【北斗の拳】サヤカはカイオウの妹！ヒョウとの関係や悲しい最後を解説

北斗の拳の修羅の国編で登場するサヤカは、綺麗な容姿をしている数少ない女性キャラです。兄にカイオウを持つサヤカですが、実は悲劇のヒロインともいわれています。なぜそのように呼ばれているのかというと、最後に悲しい結末を迎えるキャラクターであるためといえるでしょう。この記事では、カイオウの妹であるサヤカの人物像やヒョウとの関係、悲しい最後まで紹介していきます。また、アニメ声優も解説していきましょう。

北斗の拳に登場するサヤカについて紹介する前に、まずは北斗の拳について紹介していきましょう。作品の概要やあらすじを紹介していくため、知っている人は振り返り、知らない人は作品自体をまずは知ってみてください。

北斗の拳は原作に武論尊、作画に原哲夫で作られている漫画になり、週刊少年ジャンプにて連載されていた作品です。北斗の拳は原作である漫画を筆頭に、テレビアニメはもちろんのこと、ゲームやパチンコ、パチスロなど多くの分野で目にする機会があるでしょう。北斗の拳の漫画は全27巻で完結をしており、その後は愛蔵版や完全版、文庫版などが出ています。

北斗の拳の舞台は20世紀末の199X年になり、秩序の失われた世界で争いが多発していました。弱肉強食の世界で伝説ともいわれた"北斗神拳"を伝承するとされるのが、主人公のケンシロウです。ケンシロウは宿命の元に生まれた自分の人生を謳歌している様子を見せており、さまざまな登場キャラたちが拳法を駆使しながら戦いをみせます。ケンシロウの結末はどうなるのか、漫画を読み進めていくと同時に成長を見せる登場キャラにも注目です。

北斗の拳に登場するサヤカですが、登場シーンは少ないキャラとなっています。そのため、詳しいプロフィールは明かされていません。カイオウの妹であることは作中で描かれていますが、本当に血縁関係があるのかは疑わしいともいわれています。また、カイオウはラオウとトキとも血縁関係にあるとされているため、サヤカも含めると実質4人兄弟なのかという疑問が生まれる人も多くいます。

過去のエピソードにはサヤカは登場していないため、カイオウとは年の離れた兄妹ではないかとされています。カイオウとサヤカの母親が亡くなったとき、カイオウは10歳前後の見た目をしています。そのときにサヤカが赤ん坊であった場合、当時赤ん坊だったケンシロウと年齢が同じくらいといえるでしょう。

ケンシロウと年齢が近いのであれば、30代前後といえます。サヤカは美しい容姿を持っているため、カイオウとは違い母親似であることは確かでしょう。サヤカの容姿は、金髪でなおかつスタイルも抜群です。美貌を持った女性であるといえるでしょう。

北斗の拳のサヤカは修羅の国でも唯一の光で、その美貌から女神のような扱いを受けていました。女神のように扱われた理由として、サヤカの優しい性格も相まってのことなのでしょう。多くの人がサヤカという人物を知っていることから、国の人々との交流を図っていたのではないかとも考察できます。芯のある女性という印象を受けるサヤカですが、明るく活発的な面も多くの人を魅了しました。

美人でありながら気取っていないその姿は、多くの人の目を奪い、そして魅了していたのでしょう。例えるならば、サヤカは太陽のような存在といえます。しかし、素直で人を信じて疑わない性格が仇になり、カイオウの言うことを全て信じてしまうシーンもありました。だまし合いや殺し合いが日々繰り広げられている中で、素直で純粋な性格に育ったのは奇跡ともいわれています。

サヤカがカイオウの妹であることは記述しましたが、カイオウとサヤカはあまり接点を持っていない兄妹関係であることが作品から伝わってくるでしょう。サヤカとカイオウは年が離れていることもあり、カイオウの苦労をサヤカは知りませんでした。北斗琉拳を鍛えられていたカイオウでしたが、どれだけ努力をしても表舞台に立つことはできません。

そして、表舞台に立つことができないと悟ったカイオウは、魔道へと落ちてしまうのです。サヤカが太陽という存在であれば、カイオウは反対の闇という印象を受けるキャラでしょう。そのような、兄の苦悩を知ることもなく過ごしていたサヤカは、カイオウの掌で転がされて悲惨な最後を迎えるのでした。

北斗の拳に登場するサヤカのプロフィールや性格を紹介してきましたが、ここからはサヤカと関係のあったヒョウや、サヤカの悲しい最後について紹介していきましょう。また、原作とアニメでサヤカにどのような違いがあったのかも解説していきます。

サヤカとヒョウの関係は、婚約者という立ち位置でした。サヤカとヒョウは仲睦まじい姿を見せており、関係性は良好のように見えたことでしょう。お似合いといわれるサヤカとヒョウでしたが、その関係はカイオウが作り上げたものではないかともいわれています。

カイオウはヒョウを利用するために、肉親であるサヤカを差し出し、ヒョウとサヤカは結ばれた可能性があります。サヤカとヒョウが幼い頃から洗脳のように互いを刷り込ませ、カイオウがヒョウを利用できるタイミングを見計らっていたのかもしれません。

サヤカの最後は悲しいと話題になったほどです。なぜそのような評価がされたのかというと、カイオウがヒョウを利用するために婚約させたことが原因にありました。カイオウはヒョウを利用するときがきたため、実の妹であるサヤカを殺してしまうのです。カイオウがサヤカを殺す日に選んだのは、ヒョウとの結婚式の前日でした。

サヤカは翌日に控えた結婚式に胸を弾ませていましたが、そこへやってきたカイオウに秘孔をつかれて死亡してしまいます。一瞬のできごとのため、サヤカは苦しむ様子もなく即死してしまうのでした。痛みもなく殺したことは、カイオウの中の情が働いたのではないかと考察されています。

そして、亡くなったサヤカを見たヒョウは誰がやったのかカイオウに問うと、「ケンシロウという男にやられた」と嘘を吐くのでした。ヒョウはサヤカを殺された恨みを持ち、ケンシロウと戦うことを決めるのでした。この流れをカイオウは求めていたのでしょう。

サヤカはアニメと原作で少し違いがあります。原作では、サヤカの出演は一瞬でした。登場したと思いきや、すぐにカイオウに殺されてしまうのです。一瞬の出来事のため、原作を見た人はサヤカがどのような人物なのか、分からない人も多いでしょう。また、原作ではサヤカはカイオウに対して絶対の信頼などを置いていましたが、アニメでは一筋縄ではいかない様子を見せました。アニメでは、サヤカのエピソードが複数追加されています。

北斗の拳で、サヤカの声優にキャスティングされた人物について紹介していきましょう。また、その人物の代表作についても解説していきます。

サヤカの声優にキャスティングされたのは、高島雅羅さんです。高島雅羅さんは1954年3月2日生まれの東京都出身、血液型はO型です。所属事務所は青二プロダクションになり、1973年より声優活動を開始しています。実力の高い声優として評価されており、初めてのレギュラー出演は『新・エースをねらえ!』の滝みちる役でした。

高島雅羅さんが声優として出演した主な作品には、『悪魔島のプリンス 三つ目がとおる』の和登千代子役や『BNA ビー・エヌ・エー』のバルバレイ・ロゼ役、『賢者の孫』のメリダ＝ボーウェン役があげられます。

北斗の拳では、サヤカのエピソードが悲しいという声が多くみられました。漫画では一瞬で殺されてしまいますが、アニメでは少し出番が多い点についてもあげられていますが、結末が辛いという状況は同じでしょう。

サヤカは北斗の拳で原作では一瞬の登場のため、「サヤカって誰？」と記憶に残らない人もいました。アニメでは、カイオウの妹としてエピソードが盛り込まれているため、知っている人も多いのでしょう。

サヤカはカイオウの妹として登場していますが、血縁者としてラオウとトキもいます。そのため、4人の年齢での順番など疑問を問う人も少なくありませんでした。

北斗の拳のサヤカは、美しい容姿を持ち優しい性格で多くの人から愛されていました。しかし、兄のカイオウの企みのもと、悲しい最後を迎えることになるのでした。出演シーンは少ないものの、人気のキャラとしてファンも多いサヤカを、ぜひ北斗の拳で見てみてください。