【思い出のマーニー】信子(太っちょ豚)は実はいい子?カッターの嘘を考察

「思い出のマーニー」に登場する信子は、主人公の佐々木杏奈から「太っちょ豚」と言われたキャラクターです。気さくな性格の彼女は、ともすればおせっかいの一面があり、杏奈に対する態度がファンの間で賛否両論を巻き起こしました。この記事では、思い出のマーニーの信子について特集します。彼女のプロフィールと実はいい子と評される性格、杏奈から嫌いの意思表示とされた太っちょ豚と呼ばれた理由、カッターの嘘などを取り上げていきます。

【思い出のマーニー】信子(太っちょ豚)は実はいい子?カッターの嘘を考察のイメージ

目次

  1. 思い出のマーニーの信子とは?
  2. 思い出のマーニーの信子は実はいい子?
  3. 思い出のマーニーの信子の母のカッターナイフの嘘の理由
  4. 思い出のマーニーの信子の声優
  5. 思い出のマーニーの信子に関する感想や評価
  6. 思い出のマーニーの信子まとめ

思い出のマーニーの信子とは?

信子とは、スタジオジブリ制作の長編アニメーション映画「思い出のマーニー」に登場するキャラクターです。信子は、主人公の佐々木杏奈から「太っちょ豚」と言われたことで有名になり、ファンの間で「嫌い」と「実はいい子」という賛否両論が見受けられました。この記事では、思い出のマーニーの信子について、プロフィールや太っちょ豚と言われた理由、カッターナイフの嘘エピソード、信子のアニメ声優などを紹介していきます。

思い出のマーニーの作品情報

思い出のマーニーは、宮崎駿と高畑勲が制作に携わっていないスタジオジブリ作品です。宮崎駿が2013年に長編映画制作からの引退を発表し(後に撤回)、高畑勲が2018年に死去したことを鑑みると、同作品は後の世代のジブリ作品の先駆けになったと捉える人も多く見受けられました。また、暗く難解なストーリー展開も、それまでのジブリ作品とは一線を画しているとのことです。この章では、同作品の概要とあらすじを紹介します。

思い出のマーニーの概要

ABOUT イメージ画像

思い出のマーニーは、イギリスの女性児童文学作家のジョーン・G・ロビンソンの同名小説を原作にした長編アニメーション映画です。2014年に日本国内で上映され、2015年にはアメリカ、フランス、韓国でも公開されました。同作品の監督は、「借りぐらしのアリエッティ」以来4年ぶりに監督を務めた米林宏昌です。思い出のマーニーのアニメ映画版は、円盤やTSUTAYA DISCASなどの定額DVDレンタルサービスで観ることができます。

思い出のマーニーのあらすじ

思い出のマーニーの主人公の佐々木杏奈は、北海道に住む小学6年生の少女です。彼女は、両親や祖父母を早くに亡くし、佐々木頼子と夫に引き取られて育ちました。しかし、ある出来事のせいで、頼子のことを嫌いになったようで「おばさん」と呼ぶようになったのです。ある日の写生の授業中、杏奈は喘息の発作を起こしました。彼女の主治医の山下は、杏奈に空気の陽場所で療養することを勧めます。頼子は、山下の提案を受けました。

信子(太っちょ豚)のプロフィール

  • 名前:角屋信子(かどや のぶこ)
  • 年齢/誕生日:13歳/不明
  • 出身地:北海道 海辺の町
  • 身長/体重/血液型:不明/不明/不明

思い出のマーニーのアニメ映画版に登場する信子の主なパーソナルデータを、上記しました。同作品は、登場キャラクターの詳細なプロフィールが明かされていないことで知られ、信子についてもわかっていることは本名と年齢などごく一部です。住んでいる場所も北海道の海辺の町としか紹介されていません。海辺の町は、佐々木杏奈の療養場所であり、二人はそこで出会いました。信子は、ふくよかな体型が印象的な少女です。

思い出のマーニー - スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

思い出のマーニーの信子は実はいい子?

Point! イメージ画像

スタジオジブリ制作の長編アニメーション映画は、登場キャラクターの細やかな人物設定に定評があります。米林宏昌監督の話題作思い出のマーニーについても同様であり、サブキャラクターの信子についても「実はいい子」や「人の心がわからなくて嫌い」などの意見が寄せられるほど個性のある人物に描かれていました。この章では、思い出のマーニーの信子の性格、「太っちょ豚」と言われた理由、佐々木杏奈とのその後を取り上げます。

信子の性格

長所・短所 イメージ画像

思い出のマーニーに登場する信子は、通っている学校で委員長を務めていることが判明しました。また、生徒たちの中でもリーダーシップを取っている様子が窺え、面倒見の良い性格の持ち主であると考えられています。真面目そのものの考え方をしており、男子生徒が先生の指示に従わないことを決して許しません。このため、女子生徒たち方の信頼が厚く、誰とでも仲良く接しているいい子であることがわかります。

その一方で、信子は空気の読めない一面があることも描かれています。後に詳しく触れますが、七夕祭りにおいて信子は杏奈の書いた短冊を取って読み上がるシーンがあり、「子供っぽいところのあるいい子」と評されたのと他に、「デリカシーがなくて嫌い」ともいわれました。もっとも、その後の杏奈の切り替えしも空気が読めなかったとされており、「いい子の信子よりも過敏過ぎる杏奈の方が嫌いだ」という感想も多いのです。

杏奈は信子が嫌い?「太っちょ豚」と言った理由は?

思い出のマーニーのアニメ映画版の中で、多くの観客に衝撃を与えたのが、夏祭りにおいて杏奈が信子のことを「太っちょ豚」と呼んだシーンです。なぜ信子が太っちょ豚と言われたのかをネタバレしますと、海辺の町で行われた七夕祭りが、その原因でした。信子と杏奈の出会いは、杏奈が療養先の大岩家に着き、自分が描いたハガキを投函しようとした際に、後ろから自分と同じくらいの年の女子が来ていることに気づいたことです。

杏奈は、大岩セツから少女の正体が信子だと教えられました。信子が自分に会いたがっていると母親に行っていたことも聞かされたことで、信子の家を訪れたのです。信子の母親は、訪問してきた杏奈に七夕祭りへ一緒に行くよう提案しました。誰とでも屈託なく接することのできるいい子の信子は快諾しましたが、好き嫌いをハッキリ表現できない杏奈は悩みます。結局、断ることができずに、七夕祭りへ一緒に行くことになりました。

七夕祭りの場で、信子は好き嫌いの分け隔てなく杏奈に話しかけます。杏奈は、自分の心の中の領域にあまり入ってきてほしくないようでしたが、我慢していました。ところが、杏奈が願い事を書いた短冊を、信子が無断で取り上げて読み上げ、その意味を訪ねてきました。耐えられなくなった杏奈は、嫌いだという感情を前面に押し出し、「太っちょ豚」と信子に向けて言い放ったのです。言われた信子は、ただ驚くばかりでした。

信子と杏奈はその後仲直りした?

思い出のマーニーのアニメ映画版では、杏奈が信子に向かって「太っちょ豚」と言ったことで、一時険悪な雰囲気になりました。そして、後述するカッターナイフのエピソードにつながるのです。その後の杏奈は、マーニーとの邂逅や彩香との出会いなどを通して、自分の育ってきた道筋の真実を知りました。世の中には、自分の他にも不幸な事情を背負って生きている人がいて、好き嫌いだけで生きているわけではないことを悟るのです。

握手する影 イメージ画像

杏奈自身も、信子のことを太っちょ豚と言ったことについては反省しているようでした。そこまで彼女のことを嫌いというわけではなかったことが、その後の彼女の態度からわかるからです。杏奈は、ストーリーの終盤で、太っちょ豚と言ったことを素直に謝罪しました。すると信子は、「来年はゴミ拾いをするのよ」と、自分が熱心に行っている湿っ地帯でのゴミ拾いに参加するように返答したのです。

このシーンから、信子と杏奈がきちんとした形で仲直りした様子が、示唆されました。杏奈は一時の嫌いという感情のみで他人を判断しないようになり、いい子の信子もまた人によって距離を置いた接し方が必要だと学んだようです。

Thumb思い出のマーニーのあらすじと結末は?マーニーの正体もネタバレ考察 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

思い出のマーニーの信子の母のカッターナイフの嘘の理由

Why? イメージ画像

思い出のマーニーのアニメ映画版において、信子が杏奈から太っちょ豚といわれたシーンは、多くのファンにインパクトを与えました。そして、いい子だったはずの信子が、杏奈のカッターナイフの嘘を持ち出したことも、ファンの考察対象になったとのことです。なぜ信子は、カッターナイフの嘘をついたのでしょうか?この章では、思い出のマーニーの信子のカッターナイフエピソードについて、三項目に分けて考察紹介していきます。

信子の母の主張

LEAK イメージ画像

信子の母は、七夕祭りの後で、大岩家に抗議にやって来ました。彼女の主張は、「信子が泣いて帰ってきた」「信子は杏奈から太っちょ豚と言われた」「信子は杏奈からカッターナイフをちらつかされた」という3点だったのです。この中で、実際にストーリー本編で描かれたのは、「杏奈が信子に太っちょ豚と言ったこと」のみで、泣いて帰ってきたこととカッターナイフのくだりは、嘘である可能性が高いと多くのファンが推察しました。

信子が母に嘘をついている可能性

カッターナイフ イメージ画像

思い出のマーニーの映画版のカッターナイフのエピソードは、信子が嘘をついていると推察するファンもいるとのことです。信子は、杏奈がカッターで鉛筆を削っている場面を見ていました。太っちょ豚と言われたことでプライドが傷ついたことから、腹いせにカッターナイフを組み込んだ嘘をついたという説です。しかしながら、生徒たちのリーダーである信子が、そこまで攻撃的になるとも思えず、彼女の嘘の可能性は低いと見られました。

信子の母が嘘をついている可能性

FAKE イメージ画像

信子の嘘よりももっと可能性が高いといわれているのは、信子の母親が嘘をついているという説です。彼女は、娘から七夕祭りの一件や、杏奈がカッターナイフのを持っていることを聞いており、「娘が馬鹿にされた」と怒りのあまりにそれらの話を膨らませて、大岩家に怒鳴り込んできたという推察でした。真偽のほどは明らかにされていませんが、信子が嘘をついたという説よりは、こちらの方が可能性が高いとされています。

Thumb思い出のマーニーが百合映画と言われる理由は?二人の関係・画像を考察 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

思い出のマーニーの信子の声優

録音マイク イメージ画像

思い出のマーニーのアニメ映画版は、多くのスタジオジブリ作品のデフォルトと同じように、キャストに専業声優を起用していません。そのことで、ストーリー展開にリアリティーが生まれているとのことです。同作品において、主人公の佐々木杏奈の成長に重要な影響を及ぼす信子役を演じたのは、俳優の頼経明子でした。この章では、頼経明子のプロフィールと経歴、主な出演作品を紹介していきます。

頼経明子のプロフィール

  • 名前:頼経明子(よりつね あきこ)
  • 生年月日:1978年6月27日
  • 出身地:岡山県
  • 身長/体重/血液型:162cm/非公表/非公表/
  • 所属事務所:文学座
  • 趣味並びに特技:剣道(初段)、木琴
  • 資格:被服検定1級、ワープロ検定2級、食物検定2級
  • 開設中のSNS(2024年1月現在):X(旧Twitter)

頼経明子は、地元の学校を卒業後に上京し、2002年に文学座附属演劇研究所に入りました。そこで演技のイロハを学び、2007年に正式に文学座所属となっています。初舞台は、2004年の「名は五徳」でした。株式会社ファンケルのCM「大人のカロリミット」に出演したことで、人気と知名度を獲得しました。

頼経明子の主な出演作品や演じたキャラ

  • 舞台「パパ、I LOVE YOU!!」(加藤健一事務所)
  • 舞台「シラノ・ド・ベルジュラック」(文学座本公演)
  • 舞台「五十四の瞳」(文学座本公演)
  • 映画「なぜ生きる~蓮如上人と吉崎炎上~」:ハナ役
  • 映画「女子高生サバイバル・ドライブ」:キャロライン役(DVD版吹き替え)
  • テレビドラマ「コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」

頼経明子の主な出演作品を、上記しました。文学座の舞台本公演を中心に、多くの舞台に出演しているほか、映画やテレビドラマにも出ており、今後一層の活躍が期待されています。

Thumb思い出のマーニーの声優一覧!チームナックスなど豪華キャスト陣を紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

思い出のマーニーの信子に関する感想や評価

この章では、思い出のマーニーのアニメ映画版に登場する信子に関するX(Twitter)でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。信子は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか?

こちらは、思い出のマーニーのアニメ映画版を観た方のツイートです。同作品を最後まで観て、信子についてとてもいい子だという感想を持っており、自分が彼女の立場だったら杏奈に二度と話しかけないとつぶやいていました。

こちらは、思い出のマーニーのアニメ映画版のファンだと思われる方のツイートです。同作品に登場する信子について、デリカシーのないところはあるけれども、子どもとは思えない大人の対応ができるいい子だと高評価していました。

こちらは、思い出のマーニーの映画版を考察していると思われる方のツイートです。信子について、いい子よいうよりも無神経で同町圧力を強要するキャラクターに見えて苦手であり、杏奈の方がましだとつぶやいていました。

Thumb【思い出のマーニー】日記を破いた犯人を考察!ページの内容は和彦とサイロの想い出? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

思い出のマーニーの信子まとめ

まとめ イメージ画像

この章では、思い出のマーニーのアニメ映画版に登場する信子にスポットを当ててきました。「いい子」と「嫌い」の賛否両論があるといわれる重要なキャラクターの彼女に注目して、思い出のマーニーを観てください。

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ