【魔王学院の不適合者】レイとミサが恋人同士になったのはいつ？一つ貝の首飾りの意味は？

「魔王学院の不適合者」のレイとミサは、ともに主人公のアノス・ヴォルディゴードと同じ陣営として行動するキャラクターたちです。このレイとミサは作中でおたがいに惹かれあい、恋愛関係に発展します。この記事では「魔王学院の不適合者」のレイとミサがいつ恋愛関係に発展したかについてや、2人の今後についてネタバレ解説します。

「魔王学院の不適合者」は小説投稿サイト「小説家になろう」に連載されている作品で、作者は秋さんです。2017年からいまなお連載が続いている「魔王学院の不適合者」は、2018年に商業化されライトノベル・コミカライズ版が発売されています。2020年にはアニメ化され、2023年にアニメ2期「魔王学院の不適合者Ⅱ」が放送されました。2024年には2期の分割2クール目が放送予定となっています。

2000年前に暴虐の魔王アノス・ヴォルディゴードは、絶え間なく続く争いに嫌気がさして戦争終結のための和睦を各陣営に持ち掛けます。その条件は自らの命を引き換えにして各陣営に障壁を張るほか、2000年後に転生するというものでした。2000年後アノスは過去の記憶を持ったまま転生し、魔王学園に入学しました。

「魔王学院の不適合者」のレイは純潔の魔族で、本名はレイ・グランズドリィです。「魔王学院」に転入したときは、ほかの純潔の魔族たちが混血の者たちを馬鹿にするなか、レイは他者を馬鹿にすることなく平等に接します。穏やかな性格をしているレイですが、その正体には大きな謎が隠されていました。レイの正体については後の項でネタバレ解説をします。

「魔王学院の不適合者」のミサは魔族の父と精霊族の母を持つ半霊半魔で、アノスのクラスメイトです。表向きはアノスのファンたちが結成した「アノス・ファンユニオン」の1人として活動しながら、始祖の血を引く皇族以外の社会的地位が低い現状を改革することを目指す「統一派」に所属して活動をしています。

ミサもまたその正体についてレイのような秘密がありますが、ミサの正体については後の項でネタバレ紹介します。

「魔王学院の不適合者」でレイとミサが恋人同士になったのがいつかというと、レイがミサに一つ貝の首飾りをミサにプレゼントしたころからだとされています。とはいえ、レイとミサの間に明確な告白シーンなどは「魔王学院の不適合者」の作中では描かれませんでした。ですが、ミサはレイから贈られた一つ貝の首飾りを制服の上に身に着けているので、この時点で恋人同士になったといえるようです。

しかしレイがミサへ一つ貝の首飾りを贈ったこととそれを身に着けるだけで恋人関係になったと言えるのでしょうか？それについては、レイが一つ貝の首飾りを贈った理由を考察することで判明します。

「魔王学院の不適合者」でレイがミサへ一つ貝の首飾りを贈った理由は、ミサへのプロポーズのためでした。そのため、首飾りを贈ったこととそれをミサが受け取り身に着けることで2人が恋人関係になったといえるとされています。レイがミサへ贈った一つ貝の首飾りは「ミシェンスの首飾り」で、求婚を意味するものでした。しかし、魔族の間でこの言い伝えはあまり知られていません。

ですがこの首飾りを買うときにレイとミサは屋台のおじさんから「彼氏から彼女へのプレゼント」と言われているので恋人関係にあると認識しているようです。さらにレイは2000年前の記憶があり、「ミシェンスの首飾り」がただの贈り物ではなく、プロポーズの意味があると知っていたとされています。

レイが「ミシェンスの首飾り」の本当の意味を知っていたのではないかとされる理由が、一つ貝の首飾りが登場したときにレイの言動に違和感があることです。「ミシェンスの首飾り」は一つ貝ですが、首飾りになっている状態のときの見た目は二つ貝のように見えます。魔族にはなじみがないはずなのに、レイはこの首飾りを見て「一つ貝の首飾り」だとすぐに判断しています。

さらに首飾りの留め具もまた魔族にはなじみがないもので、ミサは首飾りをうまく着けることができませんでした。しかしレイはスムーズにミサへ着けることに成功します。この違和感がなにを意味するかというと、この時点では判明していなかったレイの正体が影響しているとされています。

レイがミサのことを好きになった理由は、レイの母親をミサが救ってくれたことだとされています。レイの育ての母は半霊半魔でミサと同じような存在です。レイの育ての母は精霊病で倒れていて、治る見込みはほとんどないとされていました。しかしミサが命がけで魔力を分け与えて救うことに成功しました。

レイは命がけで育ての母を救ってくれたミサへ、どうしてそこまでして助けてくれるのか問いかけました。それに対してミサは「一人でも多く、苦しんでいる人を助けたい」と答えます。このときから、レイはミサに強く惹かれていたのではないかとされています。

恋人同士になったレイとミサが初キスをするのは、アニメ2期1話でした。小説版「魔王学院の不適合者」では4巻に描かれたエピソードです。アニメ版ではあっさりとした描写でしたが、小説版ではより詳細に2人のキスシーンが描かれています。

ここからは魔王学院の不適合者のレイとミサの今後をネタバレ込みで考察します。まずはレイの正体をネタバレ紹介します。レイの正体はかつて暴虐の魔王アモス・ヴォルディゴードと戦った勇者カノンでした。いまのレイは魔族ですが、それはカノンがあえて魔族になることを目指したことが理由です。カノンは転生を繰り替えして魔族になりましたが、それはアノスの横に立つためです。

カノンの師匠のジェルガは魔族を滅ぼすため勇者学院を設立し、アノスが復活したときに戦争を仕掛ける計画を立てます。カノンは反対しましたがジェルガの配下に殺されてしまいます。転生したカノンは人間の記憶にアヴォス・ディルヘヴィアという存在を植え付け、アノスとは別の魔王がいたと思わせることに成功します。カノンの真の目的は、このアヴォスを倒させて人間の魔族への恨みを晴らすためでした。

レイとして転生したカノンはアヴォスを名乗り、自ら倒されようとしましたがアノスたちによって救われました。続いてはミサの正体をネタバレ解説します。ミサの正体は偽の暴虐の魔王アヴォス・ディルへヴィアの噂と伝承を持つ半霊半魔です。そのためアヴォスとしてアノスやレイの前に立ちはだかりましたが、アノスとレイが伝承の続きを書くことで善良な存在に生まれ変わります。

恋愛関係になったレイとミサは、今後聖愛域（テオ・アスク）を使えるようになります。聖愛域とはその名前の通り、愛情が影響する技となっています。2人の愛情が魔力となり、剣に魔力を集中させて戦う姿が今後描かれていきます。

ミサの父親の正体は魔王の右腕としてかつてレイの正体であるカノンと戦ったシンです。レイとシンはかつて戦ったことへの因縁はありませんが、今後すんなりと2人の結婚を認める流れにならないとされています。その理由は、シンが娘であるミサを溺愛しているためです。

「魔王学院の不適合者」でレイ役を演じる声優は寺島拓篤さんです。寺島拓篤さんは2004年から声優活動を開始し、2005年にアニメ「創聖のアクエリオン」で主人公のアポロ役に抜擢されました。その後も「アイドルマスター SideM」の天ヶ瀬冬馬役などさまざまなメインキャラクターを演じています。

「魔王学院の不適合者」でミサ役を演じる声優は稗田寧々さんです。2016年から声優活動を開始し、2022年に第16回声優アワードにて新人女優賞を受賞しました。ミサ役のほか「弱キャラ友崎くん」の泉優鈴役などを演じています。

「魔王学院の不適合者」でレイとミサの関係だけではなく、さまざまなキャラクターの関係が好きだという感想がありました。

レイとミサはお互いに愛情を深め合っていますが、それを面白くないと感じているミサの父親のシンがどんな暴走をするか楽しみだという感想があります。

アニメ「魔王学院の不適合者」でレイとミサが活躍するエピソードが描かれました。2人がメインで描かれたときに「幸せだった」「よかった」といった感想があります。

「魔王学院の不適合者」でレイとミサがいつ恋愛関係になったのかや、今後の展開について紹介しました。レイとミサは恋愛関係になり、おたがいの愛情をはぐくんでいます。2人に注目をして「魔王学院の不適合者」を楽しんでみてはいかがでしょうか？