【黙示録の四騎士】トリスタンはメリオダスとエリザベスの子！強さ・魔力や性別は？

黙示録の四騎士の重要なキャラクターとして登場するのがトリスタンです。この記事ではそのようなトリスタンについて、ネタバレありでまとめて紹介していきます。

トリスタンが活躍する黙示録の四騎士は、2012年から2020年まで週刊少年マガジンで連載した『七つの大罪』の正統続編として、2021年から連載されている鈴木央先生の冒険活劇漫画です。七つの大罪の最後のエピソードであった聖戦の集結から16年後の世界を舞台にした物語です。完全に世界観を共有しており、七つの大罪から引き続き登場するキャラクターも多くなっています。

七つの大罪の人気をしっかりと引き継ぎ、高い人気を獲得した黙示録の四騎士は、メディアミックス展開も積極的に行われています。2023年にはアニメ化も行われ2クールでの放送が行われています。

神の指に住む少年パーシバルは、祖父のバルギスと共に平和に生活を送っていました。しかし、突如帰ってきた実の父親、イロンシッドにバルギスを殺されてしまいます。パーシバルは、バルギスが殺された理由を知るため、イロンシッドが忠誠を誓うアーサー・ペンドラゴンを倒すべく、旅に出ることを決めるのでした。

トリスタンは、黙示録の四騎士、及び前作である七つの大罪にも登場していたキャラクターです。白い長髪とオッドアイを持っている少年です。黙示録の四騎士登場時には16歳になっていました。主要なキャラクターということもあり、明らかになっているプロフィールも多いです。身長は175cmで体重は60kg、血液型はAB型で、誕生日は5月2日になっています。出身はリネオス王国となっています。

トリスタンは非常に正義感が強い性格をしています。ただ天然な部分も持ち合わせており、七つの大罪登場時には父を『パパ上』、母を『ママ上』と呼んでいましたが、今でも時折この呼び方をしてしまい、矯正しきれていなかったりします。カリスマ性も持っており、直属の部下である『トリスタン隊』を率いるリーダーにもなっています。またマザコンの気質も持ち合わせています。

トリスタンの父親は、七つの大罪で主人公を務めたメリオダスです。七つの大罪では作中でも5本指に入る実力を誇っており、真正面からメリオダスに勝ったキャラクターはかなり限定されるほどになっています。飄々とした性格をしており、父親となった後もそれは変わらなかったようで、トリスタンに七つの大罪の適当な話を聞かせて誤解させたりしていました。

トリスタンの母親は、七つの大罪のヒロインであり、リオネス王国第3王女のエリザベスです。容姿端麗で、スタイル抜群な上に、心優しい淑女です。同時に気丈な一面も持ち合わせ、時に無謀とも言える行動を取って周囲を驚かせることもあります。母親となった後は、優しい面が強く出すぎて過保護気味になっており、トリスタンがマザコン気質と言われる要因にもなっています。

トリスタンの祖父として登場したのが、リオネス王国十一代国王のバルトラです。未来予知の魔力を持ち合わせたキャラクターです。黙示録の四騎士では、既にかなり衰弱していますが、『黙示録の四騎士』の出現を予言するなどしました。

トリスタンの叔父とも言える存在が、魔神王ゼルドリスです。メリオダスの弟であり、魔神王直属精鋭部隊<十戒>の一人でもあります。黙示録の四騎士にも魔神王として既に登場しており、トリスタンの味方として戦うことになるのではないか、と考察されています。

トリスタンは見た目は、容姿端麗な母親の血を色濃く反映しており、さらに髪も長髪であるためかなり中性的な見た目をしています。体格が小柄な影響もあって性別が分かりにくく、女性と言われることも多いですが、トリスタンはれっきとした男の子であることが明らかになっています。リオネス王国でも王子として扱われているのです。トリスタンの正義感の強さは王族故の責任感も関係しているのです。

トリスタンは、父親であるメリオダス由来の魔神族の闇の魔力と、母親であるエリザベス由来の聖なる力を持ち合わせています。闇の魔力は、メラスキュラとの戦いで覚醒し、これまで以上に強力な魔力や技を使用することができますが、制御を失うと暴走してしまうというリスクを孕んだ力になっています。戦いの中で覚醒した力ということもあり、2023年12月現在、まだ魔力の詳細や個別の技についてはほとんど明らかになっていません。

覚醒する形だった闇の魔力と異なり、メインで使用していたのが、母親のエリザベスから受け継いだ女神族由良の魔力や技です。ここからは、トリスタンが黙示録の四騎士で使用した女神族由来の技をまとめて紹介していきます。

対魔神族に対して特効効果を持つのが『ティンクル・スター（星の瞬き）』です。十字状の巨大な光で相手を攻撃することができます。

回復技として使用しているのが『ヒールスター（癒しの星）』です。傷や怪我を回復させることができ、同時に複数人に使用することもできます。

エンチャント系の技として使用されるのが『エンチャント・ヘヴンズ・ライトニング（付与・天上の光）』です。剣に十字状の光をまとわせることで、魔神族や混沌に対して特効効果を付与できます。

おそらくエンチャント・ヘヴンズ・ライトニングを応用した技とされているのが『スターブレイカー（星砕剣）』です。2本の剣にエンチャント・ヘヴンズ・ライトニングだと思われる十字状の光を纏わせ、連撃を繰り出す技になっています。

エリザベスの使用した技でトリスタンも使用する技も存在します。その技の1つが『アーク（聖櫃）』です。女神族の奥義と呼べる技で、光の粒子で相手を分解してしまう技になっています。

光弾を操る技として使用されたのが『フォーリング・スター（流星群）』です。名前の通り流星群のように無数の光弾を相手にぶつける技になっています。

エリザベスの使用技の1つを受け継いだのが『セイント・コート（聖者の外套）』です。自分や他者に魔の力を跳ね除ける光の外套を着せることができます。初登場はエリザベスが劇場版で使用した技で、エリザベスから教わったと思われる技になっています。エリザベスは最低でも1週間は持たせることができますが、トリスタンは6時間程しか維持することができません。

元々はメリオダスの魔神族の魔力を使うことができなかったトリスタン。その代わりに、トリスタンはメリオダスから、フルカウンターを教授されたので、フルカウンターも使用することができます。メリオダスと同じく、魔力を打ち返すことが可能になっています。性能はメリオダスと同じなので物理攻撃などは返せませんが、何かを振るうことで、相手の魔力を打ち消すことなどができます。

トリスタンの父親がメリオダスということもあり、魔神化するかどうかが気になるという声も多くありました。結論からいうと、トリスタンも黙示録の四騎士において魔神化を行っています。何故か叔父である魔神王に近い見た目の魔神化になっていたりします。やはり魔神化ということでその強さは圧倒的で、魔神化した際に戦っていたメラスキュラを圧倒するほどの強さを発揮しています。

トリスタンは、七つの大罪の主人公であるメリオダスとヒロインのエリザベスの子供ということもあり、七つの大罪の時点で登場していました。とはいえ、登場したのは最終回のみでした。メリオダスに適当なことを言われて七つの大罪に対して大きな誤解をしていましたが、ゴウゼルに冒険譚を見せてもらったことで、偉大さに感動する姿を見せていました。ちなみに七つの大罪時点では、10歳でした。

黙示録の四騎士では、16歳になったトリスタンが登場します。カウェインをリオネス王城に連れ帰った後に、パーシバル達に合流しました。以降も、パーシバルと常に行動を共にするわけではなく、それぞれに行動しつつ、協力する時は協力するという形での登場になっています。

アニメ黙示録の四騎士においてトリスタン役の声優を担当したのが村瀬歩さんです。2011年にデビューすると2012年にはメインキャラクターを演じ、2014年には主演を務めるなど順調にステップアップしていっています。地声が高いのが特徴で、5歳児などを演じることもできる一方で、低音ボイスなどを出すこともでき、幅広いキャラクターを演じることができます。その声質は、女性が演じているように感じると言われるほどになっています。

村瀬歩さんがこれまでに演じてきたキャラクターとしては、『将国のアルタイル』のマフムート役、『ハイキュー』の日向翔陽役、『ダイヤのA』の由井薫役、『コードギアス復活のルルーシュ』のシャリオ役、『暗殺教室』の法田勇治役、『ワールドトリガー』のレギンデッツ役、『鬼滅の刃』の小鉄役、『出会って5秒でバトル』の白柳啓役、『バクテン!!』の月雪ましろ役などを演じています。

ここからは既に黙示録の四騎士を視聴した人の、トリスタンに関しての感想をネタバレありでまとめて紹介していきます。トリスタンは見た目が母親のエリザベス似ということもあり、性別に関して言及される感想も非常に多くなっています。そもそも黙示録の四騎士で初めてトリスタンを見たという人は性別を女性だと勘違いした人も多数いた程になっているのです。

作者の鈴木央先生もそこを理解しているためか、単行本のおまけなどでも、性別に関するネタを扱うこともあるほどになっています。黙示録の四騎士にはトリスタン以外にもいわゆる『性別が迷子』と言われるキャラクターが複数いるので、今後も性別ネタが扱われる機会は少なくないと考えられています。

トリスタンの強さについても気になるという感想が多いです。黙示録の四騎士は七つの大罪の続編なので、どうしても対比されますが、七つの大罪でも屈指の強さを誇ったメリオダスとエリザベスの子供ということで、よほどハイスペックになることを予想されたためです。特にトリスタンの場合、両親から引き継いだ形で見せられる力が色々あるだけに、どんなキャラクターになるのか気になると言われていました。

その中でも特に気になると言われていたのが、魔神化です。魔神化でどこまでの強さになるのか、魔神化での見た目がどうなるのかなども含めて気になると言われていました。魔神化にはもちろん暴走のリスクもあるので、そこも含めてどのように扱われるのかが気になるとされていたのです。

実際に魔神化した際には、その見た目からまるでエリザベスが魔神化したような雰囲気を帯びることになりました。強さはもちろんながらもビジュアル面も予想以上のカッコよさだったとする声が多く見られる結果になったのです。

黙示録の四騎士のトリスタンは、母親のエリザベス似の見た目から性別は女性なのではないか？と勘違いされるほど容姿端麗なキャラクターです。とはいえその強さは、メリオダス譲りなところもあり、黙示録の四騎士作中でも相応の強さを発揮しています。元々はエリザベスの使う女神族の魔力を使用していましたが、覚醒する形で、メリオダスの由来の闇の魔力も使えるようになりました。

黙示録の四騎士の主人公のパーシバルとは別行動も多いとはいえ、関わる機会も多く、共に共闘する機会も多いキャラクターになっています。今後も主要なキャラクターの1人として活躍すると思われるので、今後もトリスタンの活躍にも注目しながら黙示録の四騎士を視聴してみましょう。