【黙示録の四騎士】ナシエンスの性別や正体を考察！キングとディアンヌの子供？

パーシバル一行が木霊の谷で出会ったナシエンス。立派な薬師を目指すべく勉強に励む一方、周囲を顧みない危険な実験が玉にキズなキャラでしょう。一方、ファンからはキングとディアンヌの子供ではと考察され、その正体は多くの謎に包まれています。以下では、「黙示録の四騎士」のナシエンス性別や正体について考察しました。その他、キングとディアンヌの子供説の真相、性格や魔力などもまとめました。

2021年から「週刊マガジン」で連載されている「黙示録の四騎士」は、鈴木央先生によるファンタジー作品です。単行本は、2023年10月時点で計14巻が刊行されています。

「七つの大罪」の正統続編にあたり、新主人公・パーシバルの冒険を描いた「黙示録の四騎士」。物語は、聖戦の終結から16年後を舞台とし、世界を揺るがす新たな戦いを描いています。

聖戦の終結後、ブリタニア大陸に束の間の平和が訪れるも、アーサー王側の予言をきっかけに世界は再び混乱に陥ります。自身を滅ぼす予言の騎士を根絶やしにしようと、彼らの行方を探すアーサー王。その脅威は辺境の地に暮らすパーシバルにも降りかかります。祖父を亡くした後、地上に降りたパーシバル。旅先で自身が黙示録の四騎士であることを聞かされ、未知なる世界へ突入します。

「黙示録の四騎士」の主要キャラであり、パーシバルの仲間であるナシエンス。プロフィールは、11月11日生まれの16歳、身長は163cm、体重は47kgです。木霊の谷に暮らす薬師であり、やや危険な実験を行うことから「凶器の薬師（マッドハーバリエスト）」と呼ばれています。また、パーシバル一行が遭遇した木霊の谷の動植物の凶暴化は、ナシエンスの実験が原因とされています。

初登場時は、木霊の谷の動植物を実験体にして森を混乱させるなど、危険な雰囲気を漂わせていたナシエンス。捨て子だったという過去から、彼の両親は誰なのか、どのような理由で捨て子にされたのか気になるでしょう。一部ではキングとディアンヌの子供とも予想されるも、現時点では憶測にすぎません。以下では、「黙示録の四騎士」のナシエンスの性別や正体、キングとディアンヌ説が浮上した両親について考察しました。

一部で女性説も浮上したナシエンスですが、キャラデザを見る限り、性別は男性と断定できるでしょう。また、ナシエンスのファッションも男性的であり、白のコートと帽子、青いＹシャツでカッコよく決めています。このように、外見上は明らかな男性ですが、「黙示録の四騎士」では男装した女性キャラも登場しています。この一例も、ナシエンスの性別は女性とも考えられる一因となったでしょう。

ナシエンスの性別が女性と言われる理由は、女性的な仕草が見られることです。一人称は「オレ」と男性的に振舞っているものの、時折、女性と思わせる振る舞いをみせています。また、ナシエンスの容姿は中性的とも捉えられ、性別が女性でもおかしくないでしょう。一方、作中では、ナシエンスが性転換の毒を取り込むシーンがあったものの、特に変化がなかったことも女性的を強めています。

もしかしたら、ナシエンスの性別をあえてぼかして描いた可能性も考えられます。果たして、ナシエンスの性別は男・女のどちらなのでしょうか。一部では、お風呂のシーンでパーシバル達と入ることをためらっていたことも、女性説の根拠に挙げられています。しかし、同性でも一緒に温泉に入ることをためらってしまう方もいます。ナシエンスが一緒にお風呂に入らなかった理由も、そのような事情があったもしれません。

老薬師オルドと共に、木霊の谷で生活をしてきたナシエンス。彼にとって初めてできた友達がパーシバルでした。作中では、パーシバルに対して特別な気持ちを抱いている素振りを見せる描写があり、パーシバルのことが好きとも考察されました。一方、ナシエンスのパーシバルへの反応は、友情という感情への戸惑いとも捉えられます。

育った環境の影響もあり、今まで友達を作る経験がなかったナシエンス。パーシバルから本当の友達だと言われて戸惑いを見せつつ、心の中では照れているでしょう。

ナシエンスの出自は、木霊の谷にて薬師オルドに拾われた、いわゆる捨て子でした。そのため、彼の両親の正体は誰か、どのような経緯で捨て子にされたのかは不明です。両親が子供を育てられないやむを得ない事情があったと推測されます。一方、ナシエンスの両親の正体は、七つの大罪のメンバーに関係する人物と考察されるでしょう。

「黙示録の四騎士」では、メリオダスとエリザベス、バンの息子がそれぞれ登場するも、キングとディアンヌの子供は未登場となっています。2人の子供は、前作「七つの大罪」の最終回にて存在が明かされるも、名前は伏せられたままでした。もしかしたら、2人の子供の正体はナシエンスと予想されています。しかし、両者に親子関係があった場合、なぜ、ナシエンスを捨て子にしたのか疑問が生じます。

キングとディアンヌの性格上、子供を手放すような真似をすることは考えにくいです。また、ナシエンスが2人の子供だった場合、両親の血筋を受け継いでいるはずです。しかし、ナシエンスには妖精族と巨人族の特性は見られません。そのため、両者の親子関係は否定的な見方が強いでしょう。

初登場時は、自分の実験のために木霊の谷の生き物を利用するなど、非常に危ないキャラとして描かれたナシエンス。パーシバル一行に加わった後も、危険な実験こそ止めなかったものの、仲間との友情など新たな感情を芽生えさせています。以下では、「黙示録の四騎士」のナシエンスの性格を紹介します。その他、人間では珍しい魔力を秘めた、ナシエンスの魔力もまとめました。

初登場時は、木霊の谷の動植物を実験体にするなど、残虐非道とも捉えかねない過激な行動が目立ったナシエンス。かなり危険な人物と思いきや、根は真面目で賢い性格と評されています。捨て子だった自分を育ててくれたオルドの影響から、自身の薬師の道に進んだナシエンス。オルドのように立派な薬師になろうと、勉強や研究に明け暮れていました。

夢に向かって突き進み、そのための努力を惜しまないナシエンス。しかし、時には行き過ぎた行動を取ることもあります。作中では、パーシバルに命を落としかねない実験薬を飲ませようとした場面もありました。何かに夢中になると周りが見えなくなる性格ともいえるでしょう。

人間でありながら、特殊な能力を持つナシエンスの魔力は、体内に取り込んだ毒の抗体を作り、さらに毒を生みだすものです。これらは調毒（ミクス・ベノム）とも呼ばれ、体内の毒を自在に操り、合成することが可能な魔力です。毒は、武器にまとうことで攻撃力を上げたり、霧状に噴射することで広範囲に毒をまくことができます。場面に応じて自在に変化できる、応用力の高い魔力でしょう。

ヘンドリクセンによると、調毒（ミクス・ベノム）は、妖精族に多くみられる魔力であり、人間は稀であることが判明しています。毒を自由自在に操れる魔力を持ったナシエンス。彼の正体は何者なのか、謎が深まるばかりでしょう。一方、毒の魔力から、ナシエンスは正体は毒にまつわる種族との繋がりも考えられます。

初登場時から独特の雰囲気を醸したナシエンスは、「黙示録の四騎士」の人気キャラでもあり、アニメ化をきっかけにさらなる注目を集めています。原作はもちろん、アニメ版での活躍にも期待が高まっているでしょう。以下では、「黙示録の四騎士」のナシエンスの声優・島田愛野さんのプロフィールを紹介します。

「黙示録の四騎士」のナシエンスの声優・島田愛野さんは、東京都出身、Rush style所属の声優です。2010年代から声優活動を行っており、海外作品の吹き替えを中心にアニメやゲーム作品にも出演しています。

声優・島田愛野さんの主な出演作品は、アニメ「カッコウの花嫁」海野凪と宗助の幼少期役、「IDOLY PRIDE」看護師役、「本好きの下剋上」カイ役、ゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」ビターグラッセ役等です。海外作品では、映画「ジュラシックワールド/炎の国」「ジョナサン-ふたつの顔の男-」「シンデレラ」「トレイン・ミッション」等です。

木霊の谷を旅立った後も薬師としての勉強や研究を続けており、真面目で賢い性格からパーシバル一行のブレーン的存在でもあるナシエンス。時には仲間を実験台にする危険な一面も見られます。一方で、初めてできた友達としての交流も、ナシエンスの心情に大きな影響を与えたでしょう。以下では、「黙示録の四騎士」のナシエンスに関する感想や評価を紹介します。

中性的なキャラデザから、性別は女性とも考察されるナシエンス。SNSでは、ナシエンスがかわいいとの声が多く寄せられ、主人公・パーシバルと共に高い人気を誇っています。最初こそ危険人物のように描かれるも、一行に加わってからは良き友であり仲間となったナシエンス。薬師の危険な実験こそ続いているものの、パーシバル達との旅を通じて心情に大きな変化がもたらされたでしょう。

一人称は「オレ」で、男性キャラとして認識できるナシエンス。一方、男装した女性キャラの登場や、ナシエンスの性別をぼかすような描写から、彼の性別は女性とも推測されています。また、作中ではナシエンスが女性であることを示唆するような描写もあり、女性説を深めています。しかし、女性説を決定づけるシーンはないため、ナシエンスの女性説は憶測にすぎず、性別を示唆する描写が知りたいとの声も見られます。

恩師であり、育ての親であるオルドのもとで育てられたナシエンス。パーシバル一行との出会いが、彼の運命を大きく変えたでしょう。初登場時は危険な雰囲気を漂わせつつも、根は真面目なナシエンス。性格のギャップの激しさも彼の魅力となっています。また、アニメ版ではパーシバル一行に加わるシーンでの返事が良いとの感想も見られ、ナシエンスの真剣な気持ちが込められているでしょう。

第2部への期待が高まる中、多くの読者に衝撃を与えたパーシバルの正体。ファンの中には、ナシエンスの方が先に明かされるとも予想されていました。パーシバル一行にてもっともミステリアスなキャラであり、両親の正体はもちろん、性別も曖昧にされているナシエンス。SNSでは、人間以外の種族ではとの意見も見られます。このままストーリー面が重視されて、ナシエンスの正体がうやむやになってほしくないとの声も見られます。

「黙示録の四騎士」のアニメでも圧倒的な存在感を放ち、女性ファンを中心に人気を集めたナシエンス。パーシバルへの特別な気持ちだけでなく、謎多き正体も気になる魅力的なキャラクターです。また、アニメファンからは、「黙示録の四騎士」のアニメにて、ナシエンスの新しい表情を探すことも楽しみになっているとの感想が寄せられています。原作だけでなく、アニメでもナシエンスの人気は高まっています。

「黙示録の四騎士」のナシエンスといえば、性別や両親の正体など、多くの謎を秘めたキャラというイメージも強いでしょう。第1部の終盤ではパーシバルの正体が明かされ、次なナシエンスの番とも予想されています。一方、ナシエンスは現時点では種族不明とされており、人間ではない説が有力視されています。ナシエンスの種族が判明すれば、彼の正体はもちろん、捨て子にされたいきさつも推測できるでしょう。

キングとディアンヌの子供は、前作において生まれたことが示唆されたものの、「黙示録の四騎士」では未登場となっています。また、名前も明かされていない点から、2人の子供はナシエンスではとの考察も浮上しました。しかし、2人の性格から子供を手放すことは考えにくく、否定的な見方もされています。一方で、子供を手放さなければならない事件が起きたとも考えられ、キングとディアンヌの現在も気になるでしょう。

「黙示録の四騎士」のナシエンスの正体や性別、キングとディアンヌの子供説、性格や魔力などを紹介しました。摂取した毒の抗体をつくるなど、人間離れした魔力を秘めたナシエンス。捨て子だったという生い立ちから、ナシエンスの正体は多くの謎を秘めています。一部では、七つの大罪との繋がりも考察されるも、果たして真相はどうなのでしょうか。ミステリアスな要素の多さも、ナシエンスの魅力でしょう。