【ニーア オートマタ】パスカルは平和主義の村長！性別や原作の記憶の選択とは？

こちらの記事では、アニメ化もされたSFファンタジー作品『ニーア オートマタ』に登場する、パスカルについて紹介していきます。パスカルは、ニーア オートマタの主人公と親しくなるキャラクターです。ゲームでは悲惨な結末を迎えたことから、トラウマキャラクターとしても話題となりました。こちらの記事では、そのようなパスカルの正体や原作の記憶について紹介しているほか、パスカルの性別も考察を交えて紹介しています。

他にも、ニーア オートマタの原作ゲームとアニメで、パスカルの声を演じた声優についても紹介しています。まずは、下記の項目でパスカルが活躍する作品、ニーア オートマタの作品概要と物語のあらすじを紹介しています。ニーア オートマタがどのような作品なのか、情報をおさらいしたい人は、そちらの項目から目を通してみてください。

ニーア オートマタの原作は、2017年2月23日に発売されたアクションRPGゲームです。ニーア オートマタは、ゲームソフト販売会社のスクウェア・エニックスが展開している『NieR（ニーア）シリーズ』の1つで、大人も楽しめる深いシナリオが展開されるゲームシリーズとして人気の作品です。

「鬱ゲー」とも呼ばれることの多いこちらのシリーズは、登場人物や設定が他のニーアシリーズと繋がっていることでも、注目を集めています。ニーア オートマタも、前作である『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』の数千年後の未来という設定となっています。2023年1月にはアニメが放送され、こちらも話題となりました。アニメの声優は、原作ゲームから引き継がれています。

エイリアンが来襲し、人間は彼らに対抗できる兵器・アンドロイドを生み出します。その戦いから数千年後、地球にはアンドロイドと、エイリアンが送り込んだ機械生命体のみが存在していました。機械生命体を殲滅する任務にあたっていた女性型アンドロイドの2Bは、ある日サポート役に9Sという少年型アンドロイドをあてがわれます。2Bと9Sは力を合わせて巨大機械生命体との戦いに挑みますが、深手を負ってしまいます。

パスカルは、ニーア オートマタの主人公・2Bと仲良くなった機械生命体の1体です。アンドロイドは、機械生命体のことを「自分の意思を持たない兵器」だと思っていましたが、パスカルは戦いを好まず、向上心を持っていたことで2Bたちを驚かせました。パスカルは、自分と同じように戦う意思のない機械生命体たちを集めて村を作り、その村の村長をしています。

村の機械生命体たちからは大変慕われており、村にいる機械生命体の子供たちの未来のために、勉強を教えたりもしています。また、子供たちが悲しい結末を迎えた際には悲しむ様子を見せており、ゲームプレイヤーに「心があるのではないか？」と思わせました。

原作ゲームのある章では、パスカルの記憶を消すか、それとも消さないかを選ぶことになります。その選択は、どちらを選んでも悲しい結末を迎えることから、「パスカルのシーンがトラウマ」というプレイヤーも少なくないようです。パスカルの記憶については、『ニーア オートマタのパスカルの性別や原作の記憶の選択』の項目で紹介しているので、そちらにも目を通してみてください。

パスカルの正体は、物語の中でパスカル自身が紹介しているように、機械生命体の1体です。パスカルと出会うまでは、機械生命体は高度な知能が必要な行動などは行っていたかったため、パスカルの正体を「機械生命体とは別の、特別な機械なのではないか？」と考察した人もいたのではないでしょうか？パスカルは、機械生命体の中でも特に考える能力が高い固体で、人間のような感情を見せることが多々あります。

そのようなパスカルの行動によって、ニーア オートマタの主人公・2Bは機械生命体と戦うことに疑念を持ち始めます。一方、2Bのサポート役である9Sは、彼らのことを「そう喋るようにインプットされているだけ」と、冷静に考察しています。パスカルは、自分のことを機械生命体と言っており、物語の最後までパスカルが他の機械生命体と違う、特別な固体なのかは不明となっています。

しかし、ニーア オートマタの物語全体を見ても、パスカルの行動は他の仲間たちと比べると、限りなく人間に近いものです。そのため、「パスカルの正体は、他の機械生命体とは違うのではないか？」と考察する声もあがっています。

こちらの項目では、パスカルの性別が男性なのか、それとも女性なのかを紹介します。パスカルの性別については、物語の流れを汲むと「性別は無い」という答えが妥当です。機械生命体は、文字の通り「機械」であるため、生殖機能などは持ちあわせていません。ニーア オートマタの公式設定でも、パスカルの性別については触れられていません。

しかし、機械生命体は、個体によってリボンをしていたり、一人称が「ボク」だったりと、性別があるような振る舞いをしている者もいます。そのため、その個体自身が自分の性別を決めれば、その性別が自分の性別のなるのだと考察できます。

パスカルの声優は、女性声優の悠木碧さんが担当しています。そのため、パスカルの性別を女性だと思った人も多いことでしょう。しかし、パスカルは子供の機械生命体たちに「おじちゃん」と名乗っているため、パスカル自身は自分の性別を「男性」と認識しているようです。

ニーア オートマタに限らず、ニーアシリーズは鬱展開が見どころのゲーム作品です。ニーア オートマタにもその展開は取り入れられており、パスカルの記憶についてのシーンがそれにあたります。そのシーンがどのようなものかというと、村にいる機械生命体の子供たちが自殺し、彼らを可愛がっていたパスカルが、その苦痛に耐えられず「自分の記憶を消してほしい」と2Bたちにお願いするシーンです。

このシーンでは、記憶を消すか消さないかを選ぶことがき、パスカルの質問に答えず村を離れるという行動も可能です。ここでパスカルの記憶を消さないという選択肢を選ぶと、それまで優しかったパスカルが「貴女を恨みます」と冷たく言い放ちます。その後、パスカルは物語に登場しなくなります。質問に答えずに村を離れた場合も、パスカルがその後姿を見せることはなくなります。

一方、パスカルの記憶を消す選択肢を選ぶと、いつものように明るいパスカルの姿を見ることができます。しかし、子供たちや機械生命体の仲間の記憶は消えているため、村に転がっている動かなくなった仲間たちの亡骸を「ガラクタ」と呼びます。また、可愛がっていた子供たちのコアを惜しげも無く売りさばく姿を見せます。そのような展開によって、パスカルのこのシーンは「ニーア オートマタの鬱シーン」と呼ばれています。

ニーア オートマタの原作ゲームとアニメで、パスカルの声を演じた声優は同じです。パスカルのキャスト声優は、人気声優の悠木碧さんです。悠木碧さんは声優事務所の青二プロダクションに所属しており、千葉県出身の1992年3月27日生まれであると公表されています。声優になる前は子供時代から女優として活動しており、『仮面ライダー555』などに出演していました。

• アイリス（ポケットモンスター ベストウイッシュ）
• 鹿目まどか（魔法少女まどか☆マギカ）
• ディアンヌ（七つの大罪）
• ユウキ/紺野木綿季（ソードアート・オンライン）
• 花寺のどか/キュアグレース（ヒーリングっど♡プリキュア）

パスカルの記憶を消すシーンは、ニーア オートマタをプレイした人から「トラウマになった」という声が多く寄せられています。記憶を消しても消さなくても、ゲームプレイヤーの胸を抉るシナリオは、初めてニーアシリーズをプレイした人にとっては衝撃が大きいようです。しかし、ニーアシリーズのファンからは「これでこそニーア」という肯定の声も寄せられています。

パスカルの正体が男性なのか、もしくは女性なのか気になっている人も多いようです。パスカルの正体が男性なのか女性なのかは、ニーア オートマタの作中では明言されていません。しかし、パスカルが自身のことを「おじちゃん」と言っていることから、パスカルの性別は男性と考えて良いでしょう。

こちらの方は、ニーア オートマタの特集番組で、ナレーションの声が悠木碧だったとコメントされています。パスカルは、ニーア オートマタの主人公・2Bたちを手助けしてくれた心優しい機械生命体です。親近感を覚えるキャラクターの声優が起用されていたことで、番組を楽しむことができた人も多かったのではないでしょうか？

以上、ニーア オートマタに登場するキャラクター・パスカルについて紹介してきました。パスカルの正体は争いを好まない機械生命体で、他の機械生命体に比べて高い知能を持っていることから、ゲームプレイヤーに「特別な個体なのではないか？」と考察されることも多いキャラクターです。機械生命体は繁殖機能を持たないため、性別はありませんが、パスカル自身が「おじちゃん」と発言しているため、男性だと判定できます。

原作ゲームでは、パスカルの記憶を消すか消さないかを選択するシーンで、どちらを選んでも鬱展開となることから、ゲームプレイヤーにトラウマキャラクターとして認識されています。ニーア オートマタは、2024年にアニメ第2クールが放送予定となっているため、気になった人は公式サイトをチェックしてみてはいかがでしょうか？