【おやすみプンプン】おじさん(小野寺雄一)の過去と顔は?クズと言われる理由は?

『おやすみプンプン』のおじさんの闇の部分を明かします!この記事では、発行部数300万部を突破した異色の人気漫画『おやすみプンプン』の中で描かれるおじさん(小野寺雄一)を特集します。ケガで入院した母親に代わってプンプンの世話をするなど優しい人物なのですが、彼は隠しておきたい闇を抱えていました。この記事では、おじさんの過去や顔、そして大隈翠との関係やクズと言われる理由について詳しく解説していきます。

【おやすみプンプン】おじさん(小野寺雄一)の過去と顔は?クズと言われる理由は? のイメージ

目次

  1. おやすみプンプンのおじさんとは?
  2. おやすみプンプンのおじさんの過去やクズと言われる理由
  3. おやすみプンプンのおじさんの初登場や顔
  4. おやすみプンプンのおじさんと翠の関係や結婚
  5. おやすみプンプンのおじさんに関する感想や評価
  6. おやすみプンプンのおじさんまとめ

おやすみプンプンのおじさんとは?

おやすみプンプンの作品情報

この記事では、漫画『おやすみプンプン』の主人公プンプンのおじさん、小野寺雄一を特集します。ケガで倒れた母親に代わりプンプンの世話をするようになったおじさんですが、どのような人物なのでしょうか?

これから、おじさんの過去や昔の顔、そしてクズと言われる理由について考察していきますが、まずはその前に『おやすみプンプン』の作品情報をお届けしましょう。最初に『おやすみプンプン』の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと続きます。

おやすみプンプンの概要

概要のイメージ

『おやすみプンプン』は、浅野いにおによる、ごく普通の少年「プンプン」の半生を描いた漫画です。この作品は、2007年から「週刊ヤングサンデー」で、そして2008年から2013年まで「ビッグコミックスピリッツ」で連載され、全13巻が出版されました。第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門で審査員委員会推薦作品に選ばれ、また単行本の累計発行部数は300万部を超えました。

おやすみプンプンのあらすじ

あらすじのイメージ

小学5年生のプンプンは、転校生の田中愛子に一目惚れします。ある日、二人は宿題の「将来の夢」について話し合い、宇宙研究者になることを誓いました。翌朝、プンプンの母親が倒れてしまいます。父親が暴力をふるったためです。その後、おじさんがプンプンの面倒を見ることになりました。一方、学校ではプンプンが愛子に想いを打ち明け、愛子はプンプンにキスしました。プンプンは愛子を運命の人と思うようになりました。

おじさん(小野寺雄一)のプロフィール

『おやすみプンプン』の小野寺雄一は、プンプンの母親の弟で、プンプンにとっては叔父さんとなります。眼鏡をかけ、外見は「ひよこ」のようで、その点ではプンプンにそっくりです。プン山家で起きた母親殴打事件以降、姉に代わりプンプンの世話をするようになりました。元々は大船に住んでいて、美術大学の大学院を卒業後、みつぞの陶芸教室で講師として働いていましたが、ある出来事で退職して以来無職となりました。

おじさん(小野寺雄一)は自分を卑下する傾向が強く、人間不信であり、姉のことも見下しています。一方では女性好きで、女性の尻を見つめるシーンが度々描かれ、女性の誘惑には滅法弱いです。独自の人生観を持ち、プンプンに話を聞かせるシーンもたびたび登場します。

偶然訪れた喫茶店で大隈翠と出会います。友人で、この喫茶店の常連客でもある湯上が好意を持っていたことを知りつつも、翠と恋愛関係に陥ります。詳しくは後述しますが、その後彼女と結婚しますが、その2年後に不倫を犯し、翠や湯上への罪悪感などから自殺を図りますが未遂に終わりました。

自分にとって翠は欠かせない存在だと自覚していながら衝動的に不倫をしたり、何度も自殺未遂を繰り返すなど、小野寺雄一はとても弱い人間でした。しかし、似たような性格のプンプンに対しては寛容で、翠とのの情事を知りながらも受け入れるなど常に味方となっています。

おやすみプンプン | 書籍 | 小学館

おやすみプンプンのおじさんの過去やクズと言われる理由

おじさんの過去

ここからは、『おやすみプンプン』のおじさんの過去について探っていきます。おじさんは、過去に陶芸教室で講師をしていたことがあります。おじさんの卒業した美術大学の教授が紹介してくれたのです。陶芸教室に通ってくる女性たちは、若い頃のおじさんにお熱を上げました。中でも八木と言う女性は積極的で、おじさんの心をつかむため高校生の娘まで利用します。しかしこの娘との出会いが後の悲劇を招くのです。

おじさんは、八木の娘が学校でいじめに遭っていると思い込み、「いつでも陶芸教室に来ても大丈夫だよ、そして学校にはちゃんと行ってね」と優しく声を掛けました。八木の娘は「学校に行くからデートに誘ってほしい」とおじさんにねだりました。そして迎えたある土曜日に、陶芸教室に制服姿の八木さんの娘が姿を現しました。こうして、二人のデートが始まりました。

過去のイメージ

デート中の会話で、おじさんは高校生の娘の秘密を知ってしまいます。娘は同級生の男子の子供を妊娠し、中絶していたのです。それが原因で、娘は母親に腕を縛られるなどの折檻を受け、家に軟禁状態となっていました。その後、急に大雨が降りだし、二人はおじさんの家に逃げ込みました。落雷があったのか停電して、部屋は真っ暗になりました。その時、八木の娘がおじさんに襲い掛かったのです。

おじさんは、理性の力を借りて一線を踏み越えないよう頑張りました。ところが、そんな時、当時付き合っていた恋人が突然やって来たのです。おじさんは慌てて娘を押し入れに入れると、恋人を部屋に通しました。部屋に入った恋人は、いきなりおじさんに結婚を迫りました。混乱するおじさんは、彼女の言っていることを理解できません。彼の意識は、恋人ではなく押し入れの女子高校生に集中していました。

おじさんは、あの時、八木の娘と一線を越えればよかったと後悔するのでした。そしてここまで来たら堕ちるところまで堕ちてやろうと思い、女子高校生が押し入れにいるにも関わらず、恋人と肌を重ねてしまうのでした。それから二週間がたったある日のこと、陶芸教室の同僚である鷲尾がハンマーで八木の頭を殴り付けたのです。

現場を目撃したおじさんは、近くの交番に駆け込もうとします。そのおじさんの前に八木の娘が現れました。娘は、「おかあさんは死んだ?」と尋ねました。彼女は鷲尾に母親を襲わせたのです。この過去の出来事により、おじさんは自分の存在が醜く汚らわしいと自信を否定するようになりました。

おじさんがクズと言われる理由

『おやすみプンプン』のおじさんがクズと言われるのはなぜなのでしょうか?おじさんには翠という恋人がいます。翠はおじさんの行きつけの喫茶店の店員でした。翠は過去に看護師をしていたため、プンプンの母親が入院した時にも登場していました。喫茶店で接するうちに、翠はおじさんに好意を抱くようになりました。おじさんもそのことには気づいており、やがて彼女に過去の壮絶な出来事を話しました。

理由のイメージ

話を聞き終えた翠は、それでもおじさんが好きだと言いました。その後、おじさんが自殺を図った時、寸でのところで助けたのも翠でした。しかし、そんな翠をおじさんは裏切ります。彼女と付き合っているのにも関わらず浮気していたのです。しかし、心の片隅に罪悪感があり、おじさんはそれから2年ほど翠やプンプンの前から姿を消しました。

おじさんがいなくなると、翠は寂しさに打ちのめされます。そして、こともあろうにプンプンを襲って肉体関係を持ってしまいます。プンプンにとっては初体験でした。未成年との淫行は犯罪です。この件については翠に罪がありますが、そうした状況を作ったことやそれまでの倫理にもとる行動から、おじさんはクズと言われるのでしょう。

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おやすみプンプンのおじさんの初登場や顔

おじさんの初登場

おじさん(小野寺雄一)は、『おやすみプンプン』1巻の第2話で初登場し、かなり早い段階で物語に絡んできます。彼は美術大学の大学院を卒業し、その後は陶芸教室で講師として働いていましたが、現在はフリーターとして生活しています。見た目はプンプンと同じで、ひよこのような姿をしています。

プンプンが小学5年生の時、母親と父親の間で問題が起こり、それがきっかけでプンプンの両親は離婚します。その離婚が元で、元々大船に住んでいたおじさんはプンプンと一緒に生活することになります。

おじさんは独自の人生観を持ち、それを時折プンプンに伝えています。また、プンプンが神様を呼び出す際に唱える「神様神様チンクルホイ」は、おじさんがプンプンに教えたおまじないです。おじさんは、プンプンがどこか自分自身と似ていると感じており、プンプンの理解者として彼を支えています。

おじさんの顔

『おやすみプンプン』のおじさん(小野寺雄一)はどのような顔をしているのでしょうか?実は、作品の中でおじさんの顔の全体が描かれたことはなく、明らかになっていません。時折、顔の一部が描かれることはありますが、基本的には顔も含めてひよこのようなデフォルメされた姿で描かれています。

しかし、翠や八木さんの娘など、多くの女性との恋愛エピソードがあるので、かっこいい顔のイケメンではないかと推測されます。また、最終巻で翠が蒼空を出産したシーンなどでは、顔は描かれていませんが、デフォルメがなくなり体だけですが判明しました。

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おやすみプンプンのおじさんと翠の関係や結婚

おじさんと翠の関係

プンプンのおじさん、小野寺雄一と翠の関係は、とても複雑で一言では言い表せません。一つ屋根の下で暮らしており、基本的には恋人関係なのですが、雄一が不倫を働いて失踪した際、翠は寂しさから一度だけプンプンと寝ています。このような経緯から、二人の関係は一筋縄ではいかないのです。

おじさんと翠は最終的に結婚した?

おじさんと翠は、最終的に結婚することになります。ある日、遊園地へ遊びに行った際、翠から以前働いていた喫茶店を引き継ぐ話を持ちかけられたおじさんは、「仕事が落ち着いたら結婚しよう」と翠に約束します。その後、亡くなった大船のおじいちゃんの葬儀に翠が現れ、おじさんとの入籍が明らかになりました。

結婚のイメージ

しかし、作中に入籍の描写はありません。プンプンは、翠から過去の二人の関係について注文を付けられます。かつての肉体関係をなかったことにしろと言うのです。このことから、おじさんだけでなく翠もクズと呼ばれるようになりました。

そして物語の終盤で、翠がおじさんの子供を妊娠し、出産します。子供は男の子で、名前を小野寺蒼空(おのでら・そあら)と名付けられました。おじさんは子供に「亀太郎」という名前をつけようと考えていました。また、翠はおじさんと出会った喫茶店をオーナーから借り受けることになります。実質的な経営はおじさんが行いますが、翠は夢だった喫茶店経営を手に入れたのです。

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おやすみプンプンのおじさんに関する感想や評価

ここまで【おやすみプンプン】のおじさん(小野寺雄一)特集をお届けしてきましたが、最後におじさん(小野寺雄一)に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

『おやすみプンプン』のおじさんは、物語の中で様々な問題を引き起こしクズとも言われますが、その一方でプンプンへの愛情を忘れることなく、支え続ける姿は多くの読者の共感を得ています。このツイートの投稿者がおじさんの思考や行動に共感を感じるということは、おじさんの人間性や葛藤が投稿者にとってリアルで胸に響くものがあるのかもしれません。

おじさんの言葉は、自分探しをしている思春期の若者にとって、特に響くものがあるかもしれません。このツイートの投稿者も「救われた」と呟いています。ここで紹介されているメッセージは、自己肯定の力を示しており、多くの人々が励まされることでしょう。

こちらの方も、雄一おじさんの名言を挙げています。このセリフは、おじさんが抱える現実と理想のギャップを象徴しているのかもしれません。「情緒がやられる」と言いつつも、「すごく染みる」と呟いていますから、作品に何かしら救われるところがあったのでしょう。

「40話時点で」と但し書きがついていますが、『おやすみプンプン』の中でおじさんが一番好きなキャラクターだと公言しています。クズという評価もありますが、彼のキャラが投稿者にとって魅力的で共感できるということを表しているのでしょう。常識と理性を持ち合わせていながらも、その独特の境遇から人々の抱える葛藤に理解を示すことができるのが大きな魅力となっているのかもしれません。

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おやすみプンプンのおじさんまとめ

この記事では、【おやすみプンプン】のおじさん(小野寺雄一)にスポットを当て、彼の過去と顔やクズと言われる理由、そして翠との関係を考察してきました。 

まとめのイメージ

おじさんは過去に陶芸教室で講師をしていたことがあり、その時に教室に通っていた中年女性の高校生の娘と知り合います。しかしその娘が後に悲劇を引き起こしたのです。デートの帰りにおじさんのアパートに上がり込み、おじさんを誘惑したのです。後日陶芸教室の同僚の鷲尾が、娘にそそのかされてハンマーで娘の母親の頭を殴る事件がが発生しました。おじさんは責任を感じ自分の存在を否定するようになります。

また、おじさんがクズと言われる理由は、恋人の翠がいるにもかかわらず不倫をしたり、翠から距離を置いたりしました。結果として翠は寂しさから未成年のプンプンと関係を持つこととなってしまいました。

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