【ミギとダリ】聖地は神戸市北区？オリゴン村のモデルや可能性のあるエリアを考察

母親を殺害された双子の兄弟の復讐劇を描いたミギとダリの漫画。双子の兄弟が織りなすシュールギャグや感動的なシーンの数々がファンを魅了しています。1990年代の神戸市北区にて、母親を殺害した犯人捜しに奔走するミギとダリ。物語の舞台であるオリゴン村は、実在するのでしょうか。以下では、ミギとダリから聖地の場所とされる神戸市北区や、オリゴン村の実在の有無、モデルとなった場所についてまとめました。

ミギとダリの漫画は、2017年～2021年にかけて「ハルタ」にて連載されていた佐野菜見先生のサスペンス作品です。単行本は全7巻で構成され、2023年にはテレビアニメが放送されました。

1990年2月、神戸市の養護施設で育った金髪の美少年・秘鳥は、子供のいない園山夫婦の養子として引き取られます。神戸市北区にあるオリゴン村の自宅で新たな生活が始まった秘鳥でしたが、彼はミギとダリの双子の兄弟でした。幼い頃に母親を殺害され、犯人は今もオリゴン村に住んでいると推測するミギとダリ。入れ替わりながら園山秘鳥を演じつつ、犯人探しと復讐を目指します。

ミギとダリは、神戸市北区北側に開発されたニュータウン・オリゴン村を舞台にストーリーが進行します。アメリカの閑静な住宅地のような光景が広がるオリゴン村。聖地でもある奇妙な住民たちが暮らすこの村は実在するのか、モデルとなった場所はあるのでしょうか。以下では、ミギとダリの聖地の場所や、養子として迎え入れられた園山家があるオリゴン村の実在やモデルについてまとめました。

ミギとダリの時代背景は、1990年代の兵庫県神戸市に設定されています。また、双子が養子に迎え入れられた園山家がある場所は、神戸市北区北側オレゴン村と説明されています。ここから、ミギとダリの聖地の場所は神戸市北区となるでしょう。

ミギとダリの舞台である神戸市北区は実在する場所ですが、園山家の自宅があるニュータウン・オリゴン村は神戸市に実在しません。そのため、オリゴン村はミギとダリの設定上の場所であり、架空の地名となっています。

日本でありながら、アメリカの住宅街のような雰囲気を漂わせるオリゴン村。もちろん、実在する村ではありませんが、三田市にあるワシントン村がモデルとも推測されています。場所は、神戸市北区の北側であり、オリゴン村の場所と一致します。ワシントン村は1992年に開かれ、アメリカの街並みを忠実に再現した場所です。オリゴン村は、ワシントン村をモデルに描かれたとも考えられるでしょう。

「坂本ですが？」で人気を博した佐野菜見先生の最後の作品となった、ミギとダリの漫画。双子の兄弟が入れ替わりで1人を演じるという、異色な設定も読者の興味を引き寄せました。全体的にシリアスながら、笑いや涙を誘う展開が盛り込まれたミギとダリの漫画。個性的なキャラクターの登場も、人気に拍車をかけました。以下では、アニメ化されたミギとダリの面白い魅力を紹介します。

アメリカの郊外をモデルにしたニュータウン・オリゴン村を舞台に、双子の兄弟の復讐劇や近隣住民の思惑を描いたミギとダリ。秘鳥を引き取った園山夫妻をはじめ、個性豊かなキャラクターの登場が魅力です。その中でも、2人で1人を演じる双子の兄弟は、ひときわ存在感を放っています。幼少期に母親を殺され、養護施設に入ったミギとダリ。園山夫妻に引き取られたことで、双子の運命は大きく動き出します。

夫妻の前では秘鳥という人物を演じつつ、裏では巧妙に入れ替わっていた2人。見た目は非常にそっくりですが、性格については対照的でしょう。兄のダリは、冷静沈着な頭脳派である一方、ミギの前では強がりな態度を見せる弟思いな人物です。弟のダリは、母親を殺した犯人への復讐に燃える感情豊かな人物であり、ダリとは対照的な性格です。

母親の仇を討つべく、園山夫妻や周囲の人々を欺きながら犯人捜しに奔走するミギとダリ。また、双子の友人であるタカシの存在も外せません。双子の秘密を知り、彼らの犯人捜しに加わります。果たして、オリゴン村に双子が目指す犯人はいるのでしょうか。何かを隠しているような住民たちの怪しい動きも、面白い魅力となっています。

サスペンス要素とベースとしつつ、双子が繰り出すシュールギャグが笑いを誘うミギとダリ。復讐劇と聞いて、全体的にダークな世界観を想像した方も多いでしょう。しかし、ミギとダリでは兄弟の絆や家族愛など、感動要素も盛り込まれています。サスペンスを感じさせない作風やストーリー展開も、ミギとダリの面白い魅力となっています。

作り込まれた世界観や、復讐や兄弟の絆など様々な要素を取り入れたストーリーが面白いミギとダリですが、キャラの心理描写も丁寧に描かれています。母親の復讐に燃えつつ、弟を思いやる気持ちも忘れないダリ。一方のミギも兄を支えようと奮闘し、双子の絆を深めています。

ミギとダリの聖地は兵庫県神戸市北区であるものの、物語の舞台となったオリゴン村は三田市にあるワシントン村が有力視されています。港町として栄え、異国情緒あふれる街並みが美しい神戸。観光地としても人気が高いスポットですが、ミギとダリの聖地巡礼として訪れることもおすすめです。以下では、オリゴン村の場所やモデルが気になった方も多い、ミギとダリの聖地に関する感想や評価を紹介します。

ミギとダリの聖地は、双子の兄弟が住んでいるオリゴン村がある神戸市北区であり、その場所の北側にオリゴン村が存在する設定となっています。一方、ミギとダリの聖地は、他作品のように建物や背景のモデルとなった場所がなく、神戸市北区とざっくりしています。そのため、SNSではミギとダリの聖地はどのあたりになるのか、大まかな場所ではなくもっと詳しく知りたいとの声も見られます。

ミギとダリの作中で明かされた地名から、オリゴン村のモデルは神戸市に実在する鈴蘭台とも予想されました。しかし、作中では神戸市北区北側と明記されているため、その場所に該当する三田市がモデルとも推測されています。三田市にはアメリカの郊外をモデルにしたワシントン村があり、オリゴン村のモデルとして有力視されています。また、オリゴン村の街並みと同じなのか気になるとの声も見られます。

ミギとダリの舞台であるオリゴン村は、アメリカの住宅地をモデルにしたニュータウンです。異国情緒あふれる街並みから、日本ではないと思ってしまうでしょう。しかし、作中では舞台となった兵庫県神戸市を連想させる要素も登場しています。どんなにアメリカの住宅街に近づけても、兵庫県や神戸市を思わせる要素を隠し通すことはできず、そのような展開も好きとの感想も寄せられています。

ミギとダリがかつて母親と共に過ごし、母親を失った場所であり、引き取られた園山家があるオリゴン村。作中では神戸市北区オリゴン村とされ、架空の場所とされています。一方、SNSではギャグを彷彿させるようなネーミングに突っ込みを入れるような投稿も見られます。また、アメリカ・オレゴン州も連想させ、オレゴン州がオリゴン村の名前のモデルとも考察されています。オリゴン村の名前の由来も気になるでしょう。

全体的にシリアスながら、要所ごとにギャグを盛り込んだシュールな展開が笑いを誘うミギとダリ。サスペンス・ギャグ漫画とも言え、ギャップのあるストーリー展開が面白いと評されています。また、ミギとダリといえば、園山秘鳥を演じる双子の兄弟も欠かせません。見た目が非常にそっくりであるものの、性格は対照的な2人。ミギとダリの個性が出てきたことで、双子の見分けがついたとの感想も見られます。

ミギとダリの聖地は神戸市北区なのか、オリゴン村の実在やモデルとなった場所をまとめました。作中の舞台設定から、兵庫県神戸市が聖地に定められたミギとダリ。しかし、主要舞台であるオリゴン村は架空のニュータウンとされています。近隣の三田市のワシントン村がモデルと推測され、アメリカを思わせる街並みが広がっています。場所は神戸市ではないものの、ワシントン村もミギとダリの聖地に数えられるでしょう。