【こち亀】戸塚金次は両津の元相棒！漫画から消えた理由や最後はどうなった？

こちらの記事では、週刊少年ジャンプで連載されていた漫画『こち亀（こちら葛飾区亀有公園前派出所）』に登場するキャラクター、戸塚金次の情報を紹介していきます。戸塚金次のプロフィールをはじめとして、主人公・両津勘吉との関係や、こち亀の漫画から消えた理由、漫画での最後の状況についてまとめました。

戸塚金次の漫画での詳細は『こち亀の戸塚金次が漫画から消えた理由や現在』の項目の中で紹介しているため、チェックしてみてください。また、『こち亀の戸塚金次のアニメでの扱いや過去』では、こち亀のアニメでの戸塚金次の登場シーンやを紹介しているほか、『こち亀の戸塚金次の声優』では、アニメで戸塚金次の声を担当した声優についても紹介しています。

まずは、下記の項目で戸塚金次が活躍する漫画、こち亀（こちら葛飾区亀有公園前派出所）の作品概要と物語のあらすじを紹介しています。こち亀がどのような作品なのかおさらいしたい人は、そちらの項目から目を通してみてください。

こちら葛飾区亀有公園前派出所は、「こち亀」の愛称で親しまれている少年漫画です。秋本治によるギャグ漫画で、週刊少年ジャンプにて1976年から2016年までの間に連載されていました。その長期連載によって、単行本は全201巻され、「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネス世界記録に登録されていました。

読者からの人気があり、長寿作品ということから、週刊少年ジャンプ以外に『Vジャンプ』や『ウルトラジャンプ』に出張漫画として掲載されたほか、『りぼん』『マーガレット』などの少女漫画にも特別企画として掲載されたことがあります。2016年に企画された「こち亀連載40周年記念絵巻奉納式」の記者会見で、翌週に掲載されるこち亀で連載を終了することが公表され、多くの漫画ファンを驚かせました。

こち亀は、原作漫画の他に、テレビアニメやドラマも放送されています。アニメは1996年から2004年までレギュラー放送をしたほか、2005年から2008年には不定期放送としてお茶の間を楽しませました。国民的アイドル・SMAPのメンバーである香取慎吾が演じたドラマ版は、2009年8月から9月まで放送されています。

葛飾区にある亀有公園前派出所で働く両津勘吉は、不真面目ながらも人情に厚い警官です。普段は金儲けのことばかり考えている両津ですが、どこかで誰かが困っていれば、仕事ということを忘れて駆けつける一面もあります。ドジでお調子者な両津に、腹を立てることも多い上司や同僚ですが、そのような彼の憎めない性格に毎度丸めこまれてしまいます。

戸塚金次は、こち亀（こちら葛飾区亀有公園前派出所）の主人公・両津勘吉の同僚です。亀有公園前派出所に勤務する巡査で、右目に大きな傷がある、坊主頭の男性です。人相の悪さなどの見た目だけではなく、任侠映画が好きという特徴から、「警察官には見えない」とからかわれることもあります。

ギャンブルが好きで、傍目から見たら勤務代度が良いと言えない部分など、両津と共通する部分が多いことから、こち亀の漫画が始まった当初は、両津の悪友として登場していました。しかし、金儲けに走ったりしない所や、両津の破天荒な行動を一歩引いて見ている部分もあることから、両津に比べると常識人なキャラクターといえるでしょう。

こち亀の物語が始まった当初は、両津と一緒に行動することが多かった戸塚金次ですが、物語が進むに連れて登場回が少なくなっていきました。そのような扱いによって、こち亀読者からは「戸塚金次が消えた」と、残念がる声があがっていました。しかし、物語から消えたキャラクターの人気を競う「復活して欲しいキャラクター」の読者投票で1位を獲得し、両津と対談するシーンが設けられました。

その対談では、「特に話すことがない」とお互いに話しており、その後復活することなく、そのまま消えたキャラクターです。アニメでは、放送開始当初から登場シーンはなく、消えたキャラクターとして扱われています。また、警察官になる以前は、トラックの運転手を10年ほどしていたという過去が明かされています。

こち亀（こちら葛飾区亀有公園前派出所）から消えたキャラクターの1人、戸塚金次ですが、物語序盤では両津の相棒として登場していました。両津は、相変わらず金儲けや悪巧みをする素行の悪い警官で、そのような両津の隣で一緒に悪さをしていたのが戸塚金次です。両津は警官なだけあって、腕っ節の強さは折り紙付きです。また、戸塚金次も両津の同僚の警官ということもあり、両津との喧嘩では互角の勝負を繰り広げていました。

そのように、両津の悪友として漫画を賑やかしていた戸塚金次ですが、登場シーンを見ると、両津よりも常識人であることが分かります。何でも金儲けに変えようとする両津の姿を見て、呆れている様子を見せる戸塚金次の姿は、両津よりも一般的な常識を持っていることを読み取れます。そのようなギャップもあって、読者からは「消えたのが惜しいキャラクターだった」と名前があがることが少なくありません。

こち亀（こちら葛飾区亀有公園前派出所）の物語序盤では、亀有公園前派出所のメンバーとして活躍して戸塚金次ですが、物語の最後には名前も登場しない消えたキャラクターとして扱われています。なぜ戸塚金次は、最後に消えたキャラクターとなってしまったのでしょうか？その理由については、作者の秋本治のコメントで明らかとなっています。

戸塚金次が、最後にこち亀の物語から消えた理由は、「両津とキャラがかぶっていたから」です。ギャンブルが好きなところや、警官なのに素行が悪いなど、戸塚金次にはこち亀の主人公である両津との共通点がたくさんあります。こち亀は、201巻まで登場している長寿作品のため、連載期間に伴って、登場キャラも増えていきました。

そのため、物語を面白くするために、両津と似ているキャラであった戸塚金次は、脇役キャラクターに格下げされてしまったようです。こち亀の漫画第100話で、物語のヒロインポジションである麗子が登場すると、その傾向はさらに顕著になっていきました。そのように、こち亀の物語からは消えてしまった戸塚金次ですが、漫画の最後の回となる最終話では、見開きにしっかりと登場しています。

こち亀（こちら葛飾区亀有公園前派出所）の物語から消えた戸塚金次は、その後どうなったのでしょうか？徐々に出番がなくなっていった戸塚金次が、最後にどうなったのかというと、その状況はこち亀の公式大全集「Kamedas（カメダス）」に掲載されています。カメダスによると、戸塚金次は最後に「さいはて署」という場所にいたことが判明しています。

さいはて署は、両津と大原部長が警察署を爆発させた事件の後に配属させられた場所です。ジャングルの孤島にぽつんとそびえ立つ交番で、交番の場所も断崖絶壁に配置されている、劣悪な環境の交番です。こち亀の漫画の中では、なぜ戸塚金次が最後にそのような場所に配属となったのかは語られていません。

しかし、両津と大原部長が以前、罰としてさいはて署に配属されていたことから、戸塚金次も何かしらの不祥事を起こしたのではないかと予想されます。両津と大原部長は、その後亀有公園前派出所に戻って来たことから、戸塚金次もその後一般的な交番に戻ったのではないでしょうか？

戸塚金次は、漫画の初期設定では、亀有公園前派出所に勤務していることになっていました。しかし、アニメのこち亀（こちら葛飾区亀有公園前派出所）では、設定が少し違っています。アニメのこち亀では、戸塚金次は亀有公園前派出所のメンバーではなく、「以前勤務していた警官」として扱われています。漫画では、途中から亀有公園前派出所に配属となった麗子や中川が、アニメでは亀有公園前派出所に最初からいます。

この様子から、アニメのこち亀は漫画の1話ではなく、途中から物語がスタートしていることが分かります。そのため、戸塚金次はアニメでは一度のみの登場となりました。アニメでは最後まで脇役キャラクターとしての扱いとなってしまった戸塚金次ですが、アニメスペシャル「THE FINAL 両津勘吉 最後の日」ではOP映像にこっそりと登場していたことで、戸塚金次を知る人から喜ばれました。

戸塚金次は、こち亀（こちら葛飾区亀有公園前派出所）の漫画で、亀有公園前派出所に勤務する警官として登場しました。しかし、戸塚金次は警官になる前に、他の職業に就いていたことが判明しています。その職業とは、「トラックの運転手」です。トラックの運転手の経歴は長く、10年ほどやっていたことも明かされています。

部屋に任侠映画のポスターが貼られていたりと、極道系の雰囲気が好きな様子があることから、男らしい職業に憧れていたのかもしれません。その他の戸塚金次のプロフィールや経歴は公表されておらず、トラック運転手だった過去が、戸塚金次の唯一公開されているプロフィールとなっています。

こち亀（こちら葛飾区亀有公園前派出所）のアニメで、戸塚金次の声を演じたのは、声優の竹本英史さんです。竹本英史さんは声優事務所・青二プロダクションに所属しており、公表プロフィールでは1973年3月7日生まれの山口県出身であることを明かされています。これまでに、『テニスの王子様』の柳蓮二や、1999年版『HUNTER×HUNTER』のウボォーギン役としても活躍されています。

ファンからは「タケポン」の愛称で親しまれており、声の演技力だけではなく、トークにも定評があります。こち亀では、素行の悪い警官・戸塚金次の役を演じましたが、他にもかっこいいイケメンキャラクターの役なども演じています。アニメ以外に、洋画の吹き替えや、ナレーションなどもこなしています。

• 柳蓮二（テニスの王子様）
• ウボォーギン（HUNTER×HUNTER）
• クモジャキー（ハートキャッチプリキュア）
• 鉄馬丈（アイシールド21）
• バンチョーレオモン（デジモンセイバーズ）
• セリック・アビス（機動戦士ガンダムAGE）
• 唐沢克己（ワールドトリガー）
• 月島軍曹（ゴールデンカムイ）
• 御剣怜侍（逆転裁判シリーズ）
• レイヴン/シュヴァーン（テイルズオブヴェスペリア）

こち亀（こちら葛飾区亀有公園前派出所）の主人公・両津勘吉とキャラクターがかぶってたことから、最後には物語から消されてしまった戸塚金次ですが、漫画読者の中には「再登場させて欲しかった」と声をあげる人も少なくありません。こちらのかたのように、「こち亀では戸塚金次が好き」という人の姿も見られています。

戸塚金次は、最初はメインキャラクターとして活躍していたものの、麗子や中川といったキャラクターに圧され、最後には姿を消してしまいました。こちらのかたも、「20巻以降は登場が少なくなっていった」と、戸塚金次の活躍を振り返っています。

こちらのかたは「戸塚金次が消えてから、両津勘吉が暴走してるように感じた」とコメントされています。戸塚金次も両津と同じように、警官としては素行の悪い人物でしたが、常識人なところもあり、両津の行動をいさめるポジションとして活躍していました。その戸塚金次が物語から消えてしまったことで、「両津の暴走を止めるキャラクターがいなくなった」と感じた読者もいたようです。

以上、こち亀（こちら葛飾区亀有公園前派出所）に登場する戸塚金次について紹介してきました。戸塚金次は、こち亀の漫画序盤で、両津の悪友として登場していたキャラクターです。両津と同じようにギャンブルが好きだったり、任侠ものが好きという、素行の悪い警官として描かれていました。しかし、時には両津の暴走を止める、友であり相棒でもあった人物です。

こち亀読者からは人気だったものの、「両津とキャラクターがかぶっている」という理由によって、物語が進むに連れて活躍が減っていきました。物語から退場したその後は、両津が警察署を爆発させた時に配属された「さいはて署」に勤務していたことが明らかとなっています。アニメでの登場は1回のみだった戸塚金次ですが、漫画の序盤では両津と共に活躍しているので、気になった人は漫画1巻から手に取ってみてはいかがでしょうか？