン＝マルタは東西ドロアの緊張を和平に導くため西ドロアでコンサートを開催しようとしていました。ですが政府に雇われた殺し屋ヤエル奥崎に狙われコンサート中に命を奪われています。その後真相を知った次元大介の命も狙われる事となり物語が展開していきます。

画像は東ドロアの政府に雇われている殺し屋として登場したヤエル奥崎です。ヤエル奥崎は暗殺前に「ターゲットの墓を事前に用意する」「暗殺に使用する弾丸数をサイコロの目で決める」という変わった信念を持っています。また超一流の狙撃技術を持っており、早撃ちに関しても次元大介を上回るほどの能力が描かれています。

ここからはアニメ「次元大介の墓標」のあらすじをネタバレで紹介していきます！またあらすじと共に次元大介やルパン三世のかっこいい画像も載せていきますので是非ご覧下さい。

次元大介の墓標は東ドロアに流星のかけら「リトルコメット」が飛来した事から始まっていきます。リトルコメットを手に入れるためにルパン三世と次元大介は中立の関係を保っていました。ですがリトルコメットを盗み出す事に成功してから次元大介が何者かに狙われ始めます。そして次元大介の前には見覚えのない「自分の墓標」が存在していたのでした。

作った覚えのない「次元大介の墓標」が存在している事で次元大介を狙っているのはヤエル奥崎という殺し屋だという事が判明しました。またヤエル奥崎は私怨で動く人間ではないと2人は知っており裏には依頼した人間も存在していました。そしてリトルコメットを盗み出した事が暗殺対象になった理由だと思われていましたがルパン三世は腑に落ちない違和感を感じていたのでした。

次元大介がヤエル奥崎の暗殺対象となった同じ頃に峰不二子が「カラミティファイル」を狙ってとある会員制クラブに侵入していました。ですが峰不二子が「カラミティファイル」の入っていると思われた金庫を開けた瞬間に捕まってしまいます。そして「ヤエル奥崎に暗殺を依頼した人間は誰なのか」とルパン三世が考えている間に次元大介は狙撃されてしまうのでした。

カラミティファイルを盗む事に失敗した峰不二子は全裸で吊るし上げられ巨大な水槽の中に入れられていました。その水槽の中にはドリルの付いたロボットも入っており峰不二子は窮地に立たされてしまいます。ですがそこにルパン三世が現れた事で九死に一生を得たのでした。そして2人は目的の品であるカラミティファイルを盗み出しその場から脱出したのでした。

峰不二子が盗み出したカラミティファイルとは「東ドロア政府が秘密裏にしていた暗殺対象のリスト」という事が判明しました。そのリストには東ドロアに不利益をもたらす人物や政財界の要人たちの名前が記されていました。そしてこのリストが公になった場合は東ドロアが滅びると言われており2人はとんでもない物を盗み出した事を実感したのでした。

ルパン三世が「次元大介をヤエル奥崎に暗殺させようとした人物は誰なのか」と考えている際にカラミティファイルのリストをふと見るとそこには次元大介の名前が記されていました。そのため次元大介を暗殺しようとしたのは東ドロア政府だという事が判明します。そして嫌な予感がしたルパン三世が峰不二子を連れて墓地へと向かった所、2人の名前が記されている墓標も作られていたのでした。

次元大介が狙撃される8日前に物語は遡ります。次元大介は東ドロアの国民的歌手であるクイーン＝マルタにボディーガードとして雇われていました。またクイーン＝マルタは紛争状態にある東ドロアと西ドロアの緊張を解くためにコンサートを開催しようとしていました。ですがコンサート当日に次元大介を突然解雇されるという不可解な出来事が起こり暗雲が立ち込めていきます。

突然解雇された事を不可解だと感じた次元大介は単身でコンサート会場へと潜り込みました。するとクイーン＝マルタが何者かに狙撃され命を落としてしまいます。次元大介がクイーン＝マルタに駆け寄り傷口を確認した所、特殊な銃弾が使われている事が判明します。そしてそれを知ってしまった事が理由で次元大介も暗殺したヤエル奥崎に狙われる事となりました。

ここからは進行中の物語に戻ります。次元大介の狙撃に成功したヤエル奥崎は次にルパン三世の命を狙っていました。ここでヤエル奥崎は自分ルールであるサイコロを振り1の目と同様に1つの銃弾をルパン三世に向けて放ちました。ですがヤエル奥崎の銃弾はルパン三世には当たらず逆に膝を撃ち抜かれてしまったのでした。そして狙撃したはずの次元大介が生きている事が判明しヤエル奥崎は驚愕する事なります。

狙撃に失敗したヤエル奥崎に対してルパン三世は使用している無線の周波数を合わせて事の顛末を話し始めました。ルパン三世は「何故ヤエル奥崎は建物の陰から陰へと移動する次元を攻撃できるのか」という疑問について考え監視カメラを利用している事に気付いていました。そしてヤエル奥崎が着けている眼帯は普通の物ではなく監視カメラの映像を送信していた事がここで判明したのでした。

東ドロアは情勢が不安定で治安がとても悪いため至る所に監視カメラが配置されていました。ヤエル奥崎はその監視カメラの情報を傍受し自分の眼帯へと送信し暗殺対象の動きを追っていました。またそれに気付いたルパン三世をそれを逆手に取り「監視カメラの映像を5秒送らせて」ヤエル奥崎へと送信していました。そして狙撃された次元大介は頭に血糊を使用し死亡していたと見せかけていたのでした。

政財界の要人や東ドロアに不利益をもたらす人物が記されているカラミティファイルは東ドロアの監視カメラ映像を元に作成されていました。そしてヤエル奥崎に暗殺を依頼したかと思われていたクラブのオーナーは単なる仲介役に過ぎず裏には東ドロア政府が隠れていた事も判明しています。そしてルパン三世に敗れたヤエル奥崎は次元大介とガンマン対決で決着を付ける事となりました。

ヤエル奥崎と次元大介がガンマン対決で決着を付ける事を決めそれをルパン三世が見届ける事となりました。ルパン三世は「次の風がやんだとき、それが合図だ」と2人に語り風がやんだ瞬間に2人は銃を抜きました。そして銃が重い次元大介が不利だと思われていましたが、次元大介は見事にヤエル奥崎の右腕を撃ち抜き狙撃された借りをここで返したのでした。

重症を負ったヤエル奥崎の前に立ちルパン三世は「とどめはささないのか？」と次元大介に問いました。ですが次元大介は「ガンマンとしての奴は死んだ。行くぞ」とルパン三世に返答しヤエル奥崎の目の前から去ったのでした。そしてカラミティファイルが次元大介の手によってマスコミに公表され東ドロア政府は機能を停止する事となりました。

マスコミに公表した後に次元大介はカラミティファイルの原本を焼きました。それを見ていたルパン三世は「もっと使い道があったんじゃねえのか？」と問いましたが、次元大介は「俺はただ、うまい煙草が吸いてえだけだ」と答えました。そしてルパン三世も「別に俺たちは正義の味方じゃねえ」と語り「次元大介の墓標」は幕を降ろしています。

あらすじを知った後はアニメ「次元大介の墓標」で登場した謎や伏線について考察していきます。次元大介の墓標ではヤエル奥崎というキャラクターが登場しており特殊な能力を見せています。

アニメ「次元大介の墓標」作中では東ドロアに無数の監視カメラが仕掛けられておりルパン三世はその存在に気付いていました。ルパン三世が監視カメラの存在に気付いたきっかけはヤエル奥崎のアジトに侵入した時ではないかという考察がされています。アジトに侵入した際にはヤエル奥崎が用意した赤いコードに繋がれた謎の機械が配置されておりルパン三世がこの赤いコードを訝しげに見つめています。

アニメ「次元大介の墓標」作中でヤエル奥崎は自分ルールに従い「サイコロで1の目を出してから」ルパン三世を狙撃しましたが外しています。銃弾が外れた理由には「ヤエル奥崎がただ外しただけ」と言われていますが、別の理由では「次元大介が同時に発射した銃弾とぶつかった」という考察もされています。またこの銃弾が外れた理由は作中でも明らかになっていません。

アニメ「次元大介の墓標」ではヤエル奥崎が次元大介を目視せずに狙撃する事に成功しています。これには東ドロア中に仕掛けられている監視カメラに理由があります。東ドロアに仕掛けられていた監視カメラはヤエル奥崎の用意した機械へと全て転送されていました。そしてその機械からヤエル奥崎の視覚へと情報映像が転送されていたため次元大介を目視せずに狙撃する事ができています。

アニメ「次元大介の墓標」はクイーン＝マルタが暗殺対象となった事でストーリーが展開していきます。このクイーン＝マルタが暗殺対象になった理由は紛争状態に陥っていた東西ドロアにあります。クイーン＝マルタは東西どちらのドロアも平和になる事を望んでおりコンサートを開催しようとしました。ですが自国の利益を優先した政治家たちがそれを阻止するためにヤエル奥崎に暗殺を依頼しました。

ここからはアニメ「次元大介の墓標」で予期せぬ登場を果たしたマモーというキャラクターについて紹介・考察していきます。またマモーが本来登場していた作品の情報も載せていきますので是非ご覧下さい！

アニメ「ルパン三世VS複製人間」のメインキャラクターであるマモーは「次元大介の墓標」のエンディング前に少しだけ登場しました。その際にはマモーが「禁断の果実を口にした」という謎のセリフを発しています。このマモーが登場した理由や「禁断の果実」について考察していきます。

アニメ「次元大介の墓標」でマモーが登場した理由は単純に考えると「次元大介の墓標」の次のストーリーが「ルパン三世VS複製人間」だからだと言われています。またスピンオフ作品である「峰不二子という女」「次元大介の墓標」「血煙の石川五右エ門」はルパン一味の若い頃を描いた作品だと言われているためマモーが登場する演出がなされたと考察されています。

アニメ「次元大介の墓標」作中でマモーは「次元大介とヤエル奥崎の対決」を見ていたという描写がされています。マモーがどうやって見ていたかはヤエル奥崎の仕掛けた監視カメラに理由があり、監視カメラの映像を傍受していからだと言われています。またマモーは「見ていた」だけであり作中の戦いにはまったく介入していません。

アニメ「次元大介の墓標」でマモーが口した「禁断の果実」とは「禁忌を侵した事」だと言われています。作中で次元大介はヤエル奥崎の腕を撃ち抜き殺し屋として再起不能にしています。またマモーは邪魔な人間をヤエル奥崎に依頼して暗殺させていたため、ヤエル奥崎を再起不能にさせた事に対して「禁忌を侵した」と発言したという考察がされています。

マモーが元々登場していた作品はアニメ「ルパン三世VS複製人間」です。アニメ「ルパン三世VS複製人間」は1978年に公開された作中です。あらすじは「ルパン三世が処刑された」という事実がライバルである銭形警部の耳に入った事から始まっていきます。ルパン三世の悲報を聞いて銭形警部はショックを受けていましたがにわかには信じられないため真実を確かめるためドラキュラ城を訪れストーリーが展開していきます。

ここからはアニメ「次元大介の墓標」を実際に視聴した方の感想を載せていきます。次元大介の墓標では今までとは違った次元大介の姿が描かれており様々な感想が挙がっています。

アニメ「次元大介の墓標」は「とにかくかっこいい」という感想がとても多いです。最近のルパン三世ではコミカルな描写がされている事がとても多いですが、アニメ「次元大介の墓標」では心理描写などもふんだんに盛り込まれています。

アニメ「次元大介の墓標」ではスナイパー・ガンマン同士の戦いが描かれているため銃撃戦がとてもかっこいいという感想が挙がっています。また若い頃の次元大介を描いているので「完璧じゃない所」もとても良いと言われています。

アニメ「次元大介の墓標」は完成度がとても高い作品と言われています。また物語が始まってからエンディングまで伏線を全て回収しつつ次のストーリーに繋がる描写がされているためにとても評価が高いです。

アニメ「峰不二子という女」「次元大介の墓標」「血煙の石川五右エ門」はこれまでのルパンシリーズと違いリアルな作画がされているため「ハードボイルド」という感想がとても多いです。またこれまでのルパンシリーズと比べてコミカルな描写が少なめでもあります。

アニメ「次元大介の墓標」は51分で制作されているのでサラッと視聴できるという感想が挙がっています。また作品自体が面白いので「気が付いたらすぐに終わってしまった」という感想も多いです。

本記事ではアニメ「次元大介の墓標」のあらすじネタバレやマモーが登場した理由などを考察していきましたがいかがだったでしょうか？最近のルパンシリーズでは次元大介がコミカルなキャラクターとして描かれていますが「次元大介の墓標」ではハードボイルドな姿が中心に描かれているためとても話題になっています。そんな「次元大介の墓標」をまだ視聴した事がない方も本記事を参考にしながら是非ご覧下さい！