【ニーア オートマタ】2Bの正体と本当の任務とは？死亡理由やアニメ版の結末も考察

ニーア オートマタにおいて主人公を務めるのが2Bです。この記事では2Bについてネタバレありでまとめて紹介していきます。

2Bが主人公を務めるニーア オートマタは、2017年に発売されたアクションRPGです。2010年に発売された『ニーアゲシュタルト/レプリカント』の後継作品として発表されました。大元を正すと『ドラッグオンドラグーン』シリーズの系譜にある作品ですが、単独でも楽しめる形で展開されています。独特の世界観やビジュアルなどから高い人気を獲得、同時に国内外のゲーム賞を受賞、ノミネートされるなど高い評価を受けている作品です。

ニーア オートマタは、メディアミックス展開も積極的に行われた作品になっています。2024年現在までに、漫画化や小説化、舞台化、コンサートなど幅広い展開が行われてきました。さらに2022年には発売5周年記念でアニメ製作決定が発表されました。コロナの影響を受けながらも2023年にアニメ化も行われ、2024年に第2期の放送が決定しているなど、既に発売から7年が経過する作品ですが、展開が継続して行われている作品になっています。

西暦5012年、突如地球をエイリアンと彼らの作り出した機械生命体が襲撃します。人類はこれに対抗できず、月まで撤退することになりました。人類は地球を取り戻すべくアンドロイド兵士を用いて奪還戦を仕掛けます。しかし、それから数千年が経過しても、どちらも決定打を与えることができないままでした。そして西暦11945年、2Bは第243次降下作戦として地上に降り立つところから物語が展開されることになります。

2Bはニーア オートマタの主人公である、女性型アンドロイド兵士です。新型アンドロイド兵士『ヨルハ部隊』の一員であり、汎用戦闘タイプの分類されています。シルバーブロンドのショートボブにした髪型、ゴシックドレスのような制服とサイハイブーツに身を包んだ姿をしており、ヨルハ部隊の隊員らしく目を特殊なゴーグルで覆っているのが特徴的な見た目をしています。

ちなみに身体的特徴については、詳細な数字も明らかになっている部分があります。身長はヒール込みで168cm、体重は148.8kg、スリーサイズはB84/W56/H88であることなどが明かされているのです。逆に誕生日などは不明とされており、また血液型などの情報もありません。

2Bの性格は基本的には冷静沈着な性格をしています。ヨルハ部隊では原則的に感情を持つことは禁止されているということもあり、感情を表に出すことは多くなく、会話も任務に必要なこと最小限に抑えるタイプです。ただし、打ち解けた相手には女性らしい仕草や言動を見せることもあり、全くの無感情というわけでもありません。

むしろ物語が進むごとに、2Bは感情的に動く場面が目立つようになります。特に9Sに対しては特別な感情を抱いている節が度々描かれています。口癖としては『感情を持つことは原則禁止されている』というものがありますが、これは一種の自身への言い聞かせの意味もあるのだろうと考察されています。

2B（トゥービー）を含むヨルハ部隊の面々は、いわゆる汎用型のアンドロイドで、コードネームである2B以外にも正式名称があります。2Bの正式名称はヨルハ2号B型です。2号というのはベースになった素体の番号であり、同じ素体である2Aとは外見上の特徴で一致する部分もあります。B型というのは戦闘型のアンドロイドである証明であり、B型は『Battler』の頭文字から取られています。

これらは2Bだけでなく、ヨルハ部隊の基本的な呼称パターンになっています。B型以外にはA型、D型、E型、G型、H型、O型、S型が存在していることも明らかになっています。ちなみに2B自体の名前の由来になっているのは、ハムレットの戯曲の一節『to be or not to be』から来ていることが明らかになっています。

2Bはバトルタイプのアンドロイドということもあり、高い戦闘力を有しています。特に、近接戦闘においては、大小の剣に槍、拳を状況によって使い分けることが可能で、感情を持つことは禁止されていると度々口にしますが、怒りや感情の昂りなどでより高い戦闘力を発揮するタイプになっています。ちなみにその戦闘スタイルは同じアンドロイドからしても『無茶』『無謀』と言われるほどの戦い方になっているのです。

もちろんこれには、ヨルハ部隊は例え死亡しても、バンカーに復活できるという理由故に成立する強引なスタイルでもあります。ただそれを差し引いても、2Bの戦闘能力は非常に高いとされているのです。実際、作中でも機械生命体の主要な存在を倒すなどしていたりします。

上記で紹介したプロフィールは、基本的な設定であり、表向きの設定でもあります。実際2Bの正体は、2Eであることが明らかになっているのです。2EのEとは、『Executioner（エクスキューショナー）』の頭文字で、死刑執行人という意味のある英単語になっています。このE型の存在自体は秘匿されておらず、実際2Bがニーア オートマタのゲーム本編において最初に地球に降下する部隊の中には7EというE型が存在していました。

2Eを含むE型の基本任務は、戦いで戦闘不能になった仲間を機密保持をするために処刑することにあります。また同時に、脱走や裏切り、組織の秘密に触れたヨルハ機体を処刑する役割も担っていることが明らかになっています。2Bの戦闘スタイルがB型にとっては無茶といえるほどのものであり、それでも2Bがこなせているのは、その正体が2Eであり、任務の性質上B型を相手取る必要もあることから、B型よりも高い戦闘力を持っている故です。

ちなみに2B達ヨルハ部隊のアンドロイドは、厳密には死亡することはありません。というのもバンカーに身体のストックがあり、データのバックアップをすることで、記憶や記録の保持ができるためです。そのため、厳密には殺しているというのも表現は異なります。しかし、最後にバックアップをしてから死亡するまでの記憶はなく、厳密に記憶を受け続ことはできません。このジレンマを真正面から受けているのが2Eこと2Bであると言えるのです。

実際、アニメ1話で描かれたように、2Bと9Sは自らのブラックボックスを2つ重ねることで大爆発を起こして敵の超大型機械生命体を倒すことがありました。2Bの記憶は直前にバックアップされたため、ほぼ記憶のロスはありませんでしたが、9Sの記憶は2Bと合流する直前までしかありませんでした。このシーンは2Bが2Eとして9Sを殺したわけではないものの、これまで行われたであろうシーンを見せるシーンになっているとも言えるのです。

2Bが本来の2Eという正体を偽って任務に当たっている理由は、9Sが関係しています。ゲーム本編において、2Bは9Sに対して「はじめまして」と最初に挨拶しますが、実は、この場面が2Bと9Sの初対面ではありませんでした。実は2Bが2Eという正体を偽って任務に出ているのは、この9Sの破壊こそが2Bの任務であるためなのです。そして、2Bはこれまでに何度も9Sのことを破壊しているという過去が明らかになっています。

なぜ9Sを破壊するのが任務になるかというと、9SのタイプであるS型（スキャナータイプ）は、その任務の性質上、機密情報に触れることが多く、その中でも9Sは好奇心旺盛な性格から、過去に何度も機密情報に触れてしまっているという過去を持っています。ヨルハ部隊の性質上、9Sはバンカーで復活しますが、代々の9Sはその記憶を保持しておらず、2Bにはじめましてと挨拶するわけです。

2Bにとっては、何度もこの状態の9Sと対面していることになります。バックアップのタイミング次第では、2Bとの面識はあっても良さそうですが、そこは記憶をいじった上で復活させているのだろうと考察されています。余談ですが、9Sが触れてしまうヨルハ部隊の機密情報とは、ヨルハ計画のことを指しています。ヨルハ計画は、ヨルハ部隊の中でも司令部のごく一部にしか知られていない計画です。

また、9Sは、2Bの戦闘力についてB型にしても高すぎると疑問に思ったことはありました。しかし、最終的に明かされるまで、2Bの正体が2Eであること、過去には2Eとしての任務で9Sは何度も殺していることに気づくことはありませんでした。そもそも9SはE型の存在についてそこまで知っているというわけでもありませんでした。これがS型故なのか、復活の度に消去するようにしているのかは不明です。

2Bの存在といえば、A2との関係性も切り離すことができません。特にアニメにおいて、リリィの存在によって2号（A2）と2Bの類似性が描かれましたが、それもそのはずで、元々ヨルハ部隊は、プロトタイプから現在の量産型までの間に、内部の進化は続けながらも、外見は大きく変化していないという点があります。これは、ヨルハ部隊を含めてアンドロイドは兵器であり、必要がなければ外見を変える必要がないからという理由でもあります。

そのため、同じ素体をしている2BとA2は口元のほくろなどの細かな部分まで含めて外見的特徴が一致しているのです。ただし、あくまでも素体が同じだけで、A2はプロトタイプである点と脱走したということもあって記憶などは共有されていません。そのため、人格としては全く別の存在であるといえます。実際、2Bは実際に遭遇するまでA2の存在もA2が裏切り者として指名手配されていることも知らされずにいました。

この外見的の一致がより鮮明に描かれたのが、アニメ版ニーア オートマタでした。アニメ版に登場したレジスタンスのリーダーリリィは、過去に2号（A2）と作戦を共にした過去があります。長い時を経て姿の変わっているA2ですが、その当時は2Bと同じ見た目をしていました。これにより、リリィは2Bと対面した時に、一種の混乱をしてしまう状態になったのです。

現在でこそ2BとA2の見た目は違いますが、これはA2がバンカーに戻らず、単独で機械生命体との戦いを続けていることが理由になっています。A2は既に服を失い、肌の下の素体が現れている状態になっているのです。これらの見た目の違いもあって2BとA2は完全な別人として描かれているといえます。

アニメ1期においては生存している2B。しかし、ゲーム版で描かれているその後の展開では、2Bは死亡してしまう展開が描かれています。それもアニメ1話で描かれたような復活前提の描かれ方ではない状態での死亡となっているのです。ゲームにおいては、マルチエンディングが採用されていますが、2Bが死亡するのはCルートです。2Bが死亡した理由は、アニメ1期で9Sが感染した論理ウイルスに2B自身も感染してしまったことに由来しています。

ただ、この時論理ウイルスに感染したのは2Bだけではありませんでした。バンカーを含めたヨルハ部隊の隊員達も論理ウイルスに感染し、敵側に回ってしまったのです。2Bは2Eとしてヨルハ部隊員達と対峙していきますが、最後には、人気のない廃屋にてA2と対面することになります。2Bは様々な思いをA2に託し、A2の手で介錯されることを選択。これを受け入れたA2により介錯されることで死亡したのです。

通常、ヨルハ部隊のアンドロイド達は、バンカーに身体のストックがありそこで復活することになるので、厳密な死亡をすることはありません。実際、本編の中でも何度か死に戻りとも言えるようなこの復活が活用されています。しかし、既にバンカーまで論理ウイルスが及んだことで、復活することも敵わず、2Bは死亡することになったのです。

アニメ1期においては、まだ2Bが論理ウイルスに感染することも、バンカーが感染することもありません。元々この2Bが死亡するエピソード自体が、ゲーム版においては、アニメで描かれたアダムとイヴの戦いの後のエピソードであるためです。そもそもアダムとイヴが死亡して始めて描ける展開なので、アニメ1期はオリジナル展開を含みつつも、大筋は変わらない形で描かれているといえます。そのため、アニメ1期終了時点では、2Bは生きています。

アニメ1期の終盤において、ゲーム版のストーリーとは違った展開を見せていることもあり、アニメ2期で描かれるである2Bの死亡も変更するのではないか、という考察があります。特にリリィ達と協力してアダムを倒したという展開は、ゲームにはない展開ながらも納得感が高くなっており、このような改変の流れで、アニメ2期において、2B生存ルートが描かれることもあるのではないか、と考察されているのです。

この考察は、2B生存ルートを描く希望的考察という側面が強いです。この2Bの死亡は、その後のニーア オートマタのその後のストーリー展開にとって重要な意味合いを持っています。9Sの闇落ちとも言える展開や、A2の行動に影響するのです。2B死亡後すぐのエピソードだけであれば、2Bが生存していても成立はしますが、それでは話が最後まで続かなくなってしまうのです。特に9Sの精神状態は大きく異なることになります。

実際この2Bの死亡シーンは、ニーア オートマタにおいても非常に意味のある名場面だとされています。2Bを生かすには、それだけの理由を説明し、このゲームでの名場面を超えるアニメオリジナルの名場面を作り出さなければなりません。そのため、安易に生き残らせるよりも、原作であるゲーム版に忠実に描いてほしいという声も見られる結果になっているのです。

2022年に開催されたニーアオートマタ朗読劇では、1つのIF、可能性とも言える演出が行われています。元々この朗読劇は『オートマタ』のキャラクターはもちろん、前作にあたる『レプリカント』、オートマタのスピンオフ作品的立ち位置の『リィンカーネーション』からもキャラが登場するオリジナルストーリーが展開されたものです。そのため、オートマタ本編の別解釈というわけではないです。

この展開の中で、2Bがデータ状で一時的に復元された形で、2Bの死後に動くことになる9SやA2にアドバイスをするという展開が行われ、2人はこのアドバイスによって危機を脱するという展開が行われました。この展開では、2Bと9Sが最後の別れになると分かった状態で別れの挨拶ができるという描写がありました。この描写からゲーム版よりもまだハッピーエンドに近いとして、ファンからは復活を喜ばれる結果になったのです。

ゲーム版をプレイした人にとって、インパクトが強かったと言われるシーンがあります。それは2Bの死亡後に描かれるシーンです。2Bの死亡後、9SとA2は『塔』を目指すことになり、塔の内部に入ることに成功します。しかし、そこで待ち構えていたのは2Bを含む『ヨルハ2号B型』のアンドロイド達でした。この演出には驚いたという人も多いシーンになっています。

このシーンだけを見ると2Bが復活したようにも見えます。しかし、実際にはこの2Bは素体を使っただけの複製品であり、2Bの記憶や感情などは搭載されていません。ゲーム本編でも、9Sにそのことを見抜かれ、問題なく倒されることになるため、これは復活とはいえないと考察されています。むしろこの演出をすることで9Sの精神面を描くと同時に、2Bの復活は簡単には起こりえないことを示したともされているのです。

ニーア オートマタを含むドラッグオンドラグーンシリーズ、特に前作に当たるニーア レプリカントは、知る人ぞ知る作品ではありましたが、発売ハードがXBOX系列だったこともあり、そこまで知名度のある作品ではありませんでした。しかも、発売からの年数もあり、当初ニーア オートマタが発表された時の、注目度はそこまで高くなかったのです。それを一気に覆した理由の1つが2Bのクールビューティーなその容姿にありました。

アンドロイドということもありますが、そのスタイルは抜群であり、黒を基調とした衣装は、タイトなのでその体型がより強調される形になっていました。また普段はゴーグルで隠れている目も綺麗であり、普段見えないからこそ見えた時の印象が強く、それがまた良いという声があるほどになっています。いずれにしても2Bの見た目は、ニーア オートマタの人気に大きく貢献したものになっており、当然のように2Bの人気の理由になっています。

その容姿が最初に注目された2Bですが、その後、ギャップにやられたという声が多くなります。というのもゲーム中に見せる9Sの感情が、とてもアンドロイドとは思えないものになっているとされたのです。基本的にはクールな2Bですが、9Sに対しての思いが、ストーリーが進むにつれて、隠しきれずなっていたのです。ニーア オートマタの裏テーマが2Bの感情の獲得なのではないか、とも言われるほどになっています。

特に2Eとしての正体を知られた後、また自身が死亡することになる論理ウイルスに感染して以降の行動は、2Eとしての行動も含まれてはいますが、2E本来の任務である9Sの破壊とは真逆で、9Sを生かすため、言い換えると自身の思いを優先して行動していました。これらの行動が、本来命令通りに動くはずのアンドロイドとのギャップとして2Bの魅力的な理由になっているのです。

特にアニメにおいては、9S以外との交流も増え、普段はクールな2Bが見せる人間らしさがより、2Bの人気を高める要因になりました。特に、第8話で描かれた水没都市のエピソードでは、担当オペレーター6Oの頼みを聞く形で、胸の隙間に月の涙という花をつけたりしている他、アニメ本編で始めてゴーグルを外したのもこのシーンになっています。

元々ゲーム本編においても2Bの女性らしい仕草などは垣間見えていましたが、アニメではよりそういった人間らしさが強調されるようにもなっており、結果的により人気を高める結果になったのです。

ゲームニーア オートマタにおいて、2Bの声優を担当し、アニメ版ニーア オートマタが製作された際にも引き続き声優を担当したのが石川由依さんです。元々は6歳で劇団に入団して子役として活躍していました。中学生になると劇団でミュージカルシリーズの主演を務めるなど演技方面でも活躍することになります。2002年に声優としてデビューすると、2007年にアニメ声優としてもデビューしました。

声優デビューして以降も、どちらかといえば軸は劇団においており、声優としての活動は散発的でしたが、2013年に『進撃の巨人』においてヒロインであるミカサ・アッカーマン役を演じたことで声優としても知名度を大きく高めることになりました。声優としての活動が本格化してからも、演技力を磨く場として朗読劇を定期的に開催するなど精力的に活動し続けています。

石川由依さんがこれまでに演じたキャラクターとしては、『遊戯王ARC-V』のオルガ役、『終わりのセラフ』の雪見時雨役、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のヴァイオレット・エヴァーガーデン役、『はねバド』の海老名悠役、『ポケットモンスター』シリーズのマリィ役、『いわかける』の上原準役、『神様になった日』の伊座並杏子役、『聖女の魔力は万能です』の小鳥遊聖役などを担当しています。

石川由依さんが近年演じたキャラクターとしては、『薬屋のひとりごと』の梨花妃役、『聖剣学院の魔剣使い』のリーセリア・レイ・クリスタリア役、『デキる猫は今日も憂鬱』の福澤幸来役、『氷属性男子とクールな同僚女子』の冬月さん役、『アークナイツ』のリスカム役、『明日ちゃんのセーラー服』の水上りり役、『ハコヅメ～交番女子の逆襲～』の藤聖子役、『境界戦機』のケイ役などを演じています。

ここからは既に、ニーア オートマタを視聴した人の2Bに関しての感想をネタバレありでまとめて紹介していきます。2Bの正体が2Eであるというのは、最終的には本編で描かれているものの、それまでの伏線はサブクエストなどに留まっていました。そのため、メインストーリーを追いかけ続けていると、伏線がなく突発すぎて驚いたとする声が溢れる結果になっています。

ただ、この描き方には納得感が強いという声が多いのも事実です。元々ニーア オートマタは、謎の多い作品でもあり、理由なども全てが明らかになっていないものもあります。それだけに2Bの正体が2Eだったこと、その任務が9Sの殺害にあったというのは、衝撃ではあっても、納得感があったと言われる結果になったのです。特に2Bの正体が明らかになったシーンは、怒涛の伏線回収が行われることもあり、これで点が線になったと言われるのです。

特にアニメ版ニーア オートマタにおいては、2Bの感情がより強調して描かれているとする声もあります。正体である2Eこそ隠してはいるものの、9Sへの感情は全然隠せていないとする声も見えるほどになっているのです。原作がゲームであり、既に完結しており、展開や正体を知っているからこそ、アニメではそれを踏まえた演出ができてより面白くなっているとする声も見られるほどになっています。

このような展開だからこそ、アニメ2期において描かれるだろう、2Bの正体が2Eというエピソードについて、さらに2Bの死亡についても、アニメオリジナル展開で変更してもいいのではないか、という声が増える結果となっています。ただ生半可な展開と理由付けではｍ元来のニーアファンが納得しないことから、2Bの正体や死亡展開について、どこまで描かれるのかがそもそも気になるという声も多いです。

2Bの死亡については、なんだかんだで最後は復活するのだろうと考えていた人が多くなっています。その一方で、ニーア オートマタのディレクターであるヨコオタロウ氏を知っている人からは、もう復活はないのではないかという声も見られる結果になっています。そのような様々な印象を与えるほどに2Bの死亡はニーア オートマタの中でも衝撃的な出来事だったとする声が多いのです。

メタい感想でいえば、ゲームにおける2Bは主人公であり、プレイヤーがずっと操作してきた分身ような存在です。一時的に他のキャラクターを操作することになっても、このままということはないだろうと予想する声が多くなっていました。それまでの伏線などもあり、復活する予想をする声は多くなっており、2Bの復活を期待して続きをプレイしていたとする声も見られるほどになっています。

ニーア オートマタの主人公2Bの正体は死刑執行人を意味する2Eで、場合によっては仲間を殺さなければならないE型の役割を担ったキャラクターです。2Bの任務は好奇心旺盛でヨルハ計画の真実に近づいてしまう9Sの殺害にあり、ゲーム本編で、9Sに出会うよりも前から9Sを知っており、これまでも何度も9Sを殺害してきたという過去を持っていることが明らかになりました。

ニーア オートマタは謎が多い作品で、終盤に一気にそれまでの伏線が回収されるような形式です。それは主人公である2Bも例外ではありません。2Bの正体と死亡の理由、死亡後の展開や復活についてなど、ニーア オートマタは主人公である2Bにもプレイヤーには隠された要素が非常に多いキャラクターでした。これからニーア オートマタを視聴する人は、2Bの正体や死亡する展開、復活の可能性なども頭に入れつつ、視聴してみるようにしましょう。