魔法使いの嫁の感想まとめ!アニメ版の評価は面白い?つまらない?

アニメ「魔法使いの嫁」は、月刊コミックガーデンで連載中のヤマザキコレの原作としたアニメ作品です。異種族結婚を題材にした「人外×少女」をキャッチフレーズにした本作は通称「まほよめ」で愛され、2017年秋よりテレビアニメ化されました。原作連載中からアニメ化を期待されていた作品ですが、アニメ化はその感想・評価がわかれています。アニメ「魔法使いの嫁」はアニメとして面白いかについて、今回はネットの感想・評価をご紹介いたします。

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目次

  1. 魔法使いの嫁の感想まとめ!アニメ版は面白い?
  2. 魔法使いの嫁とは?
  3. 魔法使いの嫁の登場人物を紹介!
  4. 魔法使いの嫁の漫画を読んだ人の感想や評価を紹介!
  5. 魔法使いの嫁のアニメ版を観た人の感想や評価を紹介!
  6. 魔法使いの嫁の映画「星待つひと」を観た人の感想や評価を紹介!
  7. 魔法使いの嫁の感想まとめ!

魔法使いの嫁の感想まとめ!アニメ版は面白い?

「魔法使いの嫁」のテレビアニメは、2017年秋から2018年3月まで放送されました。原作はまだオンライン雑誌にて連載中で、アニメの続編も待たれている人気作の1つです。2016年8月~2017年8月の間に、ヤマザキコレの原案の完全オリジナルアニメーション「星待つひと」前・中・後編の3部作が、期間限定でイベント上映された後、2017年秋よりアニメ版「魔法使いの嫁」の放送がスタートしました。

「星待つひと」は「魔法使いの嫁」の前日譚に当たる作品ですが、ネットではその世界観・美しさの表現を称賛する評価・感想もあれば、その内容が実は大半がメイキングのため、商業的すぎると大炎上したこともありました。

では、原作の「魔法使いの嫁」と今年2018年に放送終了したアニメ版の「魔法使いの嫁」、それぞれのネットの評価を調べたところ、なんと、面白い・つまらないの感想が二分される結果となりました。

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魔法使いの嫁とは?

「魔法使いの嫁」とはヤマザキコレの原作のコミックです。通称「まほよめ」の名で愛され、Twitterのハッシュタグでも人気キーワードとなっています。「魔法使いの嫁」は月刊コミックブレイドで2014年の1月より連載開始され、2014年秋からはオンライン雑誌「コミックブレイド」と「月刊コミックガーデン」にて現在も同時連載されています。

英国を舞台にした異形の魔法使いと、特殊な体質故に孤独な15歳の少女を中心に、妖精や竜、魔術師が登場するファンタジー要素がてんこ盛りの異種族婚姻ストーリーです。「人外×少女」をキャッチフレーズに2014年の連載開始時から人気が高く、2016年からメディアミックス展開が始まり、ドラマCD、OVA、2017年からテレビアニメが放送されました。

魔法使いの話といっても、魔女っ子がたくさん登場する萌え系ストーリーではなく、ダークファンタジー的な要素の多い作品です。英国の田舎の穏やかな自然描写の中、精霊や妖精、様々な種族が登場し、その世界観をより深い作品に仕上げています。

魔法使いの嫁の世界の登場人物は、人間から、神話に登場する妖精・ドラゴン・異形など幅広く登場します。隣人ではあるけれど完全な味方でもない、一筋縄ではいかない面白い妖精たちに騙されたり、時に助けられたり、物語が進むにつれて広がり深みを増していく世界観が、魔法使いの嫁が面白いと言われる人気の理由の一つです。

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魔法使いの嫁のあらすじ

連載開始からその世界観を高く評価され、メディアミックス展開を続けている「魔法使いの嫁」は、いったいどんな作品でしょうか?まずはあらすじからご紹介いたします。

魔法使いの嫁の主人公は15歳の日本人の少女・羽鳥智世(チセ)です。チセは生まれつき、人ならざるものを見ることができる特殊体質のため、家族からも周囲からも拒絶されて孤独に生きてきました。母が自殺し、家族からも疎まれ、自暴自棄になったチセは、謎の男の誘いに乗ってイギリスに渡ります。

「夜の愛し仔(スレイ・ベガ)」という魔法特性を持つチセは、自ら同意の上、自らを人身売買オークションに出品します。そこに現れた異形の魔法使いエリアス・エインズワースが、500万ポンドで落札し、チセを自らの弟子であり将来の嫁として引き取るのです。

エリアスは、イギリスの田園部に住まいを構える魔法使いです。肉親に疎まれるという不幸な生い立ちを持ち、人生に前向きになれないチセに、エリアスは魔法使いとしての道を開きます。イギリスの穏やかな田園生活の中、精霊や妖精など人外の不思議な生き物に出会います。

特に騙されたり、特に不幸な境遇の隣人を助けたり、魔法と現実の世界の間の中での出会いから、チセは自分の過去とも向き合い、次第に前を向いて生きる少女へ、魔法使いへと成長していくのです。

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魔法使いの嫁の登場人物を紹介!

「魔法使いの嫁」には人間以外にも、魔法使いや妖精、様々ないわくありげな異形が登場し、世界観を深めています。それぞれが一筋縄ではいかない個性をもっているところが、魔法使いの嫁の感想に「面白い」「世界観がいい」といわれる理由の一つです。では、魔法使いの嫁に登場するキャラクターをご紹介いたします。

羽鳥 智世(はとり ちせ)/CV:種﨑敦美

魔法使いの嫁の主人公である羽鳥 智世(はとり ちせ)は、日本人の15歳の少女です。生まれつき人には見えないもの、人ならざるものを見えてしまう体質のため、家族から疎まれて育ってきました。そのおいたちから、物語序盤では諦観したような表情が多く見られます。

人ならざるものを見えてしまう理由は「夜の愛し仔(スレイ・ベガ)」と呼ばれるその体質故です。自暴自棄になったチセは、夜の愛し仔である自分を人身売買オークションに自ら出品し、異形の骨の魔法使いエリアス・エインズワースに買い取られることになるのです。

エリアスには「魔法使いの弟子であり未来のお嫁さん」だと言われ、イギリスの田園にて生活を始めます。エリアスの屋敷に住む家事妖精シルキーや、後にチセの使い魔の契約をする墓守犬・ルツ、神父のサイモン・カラムや魔法技師のアンジェリカなど、様々な魔法世界の住人とかかわる中で、暗い影が差していたチセの表情も豊かになっていくのです。

エリアス・エインズワース/CV:竹内良太

人身売買オークションに自ら出品したチセを買い取ったのが、魔法使いのエリアス・エインズワースです。見た目は大きな骨だけの異形で、明らかに人間とは違う存在です。エリアスは、チセを自らの魔法使いの弟子としてだけでなく、未来の自分の嫁にするために買ったのだと話し、チセをイギリスの田園地帯にある自らの屋敷へと連れていきます。

異形の姿でありながら、態度は穏やかで紳士的な性格をしています。元々は人間嫌いで浮世離れしているため、その性質によってチセがトラブルに巻き込まれることもあります。エリアスの正体は原作でも未だ明らかになっておらず、怒りやケガによって全身が毛に覆われている巨大な黒い獣になったり、影に潜んで茨の触手を扱う能力も持っています。異形としてのエリアスの正体は、これからの物語の展開で鍵となってくるようです。

街中を歩くときは人間の男性に変身することも多く、「こちらの姿だったらいいのに」という感想も見られるようです。人間の男性の他、少年の姿にも変身できるようで、原作の学院篇では魔法学校の臨時講師として人間の少年の姿で教壇に立っています。

シルキー/CV:遠藤綾

シルキーはエリアスの家に住む家事妖精です。可憐な女性の姿をしており、チセたちには「銀の君」と呼ばれています。寡黙で無表情、伏し目がちなシルキーはエリアスの家の家事を担当し、無表情ながらも細やかにキセたちの世話を焼いています。

エリアスの家に住むまでは、バンシーとして他の家に取りついていましたが、丘の防人の導きによってエリアスの元にたどり着くのです。単行本のカバー裏で続いている「シルキーちゃん日記」では、本編では登場しないシルキーの日々の姿が連載されており、シルキーと丘の防人の優しい関係にファンたちからも「癒される」「心あたたまる」という感想が集まっています。

ルツ(ユリシィ)/CV:内山昂輝

チセの使い魔となるルツは、もともとは教会の墓場にいた黒妖犬です。黒い犬の姿と少年の姿、青年の姿、影になったりとチセに寄り添い、守る存在です。墓守犬(チャーチ・グリム)になる以前はただの犬ユリシィでしたが、飼い主の死後墓守犬となり、エリアスの家の近くの教会で墓地を守護していました。

チセには飼い主の面影を重ね、自らの希望でチセと使い魔の契約を結びました。最初は黒い髪・黒い服の青年の姿で登場し、その場に応じてチセと同年代の少年の姿に変身するようになり、チセを一番近くで守る存在になります。

アンジェリカ・バーレイ/CV:甲斐田裕子

魔法使いの一人であり、イギリスのロンドンに工房をもつ魔法機構(マギウス・クラフト)の技師です。「石切蜂(ジェムズ・ビー)」という別名を持つ凄腕の技師です。魔法機構とは、魔法を使った道具のことを言います。アンジェリカは魔法使いですが、アンジェリカの父は魔術師で、エリアスとは父の代からの付き合いのようです。

男勝りですが女性らしい暖かさも持っており、魔法の世界に戸惑うチセにも暖かく接します。幼少時に魔法を使った修行で失敗し、腕の一部で結晶化が起こっています。

サイモン・カラム/CV:森川智之

サイモン・カラムは、エリアスの住む家の近くにある教会の神父です。実は教会上層部からの指示で、エリアスを監視している監視者ですが、エリアスとの付き合いは長く、エリアスにも好意的で友好的な関係のようです。エリアスが人間の男性の姿になる際は、サイモンをモデルに変身しているため、雰囲気が似た姿になります。

ミハイル・レンフレッド/CV:日野聡

学院(カレッジ)から来た魔術師で、魔法使い嫌いで有名な男性です。過去のカルタフィルスとの事件が原因で、左目に傷があり、左腕を失っています。魔法使いを嫌ってエリアスと衝突するものの、ストリートチルドレンだったアリスを弟子として扱い、チセを見守る優しさも持っています。

アリス/CV:田村睦心

アリス・スウェーンは、魔術師ミハイル・レンフレッドの弟子で、元々は麻薬中毒のストリートチルドレンという過去を持っています。男勝りな外見をしていますが女性で、麻薬中毒から救ってくれたミハイル・レンフレッドを師匠と呼び慕っています。魔法使いを目指すチセとも打ち解け合い、学院篇でも同級生として登場します。

カルタフィルス (ヨセフ)/CV:村瀬歩

魔術師の間では「彷徨えるユダヤ人」として呼ばれる存在で、不死の呪いを持つ身に苦しみながら、実験と称して暗躍します。自らの目的のためにはどんな犠牲もいとわない、他者を顧みない性格をしており、居合わせた人を躊躇なく殺害したり、チセを脅迫したり、レンフレッドの左腕もカルタフィルスによって奪われています。

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魔法使いの嫁の漫画を読んだ人の感想や評価を紹介!

魔法使いの嫁は、原作の漫画版から入ってアニメを見ているファンと、アニメを見てから面白いから原作漫画を買い求めるファン、アニメの世界観だけを評価して見ているなど、さまざまなファンがいます。それでは実際に魔法使いの嫁の漫画を読んだ人の感想や評価をご紹介いたします。

魔法使いの嫁の漫画の感想「面白い派」

魔法使いの嫁は、なによりその「世界観が好き」という感想や「広がっていく世界観が面白い」という評価が高い作品です。かつて子どものころあこがれていた、絵本や物語の中の魔法使いと似たものを感じるという感想も見られました。

生まれながらの体質により、家族から十分な愛情を受けずに育ったチセの気持ちの変化に共感し、物語に深く入り込むことができるという感想もあります。

雰囲気と世界観が好み。だが主人公が嫌なうじうじの仕方で少し苛つく場面がある。不幸な自分が周りに愛されるというのは典型的な少女漫画要素ではある。けれど見ているうちに漫画の独特な雰囲気は主人公が醸し出しているということに気づいて好きになる作品。

チセの気持ちに共感して物語に感情移入できるという感想もあれば、逆にチセが暗い、設定が重い、テンプレートすぎるという意見もあるようです。しかし、テンプレの設定ながらも、物語の持つ独特な雰囲気によってより味わい深くなるという評価もありました。

魔法使いの嫁は、よくある魔法漫画のような派手な魔法が次々登場する話ではありません。静かにモノローグから入り、絵と雰囲気で世界観を説明していくような作風に、評価をしているファンもいるようです。単行本1~2巻の序盤であっても、すでにその独特の雰囲気の虜になっているファンは多くいます。

また、魔法使いの嫁のアニメ放送を見てから、原作を読み始めたというファンもいます。アニメで美しく再現された世界観は、原作のモノクロの静止画で見てもまた味わい深いようです。

魔法使いの嫁は、とにかく派手な魔法が繰り出されるわけではなく、魔法や精霊、隣人たちの歴史など、裏付けされた情報での説明シーンが多く登場します。イギリスのファンタジー小説の影響を受け、作品の舞台や設定には数多くの伝承や伝説の生物が多く登場するのです。物語の端々で語られる蘊蓄が、魔法使いの嫁の世界観をより壮大なものに広げていると評価されています。

魔法使いの嫁の漫画の感想「つまらない派」

魔法使いの嫁の原作の静かな雰囲気と世界観を面白いと評価する人もいれば、「つまらない」との感想も見られます。不幸な設定故の、主人公チセの性格が後ろ向きすぎて共感できない、うじうじしている姿が見ててイライラするという感想が多く見られました。

ファンタジーが好きな中学生女子の願望が詰め込まれた作品という印象。
誰もがこうされたい、こうなりたいが詰め込めるだけ詰め込まれてはいるが
中身は空っぽ。絵は綺麗なのは認めるが何故人気なのかわからない。

こちらは内容がテンプレートすぎるという感想です。不幸な生い立ちの少女が特別な存在に見いだされ、実は自分も特別な存在で、まわりに愛され救われていくという流れは、まさに王道設定というべき展開です。

王道なりにいいものもあるのですが、その詳細の説明が足りないという感想です。設定は別として、作画事体はとても綺麗で、「絵は綺麗」という評価もよく見られました。魔法や隣人、様々な事情により不幸だった登場人物とチセが出会うことで、救いという化学反応が起こる「魔法使いの嫁」ですが、その過程の描き方が「説教くさい」という評価も見られました。少女漫画故のご都合展開を言及する感想も見られました。

元々原作者がイギリスの人気小説の影響を受けているだけあり、ハリー・ポッターシリーズを彷彿とさせるシーンも数多く見られます。10巻から始まる学院編は、ハリー・ポッターに登場するホグワーツ魔法学校と同じ印象を受けるという感想のファンもいるようです。同じ魔法学校だけに、学院で講師が魔法について説明するシーンは、ハリー・ポッターの授業風景と全く同じに見えてしまうかもしれません。

魔法使いの嫁のアニメ版を観た人の感想や評価を紹介!

魔法使いの嫁は原作ファンがアニメを見るだけでなく、アニメ版から入ってその魅力を評価するファンも多くいます。ここからはアニメ版を見た人の「面白い」との感想や、「つまらない」の評価のコメントなどをご紹介いたします。

魔法使いの嫁のアニメ版の感想「面白い派」

魔法使いの嫁アニメ版の第1話で、その魅力に取りつかれたという感想も多くあります。人が幸せになったり、成長していく姿は思わず応援したくなるというものです。主人公チセが自分とは相容れなかった世界に触れ、新しい世界に受け入れられて不幸な生い立ちを乗り越えていく未来に、共感が得られるという評価のようです。

また、序盤は派手な魔法や展開があるわけではなく、淡々とした雰囲気を全体から醸し出しているのも魔法使いの嫁の人気の特徴です。「丁寧に淡々と話が進んでいく、落ち着いた展開が好み」だという感想も見られました。魔法を使うことがテーマではなく、魔法の世界全体を丁寧に描いているこの作品に評価が集まっています。

チセは不幸な生い立ちから自棄になって自らの意志で売りに出してしまうことで、エリアスと出会うのですが、そのチセの気持ちに共感できるファンの感想です。人が信じられず、他のものに希望を委ねるチセの行動は、共感できる人と、逆に理解ができないという感想も見られました。

ストーリーだけでなく、アニメの演出や声に対して評価する声もあります。エリアス役の竹内良太さんは、低くて深みのある声が魅力の声優さんです。ゲーム「エルシャダイ」のルシフェル役でブレイクし、銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅のアーダルベルト役や、アンゴルモア元寇合戦記の火垂役などを担当しています。

魔法使いの嫁のアニメ版の感想「つまらない派」

魔法使いの嫁のアニメ版を見て、つまらないという評価のコメントの1つです。魔法使いの嫁という作品事体のまとう雰囲気が合わない、という感想は、他の感想サイトでもいくつか見られました。

雰囲気だけのアニメ
話はあんまりおもしろくないし、なんかすかすかっていう表現がしっくりくるアニメ

魔法使いの嫁の淡々と進むストーリーを好む人もいれば、アップダウンのないストーリーは合わないという評価を下す人もいるようです。

平々凡々
面白さで言うならば中間だけれども、騒がれている割にはつまらない。

話題になったのでアニメを見てみたところ、面白いけれど、そこまで話題になるほどではないのでは、という感想の1つです。話題になっている作品は、期待して見ると、期待が大きすぎて「つまらないわけではないけれどそこまで面白いってわけでも…」と感じることは往々にあることです。

原作は最高なのにアニメはテンポが悪すぎる! 本当にもったいない…ギャグコマとかも切り替えが唐突だし、バランスが取れてないように見えてしまう

こちらは原作ファンの方の感想です。原作の間の取り方がアニメでは生かし切れていないと、アニメ版の構成について問題視する評価のようです。

OPは雰囲気有ったのに見たら夏目友人帳の劣化版だった。

魔法使いの嫁のオープニング曲、JUNNAの歌う「Here」は、序盤のチセの孤独な心情を表現していると評価の高い曲です。比較されている夏目友人帳も、あやかしの見える不幸な生い立ちの高校生が、田舎に引き取られ、あやかしとの交流で得難いものを得て癒されていくストーリーです。

アニメを一通り見た人の感想で「世界観は面白いけど期待はずれ」というコメントもありました。世界観はしっかりとしているけれど、主人公が消極的で魅力を感じないという評価です。「少女漫画らしい」「ご都合主義すぎる」という感想に同意するコメントも見られました。

それに対しては「夜の愛し仔(スレイ・ベガ)という、魔法の適性の高さがご都合主義に見えてしまうのでは」「これまでの生きてきた環境を考えれば、消極的なチセも無理はない」と擁護する意見もありました。

また否定的な感想には「ご都合主義」に関しても同意が多く集まりましたが、同時に「先読みできない展開でないと楽しめないという人には、この物語は最初から合っていないのでは?」という意見もありました。

結局どうしたいのかが原作も含めて解らない。エリアスがちょっとキャラ的に頼りなくてキャラクターを増やしすぎ…何か嫁なのかも解らなかった

壮大な物語についていけず、方向性が読めないという感想です。魔法や妖精の設定や神話の引用が多いので、世界観の演出には役立っているのですが、読む側の理解も必要な作品なのかもしれません。登場人物もそれぞれ謎が明かされていないことが多いので、視聴者にはそれが説明不足だと物足りなく思う点もあります。

一方、美術としては評価しているけれど、内容が薄いという感想もあります。「過去の人気作の良いとこ取りをしているだけで、設定・考察が甘い」という意見です。主人公の生い立ちや設定、ピンチの時は必ず何かの救済が入るなど、少女漫画的な王道を行くが故に、そういった展開を望まない人にとってはオリジナリティがないと感じる方もいるでしょう。

魔法使いの嫁の映画「星待つひと」を観た人の感想や評価を紹介!

2017年のアニメ放送前にヤマザキコレ原案のオリジナルアニメが制作されました。それが「魔法使いの嫁 星待つひと」です。本編の前日譚に当たるストーリーで、前・中・後編に分かれています。単行本第6・7・8巻の特装版DVDとして封入された作品で、期間限定でイベント上映されました。

アニメ放送前ということで、前評判の高い「魔法使いの嫁 星待つひと:前篇」でしたが、その構成にネットでは大炎上が起こったのです。前評判が高すぎたこともありましたが、なんと映画50分のうち1/3がメイキング映像で、本編はエンドロールも含めてたったの30分という内容でした。アニメの世界観が見事表現されていると楽しみにするファンもいながら、消化不良のような終わり方には賛否両論だったようです。

上映時間は関係なく、上映された内容を評価する声です。すでに原作を読んでいる人にとっては、共感しやすいストーリーのようです。

魔法使いの嫁のアニメで評価の高い、音楽と世界観への感想です。魔法使いの嫁本編でも、隣人たちはそれぞれの理由や特性から、不完全な幸せで生きています。完全なハッピーエンドではないもの悲しさに、思わず引き込まれるという感想のファンも多くいます。

こちらは、作品の映像の美しさを評価する感想です。ジブリほど牧歌的でもなく、ディズニーほどエンターテインメントではない、その間を行く作品という評価です。「人を選ぶ作品」と考えられている点も、感想が「面白い」「つまらない」を二分する理由の一つのようです。

映画館で映画のメイキングやるのはアカンくない?

こちらは前篇公開後の感想です。魔法使いの嫁の映画を楽しみたくて見に行ったファンにとっては、映画本編が短く、メイキングが入っていて肩透かしと感じる人も少なからずいたようです。

肝心のアニメの内容も音楽や作画は悪くありませんが、まず原作を知らない人には意味不明な作品の流れですし、そもそも30分だけの上映なので、ストーリーも導入部で終了。

魔法使いの嫁の前日譚に当たる作品のため、原作を読んでいない人にとっては細かい設定や独特な世界観がわからず不親切すぎるという感想です。期間限定のイベント上映という形をとって公開されたのは、メイキング映像や構成の理由からではないかという推測もありました。

魔法使いの嫁の感想まとめ!

魔法使いの嫁のアニメと原作、映画の感想・評価をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?その世界観や独特な言い回し、王道を行く展開を「面白い」と評価する人もいれば、先の展開の読めない話や、メリハリやテンポあるストーリーを求める人には「物足りない」「ご都合主義」と感じてしまうこともあるようです。

原作では新章「学院篇」がスタートし、舞台を英国田園から魔法学院へと移しての新しい展開が始まりました。これからの展開が、少女漫画のご都合主義と言われるか、新しい切り口と評価されるか、これからも魔法使いの嫁から目が離せません。

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