【よう実】クラスポイントのシステムを解説！各クラスの順位や変動の推移は？

「ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）」は、2015年からKADOKAWAのMF文庫Jにて刊行されている人気ライトノベルです。原作者は衣笠彰梧先生、イラスト担当はトモセシュンサク先生で、2020年1月からは2年生編が描かれています。そして、1年生編では本編11巻と短編3巻の全14巻が既刊となっており、2年生編では本編10巻と短編2巻の合わせて12巻（2023年12月時点）が刊行されています。

さらに「ようこそ実力至上主義の教室へ」は、コミカライズ版やスピンオフも発表されており、テレビアニメ化もされています。特に、テレビアニメ第1期と第2期はそれぞれ2017年と2022年に放送され、2024年1月から第3期が放送される予定です。

完全実力主義の高度育成高等学校は、進学も就職も約100％の実績を誇り、クラス単位で獲得したポイントを競います。そして、それに伴い、クラスの順位が変動し、卒業時に最も成績の良いクラスの生徒の将来が約束される一方で、成績が最も悪い生徒は退学になるという厳しい制度がありました。その高校で綾小路清隆は問題児ぞろいのDクラスに入れられますが、彼は水面下で実力を発揮しながら、様々な問題を解決していきます。

「ようこそ実力至上主義の教室」のクラスポイントとは、クラス全体に与えられたポイントであり、入学時に各クラスに1000ポイントずつ付与されていました。クラスポイントは特別試験や行事ごとに増減し、高度育成高等学校での立場に大きく影響します。さらに、クラスポイントを最も多く保有するクラスはAクラスとなります。

そして、Aクラスのまま卒業すれば、国からの全面的なバックアップを受け、自分が希望する進路に行くことができます。そのため、どのクラスもAクラスを目指し、行事ごとに激しい戦いを展開するのです。

「ようこそ実力至上主義の教室」のプライベートポイントとは、個人に与えられるポイントで、クラスポイントや個人の査定、試験や学校行事での成績によって決まります。高度育成高等学校ではSシステムという制度を採用しており、生徒たちは学生証に貯まっているプライベートポイントを使い、校内の施設で自由に買い物することができます。

「ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）」の坂柳クラスのクラスポイントの推移をみていくと、1年生の5月時点で960ポイント、中間テストでは1004ポイントに増加しています。そして、無人島試験ではさらに1124ポイントに増加しますが、船上試験では924ポイント、体育祭ではさらに874ポイントまでダウンしています。

その後、ペーパーシャッフルでは971ポイント、混合合宿では1001ポイント、選抜種目試験では1119ポイントと順調に増えていきました。そして、1・2年合同ペア試験で1169ポイントとなり、2年生の無人島試験では1206ポイントまで増加します。その後、2年生の体育祭では1056ポイント、文化祭で1201ポイントと変動し、総合筆記テストでは1200ポイントとなっています。

よう実の坂柳クラスのクラスポイントの推移をみていくと、このように1年生の5月時点から2年生の12月時点で、240ポイント増加しています。そして、クラスの順位の変動をみていくと、1年生の5月時点でAクラス、2年生の12月時点でもAクラスと、常にAクラスを維持しています。

よう実の堀北クラスのクラスポイントの推移をみていくと、1年生の5月時点で0ポイントまで減った後、中間テストでは87ポイントと増え、無人島試験では312ポイントと一気にアップしました。それから、船上試験では362ポイントと増加しますが、体育祭では262ポイント、そしてペーパーシャッフルで362ポイントと変動します。

さらに、混合合宿では377ポイントとアップしますが、選抜種目試験では275ポイント、そして1・2年合同ペア試験で283ポイントと変動しています。その後、2年生の無人島試験で583ポイント、2年生の体育祭で866ポイント、文化祭で966ポイント、総合筆記テストでは1035ポイントと順調に増加していきます。

よう実の堀北クラスのクラスポイントの推移をみていくと、このように1年生の5月時点から2年生の12月時点で、1035ポイント増加しています。そして、クラスの順位の変動をみていくと、1年生の5月時点でDクラスでしたが、2年生の12月時点ではBクラスになっています。

よう実の龍園クラスのクラスポイントの推移をみていくと、1年生の5月時点で490ポイント、中間テストでは微増して492ポイントとなりますが、無人島試験では変わらず492ポイントでした。そして、船上試験では642ポイントまでアップしますが、体育祭で542ポイントと減少し、ペーパーシャッフルではさらに342ポイントに減ってしまいました。

その後、混合合宿で318ポイントとまたもダウンしますが、選抜種目試験では508ポイントと増加し、1・2年合同ペア試験ではさらに540ポイントにまで増えています。さらに、2年生の無人島試験では変わらず540ポイント、2年生の体育祭では640ポイントにアップしました。それから、文化祭では740ポイントと増えましたが、総合筆記テストでは634ポイントに減りました。

よう実の龍園クラスのクラスポイントの推移をみていくと、このように1年生の5月時点から2年生の12月時点で、144ポイント増加しています。クラスの順位の変動をみていくと、1年生の5月時点でCクラスでしたが、2年生の12月時点ではDクラスになっています。

よう実の一之瀬クラスのクラスポイントの推移をみていくと、1年生の5月時点で650ポイントで、中間テストでは663ポイントに増え、無人島試験では803ポイントとさらに増加しました。しかし、船上試験では変わらず803ポイント、体育祭では753ポイントに減り、ペーパーシャッフルではさらに653ポイントにダウンしました。

それから、混合合宿では640ポイント、選抜種目試験で550ポイント、1・2年合同ペア試験では542ポイントと、どんどん減少していきました。その後、2年生の無人島試験で575ポイントに増やし、2年生の体育祭ではさらに625ポイントと増加します。そして、文化祭では675ポイントとまたもアップし、総合筆記テストでは705ポイントまで増やしました。

よう実の一之瀬クラスのクラスポイントの推移をみていくと、このように1年生の5月時点から2年生の12月時点で、55ポイント増加しています。そして、クラスの順位の変動をみていくと、1年生の5月時点でBクラスでしたが、2年生の12月時点ではCクラスになっています。

「ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）」におけるクラス移動とは、自分が現在所属しているクラスから、同じ学年の別のクラスに所属を変更することです。クラス移動を実行する生徒は、自分の希望するクラスに移ることが可能です。

クラス移動のメリットとして、Aクラスで卒業できる可能性が高くなるという点が挙げられています。よう実の高度育成高校では、Aクラスで卒業した生徒は国からの全面的なバックアップを受け、自分が希望する進路に行くことができるという制度があります。1学年にクラスはＡ～Dまであり、保有ポイントによってクラスの順位が変わります。

そして、Aクラスとは、最も多くのポイントを保有しているクラスのことです。そのため、卒業する直前にクラス移動を行い、Aクラスに所属を移すことができれば、Aクラスの卒業時の特典を受けることも可能となります。

上記のように、メリットの大きいクラス移動ですが、それを行うためには下記のいずれか2つの方法を使い、クラス移動の権利を得る必要があります。1つ目は学校側に2000万プライベートポイントを支払う方法です。こちらはポイントさえ貯めることができれば、いつでも使用可能となっています。

もう1つは、クラス移動チケットを使用する方法です。ただし、クラス移動チケットは、使用できる時期に制限があります。このように、上記のいずれかの方法を使用すれば、自分の希望するクラスに移動することが可能です。

次に、クラス移動のための2000万プライベートポイントを貯める方法を、いくつかみていきます。まず、クラスポイントの獲得に協力することで、自身が獲得するプライベートポイントを増やす方法についてです。プライベートポイントは、クラスポイントをもとに与えられる額が決まっています。そして、プライベートポイントはクラスポイントに100を掛けた値となっています。

つまり、クラスポイントの獲得に協力することが、自身の獲得できるプライベートポイントの増加につながるのです。また、クラスポイントは学校行事があるたびに各学年4クラスで順位を競い、獲得します。そして、1位のクラスは150ポイント加算され、2位のクラスは50ポイント増やされます。そして、3位のクラスはポイントの増減なしで、4位のクラスは150ポイント減らされます。

このように、行事で上位になったクラスのポイントは増えますが、最下位になったクラスはポイントが減るのです。つまり、最下位になったクラスの生徒は、与えられるプライベートポイントも減ってしまいます。そして、行事ごとに勝ち続けているクラスの保有するポイントは増加していきますが、負け続けているクラスのクラスポイントは0になる可能性もあるのです。

もしクラスポイントが0になった場合は、毎月与えられるプライベートポイントも0となってしまいます。そのため、各クラスは行事ごとに少しでも上位に入るため、激しい戦いを展開していきます。さらに、特別試験や行事では、非常に高額のプライベートポイントが個々に与えられることもあります。

実際、高円寺六助は2年生編の無人島試験において1位となり、300クラスポイントの他に100万プライベートポイントを獲得しました。その活躍により、自身のプライベートポイントを100万増やしただけでなく、クラスメイトのプライベートポイントも毎月3万ずつ増えました。

しかし、クラスポイントを増やすだけで、2000万プライベートポイントを貯めるのはなかなか難しいと言われています。そのため、高円寺六助のように行事などで活躍し、高額なプライベートポイントの獲得を目指す方が得策だと考えられています。さらに、生徒同士でプライベートポイントを取引することもできます。作中では一ノ瀬帆波が、入学当初からすでに200万以上の高額なプライベートポイントを保有していました。

実はこれは一ノ瀬帆波がクラスメイトから信頼され、他の生徒のプライベートポイントを預かっていたからです。このように、プライベートポイントを他の生徒に譲渡することも可能なのです。さらに、龍園翔は取引によって2000万ポイントを獲得し、それでAクラスの葛城康平をクラス移動させたことがありました。このように、取引によって2000万プライベートポイントを獲得し、クラス移動させることも可能となっています。

もう1つのクラス移動の方法であるクラス移動チケットは、よう実の2年生編6巻にて初めて登場しました。このときのクラス移動チケットは、2年生の体育祭で1位になった生徒に与えると発表されました、しかし、クラスを移動できる時期が2学期中のみという制限があり、200万プライベートポイントとどちらか一方を選ぶ方式になっていました。

2000万という高額のプライベートポイントを貯めるよりは、難易度の低い方法だと言われています。そして、クラス移動チケットが原作で登場したのは、現時点でこの1回のみですが、今後も行事のたびに登場するのではないかと予想されています。

2年生の2学期の体育祭で、初めてクラス移動チケットが登場しましたが、このときはクラス移動チケットを獲得した生徒がいませんでした。そのため、よう実の2年生編の6巻の時点では、クラス移動チケットを使ったキャラがおらず、使い方も明らかにされていません。ただ、クラス移動チケットを使うと学校側に伝えれば、そのままクラス移動が可能なのではないかと予想されています。

「ようこそ実力至上主義の教室へ」の1巻を読み、クラスポイントやプライベートポイントなど、よう実独自の設定がこれからストーリーにどのように関わってくるのか楽しみだという感想となっています。

よう実の主人公である綾小路清隆の行動から、卒業のタイミングで4クラスすべてのクラスポイントを同じにしようとしているように思える、という感想となっています。

今後描かれるであろう、よう実の最後の試験に関して、4クラスすべてのクラスポイントが均衡するのではないかと予想されています。または、綾小路清隆が所属するクラスが、どこかのクラスと競り合う展開になる可能性も考えられています。

以上、人気ライトノベル「ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）」におけるクラスポイントや、プライベートポイントについて解説してきました。さらに、各クラスのクラスポイントの推移やクラス順位の変動を紹介してきました。そして、1年生の5月時点から2年生の12月時点までに、坂柳クラスは240ポイント増加し、Aクラスを維持していることが分かりました。

さらに、堀北クラスは1035ポイント増加し、DクラスからBクラスになったことが分かりました。そして、龍園クラスは144ポイント増加し、CクラスからDクラスになったことが分かりました。また、一之瀬クラスは55ポイント増加し、BクラスからCクラスになったことが分かりました。また、よう実のクラス移動とは、どのような仕組みで、どのようなメリットがあるのかなども考察してきました。