ミギとダリが気持ち悪い・怖いと言われる理由は？漫画やアニメの評価を調査

こちらの記事では、『ミギとダリ』が漫画やアニメを見た人から「気持ち悪い」「つまらない」「怖い」など、ネガティブな評価を受けている理由を紹介していきます。ミギとダリがなぜ「気持ち悪い」「つまらない」「怖い」と言われているのか知りたい人は、『ミギとダリが気持ち悪い・怖い・つまらないと言われる理由』の項目で紹介しているので、そちらをチェックしてみてください。

他にも、『ミギとダリはギャグ・コメディ漫画？最終回の結末は？』では、ミギとダリの漫画の最終回結末を紹介しているほか、『ミギとダリに関する感想や評価』では、「気持ち悪い」「つまらない」「怖い」といったネガティブな評価以外の感想も紹介しています。まずは、下記の項目でミギとダリ漫画とアニメの作品概要と物語のあらすじを紹介します。

ミギとダリは、佐野菜見先生の漫画を原作とする作品で、原作漫画は漫画雑誌ハルタにて連載されていました。2017年から2021年の連載を経て、現在は全7巻で発売されています。ミギとダリは、シリアスなサスペンスストーリーを中心に展開されており、その合間に描かれるシュールなギャグシーンも面白いと評価されています。

ミギとダリは原作漫画が話題となったことから、2023年10月から12月の間にテレビアニメも放送されました。ミギとダリのアニメは AT-Xなどの局にて放送され、全13話で完結しています。作者の佐野菜見先生が、アニメが放送される直前の2023年8月に患っていた病気により逝去されたことから、アニメ最終回では佐野菜見先生に向けた制作スタッフのメッセージが公開されました。

老夫婦の養子となった少年・園山秘鳥は、ある秘密を抱えています。その秘密とは、園山秘鳥が双子であることです。園山秘鳥は、ミギとダリという2人の人間が交互に演じている存在だったのです。ミギとダリがそのような行動を取っているのは、母親を殺した人物を見つけるためでした。ミギとダリは、園山家の園山秘鳥を演じながら、村にいる母親殺しの犯人捜しを開始します。

ミギとダリは、漫画やアニメを見た人から「気持ち悪い」「つまらない」「怖い」というネガティブな評価を受けています。その理由の1つが、作品の作画・絵柄です。近頃は、大人から子供にまで受け入れられやすい可愛らしいデフォルメされた絵柄の作品が多い傾向にあります。しかし、ミギとダリの絵柄は8頭身のキャラクターが活躍しています。

そのため、デフォルメされた絵柄を好む人からは「気持ち悪い」と評価されてしまうようです。また、キャラクターの顔もリアルな質感で描かれており、一昔前の漫画の絵柄に近いです。そのため、サスペンス要素があるミギとダリのストーリーと相まって「怖い」と感じる人も少なくないようです。

ミギとダリが「気持ち悪い」「つまらない」「怖い」と評価されている理由2つ目は、物語のホラーサスペンス要素です。ミギとダリは、母親を何者かに殺された双子の主人公が、その真相を追究していく物語です。そのため、犯人を捜すために他人の家に侵入したり、時には家主に追いかけられるシーンが登場します。

そのようなスリルある展開が、スリラー作品が苦手な人から「怖い」と評価されています。さらには、登場人物が殺されるシーンも登場するため、そのような描写が苦手な人は読み進める手が止まってしまうようです。ミギとダリは、原作漫画もアニメも全年齢対象の作品となっているため、グロテスクすぎる描写などはないものの、暴力的なシーンが極端に苦手な人は「気持ち悪い」と感じるかもしれません。

ミギとダリを見た人の感想では「ミギとダリの動きが気持ち悪い」という評価も見られています。ミギとダリの動きがなぜ「気持ち悪い」と言われている理由は、2人が現実の人間ではありえない動きをしているからです。ミギとダリの部屋にあるテントから2人が出てくる時に、身体を蛇のようにくねらせたり、チェリーパイの生地を重ねる時に、左右の生地の担当を決めて、なぜか2人で共同作業をして作っています。

そのように、普通の人間ではできない動きを度々披露していることから、漫画やアニメを見た人から「気持ち悪い」と言われています。また、そのような動きができるにもかかわらず、敵に襲われそうになった時などのシリアスシーンでは、その動きをしないため「ご都合主義でつまらない」と感じる人もいるようです。

ミギとダリの最大の敵である一条怜子のことを、「怖くて気持ち悪い」と感じる人が多いようです。一条怜子が「怖い」「気持ち悪い」と思われている理由は、主に常軌を逸した行動です。一条怜子は、自分の周辺を嗅ぎ回っていた家政婦を殺したり、家に侵入したミギとダリを執拗に追い回したりしています。

そのように相手を追い詰める姿も「怖い」「気持ち悪い」と言われる理由の1つですが、一条怜子が「怖い」「気持ち悪い」と言われる理由は、その時の顔です。自分の敵を追いかけ回す時の一条怜子は、能面のように表情をかえません。真顔でミギとダリに近寄る彼女の姿を見て「怖くて気持ち悪い」と感じた漫画読者やアニメ視聴者が多かったようです。

ミギとダリが「気持ち悪い」「つまらない」「怖い」と言われている理由5つ目は、ミギとダリの思惑が周囲にバレそうなスリル感です。ミギとダリは、「園山秘鳥」という人物を2人で演じています。一緒に暮らして居る養父母にバレないように、1人が机の下に隠れてやり過ごすシーンにハラハラする人も多いことでしょう。スリラー作品が苦手な人からは、そのようなスリル感が怖いと感じられているようです。

また、幼い頃に暮らして居た家が一条家だと判明したことで、ミギとダリは一条家に侵入することになります。そのシーンでも、家主である一条怜子に見つからないように逃げ回ったりと、スリル満点の展開が繰り広げられます。そのように、ミギとダリが度々ピンチになることから、読者の中には「怖くて気持ち悪い」と感じる人もいるようです。

怖いシーンがあったり、笑える気持ち悪いシーンがあったりと、ミギとダリは展開にギャップのある作品です。では、作品のジャンルは何に分類されるのでしょうか？漫画読者やアニメ視聴者からは「シュールなギャグが面白い」と評価されており、ギャグ要素が見どころとなっています。一方で、漫画の紹介サイトなどでは「サスペンスミステリー」と紹介されていることが多いです。

そのため、大きな枠でいうと、シュールなギャグもあるサスペンスミステリー作品ということになるでしょう。大筋は、主人公たちの復讐劇のため、物語後半はシリアスで暗い雰囲気があるものの、序盤はミギとダリの奇行などによって、明るいコメディの雰囲気もあります。見る人の受け取り方によって、暗い作品にも明るい作品にもなる、不思議な物語といえるでしょう。

ミギとダリの最終回は、ハッピーエンドで物語の幕が閉じます。ミギとダリが追っていた、母親を殺した犯人が一条家の長男・瑛二であることが判明すると同時に、瑛二がミギとダリの兄弟であることも明かされます。三つ子として生まれた瑛二を奪われたミギとダリの母親メトリーが、瑛二に会いに行ったものの、2階の窓から現れたメトリーに驚いた瑛二が、その拍子にメトリーを突き落としてしまったことが事件の真相でした。

瑛二はその罪にくわえ、最終回で育ての親である一条怜子を刺殺し、自宅を放火してしまいます。一条怜子と共に焼かれて死のうとした瑛二ですが、ミギとダリに助けられ、殺人と放火の罪を償うため自首します。そして、ダリはミギの「“ミギ”と“ダリ”として園山家で暮らしたい」という願いを聞き入れ、ミギとダリは自分たちが双子であることを園山夫妻に明かすことを決意します。

しかし、園山夫妻はそのことにとっくに気づいていました。「クリスマスにはサンタが子供1人につき1つプレゼントをくれる」と園山夫妻の言葉の通り、クリスマスの朝、ミギとダリの部屋に2つのプレゼントが用意されていました。プレゼントが2つあったことで、ミギとダリは園山夫妻が自分たちの正体に気づいていたことに気づきます。そして、その日初めて2人で姿を現してくれたことで、園山夫妻は喜ぶのでした。

こちらの記事では、ミギとダリのネガティブな評価について紹介しましたが、作品を見た人からは「面白い」という声も多く寄せられています。こちらの方は「ミギとダリが泣けた」とコメントされています。最終回では、他人を信用できなかったミギとダリが、園山夫妻に温かく迎え入れられたことで、感動した人も多かったようです。

こちらのかたは、ミギとダリの作者である佐野菜見先生が逝去されていたことについてコメントされています。佐野菜見先生はミギとダリ以外にも『坂本ですが？』など、いくつかの作品を公表されています。そのような作品が今後読めなくなることに、悲しみを覚えた人も多いことでしょう。

ミギとダリは、サスペンスストーリーとなっていますが、物語の合間に挟まれているシュールなギャグシーンも人気です。シリアスな物語だと思って見始めた人の中には「予想外のストーリーで面白かった」と感じた人も多かったようです。

以上、ミギとダリが「気持ち悪い」「つまらない」「怖い」と言われる理由について紹介してきました。ミギとダリにネガティブな評価がついている理由は、絵柄の雰囲気や登場人物の奇行、スリルのある展開の怖さなどが原因となっているようです。低評価の意見もあるミギとダリですが、「シュールギャグが面白い」「最終回の展開に感動した」という声も多いため、気になっている人は手に取ってみてはいかがでしょうか？