【スパイファミリー】ドノバン・デズモンドの声優は？モデルとなった人物はいる？

ドノバン・デズモンドは、スパイファミリーの作中でたびたび名前が登場します。ただ、本人が実際に登場するシーンはわずかで、いまだに謎に包まれたキャラです。アニメ1クール目では出番がありませんでしたが、2クール目で登場してファンを沸かせました。ここでは、スパイファミリーの基本情報と併せて、ドノバン・デズモンドのプロフィールなどを紹介します。

『スパイファミリー』は、遠藤達哉さんによるホームコメディ漫画です。2019年から少年ジャンプ＋で連載が始まり、その完成度の高さに1話目から注目が集まっていました。少年ジャンプ＋の閲覧数やコメント数などの最高記録を次々と塗り替え、少年ジャンプ＋では他に類を見ないヒット作となりました。2022年には分割2クールでテレビアニメが放送され、すでに第2シーズンの放送も決定しています。

西国のスパイである黄昏は、任務のため東国に潜入することになりました。新たな任務で家族が必要となった黄昏は、孤児院からアーニャという少女を引き取ります。また、偶然知り合ったヨルに妻役を引き受けてもらい、3人は本物の家族として暮らし始めます。黄昏はスパイであることを家族に隠していましたが、他の2人もそれぞれ秘密を抱えていました。3人はお互いの正体を隠しながらも、次第に家族としての絆を深めていきます。

スパイファミリーのドノバン・デズモンドは、東国・オスタニアの政治家です。国家統一党総裁でもあり、デズモンドグループのトップでもあります。誕生日や年齢、身長、体重はどれも不明です。頬がこけたような細面のキャラで、ギョロリとした大きな目が特徴です。用心深い性格で、なかなか表舞台に姿を現しません。

スパイファミリーのドノバン・デズモンドは、オスタニアの極右政党である国家統一党に所属しています。国家統一党のトップであるドノバン・デズモンドは、東西平和を脅かす人物としてWISEにマークされています。ただ、ドノバン・デズモンドが実際に何を企んでいるのかは、まだ明らかになっていません。ドノバン・デズモンドの正体はいまだにロイドですらつかめず、しばらくは謎に包まれたまま物語が続くと推察されます。

スパイファミリーのドノバン・デズモンドは、作品の中で重要な鍵を握るキャラです。そのため、顔だけは初回から登場していました。アーニャやダミアンの想像の中でもたびたび登場していましたが、実際に本人が登場したのは物語がだいぶ進んでからのことです。スパイファミリーのアニメでは、第1期2クール目の最終回で、ようやくドノバン・デズモンドが姿を現しました。

アニメのドノバン・デズモンドはややくぐもった癖のある声で、どこか怪しげな雰囲気を醸し出していました。アニメのスパイファミリーでドノバン・デズモンドを演じたのは、声優の土師孝也さんです。土師孝也さんとはどういった声優か、詳しいプロフィールやこれまでに担当したキャラなどを紹介します。

ドノバン・デズモンド役の土師孝也さんは、1952年9月8日生まれのベテラン俳優です。現在はアプトプロ付属養成所の代表取締役社長を務めるかたわら、声優養成所の講師としても活躍しています。特技はギターと歌で、趣味は料理です。声優だけでなく俳優や演出家としても活動しており、テレビドラマや舞台にも多く出演しています。

土師孝也さんが2000年以前に出演した作品や演じたキャラは、『北斗の拳』のトキ、アミバや『剣勇伝説YAIBA』の柳生十兵衛三厳、『カウボーイビバップ』のテディ・ボマーなどがあります。2000年に入ると、『シャーマンキング』のオロナ、『Dimension W』の百合崎士堂、『転生したらスライムだった件』のガゼル・ドワルゴなどを演じます。

それ以降も活躍の場は衰えず、2020年以降も多くの人気アニメに出演しています。最近の出演作と担当キャラは、『月とライカと吸血姫』のスラヴァ・コローヴィン、『天才王子の赤字国家再生術』のシリジス、『悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました』のルドルフ・ローレン・ドートリシュなどです。

スパイファミリーのドノバン・デズモンドは、東西平和を脅かす危険人物として描かれています。ドノバン・デズモンドの本当の目的や正体はまだ謎に包まれていますが、WISEはドノバン・デズモンドが戦争の火種になると考えているようです。スパイファミリーのドノバン・デズモンドは実在しないキャラですが、モデルになった人物がいるといわれています。

ドノバン・デズモンドのモデルだといわれている人物は、独裁政権を敷いたドイツのヒトラーです。ヒトラーはポーランドへと侵攻し、第二世界大戦のきっかけを作りました。戦争を起こそうとしている共通点から、ヒトラーがドノバン・デズモンドのモデルだといわれています。

スパイファミリーの世界観が、過去の東西ドイツに似ていることも、ドノバン・デズモンドのモデルがヒトラーだといわれる理由のひとつです。また、顔の造形の感じや、不穏な雰囲気からもヒトラーがモデルではないかといわれています。ただ、ドノバン・デズモンドはヒトラーのように虐殺や迫害などはしておらず、ヒトラーそのものというわけではないようです。

スパイファミリーのドノバン・デズモンドには、息子が2人います。長男はデミトリアス・デズモンドで、次男はダミアン・デズモンドです。息子は2人ともイーデン校に通っており、兄のデミトリアスはインペリアルスカラーにもなっています。デミトリアスはダミアンと電話するシーンで登場しましたが、まだ顔は出てきていません。

次男のダミアンはイーデン校の1年生で、アーニャと同じクラスです。兄に対して劣等感を抱いており、父親に認めてもらうためにステラの獲得に必死になっています。登場した頃は居丈高で生意気なキャラでしたが、徐々に男らしいところや優しい面も見えてきました。兄に比べて登場回数の多いダミアンは、読者からも人気のキャラです。

スパイファミリーのドノバン・デズモンドの妻は、メリンダ・デズモンドです。メリンダは次男のダミアンとそっくりな顔つきで、やや垂れ下がった目が特徴です。メリンダはダミアンの入学式にも来なかったため、それまでどのようなキャラかわかりませんでした。メリンダが初めて登場したのは、スパイファミリーの単行本10巻でのことです。

メリンダはデパートで転びそうなところをヨルに助けられ、ヨルのことを気に入ってしまいます。一見優しそうなメリンダですが、ふとした瞬間に冷酷な表情をすることもあります。ヨルとの出会い以外登場していないため、ドノバン・デズモンド同様まだ謎が多いキャラです。原作でも登場して間もないため、アニメでの登場はかなり先になりそうです。

ドノバン・デズモンド役の土師孝也さんに関しては、声が渋くてかっこいいという感想がありました。他にも、「イケボイス」や「心地よい声」といったコメントが多く、土師孝也さんの声は高い評価を得ているようです。

スパイファミリーのドノバン・デズモンドの声を初めて聞いたファンからは、「解釈が一致」という感想が多く寄せられていました。ほとんどの読者は頭の中でキャラの声をイメージしますが、ドノバン・デズモンドはイメージした声とぴったりだった人が多かったようです。

ドノバン・デズモンド役の土師孝也さんは、アニメだけでなく洋画の吹き替えも多く担当しています。土師孝也さんは『ハリー・ポッター』シリーズに出演しており、セブルス・スネイプ役を担当しています。スネイプはドノバン・デズモンドと似通ったところがあるため、ドノバン・デズモンドの声を聞いてスネイプを思い浮かべる人が多いようでした。

アニメのスパイファミリーでドノバン・デズモンド役を担当したのは、声優の土師孝也さんです。土師孝也さんはこれまでにも多くの作品に出演してきた人気声優で、ドノバン・デズモンドの声も魅力たっぷりに演じていました。ドノバン・デズモンドの声はアニメ1期の最終回で聞けるため、ぜひ一度視聴してみてください。