3月のライオンの漫画あらすじや感想をネタバレ紹介!14巻の発売日はいつ?

高校生プロ棋士「桐山零」を主人公にした大人気将棋漫画、3月のライオン。将棋を通して描かれる真剣で、どこかほっこりした気持ちになれる3月のライオンはその高い人気からアニメ化、実写映画化も行われ、その地位を確固たるものにしている漫画です。今回は3月のライオンの漫画版のあらすじや読者の感想をネタバレありで紹介しながら、多くのファンが楽しみにしている最新刊14巻の発売日がいつになるかも予想紹介していきます。

3月のライオンの漫画あらすじや感想をネタバレ紹介!14巻の発売日はいつ?のイメージ

目次

  1. 3月のライオンの漫画あらすじや感想を紹介!
  2. 3月のライオンとは?アニメや映画も展開?
  3. 3月のライオンの漫画あらすじネタバレ!
  4. 3月のライオンの漫画新刊の14巻発売日などを予想考察
  5. 3月のライオンの漫画の感想や評価は?
  6. 3月のライオンの漫画あらすじや感想まとめ

3月のライオンの漫画あらすじや感想を紹介!

将棋を通して主人公桐山零を始めとしたキャラクターの成長と、それを温かく見守るどこかほっこりした周囲の雰囲気で高い人気を集める漫画が3月のライオンです。アニメや実写映画にもなっている3月のライオンの原作は白泉社から発売する漫画になっています。題材こそ将棋ですが、そのテーマは人間ドラマがメインであり例え将棋が分からなくても楽しむ事ができるように描かれています。

もちろん、ぼんやりとでも将棋の事、プロ棋士の事を知っているのであればより深く楽しむ事ができます。プロ棋士の監修も入っているので、その世界観はかなり精巧でリアルです。プロ棋士の生活や、将棋のルールだけでなくプロとしてのルール、タイトル戦のルールなども基本的には実際の将棋のプロの世界と同様で、漫画的に分かりやすく描かれている事から高い評価を受けています。

人気も評価も高い、3月のライオン。その人気の秘密はどこにあるのでしょうか?今回は3月のライオンの原作である漫画版のあらすじや読者の感想をネタバレありで紹介しつつ、2018年9月現在、発売日を待ち焦がれる人も多い最新刊14巻の発売日がいつになるかも予想して紹介していきます。

『3月のライオン』羽海野チカ | 白泉社

3月のライオンとは?アニメや映画も展開?

細かく3月のライオンについて紹介する前に作品としての3月のライオンの概要部分、既に行われているメディアミックス展開、3月のライオンの主人公桐山零についてなどを紹介しておきます。

作品としての3月のライオン

3月のライオンは2007年、「ハチミツとクローバー」を代表作として少女漫画を描いていた羽海野チカさんが白泉社の青年誌ヤングアニマルに掲載誌を移して連載が開始されました。監修としてプロ棋士である先崎学さん、さらには日本将棋連盟にも取材協力をしてもらう事で、日本のプロ棋士のリアルを描く形で展開されています。連載は基本毎月掲載ですが、実質的には不定期連載に近い形で掲載されています。

連載開始後、そのプロ棋士の厳しい世界とともにほっこりするような展開で話題を呼び、2009年のマンガ大賞ノミネートをきっかけに現在までに数々の漫画賞、漫画ランキングに名を連ねています。またその人気からスピンオフ作品「3月のライオン昭和異聞灼熱の時代」を羽海野チカさん原案・監修、西川秀明さん執筆で連載されるなど、掲載誌ヤングアニマルを代表する作品の1つになっています。

3月のライオンのメディアミックス展開

連載誌が月2回発行誌であり、その上、休載も少なくない3月のライオンは展開こそ非常にゆったりとしたペースであるものの、その人気の高さからメディアミックス展開も行われています。アニメ化、実写映画化共に2015年に製作が発表されるとアニメはNHKで2クール2期の計4クール、映画も前後編と近年の漫画原作メディアミックス作品としては非常に広い枠を使って放送されました。

少し内容に関してネタバレするとアニメでは1期目で原作漫画の1巻から5巻途中まで、2期目で1期で途中になっていた原作漫画5巻の続きから9巻までの内容をほぼ原作漫画通りに展開、映画も前半はほぼ原作漫画通りに進ませつつ、後半ラストは映画として完結させるべくオリジナルストーリーを展開しています。

主人公桐山零はプロ棋士

3月のライオンの主人公桐山零は作中では史上5人目となる中学生でプロ入りしたプロ棋士です。東京都六月町に住み、1年遅れで私立駒橋高校へ通学していますが、プロ棋士としての対局を優先するので早退や欠席も多く、クラスメイトより年上という事もあってクラスでは孤立しています。幼い頃、交通事故により両親と妹を同時に失い、引き取り手のなかった零は父の友人で棋士幸田の家に内弟子として引き取られ育てられました。

どんどん将棋にのめり込んでいく事になった零が周囲を巻き込み、巻き込まれながらも成長していく物語が3月のライオンのベースにはあります。将棋の世界ではその戦術として大きく分けて飛車を大きく動かす「振飛車」と飛車を動かさない「居飛車」を2種類の基本戦術、土台として扱いますが、零は相手に合わせてどちらも打つ事ができるオールラウンダーで、特にこだわりを持たずに対応する将棋を得意としています。

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3月のライオンの漫画あらすじネタバレ!

ここからは3月のライオンの漫画版の前半と言える、1巻から6巻までのあらすじを巻数毎にネタバレありで紹介していきます。

3月のライオン第1巻あらすじネタバレ

漫画版1巻はモノローグ的な形からスタートします。主人公である桐山零が幼い時に交通事故で両親と妹を1度に失った事、父の友人でプロ棋士であった幸田8段に内弟子として引き取られる事になった事をきっかけに将棋の世界に飛び込む事になります。幸田八段には姉弟の2人の子供がおり、彼らもまた将棋のプロを目指し励んでいました。当初こそ3人は切磋琢磨するような間柄でしたがどんどんその流れは崩壊していきます。

崩壊するきっかけは零の実力でした。零は義父となった幸田八段になんとか気に入ってもらおうと真剣に将棋に取り組みます。その真剣さのせいで姉弟と実力差がついてしまい、将棋のプロの養成所である奨励会に所属している姉、香子さえも倒すようになってしまいます。零に勝てないならと香子は奨励会を辞めさせられ、同い年の弟、歩も将棋を放棄して引き篭もるようになってしまいました。

自身のせいで出来てしまった幸田家の溝、その不協和音から逃れる為にはプロになって自立するしかないと零はさらに将棋にのめり込むようになります。そうして史上5人目の中学生でプロになった零は幸田家を出て、東京の下町六月町のマンションに1人暮らしをする事になります。

ある晩、先輩棋士に強引に銀座に連れられてお酒を飲まされてしまいます。路上でへたれこんでしまった零を見つけたのが川本家の3姉妹の長女、あかりでした。叔母の営むスナックでホステスとして働くあかりは零の家が近い事を知って三月町にある自宅に連れ帰って介抱します。零の境遇を叱咤あかりはいつでも来ていいと言い、以後、零にはこの川本家が幸田家よりもくつろげる場所になりました。

川本家は次女の中学生ひなた、三女のモモを中心ににぎやかな生活を送りながらも、母と祖母を亡くしたばかりでもあり、お盆にはしんみりとしてしまいます。部外者でありながらそれらを目撃する事になる零は自身の家族の事を思い川を見つめる所で1巻はまとめられています。ネタバレしたように3月のライオンの1巻のあらすじは将棋よりも日常パートに比重を置いた展開がされており、それが読みさすさにも繋がっています。

3月のライオン第2巻あらすじネタバレ

漫画版2巻は1巻よりは将棋に関わる要素が増えてきます。零はプロデビューできたのは言いものの、伸び悩んでいました。一方で3月のライオンにおける将棋界の図式が見えてくるのもこの2巻からになっています。将棋界の頂点に立つ宗谷名人はほとんどのタイトルを独占し、同じプロである零でも滅多に会う事ができない存在でした。そして宗谷名人もまた零と同じく中学生にしてプロデビューした棋士の1人です。

プロとしての生活を始めたばかりの零、孤独を感じて歩む事を辞めそうになりますが、自称ライバルであり、「心友」である二階堂のメッセージを受け取り、浮上するきっかけを掴む事になります。加えて1巻で張られた伏線と言える物が早くも登場します。1巻で奨励会を辞めさせられた義姉、香子が零のマンションを訪ねてくるのです。彼女はプロ棋士である後藤九段と不倫関係にあり、それが元でトラブルになった事もありました。

マイペースな香子に振り回される零。2人の家族にもなりきれず、かといって他人とも言い切れない歪な関係が描かれる事になります。さらにこの2巻で触れられるのが零の高校生活です。零はプロとしての対局もあるので学校行事にはあまり積極的ではありません。むしろ零はそれでいいと思っていました。零のファンでもある担任の林田からもう少し高校生としての活動をした方がいいのでは?とアドバイスされてしまいます。

学校からの帰り道、ひなたと偶然であった零はファーストフード店に立ち寄ります。そこでひなたが想いを寄せる野球部の少年、高橋と居合わせます。高橋は祖父や父の影響でプロ棋士である零の事も知っていました。進学について迷っていた高橋はプロ棋士として自立しながら年遅れでも高校に通い始めた零に「何故高校に進学したのか」と尋ねます。真正面な質問に零はうろたえてしまいます。

なんとかひねり出した「逃げなかったという記憶がほしい」という零の答えに対し、高橋少年はその気持ちを感じ取りました。その他、2巻では先輩棋士である松永や安井などとの対局が描かれ、それらの棋士を通して零の内面に眠る「勝ちに飢えた獣」のようなもののを零自身が認識するような展開が描かれています。漫画2巻はここまでです。

3月のライオン第3巻あらすじネタバレ

漫画3巻では少しずつ将棋色を強くしながらも、日常パートもしっかり取りいれられた展開が行われます。普段からどちらかといえば不摂生な生活を送る零ですが、大事なタイトル戦獅子王戦を目前に研究に没頭するあまり、風邪をこじらせて倒れてしました。「最近来てくれないから」と様子を見に来たあかりとひなたに運ばれる形で川本家に厄介になる事になります。

年末年始という時期にお世話になる事を謝罪する零でしたが、川本家では温かく迎えられ、3日まで過ごす事になります。零がそんなになるまで、打ちこんでいたのはその獅子王戦で、2巻でも描かれた因縁深い後藤との対局の可能性があるからでした。それぞれが勝ち上がると対局が実現する形になっていたのです。後藤は後藤で零の事を挑発するなど、3巻でも浅からぬ因縁が描かれる事になります。

零は後藤との対局に標準を絞り、研究に研究を重ねます。零には本来の目下の敵である上に格上の存在である島田八段との対局が見えていなかったのです。島田八段との対局が始まってからそれに気が付く零。「逃げたい、恥ずかしい」と思いながらも島田の言葉と導くような打ち方で最後まで打ち切りはしますが、結果は完敗でした。猛烈にへこんだ零はそのまま数日飲まず食わずで眠り脱水症状になってしまいます。

回復した零が学校に行くと、林田から励まされた上で、島田八段の研究会に入ってみたら?とアドバイスされます。そして島田八段もまた弟弟子にあたる二階堂と零を誘うかと興味を示している会話が描かれます。そして、島田八段と後藤九段の対局が描かれる事になります。3巻時点では最も明確に将棋シーンを描いたのがこの島田と後藤の対局で、遅れて対局を見に来た零も感銘を受けて島田八段に研究会に入れてくれるように頼みます。

将棋漫画としてはここで終わる3巻ですが、零の物語としてはもう少しだけ続きがあります。上記で触れた島田と後藤の対局に遅れて姿を見せる事になる零ですが、それはそもそもその日が学校であった為でした。林田にギリギリ出席日数は大丈夫だからと送りだされたのですが、実はそれは林田のカウントミスであり、零が進学する為には大量のレポートを提出する必要が生まれてしまったのです。

レポートの1つとして化学の実験を行う必要があった事から、林田が強引に理科クラブに零を連れていき助けを求めます。理科クラブのメンバーは零を快く迎え入れ、彼の為の実験を行う事になりました。学校には林田といる以外に居場所がなかった零ですが、ここで初めて学校でも笑って過ごせる場所が増える事になるのです。

3月のライオン第4巻あらすじネタバレ

漫画版4巻では零を視点に島田の戦いがメインで描かれる事になります。後藤との対局に勝った島田は獅子王戦タイトルホルダーの宗谷に7番勝負で挑む事になるのです。その対局前、零は3巻での約束通り、島田の研究会に参加する事になります。今まで1人で研究を重ねてきた零にとって他の棋士の意見を聞ける機会は大きく、また島田との関係も良好だった事から前夜祭などにも出席します。

その前夜祭で零は義父にあたる幸田八段に久しぶりに対面する事になります。そこで香子が零をダシにして家を出ている事、幸田八段が香子と後藤の関係を知らない事を知ります。複雑な状態に言葉が見つからないままその場を済ませる零でしたが、後日、零をダシにしていた事がバレた香子は八つ当たりに零の所を尋ねてきます。そこを偶然様子を見に来た川本三姉妹に見つかってしまいます。

義姉である事を説明する零でしたが、あかりは2人の関係を読み取ります。周囲に振り回される零を他所に、獅子王戦は開始されます。1局目の後行われた研究会に参加した零。過去の対局を並べる場で、零は過去に同じ対局を見ていた宗谷名人と同じ指摘をします。それ以来島田に宗谷名人と同じ見方ができるのでは?と研究相手を任されサポートする事になります。

3戦目まで行って3連敗してしまった島田。零になんとか6戦目までは粘りたいと気持ちを吐露します。実際のタイトル戦もそうであるように将棋のタイトル戦は日本各地を回って行われますが、その6戦目が島田の地元である山形で行われる事になっていたのです。故郷に錦を飾りたいと考える島田ですが、その思いが逆にプレッシャーとなり、夜もまともに眠れない状態になってしまいます。

見かねた零は4戦目が行われる京都に同行、まさに極限状態で対局に向かう一流棋士の勝負を目の当たりにする事になります。ネタバレしたように4巻のあらすじのメインは零よりも島田にあります。しかしあくまでも視点は零の物として描かれ、後の零の成長に大きく影響する事になるのです。漫画版4巻はここまでが描かれています。

3月のライオン第5巻あらすじネタバレ

漫画版5巻では久しぶりに日常パート全開であらすじが展開されます。島田が獅子王戦に敗れてしまった所からあらすじが描かれます。島田の心の傷も癒えないまま地元で行われる「天童・桜まつり」に出席する事になり、零も同席します。先のタイトル戦で山形に来れなかった事を悔み謝罪する島田をこき使うことで励ます地元の人達。島田はそうして英気を養う事になり、零はそれを安心して見ていました。

季節は流れ、零は高校2年生に、ひなたは中学3年生に進級します。これまで零を何かとサポートしてくれた林田が担任から外れてしまいますが、林田はそれでもなんとか零と関わりを持とうと将棋部を作る事を提案します。5人という部の設立・存続条件に困っていましたが、意外な解決策が見つかる事になります。3巻で零を助けてくれた理科クラブもまた部員不足で廃部の危機に瀕していたのです。

理科クラブと将棋部は、「将化部」として合併設立する事になります。これまで「部活」というものに関わってこなかった零にとっては画期的な事です。一方で周囲の環境が変わったのは零だけではありませんでした。ひなたは親友ちほをいじめからかばった事でいじめのターゲットにされてしまうのです。あげくちほは不登校になった末に転校してしまい、ひなたは1人になってしまいました。

担任に訴えても「勘違いじゃない?」相手にしてもらえず、ひなたに対するいじめはどんどん過激にエスカレートしていきます。それでも「自分は間違った事をしていない」と前を向き続けるひなた、そんなひなたに零も勇気づけられる事になります。漫画版5巻はここまでで締め括られています。

3月のライオン第6巻あらすじネタバレ

漫画版6巻では、5巻から続くひなたのいじめ問題に加えて、零が出場する事になる新人王、それに関係して二階堂のエピソードが展開される事になります。ひなたのいじめ問題に関して林田に相談する零、林田は親身になって相談に乗ってくれますが、ひなたの頑張りを目の当たりにしている零は先走って空回りしてしまいます。ひなたのいじめは相変わらず続いており、担任も相変わらずの態度でその関係はどんどんこじれていきます。

そんな中で零と二階堂は新人王に参加、それぞれに準決勝まで勝ち上がります。お互いが勝てば決勝で対決できると意気込む2人(特に二階堂)、しかし二階堂が準決勝の対局中に発作を起こして倒れてしまいます。零はそこで初めて二階堂が生まれ付き身体が弱く、深刻な病気と戦いながら将棋という勝負の世界で生き抜いてきた事を知る事になります。

厳しい食事制限、運動も満足にできない二階堂にとって将棋は自分が唯一自分が暴れまわる事のできる場所でした。だからこそ二階堂は将棋の世界では無敵なヒーローになれる、なりたいという思いを抱いていました。そんな二階堂の思いを胸に、零は決勝が行われる大阪へ、そしてひなたは同時期に修学旅行で京都に行く事になります。そこで6巻は終わりです。

Thumb3月のライオンの香子と零の関係!二人の過去と他人でも姉弟でもない理由は? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

3月のライオンの漫画新刊の14巻発売日などを予想考察

あらすじのネタバレあり紹介が終わった所で気になるのは3月のライオンの新刊14巻の発売日がいつになるかです。ここからはこれまでの傾向なども元に原作漫画最新刊14巻の発売日を予想しながら紹介していきます。

新刊14巻の収録内容はどこまで

単行本発売日の目安となるのがその巻に収録される内容です。既に発売している現状の3月のライオンの最新刊13巻は、話数でいうと127話から139話までの計13話がまとめられていました。13巻以前の巻を確認しても概ね12話から13話構成で単行本が発売される事が多くなっています。仮に14巻の内容も多めに13話と見積もるとすれば152話までが14巻の収録内容となります。

そしてこの152話は既に2018年8月24日が発売日の掲載誌ヤングアニマルで掲載されています。なので単純に内容だけ見れば、既に発行できるだけの量が貯まっている状態と言え、14巻の発売日は間近に迫っていると考える事ができます。

これまでの発売日から予想!

2007年にヤングアニマルでの連載を開始した3月のライオンですが、1巻の発売日は年が明けて2008年の2月22日でした。以降、10巻までの間は概ね8カ月に1冊というペースで漫画が発売、11巻の内容となる部分の連載中に作者羽海野チカさんが入院する事になり、一時完全に休載していた事もあり、11巻から13巻に関しては12カ月に1冊というペースになっていました。

この11巻~13巻は概ね各年の9月最終週付近になっていた事もあり、一部のファンの間では14巻も2018年の9月に発売されるのではないかと言われていましたが、2018年9月現在、既にヤングアニマルを発行する白泉社から翌月10月の発売情報も発表されていますが、そこに3月のライオンの名前はない状態です。なので、3月のライオン14巻はどれだけ早くても11月以降になる事が予想されます。

羽海野チカさんのこだわり?単行本発売の兆し

これはこだわりなのか体調面の理由なのかは不明ですが、作者羽海野チカさんは、3月のライオンの単行本が発売する2~3カ月の間、雑誌での連載をストップする傾向にあります。結果としてこれまでは、単行本に掲載された話の次の話から次発売の雑誌ヤングアニマルで読む事ができるという状態になっていました。通常の漫画では単行本収録分と雑誌の連載分の間に数話のラグが発生する事からこだわりなのでは?と言われています。

理由はどうあれ、これまで通りだとすると羽海野チカさんがヤングアニマルでの連載をストップしたら単行本14巻の発売日が近いと言えるかもしれません。そして、2018年9月14日発売のヤングアニマルにて3月のライオン153話の掲載が確認できます。少しネタバレになってしまいますが或いは内容的にこの153話までが単行本収録内容になる可能性もあるので、これから2~3か月休載という事になるのでしょうか。

3月のライオン14巻の発売日は11月?或いは12月になるかも?

ここまでの内容から推測するに10巻以降の1年に1冊ペースが崩れてしまった3月のライオン14巻の発売日は10月の間に発売日が設定されていない事と収録内容から考えると11月頃に発売となる可能性が濃厚と言えます。ただ153話までを収録内容とするのであれば或いは12月まで伸びる可能性もありそうです。14巻でも休載期間を設け、単行本発売日の次の雑誌に154話を掲載するという可能性も否定できません。

正確な事を明言するには至りませんでしたが、総合的に考えてみても、11月か12月、数か月のうちには最新刊14巻の発売日を迎える事になるのは確実でしょう。まずはヤングアニマルでの掲載状況なども確認しつつ、14巻の発売日情報を待つ事になりそうです。

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3月のライオンの漫画の感想や評価は?

ここからは3月のライオンの漫画を追い掛ける読者の感想や評価をこちらもネタバレありで紹介していきます。3月のライオンは特にキャラクターの評価が高く、同時に将棋という題材に捉われない展開も評価を受けていると言えます。

3姉妹に癒される

3月のライオンのヒロインと言える、川本家の3姉妹、あかり、ひなた、モモ。主に日常パートで零と関わる事になるこの3姉妹はそれぞれに個性的で癒されるという感想が非常に多いです。三者三様ではありますが、それぞれに魅力に溢れ、将棋漫画という女性のとっつきにくさを見事に軽減、3月のライオンに女性ファンを増やす多いな要因となっています。

年の離れた3姉妹で零とは年齢の関係上、次女であるひなたが中心となりがちですが、あくまでも3姉妹全員がヒロインとして平等に扱われており、それぞれに関わるエピソードも多いです。無機質な零の日常パートを彩る存在として、3月のライオンをただの将棋漫画にしなかった大きな意味を感じさせるという感想もあります。

二階堂が良い

3姉妹に続いて人気の高いキャラクターなのが二階堂です。自称零のライバルである二階堂は事あるごとに零に絡み、その流れで上記の川本3姉妹とも交流を持っています。自身は身体が弱く、常に健康面に不安を抱えながらも常にポジティブで将棋を少しでも普及させようという高いプロ意識を元に将棋解説の本を監修するなど基本内向きな零とは異なり、かなりアクティブでポジティブに行動しています。

基本的にもの静かな零とのバランスも良く、特に3姉妹が関わりにくい将棋面では零と関わる機会も多いです。登場が多い事もありますが、そのキャラクター性は高い人気を集め、二階堂のようになりたいという感想もある程です。

将棋を入口にしたヒューマンドラマが良い

3月のライオンを始め、将棋や囲碁のように限られ閉じられた世界を題材とする漫画はどうしても敬遠してしまう人もいます。特に題材となるもののルールを知らないと楽しめないのではないかと考える人が多いのです。しかし3月のライオンは題材こそ将棋ですが、川本3姉妹のように将棋に全く触れていないキャラクターも多く、将棋の中身よりもそれぞれの棋士の心情などを描く展開が多くて入り込めたという感想も多いです。

もちろん、将棋を一切しないというわけではありませんが対局内容がクローズアップされる機会は少ないのが3月のライオンの特徴でもあります。むしろそれぞれの棋士の思想やそれまでのバックボーン、そして零との関わりなどがメインなので、将棋を知らなくても楽しめるという感想は非常に多くなっています。もちろん将棋を少なからず知っていればより楽しめるようにもなっているのも必見です。

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3月のライオンの漫画あらすじや感想まとめ

3月のライオンは将棋をベースの題材としながらもヒューマンドラマに物語に軸を置いており、将棋のルールを知らない人でも楽しめる漫画です。ネタバレありのあらすじを読むと分かるように、エピソードによっては全く将棋に関係ない話も多く、将棋が題材というよりも高校生プロ棋士零の日常が題材と言える漫画になっています。それでいて登場する棋士達の想いも強く描かれており、その入り込みやすい世界観を形成しています。

3月のライオンは漫画としては非常にゆったりとしたペースで連載が続けられており、単行本の発売も現在はおおよそ1年に1冊ペースになっています。最新刊となる14巻の発売日はまだ未定ですが近々には迫っているのでまだ読んだ事がないという人は今が読み始める絶好の機会と言えます。もちろん、原作である漫画版だけでなくアニメや実写映画から触れてみる事もできるのが3月のライオンの良さでもあります。

3月のライオンは人気が高いだけでなく、連載開始から2018年9月現在まで毎年のように何かの漫画賞、漫画ランキングで名前が上がる程に評価も高い作品です。今後さらなるメディアミックス展開も多いにあり得るのでまだ一度も3月のライオンの世界に触れた事がないという人はぜひ1度触れてみてはいかがでしょうか。

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