【北斗の拳】スペードはKING軍幹部で最弱？ケンシロウとの戦いや最後を解説

スペードとは、「北斗の拳」の登場する悪役キャラクターで、KING軍四天王の一人です。KING軍には、「ハート様」で知られるハートなど、トランプのマークになぞらえた幹部が登場しますが、スペードはその中で最も弱いキャラとして認知されてきました。この記事では、北斗の拳のスペードについてプロフィールと性格、ミスミ爺との関係、ケンシロウとの戦いと最後の死亡シーン、テレビアニメ版での声優などを紹介していきます。

北斗の拳は、「キン肉マン」や「Dr.スランプ」そして「キャプテン翼」などとともに、1980年代の週刊少年ジャンプを代表する漫画として知られています。同作品はブームと呼べる大ヒットを収め、ジャンプ作品の潮流とされるバトルアクションものの雛型となりました。また、長きに渡るメディアミックスの影響で、2020年代の現在においても、新規ファンを増やし続けているのです。この章では、北斗の拳の作品情報を取り上げます。

北斗の拳は、1983年から1988年まで、週刊少年ジャンプに連載されました。コミックスは、ジャンプコミックス版全27巻など様々な形態で発売されています。北斗の拳は、原作を部武論尊、作画を原哲夫が担当していました。同作品は多種多様なメディアミックスが展開された漫画であり、テレビアニメ版、アニメ映画版、OVA版、実写映画版、舞台版、ゲーム版、パチスロ版などの影響で老若男女問わず知名度を得ているのです。

北斗の拳の舞台は、核の炎に包まれた後の199X年です。人類は死に絶えることなく生きていますが、戦争の爪痕は至る所あり、国家が機能を失った世界では暴力が全てを支配するものとしてまかり通っていました。主人公のケンシロウは、一子相伝とされる北斗神拳の伝承者です。彼は、親友で南斗聖拳の伝承者のシンに裏切られ、婚約者のユリアを奪われました。また、その時に胸に一生消えることのない七つの傷を刻まれています。

北斗の拳に登場するスペードは、シンが作った軍団KINGの幹部です。スペードの年齢や身長などのパーソナルデータは、一切明らかにされていません。スペードの容姿は、長めのモヒカンヘアと、残虐そうな表情、そして屈強な体格が特徴の男性に描かれています。また、胸や腕、膝に防具のようなものを着けており、常に戦う体制を整えている、あるいは自分の身を守っている様子が示唆されていました。

北斗の拳に登場するスペードの性格は、この作品の時代背景を象徴するかのような暴力的な面があります。自分よりも弱い者に対しては徹底して高圧的な態度を取っており、ミスミ爺の種籾を奪おうとしたシーンでは、彼の残忍で非道な性格も浮き彫りにされました。また、自分の実力を過信していることが窺え、そのことが原因でケンシロウとの戦いの最後で、みっともない醜態を晒したのです。

北斗の拳に登場するスペードは、ケンシロウと最初に戦ったKINGの幹部です。ところが、キャラが立っているハート様などと比較すると地味だといわれており、KING四天王の中で最も弱いという評価が定着してきました。この章では、北斗の拳のスペードの実力やミスミ爺との関係、ケンシロウとの戦いと最後の死亡シーンなどを紹介していきます。

スペードの所属するKINGは、ケンシロウの序盤最大の敵であるシンが作った軍団です。KINGには、スペードの他にもハート様、クラブ、ダイヤのトランプマークの名が付いた幹部がいました。スペードは、ボウガンと槍を武器にして戦いますが、それのみの印象があり、幹部の中でも特に弱いと評されているのです。また、手負いになりながら二度もケンシロウと戦うなど、状況判断力ができない弱いキャラクターともいわれました。

ミスミ爺とは、種籾を大事そうに持って、荒野を渡り歩いていた老人です。ミスミ爺は、強者が弱い者の食料や水を奪う悲惨なこの世において、安定した作物の需給こそが平和への道しるべになるという考えの持ち主でした。作物収穫の際には、善悪問わず全ての人々に分け与えようと考えていましたが、今日の食料を確保することで血眼になっているスペードの標的になってしまい、種籾を奪われそうになるところをケンシロウに救われます。

スペードは、ミスミ爺が大事に守っている種籾を奪おうとしました。そこをケンシロウに見つかり、彼を倒そうとしたのです。ボウガンを撃ったものの、一発目は簡単にかわされてしまい、二発目はケンシロウの「二指真空把」で跳ね返されました。その矢がスペードの右目を射抜いたことで、彼は片目を失ったのです。しかし、一命を取り留めたスペードは、腹いせにミスミ爺の村を襲い、彼や村人たちを惨殺しました。

ミスミ爺や村人が殺されたことで、ケンシロウは激高しました。スペードと彼の部下たちを対峙したケンシロウは、まず部下たちを瞬殺してみせます。そして、スペードの両腕をへし折ると、北斗神拳の奥義「北斗懺悔拳」を繰り出しました。スペードは、ケンシロウから「3秒後に死ぬ」と告げられると、その恐怖にうち震えたのです。そして、「死にたくない」と言っている刹那に、上半身が真っ二つに裂けて死亡する最後を迎えました。

北斗の拳のテレビアニメ版は、現在大御所と呼ばれる声優が、若手時代にサブキャラクターを演じた作品とされています。スペード役を演じたのは、今をときめくベテラン人気声優の玄田哲章でした。この章では、声優の玄田哲章のプロフィールと主な出演作品、演じたキャラクターを取り上げていきます。

• 名前：玄田哲章（げんだ てっしょう）
• 本名：横居光雄（よこい みつお）
• 生年月日：1948年5月20日
• 出身地：岡山県
• 身長/体重/血液型：非公表/非公表/AB型
• 所属声優事務所：81プロデュース
• 趣味：麻雀、格闘技観戦
• 特技：日本舞踊、モダンダンス

• シティーハンター：海坊主（伊集院隼人）役
• 魔神英雄伝ワタル：龍神丸/龍王丸役
• 幽☆遊☆白書：戸愚呂弟役
• 機動戦士ガンダム：スレッガー・ロウ役
• トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ：コンボイ役
• クレヨンしんちゃん：アクション仮面役

玄田哲章の主な出演作品と演じたキャラクターを、上記しました。テレビアニメ作品の他に、吹き替え声優としても活躍しており、アーノルド・シュワルツェネッガー本人から公認された永久専属声優としても有名です。

この章では、北斗の拳に登場するスペードに関するX（Twitter）でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。スペードは、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、北斗の拳の大ファンだと思われる方のツイートです。同作品について、キャラクターが魅力的だと高評価しており、スペードのような弱小キャラクターでも絵になっているという感想をつぶやいていました。

こちらは、北斗の拳を考察していると思われる方のツイートです。同作品は、スペードのような平気で老人を殺害できるようなキャラクターを悪役として登場させ、そこをケンシロウが皆殺しにするという展開が理由付けとともに描かれていて上手いと評していました。

こちらは、北斗の拳を熱心に読んでいると思われる方のツイートです。同作品に登場するスペードについて、KING幹部にも拘わらず、誰からも様付けで呼ばれていないことから、幹部歴が浅いのかもしれないと推察していました。

この記事では、北斗の拳に登場するスペードについて特集してきました。スペードは、序盤のやられキャラとしてファンの印象に残っているとのことです。彼に注目して、北斗の拳を見てください。