2018年09月17日公開
2018年09月17日更新
魔法使いの嫁の主人公・チセとスレイ・ベガの正体を考察!左腕の呪いは解ける?
2017年にアニメ化されて話題となった「魔法使いの嫁」。この記事では、そんな魔法使いの嫁の主人公であるチセと謎に包まれたスレイ・ベガの正体について徹底考察していきます!また、魔法使いの嫁のチセの左腕の呪いについても徹底考察していきます!チセの左腕の呪いは無事に解けるのか?チセとエリアスはどうなってしまうのか?魔法使いの嫁のファンの方も、まだ見たことないという方も必見です!
目次
魔法使いの嫁の主人公チセとスレイ・ベガの正体を考察!
2017年にアニメ化されて話題となった「魔法使いの嫁」。この記事では、そんな魔法使いの嫁の主人公であるチセと謎に包まれたスレイ・ベガの正体について徹底考察していきます!また、チセの左腕の呪いについても徹底考察していきます!チセの左腕の呪いは無事に解けるのか?チセとエリアスはどうなってしまうのか?魔法使いの嫁のファンの方も、まだ見たことないという方も必見です!
魔法使いの嫁とは?アニメも紹介!
では、まずは「魔法使いの嫁」について簡単に紹介していきます!魔法使いの嫁は、原作者ヤマザキコレの描いた漫画で、「月刊コミックブレイド」で連載中の大人気コミックです。ドラマCD化から始まり、2017年にはTVアニメ化も果たし大きな話題になりました。
魔法使いの嫁は、生まれつき普通の人間には見えないものが見えてそうしたものが寄ってくる体質だった主人公チセの物語です。そうした体質から人間社会に馴染めず一人っきりだったチセは自暴自棄になり、謎の怪しい男に誘われるままイギリスの闇オークションに出品されることになります。
そこで、チセを高値で買ったのはエリアスという魔法使いでした。そして、ここから数奇な運命を背負ったチセと、エリアスという奇妙な魔法使いの奇妙な共同生活が始まるのです。
魔法使いの嫁の主人公!チセはどんなキャラ?
では、まずは魔法使いの嫁の主人公であるチセがどんなキャラなのかを紹介していきます!スレイ・ベガとして数奇な人生を歩むチセの人柄や知られざる過去、エリアスとの関係にも迫っていきます!
チセの過去とは?
魔法使いの嫁の主人公であるチセは生まれつき「スレイ・ベガ」と呼ばれる特異体質で、普通の人間には見えないものが見える体質でした。チセのこの体質は母親譲りのものでした。チセの母親も、チセほどはっきりと見えるわけではありませんでしたが「怖いもの」が見えてしまうことに悩まされていました。また、逆にチセの父親はそうした怖いものを寄せ付けない体質だったので、うまく均衡は保たれていたのです。
しかし、ある日チセの父親は弟を連れて家から出て行ってしまいます。そして、これまで保たれてきた均衡が崩れ、家に残されたチセと母親は今まで以上に「怖いもの」に悩まされるようになります。ついには、チセの母親はそんな生活に耐えられなくなり、チセを殺して自分も死のうとします。しかしチセを殺すことはできず「あんたなんか生まなきゃよかった!」という言葉を遺して自殺してしまいます。
チセはその後、親戚中をたらいまわしにされ自身も死に惹かれるようになります。そんな時に、チセの前に非公式オークションの「セス・ノエル」という男が現れます。セス・ノエルは死に惹かれるチセに「あなたを欲しいと思う誰かにあなたを預けてみませんか?」と言葉巧みにチセを誘います。
エリアスとチセの関係とは?
魔法使いの嫁はチセがセス・ノエルの誘いに乗って契約書にサインをし、オークションに出品されるところから物語が始まります。チセは「スレイ・ベガ」と呼ばれる希少な存在のようで、オークション会場は大いに盛り上がり、チセの値段はどんどん吊り上っていきます。そして、ついにチセの値段が500万ポンドまで上がった瞬間チセの買い手が決まりました。
500万ポンドは日本円でいうと8億円以上だそうです。そんなとてつもなく高額なお金を出してチセを落札したのは、なんとエリアス・エインズワースという骸骨のような恐ろしい姿をした魔法使いだったのです。あまりにも恐ろしい姿をしたエリアスですが、チセは幼い頃からそういった異形の存在に慣れていたせいかさほど驚いた様子はありません。エリアスは落札したチセを連れて魔法の力で一瞬で自宅まで移動します。
エリアスがチセをオークションで落札したのは「魔法使いの弟子」としてチセに自身の魔法を教えるためでした。またエリアスは何も持たないチセに、安心して眠れる場所や食事など人間として普通に生活できる環境を用意してくれました。オークションで売られた時点で、もう人間としての生活は望めないと思っていたチセにとって、この環境はこのうえない環境でした。
そして、実はエリアスにはチセを買った目的がもう一つありました。それがチセを「魔法使いの嫁」として受け入れ本当の「家族」になるというものでした。エリアスがどういうつもりでチセを嫁にしたいと思ったのかはわかりませんが、おそらくエリアスの過去にそのあたりの理由が隠されているのではないかと考えられます。
魔法使いの嫁のチセとスレイ・ベガの正体を考察!
スレイ・ベガは妖精にとって女王蜂のようなもの?
では、ここからは魔法使いの嫁の重要なキーポイントとなる「スレイ・ベガ(夜の愛し仔)」について考察していきます!ここまでで何度か「スレイ・ベガ」について触れてきましたが、実のところ魔法使いの嫁の「スレイ・ベガ」とは一体何なのでしょうか?
スレイ・ベガについてはエリアスを始めとした様々な人物が魔法使いの嫁の作中で言及しています。まずは、エリアスの説明からスレイ・ベガの正体について探っていきます。魔法使いの嫁1巻で、エリアスはスレイ・ベガについて「妖精にとって女王蜂みたいなもの」だと説明しています。たしかにスレイ・ベガは妖精にとって特別なものであるらしくどんな妖精も好意的に寄ってくるようです。
しかし、人間とは全く異なった価値観で行動する妖精たちの好意が必ずしも人間にとって良い方向に働くとは限りません。場合によっては良くない方向に働くこともありますが、魔法を使うものにとっては「妖精に好かれる」ということは大きな価値のあるものであり魔法使いとしてこれほど適任はいないようです。ただ、なぜスレイ・ベガが妖精に好かれるのかという点については未だ謎に包まれたままです。
スレイ・ベガは魔力を無尽蔵に生み出すことができる?
魔法使いの嫁の1巻のアンジェリカの工房でエリアスはスレイ・ベガについて「魔力を吸収する大きなスポンジみたいなもの」だと言及していました。スポンジみたいなものだという例えはつまり、スレイ・ベガは周りの力を吸収して魔力として体の中に貯めることに長けているということです。周りの力から魔力を生み出すのでスレイ・ベガは無尽蔵に魔力を生み出すことが可能です。
スレイ・ベガの寿命は?
前項でスレイ・ベガは無尽蔵に魔力を生み出すことができると述べましたが、実はその一方でスレイ・ベガには欠点もあるのです。その欠点についてエリアスはチセに隠していたようですが、魔法使いの嫁2巻でスレンフレッドとアリスがそのことについて何も知らされていないチセに教えることになります。実は、スレイ・ベガは無尽蔵に魔力を生み出すことができる一方で非常に短命だという欠点があったのです。
というのも、スレイ・ベガは無尽蔵に魔力を生み出すことができますが、その魔力を蓄える体自体は普通の人間とさして変わらないのです。そのため、膨大な魔力に自身の体が耐えられずに普通の人間よりも寿命が非常に短くなってしまうということなのです。もちろんチセも例外ではなく、体に負荷がかかっていました。
そのことを最初から危惧していたエリアスは、だからこそチセに魔力を抑える指輪をプレゼントしたのです。それでも、チセの寿命はあと3年ほどだといわれています。この危機をエリアスとチセはどのように乗り越えるのでしょうか?その性質故に不幸な人生を歩むことになるスレイ・ベガですが、チセとエリアスの幸せを願うファンの声が多くあがっています。
魔法使いの嫁のチセの左腕の呪いは解ける?
ここからは、魔法使いの嫁のチセの左腕の呪いについて考察していきます!魔法使いの嫁のチセの左腕の呪いは無事に解けるのか?エリアスの奮闘にも注目です!
左腕の呪いとは?
まずは、そもそもチセの左腕の呪いとは何なのか?というところから考察していきます!チセの左腕の呪いは、魔法使いの嫁8巻でドラゴンのヒナが競売にかけられ、それを助ける際のハプニングによって受けてしまいました。チセは暴走したドラゴンを鎮めるためにドラゴンの魔力を吸収することで落ち着けました。それによってチセはドラゴンの呪いを左腕に受けてしまうのです。
では、チセが左腕に受けたそのドラゴンの呪いとは一体何なのでしょうか?それについてはリンデルが詳しく説明しています。ドラゴンの呪いとは言っても、ドラゴンに悪意があってかけられたわけではないようです。ただドラゴンには高値で取引されるほど強大な力があり、その暴走を落ち着けるためにチセが体に取り込んだことでチセの体がその強大な力に蝕まれているということなのです。
このままでは、チセの命が危ないということで何とか呪いを解く方法はないかと考えるエリアスやリンデルですが、呪いをかけたドラゴン自身にも呪いを解く力はなく他に良い方法も思いつきませんでした。もちろんこのまま安静にしていても、左腕の呪いはチセの命を蝕み続けます。チセはエリアスたちを残して死ぬなんて嫌だと、生きたいと強く望みました。しかし、状況は絶望的です。
左腕の呪いを解く方法とは?
竜の管理人であるリンデルさえもわからなかった左腕の呪いを解く方法ですが、エリアスの必死の捜索でついにその方法が見つかります。しかし、その方法はあまりおすすめできるものではありませんでした。チセの左腕の呪いを解く方法は3つありました。1つ目は、呪いをかけたドラゴンの息の根を止めること。そして、2つ目は大地にドラゴンの呪いを移す方法でした。
この2つの方法は、大きな犠牲が伴い現実的にも厳しいもので断念する他ありませんでした。しかし、残る最後の一つの方法にエリアスの心は大きく揺り動かされたのです。魔女会議で誰ひとりとして口にしなかったその方法とは「他の人間にドラゴンの呪いを移してしまう方法」でした。この方法を取れば、被害を最小限に抑えられチセも助けることができますが、呪いを移された人間は死んでしまいます。
エリアスと人間の価値観の違い
エリアスは、「他の人間を犠牲にしてチセを助ける方法」を取ることを迷いませんでした。そして、チセの左腕の呪いを移す人間としてチセの唯一の友達であるステラを利用することに決めたのです。もちろんエリアスも、友達を犠牲にしてまで生きることをチセが望まないであろうことを知っていました。
しかし、それでもエリアスはチセに自分のために生きていてほしいと願うのです。以前、妖精王が言っていました。「チセが大切なら、逃げ出さないように家から出してはいけないよ」このように、エリアスの考え方は限りなく妖精王のそれと近いものであったようです。
チセの左腕の呪いとカルタフィフスの呪い
しかし、結局エリアスの画策は成功しませんでした。チセは、エリアスの企みに薄々感づいていて先手を打っていたのです。そして、エリアスがステラを犠牲にしようとしていたことを知ったチセはエリアスとの距離を置き、ステラ(実は中身はカルタフィフス)の元へと駆けていきます。そして、チセはカルタフィフスの策略に嵌り連れ去られてしまうのです。
カルタフィフスにも、ある思惑がありました。というのも、カルタフィフス自身も「死ねない呪い」に悩まされていたのです。死ねない呪いにより、彼は2000年以上も死ねないまま彷徨い続けているのです。そこで、カルタフィフスは、チセの竜の呪い(死へと誘う呪い)と自身の死ねない呪いを中和することで呪いを解くことを画策していたのです。この提案にチセも同意します。
すぐにでも竜の腕が欲しいカルタフィフスでしたが、拒絶反応を恐れてまずはお互いの眼球を交換することにしました。チセはあまりにも酷い痛みに悶絶しますが、眼球の交換は成功しチセの竜の呪いは緩和されました。そして、丁度そこへタイミングよくエリアスたちが救出に現れチセを襲おうとしていたカルタフィフスを捕まえることに成功しました。
そして、目を覚ましたチセとエリアスはお互いの悪かったところを認めあい、和解します。チセは「これからはあなたの隣で一緒に歩いてもいいですか」と言い、エリアスに指輪を渡します。これで、二人は晴れて本当の「夫婦」となったのです。
魔法使いの嫁の主人公チセとスレイ・ベガの正体について考察まとめ!
さて、ここまで魔法使いの嫁の主人公チセとスレイ・ベガの正体について考察してきました。また、チセの左腕の呪いについても考察しました。チセの左腕の呪いは魔法使いの嫁9巻で一件落着し、困難を乗り越えたエリアスとチセは晴れて本当の「夫婦」になることができました。そして、魔法使いの嫁の新章ではいよいよ「学院篇」が幕を開けます。
お互いの存在によって少しずつ変わりつつあるチセとエリアス。そんな二人のこれからの活躍にも大きな期待が高まると魔法使いの嫁のファンの間で話題となっています。そこで、これからも魔法使いの嫁の今後の展開に注目していきましょう!