【スパイファミリー】ガーデン店長の正体は何者？黒幕説やアニメ声優を調査

『スパイファミリー』のガーデン店長は、ヨルに暗殺の指令を与えている謎のキャラです。正体がわからない不気味な人物であるため、読者から「怖い」との声が上がることもあります。では、スパイファミリーのガーデン店長とは何者で、ヨルとはどのような関係にあるのでしょうか？本記事では、スパイファミリーのガーデン店長の正体や黒幕説の考察や、ガーデンの所属メンバーなどについて詳しくまとめます。

スパイファミリーは、集英社の少年ジャンプ＋で連載されている遠藤達哉さんによる漫画です。スパイファミリーは基本的にはコメディ要素が強い明るい漫画ですが、迫力あるバトルや戦争を描いたシリアスなシーンなども見ることができます。スパイファミリーは2022年にTVアニメの第1シーズンが放送され、翌年には第2シーズンが放送されました。他にもミュージカルや劇場版映画、ゲームなどが制作されています。

西国のスパイである黄昏は、任務のために家族を作る必要がありました。黄昏は「精神科医のロイド」という人間になりきり、孤児院からアーニャという子供を引き取ります。さらにヨルという妻を得て、偽装家族を完成させました。3人はそれぞれ「スパイ」「超能力者」「暗殺者」という正体を隠しながら、偽りの生活を続けていくのでした。

スパイファミリーのガーデン店長は、褐色の肌と白くて長い髪の毛が特徴的な人物です。常に帽子をかぶっており、ヨルと対面するときは大きな庭のような場所にいます。店長はヨルと話しながらも、入念に草花の手入れを行っています。その慣れた仕草からは、店長が普段から庭の手入れをしていることがうかがえます。店長は名前や年齢、出生地など、正体に関するすべての情報が謎に包まれています。

原作の12巻までの内容を見ると、店長はガーデンのトップのような描かれ方をしています。ただ、ガーデンという組織の正体もわからない現状では、店長が本当にトップの人間であるかどうかも定かではありません。スパイファミリーの公式ブックには、店長はガーデンの「司令官と思しき人物」と書かれています。この記述を見ると、さらに上の存在がいる可能性も否定できません。

スパイファミリーのガーデン店長は、正体がつかめない謎の存在です。ガーデン店長の正体は何なのか、気になる人も多いでしょう。読者の間では、ガーデン店長が黒幕ではないかといわれることもあります。ここでは、スパイファミリーのガーデン店長の正体や、黒幕説について考察してまとめます。

スパイファミリーのガーデン店長は、しばらく電話越しの声だけの登場でした。ガーデン店長が初めて姿を現したのは、原作7巻の第44話です。独特な風貌の店長には、「怖い」の声が相次ぎました。店長が怖いといわれる理由は、外見だけではありません。店長は一見穏やかそうに見えますが、何を考えているかわからない不気味なところがあります。こうした怪しい雰囲気が、店長が「怖い」といわれる要因でもあります。

スパイファミリーのロイドの父親は、ロイドの幼少期のエピソードに登場しました。父親は仕事で東国と西国の国境付近へ向かい、そのまま帰ってきませんでした。父親が出かけてすぐに戦争が勃発したため、戦死したのではないかと考えることができます。しかし、ロイドの父親の遺体は見つかっておらず、死亡したシーンも描かれていません。

死亡したように見せかけ、そのまま東国に渡った可能性もあります。ただその場合、西国出身のロイドの父親がなぜ、東国を守るガーデンにいるかという疑問が残ります。これも推測の域を超えませんが、ロイドの父親がもともと東国のスパイであったとすれば説明がつきます。そうであった場合、ロイドのスパイとしての高い能力は、父親譲りであるといえるでしょう。

また、ヨルがロイドに子守唄を歌ったシーンからも、ガーデン店長がロイドの父親だと考察することができます。ヨルはロイドを蹴り飛ばして気絶させてしまったとき、ロイドを膝の上に寝かせて子守唄を歌いました。この子守唄は、ロイドの母親がよく歌っていたものでした。東国と西国は仲は悪いですが、文化に大きな違いはありません。

そのため、東国と西国で同じ子守唄が歌われていたとしても、何もおかしいことはありません。ただ、ガーデン店長がロイドの父親だった場合、ヨルはガーデン店長からこの子守唄を教えてもらった可能性もあります。ガーデン店長の正体がロイドの父親であれば、この先ドラマティックな展開が待ち受けているといえるでしょう。

スパイファミリーのメリンダとは、ダミアンの母親でドノバン・デズモンドの妻です。ガーデン店長の正体が、このメリンダであると考察する人もいます。メリンダとガーデン店長は性別が異なるだけでなく、外見もまったく似ていません。それにも関わらず、ガーデン店長の正体がメリンダであると噂される理由は、2人の怖い顔が似通っているからです。

メリンダは普段はにこにこと穏やかな笑みを浮かべていますが、急に態度が豹変して怖い顔をすることがあります。このときの怖い顔と、ガーデン店長が時たま見せる凄んだ顔が似ているのです。暗殺者として生きてきたヨルは、多少の殺気にはびくともしません。しかし、メリンダが怖い顔をした瞬間、ヨルはびくっと体を震わせました。メリンダがガーデン店長であったとすれば、ヨルが震えるほどの殺気を放つことも可能でしょう。

ただ、メリンダはヨルと初めて会ったとき、ダミアンのことを気にかける発言をしています。もしもメリンダがガーデン店長であった場合、そのようなことを言う必要はないでしょう。また、メリンダがダミアンの本当の母親であることは、ダミアンとの対面シーンで明らかになっています。そのため、ガーデン店長の正体がメリンダである可能性は、かなり低いといえるでしょう。

スパイファミリーには、「秘密警察」と呼ばれている組織が存在します。秘密警察の正式名称は「国家保安局」で、スパイの摘発や市民の監視などを行っています。秘密警察は国を守るための公的な組織ですが、拷問などの厳しい取り調べを行うため、市民から恐れられています。秘密警察とガーデンは、「東国を守る」という目的が一致しています。

では、ガーデン店長と秘密警察には、何らかの関係があるのでしょうか？スパイファミリーの作中では、ガーデン店長と秘密警察が直接やり取りしている描写はありません。ただ、両者の利害が一致しているため、何かしらのつながりがあってもおかしくないでしょう。秘密警察が抹殺すべきと判断した人物を、ガーデンに処理してもらっているという可能性もあります。

スパイファミリーでは、物語開始当初からドノバン・デズモンドが黒幕であるような描かれ方をしています。ただ、WISEはドノバンの動きを警戒しているだけであり、本当の黒幕であるかどうかはわかりません。そのため、実はガーデン店長が黒幕だったという展開があっても、おかしくありません。ガーデンの今後の動きによって、店長が黒幕となって立ちふさがることも十分考えられるでしょう。

ここまでは、スパイファミリーのガーデン店長の正体や黒幕説についての考察をまとめました。続いて、アニメでガーデン店長にキャスティングされた声優について見ていきましょう。スパイファミリーのアニメでは、声優の諏訪部順一さんがガーデン店長の声を務めています。諏訪部順一さんは、これまでにもさまざまなキャラを演じてきたベテラン声優です。

スパイファミリーのアニメでは、諏訪部順一さんの魅惑的なバリトンボイスが、ガーデン店長の怪しげな雰囲気にぴったりでした。では、諏訪部順一さんとはどのような声優で、これまでにどういったキャラを演じてきたのでしょうか？ガーデン店長の声優である諏訪部順一さんのプロフィールや、これまでの出演アニメなどを細かく見ていきましょう。

スパイファミリーのガーデン店長役の諏訪部順一さんは、1972年3月29日生まれの声優です。公表されている身長は173cm、体重は57kg、血液型はA型です。諏訪部順一さんはもともと映画が好きで、高校と大学では映画制作サークルに所属していました。将来の夢は映画監督でしたが、映画製作を仕事として生活することの難しさを知り、監督業に就くことを諦めます。

諏訪部順一さんは映画や音楽関係などのさまざまな職種を経験後、俳協ボイスアクターズスタジオに入りました。そして、東京俳優生活共同組合の声優として、ナレーションなどの仕事を始めるようになります。その後、『テニスの王子様』の跡部景吾役で有名となり、アニメでの声優の仕事が一気に増えました。諏訪部順一さんはそれから多くの人気キャラを演じるようになり、2023年には第17回声優アワード富山敬賞を受賞しました。

声優の諏訪部順一さんは、前述したように、テニスの王子様の跡部景吾役で知られています。それ以外にはどのようなキャラを担当したのか、順に見ていきましょう。まず、2000年代には、『Fate/stay night』のアーチャーや『BLEACH』のグリムジョー・ジャガージャック、『黒執事』の葬儀屋（アンダーテイカー）などを演じています。

2010年代に入ると、『黒子のバスケ』の青峰大輝、『暁のヨナ』のジェハ（緑龍）、『僕のヒーローアカデミア』の相澤消太、『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』のレオーネ・アバッキオなどの役を担当しました。近年では、『ちみも』の地獄さん、『ブルーロック』の馬狼照英、『葬送のフリーレン』のリュグナーなどの役で活躍しています。

スパイファミリーのガーデン店長は、「怖い」といわれたり黒幕説が噂されたりしますが、闇雲に人を殺しているわけではありません。ガーデン店長には崇高な目的があり、その目的のために粛清を行っているのです。ここでは、ガーデン店長の崇高な目的とは何か、詳しく解説します。ガーデン店長の目的とあわせて、強さについてもまとめます。

スパイファミリーのガーデン店長の目的は、世界を美しく保つことです。ガーデン店長の言う「世界」が全世界を指しているか、東国だけを指しているかはわかりません。ただ、粛清対象が東国の害になり得る存在だけであるところを見ると、東国の世界を美しく保ちたいと望んでいると推察されます。ガーデン店長の望む「美しい世界」がどのような世界であるかは、具体的には語られていません。

ガーデン店長は売国行為をする人物の暗殺をヨルに依頼しているため、東国の平和を望んでいることは確かだと考えられます。また、ヨルに言った「ガーデンの仕事は兵隊と同じ」という意味のセリフからも、東国に対する愛国心が伝わってきます。ガーデンの組織全体としての目的が何かは判然としませんが、店長個人としてはひたすらに東国のことを思って行動していることがわかります。

スパイファミリーのガーデン店長は指示を出す側の人間であるため、現場に出ることはありません。そのため、本当の強さがどの程度のものであるかはわかりません。ガーデン店長の強さが垣間見れるのは、第44話でのことです。ガーデン店長はヨルの腕がなまっていないか確かめるため、いきなりヨルに攻撃を仕掛けました。

この攻撃はヨルに避けられますが、非常に鋭い一撃でした。ただ、ガーデン店長はヨルを倒そうとしていたわけではないため、本気で攻撃したわけではないと推察されます。ガーデン店長が本気を出せば、おそらくヨルもかなわないでしょう。なぜなら、ヨルを暗殺者として育てたのがガーデン店長だからです。ガーデン店長が本気を出して戦えば、ヨル以上の強さを見せるはずです。

スパイファミリーのガーデンに関しては、詳しい情報はほとんど出てきていません。ただ、情報屋のフランキーによれば、ガーデンとは政府の命令で動いている組織だということです。ガーデンの噂はだいぶ昔からあるようで、かなり古くから活動している組織であると推察されます。政府が裏で操っているとすれば、ガーデンによる暗殺を闇に葬ることも簡単だといえるでしょう。

また、ヨルは自分の仕事を説明するとき、「お店が敵の情報を調べてくれる」と言っています。この「お店」が何を指すかはわかりませんが、おそらくはその「お店」のトップが店長であると推察されます。お店の人間が敵の情報を調べ、ヨルたち実働部隊が暗殺を行うというように、ガーデンの中ではしっかりと役割分担が決められているようです。

ガーデンは主に暗殺を請け負っている組織ですが、必要であればそれ以外の仕事も引き受けます。スパイファミリーの豪華客船編では、ヨルは店長から護衛の仕事を任されました。ヨルが護衛をしたのは、オルカ・グレッチャーというマフィアのボスの娘です。内部抗争で父親が殺されたオルカは、新たなボスに命を狙われるようになります。

オルカの父親とつながりが深かったガーデンは、オルカを第三国に亡命させることにしました。ヨルに護衛の仕事の説明をした店長は、「我々」という一人称を使っています。この表現の仕方から、ガーデンには店長の他に、同程度の地位の者やそれ以上の存在がいることがわかります。ガーデンの内部構成は不明ですが、かなり大きい組織であると考察できます。

スパイファミリーには、アーニャやボンドといった超能力者や超能力犬が登場します。アーニャやボンドは、「プロジェクト＜アップル＞」という研究の被検体だった可能性が高いです。アップルに関してはまだ情報が少なく、ガーデン同様その正体は謎に包まれています。

原作12巻までの時点では、ガーデンとアップルに何か関わりがあるという描写は出てきていません。そのため、ガーデンとアップルの関係については、現時点では何もわからない状態です。ただ、もしもアーニャがアップルの被検体だったとすれば、プロジェクトアップルは何の罪もない子供も実験道具に使っていることになります。

このやり方は、無関係な一般人は決して傷つけないようにしているガーデンの理念から外れています。ガーデンもアップルも東国のために活動していますが、両者の考えややり方はだいぶ異なっているようです。

スパイファミリーのガーデンは、東国内にいるスパイや売国行為をしている人間の排除を行っています。そのため、東国に多くのスパイを放っているWISEは、ガーデンとは敵対関係にあります。黄昏がWISEの存在を「都市伝説だ」と言っているように、WISEはガーデンの存在を把握していないようです。ただ、黄昏のような現場の人間が知らないだけで、上層部がガーデンの存在をつかんでいる可能性はあります。

ガーデンとWISEは所属する国は違いますが、「世界を良くしたい」という思いは一致しています。何かしらのきっかけがあれば、味方となって共闘することもできるでしょう。ガーデンとWISEの関係がどう転ぶかは、今後の展開次第だといえます。

スパイファミリーのガーデンは全貌が明かされておらず、原作12巻までの時点でメンバーは3人しか登場していません。現在までに作中に登場しているガーデンの所属メンバーは、店長、部長、いばら姫（ヨル）の3人です。ここでは、店長以外のガーデンのメンバーである、部長といばら姫に関する情報をまとめます。

部長は、ヨルが務めている市役所の職員です。名前はマシュー・マクマホンで、ヨルからは「部長さん」と呼ばれています。市役所での役職も部長であるため、この「部長」という呼び名がコードネームであるかどうかははっきりしません。部長は市役所職員としてだけでなく、ガーデンメンバーとしてもヨルの上司に当たるようです。豪華客船での護衛の仕事の際には、本部と連絡を取りながらヨルに指示を与えました。

ヨルの心に生まれた葛藤やためらいなどもいち早く気づき、たしなめるシーンも見られます。部長は戦闘能力も高く、暗殺現場においても的確にヨルのサポートをします。死体処理などの後始末の手ぎわも良く、淡々と冷徹に任務を遂行します。仕事に私情をはさまないプロですが、ヨルに家族と会う時間を与えるなど、優しい一面も見せました。

いばら姫は、ヨルの暗殺者としてのコードネームです。ヨルは普段はおっとりとした優しい女性ですが、いばら姫になったとたん容赦なく人を殺していきます。ヨルは幼い頃に両親を亡くしており、弟のユーリを育てるためにガーデンの仕事を始めたようです。ヨルとガーデン店長がどのように出会ったかは、作中では明かされていません。

ヨルにとってガーデン店長は、生きる術を教えてくれた恩師のようなものです。ヨルはガーデンの仕事を、「国を守る尊い仕事」と認識しています。幼い頃からガーデン店長に殺人術を習ったヨルは、同時に洗脳のような教えも受けてきたと推察されます。

スパイファミリーのガーデン店長には、「怖い」というコメントが多く見られました。ガーデン店長の表情や、目が怖いという感想がいくつも寄せられていました。また、「ロイドの敵になりそうで怖い」というように、今後の不穏な展開を予想して「怖い」と感じる人もいるようです。

ガーデン店長は正体不明のキャラであるため、正体を考察するコメントも見られます。ガーデン店長の正体には、「ロイドの父親」や「ドノバン・デズモンド」などの名前が上がっていました。ただ、「正体が謎のところがいい」という声も多く、ガーデン店長が謎の存在であることを楽しんでいる人もいました。

スパイファミリーのアニメでは、声優の諏訪部順一さんがガーデン店長の役を務めています。諏訪部順一さんの演技は評価が高く、「かっこいい」「イメージにぴったり」という感想が多く寄せられています。諏訪部順一さんの出演が発表された際には、「声優が豪華すぎる」との声も上がっていました。

スパイファミリーのガーデン店長の正体や黒幕説、アニメの声優などについてまとめました。ガーデン店長は名前も年齢も謎のキャラで、その正体に関してはさまざまな説が上がっています。ガーデンという組織自体にも謎が多く、ロイドやアーニャにどう絡んでくるかもわかりません。ガーデンの今後の動きも、スパイファミリーの見どころのひとつだといえるでしょう。