アオハライドのネタバレあらすじ！大人気少女漫画の感想と双葉・洸の結末は？

「アオハライド」は2011年～2015年の期間に、集英社の「別冊マーガレット」にて連載されていました。単行本は全13巻まで刊行され、累計発行部数が1300万部（2023年6月時点）を突破している人気作です。2014年7月～9月にはテレビアニメが放送され、同年12月には実写映画も公開となりました。さらに、テレビドラマもWOWOWで制作され、2023年9月～2024年2月にかけて、シーズン1とシーズン2が放送されていました。

「アオハライド」の作者である咲坂伊緒先生は、東京都出身の漫画家です。誕生日は6月8日、血液型はB型で、1999年から漫画家として活動しています。

代表作として、漫画「ストロボ・エッジ」や「思い、思われ、ふり、ふられ」があります。特に「思い、思われ、ふり、ふられ」は、2018年に第63回「小学館漫画賞少女向け部門」を受賞しています。また、両作品とも「アオハライド」と同じく高校生たちの青春が描かれ、実写映画化されている人気作です。

ここまで、人気漫画「アオハライド」の作品情報を紹介し、作者の咲坂伊緒先生についてみてきました。次に「アオハライド」の漫画1巻～10巻のあらすじをネタバレでみていきます。

高校に入学した吉岡双葉は、中学時代の同級生で初恋の相手である田中洸と再会します。洸は中学1年生の夏に両親の離婚により、長崎の学校に転校したため、再会したのは3年ぶりでした。当時は爽やかでシャイな性格だった洸ですが、高校生の彼はクールな性格になっており、苗字も「馬渕」に変わっていました。さらに、洸は双葉に対して「昔の俺は忘れろ」と言い放ち、双葉は戸惑ってしまいます。

離れていた間の洸に何があったのか気になる双葉は、次第に洸に惹かれていきます。高校2年生に進級した双葉と洸は、同じクラスになりました。2人は小湊亜耶、槙田悠里、村尾修子と共に、5人でクラスの学級委員を務めることに決まり、その活動を通して双葉と洸は親しくなっていくのでした。

しかし、あるとき双葉は悠里から、洸のことが好きであると告げられました。双葉は友だちである悠里と同じ人を好きになるわけにいかない、と自分の気持ちにブレーキをかけようとします。しかし、洸を諦められません。そこで、双葉は悠里に正直に自分の気持ちを打ち明け、2人は良き恋のライバル関係になりました。

双葉は洸が変わったのは、母親の死が原因であることを知ります。そこで、双葉は傷ついている彼に笑っても良いことを伝え、彼の心の傷を和らげました。その後、双葉と洸はさらに距離を縮めていき、洸に告白した悠里が振られます。それ以降の悠里はきっぱりと洸のことを諦め、双葉の恋を応援してくれるようになりました。しかし、彼らの前に洸が長崎にいた頃の中学の同級生である、成美唯が現れました。

彼女は洸のことが好きで、父親が亡くなったため、こちらに引っ越してきたのでした。唯は双葉たちと別の学校に通っています。しかし、双葉たちの高校の文化祭に遊びに来た唯が、洸と親しく喋るため、双葉は気になって仕方がありません。

一方、双葉も別のクラスの菊池冬馬から想いを寄せており、積極的にアプローチされます。さらに、双葉は洸が初めてキスをした相手が唯だと知り、洸との間に距離ができてしまいました。その後、洸は父親を亡くした唯が心細いことを知ります。彼女の気持ちがよく分かる洸は、彼女をそばで支えたいと思い、双葉への想いを諦めることに決めました。

双葉は洸が自分よりも、唯のことを選んだことで、自分は失恋したのだと思い込みました。そして、洸のことをきっぱりと諦めるため、洸に告白します。しかし、唯をそばで支えることに決めた洸は、双葉とは付き合えないとはっきりと告げました。その後、双葉が洸に振られたことを知った冬馬が、双葉に告白します。このとき、双葉はとりあえず返事を保留にしました。

しかし、洸が唯と一緒にいる姿を見て、2人が付き合い始めたと勘違いします。その後、双葉は洸のことが好きな自分の心ごと全部引き受けると言ってくれた、冬馬と付き合うことに決めました。その頃、洸は唯がわざと自分と一緒にいるところを、双葉に見せたことを知ります。そのことで、唯と距離を置こうする洸でしたが、唯は聞き入れません。

双葉たちは修学旅行で長崎に行きます。長崎は洸が中学時代を過ごした場所です。双葉は洸にとって、長崎が辛い思い出の詰まった場所なのではないかと心配になります。しかし、冬馬と付き合い始めた彼女は、洸と距離をとっていました。

一方、洸は修学旅行中、友人と夕日を見て、辛い思い出を楽しい思い出に塗り替えようと考えていました。さらに、洸は他の辛い思い出も塗り替えたいと双葉に話します。こうして、双葉が友人として、洸に付き添うことになりました。2人で長崎を巡った双葉と洸は、最後に洸の母親の墓前に行き、もう大丈夫だと報告しました。

その後、双葉は修学旅行中、洸と2人で長崎を巡ったことを冬馬に言い出すことができません。しかし、冬馬は実はそのことを知っていました。それを知った双葉は、冬馬に自分から言い出せなかったことを後悔します。一方、自分の気持ちに改めて気づかされた洸は、冬馬に宣戦布告するのでした。

ここまで、人気漫画「アオハライド」の作品情報や、作者の咲坂伊緒先生について紹介してきました。さらに「アオハライド」の1巻～10巻のあらすじをみてきました。人気漫画「アオハライド」はどのような最終回を迎えるのでしょうか？次に「アオハライド」の漫画12巻と13巻のあらすじを紹介し、最終回直前のストーリーや、最終回の結末をネタバレでみていきます。

自分の双葉への想いとしっかり向き合うため、洸は唯を呼び出し、もうそばにはいられないことを告げました。唯ももう一緒にいられないことを分かっており、2人は別の道を歩むことを決めました。その後、洸は双葉に猛アプローチを始めます。一方、双葉も洸に振り回されながらも、自分の洸への想いを再認識します。そして、冬馬に別れを告げ、冬馬も双葉の気持ちを理解し、別れを承諾してくれました。

その後、双葉と洸はクリスマスイブに待ち合わせします。しかし、当日洸が一向に現れません。そして、彼を待ち続ける双葉のもとに、洸の兄の田中洋一先生から洸が事故に遭ったという連絡が入りました。急いで病院に駆け付けた双葉でしたが、そこには洸の無事な姿がありました。安心した双葉は泣き始めます。そして、病室で2人は互いに想いを伝え、とうとう2人は付き合い始めました。

一方、小湊は修子に告白する覚悟を決めたことを双葉たちに宣言します。小湊は修子に振られることを恐れ、無意識に告白を先延ばしにしていました。しかし、ついに修子に告白する覚悟を決めたのです。その後、田中先生の提案で夕飯にみんなで鍋を囲むことになり、洸が手伝いに来ました。

鍋が出来上がり、みんなで食べ始めると、猫の名前がついていないという話になります。洸は猫のことはそのときの気分で呼ぶため、名前を付けていないと言いました。そうしていると、洸の父が帰宅し「よしおかくんは何かおいしいものはもらえたか？」と言いました。その問いかけに双葉が返事をすると、父は驚きます。実は洸は飼い猫に「よしおか」という、吉岡双葉にちなんだ名前を付けており、帰宅した父は猫に話しかけたのです。

帰り道、双葉を家まで送る洸はさりげなく双葉を歩道に誘導し、双葉はときめきます。そして、双葉が洸に、彼が自分のことをちゃんと好きであることを実感できてうれしいと伝えました。その後、2人は見つめ合いながらキスをします。

バレンタインの日に修子に告白することを決意した小湊は、双葉と洸に協力してもらい、修子と4人で映画館に出かける計画を立てます。バレンタイン当日、思っていたよりも修子と小湊が良い雰囲気で、映画館デートを楽しみます。

その後、小湊は公園で修子に逆チョコを渡しながら、「好きです。俺と付き合ってください」と告白しました。一方、実は修子も小湊にチョコを用意していました。そして、チョコを渡したい相手は小湊であることを伝え、これからよろしくと言いました。

双葉たちは高校3年生に進級しました。しかし、その始業式の朝、双葉は洸が再びいなくなってしまう夢を見ます。双葉は近頃の洸の様子に違和感を感じていました。そのため、そのような悪夢を見たのかなどと考えながら、双葉は登校します。早く洸に会って安心したかった双葉でしたが、座席表に馬渕洸の名前がありません。

悠里から、特進クラスに名前があるかもと言われ、慌てて確認しに行きますが、そこにも馬渕洸の名前はありませんでした。洸がまた何も告げずにいなくなったのかや、長崎に戻ったのかなどと考え、双葉はどんどん不安になっていきます。そのとき、双葉はよく知った声で名前を呼ばれました。洸の姿を見て安心した双葉は涙ぐみながら、座席表に洸の名前がなかったことを告げました。

すると、洸は同じクラスにいると言い、笑顔で「田中洸」に戻ったことを報告しました。そして、洸はサプライズで、双葉たちに黙っていたことを謝ります。さらに、父や兄にもう自分は大丈夫であることを伝えるためにも、名前を田中洸に戻したことを説明しました。

そのように話す洸の姿は、双葉にはとても輝いて見えました。そこで、双葉は中学のときや高校で再会した頃の洸ではなく、現在の洸が一番好きであると伝えます。そして、その時々の洸がずっと一番好きだと思うのでした。洸も双葉に対し、自分の隣に双葉がいるのがずっと変わらなければいいなと思っていることを伝え、キスしました。

アメリカ留学を決めた田中先生の見送りに来た洸は、こちらのことは何も心配しなくていいと言います。そのような頼もしい弟に対し、田中先生は涙ぐみます。そして、洸はこれからは兄がしたいことを思う存分してほしいと伝えました。

空港からの帰り道、急に雨が降り始めます。2人は始まりの神社を見つけ、当時のことを思い出しました。洸の袖を引っ張りながら見つめる双葉に、洸はキスをします。そして「急に降ってきたよね」と、2人は出会った頃と同じセリフを言いながら笑顔になるのでした。

ここまで、人気漫画「アオハライド」の作品情報や、作者について紹介してきました。さらに、漫画のあらすじや、最終回の結末をネタバレでみてきました。次に、双葉や洸などの主要キャラを一覧で紹介していきます。

吉岡双葉は男子が苦手でした。そして、男子の前では大人しくなってしまう彼女は、中学生の頃に女子たちから猫を被っていると言われ、孤立していました。その経緯から、高校は知り合いがいないような遠い学校を選び、同じことを言われないように、わざとガサツな言動を心がけていました。しかし、1年生の3学期が終わる頃、中学時代に好きだった初恋の田中くんと偶然再会したのをきっかけに、本来の自分でいるようになりました。

馬渕洸は双葉の初恋相手です。両親が離婚したため、中学1年生の夏休みに長崎に転校しました。旧姓は田中で、両親の離婚により、馬渕という苗字に変わりました。中学時代には爽やかでシャイな性格の男の子でしたが、3年ぶりに双葉と再会した洸はクールな性格に変わっていました。

槙田悠里は双葉の親友で、芯のしっかりした性格の女の子です。彼女も男子が苦手で、男子の前では緊張してしまいます。そのため、高校でクラスの女子からぶりっ子と言われ、孤立していました。洸のことを好きになったため、一時期は双葉の恋のライバルでした。しかし、洸に告白して振られてからは、双葉の良き理解者として、彼女の恋を応援してくれるようになりました。

村尾修子は、田中陽一先生に片思いをしている双葉の友達です。容姿端麗で1匹狼タイプの修子でしたが、双葉たちに心を開いてからは、感情を表現するようになりました。

田中陽一は洸の実の兄で、特進クラスの担任をしています。両親の離婚の際は父親に引き取られ、周囲からは田中先生と呼ばれています。

小湊亜耶はフランス人とのクォーターで、明るく前向きな性格です。洸が唯一本音を話せる親友で、双葉の友達でもあります。修子に恋しており、猛アプローチの末、彼女を振り向かせました。

菊池冬馬は吉岡双葉に恋をしている、別のクラスの男子生徒です。双葉が洸のことを好きなことを知っていても、積極的にアプローチをします。

成美唯は長崎にいた頃の洸の友達で、洸のことが好きです。双葉たちとは高校が別で、高校2年生のときに父親が亡くなり、その後は親戚の家で暮らしています。

ここまで、人気漫画「アオハライド」の作品情報や作者について紹介し、漫画のあらすじや最終回の結末をネタバレでみてきました。さらに、双葉や洸などの主要キャラを一覧で紹介してきました。次に、漫画の見どころを考察していきます。

「アオハライド」では双葉や洸、冬馬など、キャラたちの恋愛模様に目が行きがちですが、実はそれ以外に友情も見どころの1つと言われています。例えば、洸を巡り、一時的に恋のライバルとなってしまった双葉と悠里でしたが、悠里は洸に振られた後は双葉の恋を応援してくれるようになりました。

また、洸にも小湊という親友がいて、相談に乗ってくれたり、ダメなときには忠告してくれたりする良き理解者です。このように、主人公と友人たちの友情も必見のストーリーとなっています。

「アオハライド」は主人公たちと同年代はもちろん、幅広い年代に人気を集めています。その理由として、作中に多く登場する胸キュンシーンが挙げられています。このように「アオハライド」作中では、数々の心ときめくシーンや、切なくてもどかしい恋愛模様が描かれており、非常に共感できるという感想を持つ人が多いようです。

ここまで、人気漫画「アオハライド」の作品情報などを紹介し、漫画のあらすじや最終回の結末をネタバレでみてきました。さらに、主要キャラを一覧で紹介し、漫画の見どころを考察してきました。次に、2014年に公開された実写映画のキャストを紹介し、原作漫画との違いを考察していきます。

「アオハライド」の実写映画のキャストについて、主人公の吉岡双葉役は本田翼さん、馬渕洸役は東出昌大さんが務めました。また、中学生時代のキャストは、それぞれ吉岡双葉役を田爪愛里さん、馬渕洸役を板垣瑞生さんが務めています。

さらに、他の主要キャラについて、小湊亜耶役を吉沢亮さん、菊池冬馬役を千葉雄大さん、槙田悠里役を藤本泉さん、村尾修子役を新川優愛さん、田中陽一役を小柳友さん、成美唯役を高畑充希さんがそれぞれ担当しています。

原作漫画とアニメにはそれほど大きな違いはないと言われています。一方、実写映画では時系列や細かな内容などに関して、原作漫画と異なっている部分があるようです。

ここまで「アオハライド」の作品情報やあらすじ、最終回の結末をネタバレでみてきました。さらに、主要キャラを一覧で紹介し、見どころや実写映画のキャスト、原作漫画と実写映画の違いについても考察してきました。人気漫画「アオハライド」にはどのような感想が寄せられているのでしょうか？次に「アオハライド」に関する、読者の感想や評価を紹介していきます。

「アオハライド」に関して、最終巻の13巻まで何度読み返しても、何度でも胸キュンするという感想となっています。

「アオハライド」は青春や友情、恋を描いた最強の王道ストーリーであるという感想です。さらに、作画がかわいいだという感想で、洸がとてもかっこいいと絶賛されています。

「アオハライド」が面白いという感想で、キャラたちの感情が丁寧に描かれているところに感動したそうです。さらに、何度も漫画を読み返すのも納得だという感想で、作画に関しても非常に綺麗だと好評です。

以上、人気漫画「アオハライド」のあらすじや、最終回の結末をネタバレでみてきました。そして、最終回の収録された13巻では、双葉と洸、修子と小湊がそれぞれ付き合い始めたことや、田中先生がアメリカ留学に向かったこと、洸が「田中洸」に戻ったなどが分かりました。さらに、主要キャラや実写映画キャストを紹介し、漫画の見どころや実写映画と原作漫画の違いを考察してきました。

そして、見どころとして、友情を描いた青春ストーリーや、胸キュンシーンが挙げられていることが分かりました。また、漫画「アオハライド」に関する読者の感想や評価をみてきました。そして、何度読み返しても胸キュンという感想や作画がかわいいという感想がありました。他に、キャラたちの感情が丁寧に描かれているところに感動したという感想もあることが分かりました。