【天官賜福】包帯の少年（郎蛍）の正体は何者？人面疫の跡がある理由もネタバレ

天官賜福の登場キャラであり、太子殿下と深い関わりを持っていたことが判明した包帯の少年（郎蛍ランイン）。顔には人面疫の跡が残り、その正体は意外なものでした。人面疫にかかったために、壮絶な過去を経験した包帯の少年とは何者だったのでしょうか。以下では、天官賜福の包帯の少年（郎蛍ランイン）の正体についてネタバレしました。その他、包帯の少年の人面疫の跡の理由や過去などもまとめました。

天官賜福は、中国の小説家・墨香銅臭によるファンタジー小説です。2020年から中国でアニメシリーズが開始され、翌年には日本でもアニメ放送が開始されました。

架空の古代中国、天から才能を与えられた仙楽国の太子・謝憐。己の才能を人々を救うために活かすべく、あらゆる修行を積んで飛昇を果たします。やがて武神となったものの、天界からの追放を2度も受けました。それから800年後、3度目の飛昇を果たした謝憐でしたが、彼に祈りを捧げる者は誰もいません。そこで、下界で神官として出直すことを決意したある日、謎の少年・三郎と出会います。

天官賜福にて、顔に巻かれた包帯が印象的な郎蛍（ランイン）。包帯で隠された人面疫の跡は、まるで火傷の跡のように痛々しさを感じさせるでしょう。天官賜福では包帯の少年と呼ばれ、謝憐こと太子殿下とも過去に繋がりがある郎蛍（ランイン）。彼は一体、何者なのでしょうか。以下では、正体が謎めいている、天官賜福の包帯の少年の正体についてネタバレ紹介します。

天官賜福の謎キャラとされた包帯の少年の正体は、永安国の太子と判明します。永安国は、太子殿下（謝憐）の出身国である仙楽国を滅ぼした国です。同時に、仙楽国の滅亡後に新たな王朝を立ち上げた国でもあります。本来ならば、新しい王朝で太子殿下と呼ばれるはずだった包帯の少年。しかし、彼には名前がありませんでした。

そこで、太子殿下の計らいで、永安国の王族の姓である「郎（ラン）」と侍女の小蛍（シャオイン）から、郎蛍（ランイン）と命名されました。もしかしたら、太子殿下は包帯の少年の正体を知った上で接していたかもしれないでしょう。一方、過去の出来事から、お互いに対して複雑な感情を抱いていたとも考えられます。

本来ならば、永安国の太子殿下として将来が約束された郎蛍。しかし、天官賜福ではかつて太子だった面影はなく、包帯の少年と呼ばれるように痛々しい姿に変貌していました。実は、包帯で隠された顔には、人面疫の跡がくっきりと残っていました。800年前に人々の間で流行し、当時の王朝であった仙楽国が滅亡する原因となった人面疫。

いわゆる伝染病であり、感染すると身体の一部に人の顔のようなしこりが浮かびあがります。また、症状が進行するとできものは人格を持った顔となり、人語を話したり、食べたりします。気味の悪い奇病である人面疫は、症状が現れた部分を切除したり、焼くなどの処置を施しても治りません。そのため、完治する方法はなく、感染者は最終的に死に至るとされています。

仙楽国にて多くの人々を苦しめた人面疫ですが、包帯の少年の出身国である永安国では、一部のエリアにて人面疫が確認されました。感染範囲が限定的だったため、国全体に広がることはありませんでした。しかし、太子殿下の地位を約束された郎蛍が人面疫に感染します。他の皇族への感染を避けるべく、人々から隔離された郎蛍。最終的には存在を抹殺され、包帯の少年に身をやつしたでしょう。

天官賜福の包帯の少年は、その素顔には人面疫の跡が残されており、見ている側も痛々しく感じてしまうでしょう。過去に人面疫の根絶を目指した太子殿下も、彼の人面疫の跡には驚きを隠せませんでした。また、人面疫の跡からは、郎蛍（ランイン）の壮絶な過去を知ることができるでしょう。以下では、天官賜福から、包帯の少年の顔の人面疫の跡や過去について考察しました。

包帯の少年の正体が永安国の太子殿下であり、包帯の内側には人面疫の跡が残されていたことが判明した郎蛍（ランイン）。しかし、人面疫は800年前に根絶したとされ、現代でそのような病を発症することはありません。そのため、包帯の少年に人面疫の跡があるのはおかしいことです。一方、包帯の少年が800年前から生き続ける存在だった場合、彼の正体は人間以外と考えられます。

中国では、この世に未練を残したり、強い恨みを持って死んだ者は、鬼になると言われています。かつて、太子殿下としての運命が約束されていた郎蛍。しかし、人面疫にかかったことで全ての人生を奪われ、存在そのものの消されました。壮絶な過去を持ち、自分を見捨てた人々への深い恨みが、包帯の少年を鬼に生まれ変わらせたでしょう。

天官賜福にて、包帯の少年を見て驚いた表情を隠せなかった太子殿下。顔にひどい火傷を負ったように見えるも、彼はすぐさま人面疫だと見抜いています。800年前、祖国で人面疫病が流行した際、人々を助けるために奔走した太子殿下。仙楽国を窮地を救うべくとしてあらゆる策を講じたものの、彼の努力もむなしく人面疫は収まりませんでした。

そのような過去から、太子殿下が驚いた理由は、人面疫そのものではないと考えられます。自分のせいで感染症を食い止めることができず、永安国の皇子の運命を狂わせてしまったことへの罪悪感だったでしょう。発症から800年がたった現在も、包帯で人面疫の跡を隠す郎蛍。彼の苦悩はこれからも続いていくでしょう。

包帯の少年の人面疫から、800年前の人物と予想される郎蛍。一方、天官賜福では花城（ホワチョン）から厳しい態度を取られています。鬼市で捕まり、花城から尋問を受け、彼の元に身を寄せることを提案された郎蛍。花城が包帯の少年に執着する理由は何でしょうか。アニメ版では、2人の関係はまだ伏せられているものの、原作では2人に接点があることが明かされています。

800年前に、何かしらの関係があった包帯の少年と花城。2人の過去に何があったのか、包帯の少年が800年も生きている理由に繋がるでしょう。

天官賜福にて、顔のできものやその正体に衝撃が走った包帯の少年。太子殿下とは過去に繋がりがあり、ストーリーに深く関わってくると予想されています。果たして、包帯の少年の正体は何者なのでしょうか。以下では、天官賜福の包帯の少年（郎蛍ランイン）に関する感想や評価を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

天官賜福にて突然出てきた包帯の少年。太子殿下によって「郎蛍（ランイン）」と命名された彼の顔には、人面疫の跡が残されていました。最初こそモブキャラだと思われていた彼でしたが、ストーリーが進むにつれて太子殿下との繋がりが判明しました。SNSでも、包帯の少年の正体が気になるとの感想が寄せられ、彼の正体を知りたいがために、天官賜福の原作を読みたいとの声も見られます。

天官賜福の包帯の少年の顔の赤いできものは、見る人によっては気味悪さや痛々しさを感じてしまうでしょう。膿なのか、それとも火傷の跡なのか、視聴者の中には疫病によるものと予想した意見も見られました。後に、包帯の少年は、人面疫の感染者と判明し、顔のブツブツは人面疫の跡と判明します。ファンの間では様々な予想がなされ、人面疫の跡と知って驚いた方も多いでしょう。

天官賜福にて、太子殿下こと謝憐を睨んでいるように見えたとの指摘も見られた包帯の少年。実際、2人は深い関係があり、特に郎蛍にとって仙楽国は自分が人面疫にかかる原因とも呼べる国です。感染について太子殿下は無関係であったものの、郎蛍にとっては自分の人生を奪った憎い存在に等しいです。包帯の少年の過去を知ったうえで見返すと、太子殿下とのやり取りも違って見えてくるでしょう。

天官賜福の包帯の少年（郎蛍ランイン）の正体や人面疫の跡の理由、過去などをネタバレ紹介しました。800年前、仙楽国の太子殿下と深いつながりがあった郎蛍。彼の顔に残る人面疫の跡は、彼が壮絶な過去を歩んできたことを示しているでしょう。また、天官賜福では花城との関係も示唆されています。包帯の少年と花城との間に何があったのか、2人の過去も気になるでしょう。