【こち亀】アニメ・漫画の神回ランキング！爆笑回や感動のエピソードを紹介

ギャグ漫画の先駆け的存在として親しまれ、連載終了した現在も愛されている作品といえば『こち亀』です。そんな『こち亀』とは一体どのような作品なのでしょうか？まずは、『こち亀』の概要とあらすじをチェックしてみましょう。

『こち亀』との愛称で親しまれている漫画作品は、秋本治による『こちら葛飾区亀有公園前派出所』です。そんな『こち亀』は『週刊少年ジャンプ』にて1976年から2016年まで連載され、単行本は全201巻に及びます。2021年に『ゴルゴ13』に抜かれるまでは、『最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ』として『こち亀』はギネス世界記録に認定されていました。

東京都葛飾区の亀有公園前派出所に勤務する両津勘吉（りょうつかんきち）を主人公に、その同僚や周辺の人物が繰り広げるギャグ漫画です。劇画に近い比較的リアルな絵柄（特に連載開始当初）を用いたギャグ漫画としては先駆的な作品として知られます。

『こち亀』は基本的にギャグが多いギャグ漫画として知られていますが、実は感動する神回もたくさんあるようです。そんな『こち亀』のアニメ・漫画の感動の神回ランキングの第10位から第4位までのエピソードをご紹介します。

『こち亀』のアニメ・漫画の感動の神回ランキングTOP10～4！第10位は、『アニメ164話（原作漫画87巻）の、友情の翼』です。幼い頃、模型飛行機のコンテストで優勝した少年・たかし君と両津は知り合います。たかし君は父と同じパイロットに憧れる少年で模型飛行機に詳しく、両津たちに作り方を教えたり、両津達から面子の遊び方を教えてもらったりと、学校は違えど毎日楽しく遊んでいました。

たかし君の家はお金持ちで両津達は羨ましがっていましたが、両親の仲が悪くて喧嘩ばかりのたかし君は「両さんらの家族のが羨ましい」と呟いていました。遂に離婚してしまい、たかし君は急遽引っ越してしまいます。手紙を読み、急いで会いに行こうとするも間に合いそうになかった為、電車が通過する場所を先回りして両津が大事にしていた面子を投げ、たかし君の列車の元へ届き、「また会おう」と約束するシーンは感動です。

『こち亀』のアニメ・漫画の感動の神回ランキングTOP10～4！第9位は、『アニメ86話（原作漫画57巻）の、両津死す！ナニィ！？』です。誘拐犯人を逮捕した瞬間、列車に跳ねられた両津は死んでしまいます。正確には死んだのではなく、通りすがりの幽霊に幽霊離脱している状態で、気絶している人間になら乗り移れる状態でした。両津の死を知った部長たちはショックを受け、麗子は気絶してしまうほどでした。

そんな中でも両津は多くの人間の中に入って悪戯をしまくっていました。両津の葬儀では部長が「バカモン」と起こりながら、涙する姿がありました。感動する両津でしたが香典泥棒が現れ、両津は周囲の人や物に乗り移りながら撃退しました。最後には『こち亀』らしいコメディ調でしたが、両津の死に周囲が涙したりショックで気絶してしまうほど、いかに両津が愛されていることがわかる神回です。

『こち亀』のアニメ・漫画の感動の神回ランキングTOP10～4！第8位は、『アニメ35話（原作漫画22巻）の、部長の目にも涙』です。部長の一人娘・ひろみが婚約するも、部長は婚約を認めずにいました。困り果てたひろみは両津に相談しますが、聞き入れてくれませんでした。そんな中婚約者のひでおが北海道に転勤することが決まり、その前に強引に挙式することとなりました。

式前日、部長は風邪をひいて倒れてしまうのですが、「結婚するまでは大原の娘でいたい」と、ひろみは懸命に看病してくれました。元気になった部長はようやく決心し、式に飛び入り参加して「私の娘をよろしく頼む」と結婚を認めました。式後は「良い式だった！両津！もう一軒いくぞ！」と大満足の部長と、「行きましょ。10軒でも20軒でも！」と了解する両津の姿は、理想の上司と部下の関係だと思わず笑顔溢れる回でした。

『こち亀』のアニメ・漫画の感動の神回ランキングTOP10～4！第7位は、『アニメ139話（原作漫画61巻）の、夜空に咲いた贈り物』です。いつもの様に両津と部長は大喧嘩していた際、部長の初孫「さくら」が生まれた報せが届きました。部長は大喜びで自宅にてお祝いを兼ねた花火大会見物を開くことを決めるものの、両津だけ呼びませんでした。一方、問題を起こして減給された両津は花火職人のもとでバイトしていました。

花火大会当日、皆で部長の家で花火を楽しんでいると、花火大会会場が爆発して両さんが部長の家に飛んできました。その時、「サクラちゃんおたんじょうおめでとう」という花火が上がりました。これは、両津が部長の為に作った花火で、感動した部長は「飲もう両津！」と仲直りしました。両津の優しさ溢れるサプライズにアニメ視聴者も思わず笑顔になった神回です。

『こち亀』のアニメ・漫画の感動の神回ランキングTOP10～4！第6位は、『アニメ111話（原作漫画78巻）の、兄として』です。両津の弟・金次郎が結婚することになりましたが、父・銀次は、結婚式を荒らされては困ると考え、両津に知らせませんでした。しかし、両津は結婚式に呼ばれないことに怒り、弟と仲違いしてしまうのですが、金次郎は部屋の窓から見える白鬚橋を見てある思い出を思い出しました。

それは幼い頃迷子になって白鬚橋に辿り着き、雨の中震えていた金次郎を両津が探し出してくれ、おんぶして連れて帰ったという出来事でした。この話を思い出し、金次郎は両津に出席を願い、両津も笑顔で了承しました。しかし結果として予想通り両津は結婚式を滅茶苦茶にしてしまいましたが、義父は「いい兄だ」と両津を嬉しそうに褒めました。破天荒な所もあれど、周囲も認める両津の暖かさにほっこり感動する神回です。

『こち亀』のアニメ・漫画の感動の神回ランキングTOP10～4！第5位は、『アニメ110話（原作漫画57巻）の、浅草物語』です。こちらの神回エピソードは、両津と小学生時代の親友・賢ちゃんのお話です。賢ちゃんはお金持ちの子でクラスで1番頭がよかったようですが、両津と馬があったようでした。そんな中、小学校の同窓会に顔を出した両津ですが、賢ちゃんはいませんでした。賢ちゃんはヤクザになっており、逮捕されていたようです。

ある時、賢ちゃんは護送途中にパトカーから逃亡し、捜査する警察を完全に撒いていました。しかし路地先に両津が現れ、殴り合いをして止めました。賢ちゃんは辛かった過去を話しますが、両津は友人として「あまったれるんじゃねえ！自分の人生を人のせいにするな！」と叱咤激励し、自首を決めた賢ちゃんは手錠をかけずに両津と共に警察署へ向かいました。友人として正面から向き合う両津の姿に感動必須の回です。

『こち亀』のアニメ・漫画の感動の神回ランキングTOP10～4！第4位は、『アニメTVスペシャル第12弾（原作漫画36巻）の、両さんの長崎旅行の巻』です。こちらの神回エピソードは、両津が仕事で長崎県警へ行くことになった際のお話です。支給された交通費を使い切ってしまった両津は同僚の麗子に大阪まで連れて行ってもらい、大阪からは、同僚の本田に長崎まで連れて行ってもらおうと計画します。

しかし広島でガソリンが切れてしまうトラブルが起きましたが何とかガソリンを確保しました。そんな両津はさらに「親戚の者」だと嘘をついて見知らぬ老夫婦の家に泊めてもらいました。図太い両津は平常心でしたが本田は気にしており、帰り際に老夫婦に嘘を打ち明けたのですが、老夫婦は最初から両津たちが親戚ではないことをわかっていました。見知らぬ人達を暖かく受け入れてくれた老人の優しさに感動した方続出の神回です。

『こち亀』のアニメ・漫画の感動の神回ランキングの第10位から第4位までのエピソードがチェックできたところで、いよいよ気になるTOP3の発表です。一体どのようなエピソードがランクインしたのでしょうか？お次は、『こち亀』のアニメ・漫画の感動の神回ランキングのTOP3のエピソードをご紹介します。

『こち亀』のアニメ・漫画の感動の神回ランキングTOP3！第3位は、『アニメ75話（原作漫画59巻）の、おばけ煙突が消えた日』です。こちらの神回エピソードは、両津が小学生時代に両津のクラスに赴任した臨時教師・佐伯羊子との出会いや両津の恋心が改装で描かれています。両津はある時訪れた臨時教師・佐伯の可愛さに惹かれ、恋心を抱くのに時間はかかりませんでした。しかし、赴任期間が終わり、佐伯は学校を去ります。

そこで佐伯への別れの挨拶として両津が考えたのが、おばけ煙突に上ってメッセージを書いた垂れ幕を下げて見てもらうことでした。赴任を終えた佐伯が電車からふとお化け煙突をみると、両津たちからのメッセージが書かれており、涙して喜んだようです。時代とともにおばけ煙突は取り壊されてしまいましたが、思い出はいつまでも心に残り続けている、ピュアな両津の小学生時代に思わず感動させられたエピソードです。

『こち亀』のアニメ・漫画の感動の神回ランキングTOP3！第2位は、『アニメ171話（原作漫画82巻）の、光の球場』です。こちらの神回エピソードは、プロ野球チーム『大毎オリオンズ』が本拠地としていた、東京スタジアムが舞台です。下町の子供達にとって、東京スタシアムは憧れの球場でした。そんな憧れの球場アナウンス室に務める栗原やよいに、幼い両津は恋をしたのも束の間、栗原は4番打者・日向と結婚することになります。

結婚を知ってショックを受けた両津は球場へ近寄らないようになりました。球場に来なくなった両津を心配して栗原が家へ訪れた際、一緒にキャッチボールをしていると両津の投げたボールを追いかけた日向が車に轢かれ入院してしまいました。しかし入院中の日向は病院を抜け出して代打として試合に出場し、ボロボロの身体でホームランを放ちました。そんな姿を見て両津も2人の結婚を祝福した心温まる神回です。

『こち亀』のアニメ・漫画の感動の神回ランキングTOP3！第3位は、『アニメ214話（原作漫画5巻）の、十二階で逢いませう』です。こちらの神回エピソードは、度々高いところに登って両津たちに注意されていた老人・正吉が主役のお話です。両津はある夜、寺の中をパトロール中に墓石を倒してしまい、自分にしか見えない若い女性・花代と出会いました。花代は浅草に友人と約束があるため十二階に登りたがっていました。

しかし十二階のビル全てを登っても友人には会えずにいました。それもそのはず、花代は大正時代に起きた関東大震災で既に死亡しており、花代が言う「十二階」は、かつて浅草にあった凌雲閣で、その友人は正吉のことでした。花代が死亡したことを知らない正吉は今でも高い所に登って花代を探していたようで、見兼ねた両津が中川に浅草に凌雲閣を復元させて二人は数十年越しの再会を果たした、涙溢れる神回です。

『こち亀』のアニメ・漫画の感動の神回ランキングの第10位から第1位までのエピソードは先ほどご紹介したものですが、『こち亀』といえば、爆笑回がやはりお馴染みです。お次は、『こち亀』の中でも特に人気の爆笑回を一覧でご紹介します。

『こち亀』アニメ19話『ゴキブリ大レース』では、「アスレチックは自己管理になる」と考えるアスレチック肯定派の大原部長と、「お金を払って運動するのは金をドブに捨てるようなもの」と考えるアスレチック否定派の両津が、ある時、賞金100万が貰えるアスレチックが開催されると知り、対決することになります。

会場で着替えを渡されると、その着替えはゴキブリのスーツでした。嫌な衣装でしたが、両津は賞金のため、部長は両津に勝つため、本物のゴキブリ以上の動きを見せ、バトルするのですが、そんな2人の姿がゴキブリのようで面白いと爆笑した視聴者が続出したエピソードです。

『こち亀』アニメ57話『独身寮は女人歓迎』では、両津が住んでいる独身寮の寮母のおばちゃんが温泉ツアーに行くことになったため、数日間、両津が寮母になることになったエピソードです。両津は寮費を預かっていましたが、見事に競馬で擦ってしまいました。

それに加え、おばちゃんは温泉ツアーで骨折をしてしまい、帰宅が伸びてしまいました。そんな中、両津は勝手に寮の空き家を一般人に貸し出すことにしてしまいます。空き家は満室になったものの、部長が寮に現れてしまったため、両津はどうにか部長にバレないように嘘を重ねていくのですが、その姿がなんとも面白いと話題になった爆笑回です。

『こち亀』アニメ65話『留守録シンドローム』は、時代劇にハマっていた部長が、ビデオデッキで時代劇を録画してい他のですが、ビデオデッキを壊してしまいました。急遽、派出所のビデオで時代劇を録画するように夜勤勤務の寺井に頼んだのですが、両津が停電を引き起こした為録画が出来ませんでした。寺井は嘆いていましたが、両津は「撮れた」と嘘をついて部長を騙そうとして、あれこれ予想外の行動を続けていた爆笑回です。

『こち亀』アニメ281話『大原部長ゲームにハマる』は、勤務中にゲームをする両津を怒る部長が、両津の持っているゲームを全て町の子供達にあげてしまいました。その夜、部長が帰宅すると、孫から将棋ゲームをプレゼントされました。

両津に「ワシがゲームなどやるわけないだろう」と叱った手前、ゲームをすることに躊躇っていた部長ですが、溺愛する孫に教わり、ゲームの虜になってしまい、しまいには勤務中にもゲームのことで頭がいっぱいになるなどゲーム依存症になってしまいました。そんな部長に対し、両津が復習を企むのですが、いつも生真面目な部長がゲーム依存症となる姿が意外すぎて面白いと評判のエピソードでした。

『こち亀』アニメ325話『これが男のイチゴ狩り』は、両津達が署員旅行でイチゴ狩りに訪れるのですが、チゴ農園の園長は両津に恨みを抱いていたようです。それは、去年も同じイチゴ農園に訪れた両津が、イチゴのみならず、農園が丹精込めて作ったイチゴの苗までも全て食いつくしてしまった為でした。イチゴ農園の延長は両津を懲らしめようとするも、両津もメロンをイチゴとわざとらしく間違えるなど反撃して行くエピソードです。

『こち亀』のアニメ・漫画には、感動する神回や爆笑回など、豊富な面白いエピソードがたくさんあります。そんな『こち亀』のアニメ・漫画の神回に対して世間の人々は一体どのような感想や評価を抱いているのでしょうか？最後に、『こち亀』のアニメ・漫画の神回に対する世間の人々の感想や評価をチェックしてみましょう。

『こち亀』のアニメ・漫画の感動の神回ランキングの第10位にてご紹介した『友情の翼』では、学校は違えど毎日楽しく遊んでいたたかし君と両津達でしたが、たかし君の両親が離婚したことで引越しが決まってしまいました。そんな大人の事情で引き離されてしまう子供達はどうやっても環境には逆らえませんが、子供だからこそ出来る一生懸命な熱い想いを伝える姿が素敵だと『こち亀』ファンもたまらない様子でした。

『こち亀』のアニメ・漫画の感動の神回ランキングの第8位にてご紹介した『部長の目にも涙』は、部長の一人娘のひろみが結婚するエピソードですが、婚約からずっと反対していた部長が、ようやく決心して娘を送り出して新郎に「私の娘をよろしく頼む」と頭を下げました。そんなエピソードは、親目線・子供目線どちらから見ても感動の涙必須のエピソードとなっているので、視聴者からも是非見て欲しいと絶賛されているようでした。

『こち亀』のアニメ・漫画の感動の神回ランキングの第6位にてご紹介した『兄として』は、両津の弟・金次郎の結婚式に参加した際、「日本一の結婚式にしてやる」と意気込んでいました。式では滅茶苦茶にしていましたが、それもこれも弟の幸せを願って幸せな結婚式にしてあげたいという両津の思いからでした。そんな両津の兄思いな一面に、最高だと感動した視聴者はとても多かったようです。

『こち亀』のアニメ・漫画の感動の神回ランキングまとめについて今回はご紹介しました。『こち亀』はアニメ・漫画共に、感動の神回がたくさんあります。また、感動エピソードのみならず、『こち亀』らしい爆笑回もお馴染みです。そんな感動あり、爆笑ありの『こち亀』は元気が無くなった時に是非読んで欲しい漫画ですので、気になる方は是非チェックしてみてください。