【GANTZ】ぬらりひょんの強さが異常？岡との激闘や弱点・最後の倒し方は？

この記事では、『GANTZ（ガンツ）』の大阪編に登場するラスボスのぬらりひょんを特集します。これから、異常な強さが話題となったぬらりひょんと岡八郎との激戦や、彼の弱点、そして最後の倒し方などについて考察していきますが、まずはその前に『GANTZ（ガンツ）』の作品情報をお届けしましょう。最初に『GANTZ（ガンツ）』の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと続きます。

『GANTZ』（ガンツ）は、日本の漫画家・奥浩哉の代表作として知られる作品です。2000年7月に集英社の「週刊ヤングジャンプ」31号で連載がスタートし、2006年からは隔週での掲載を経て、2013年29号まで連載は続きました。シリーズの累計発行部数は、2021年4月までに2400万部を超えています。

この作品は、テレビアニメ化（2004年）をはじめ、実写映画化（2011年）、フル3DCGアニメーション映画化（2016年）、舞台化（2018年1月）と様々なメディアにて作品が制作されました。

ある日、高校1年生の玄野計は地下鉄のホームで小学時代の親友・加藤勝に再会します。加藤と玄野は線路に落ちた酔っ払いを見つけて助けようとしますが、やって来た電車に轢かれてしまいました。次の瞬間、二人はマンションの一室にいました。そこには同じように死んだ人々が集められており、部屋の中央には大きな黒い球、ガンツがありました。彼らは理由もわからず星人を倒すように指示され、別の場所へと転送されていきました。

ここからは、この記事のメインテーマである『GANTZ』（ガンツ）のぬらりひょんの話題に移ります。ぬらりひょんは、大きな禿頭と常に羽織っている着物が特徴の小柄な老人です。しかし、その実態は、妖怪の宇宙人のボスであり、大阪を大勢の妖怪共々無差別に襲撃しました。

ぬらりひょんは、負傷するたびに体型を自在に変え、また増殖・分裂する能力を持っています。その能力を駆使して様々な生物に変身しガンツチームを苦しめていました。尤も負傷していなくても自分の意志で体型を変えることも可能なようです。ところが、驚異的な生命力と高い再生能力を持ちながらも、「意識の外からの攻撃」つまり不意打ちを受けると再生が極端に遅くなるという弱点もあります。

最初は、再生する際には元のぬらりひょんの特徴がしっかり残っていて、本来の姿に似た形に戻ることもあったのですが、次第に原型をとどめないようになっていきました。傷つき再生するたびにパワーアップして形態が変わり、ぬらりひょんの特徴が次第に失われていったのです。

ぬらりひょんは、妖怪や宇宙人のボスであると説明しましたが、妖怪や宇宙人に対して仲間意識はあまり持っていないようです。第三形態では、筋骨隆々の長身の男性のような姿で、全裸で禿げています。目から光線を放つ能力を持っていましたが、花紀京の攻撃で首を切り落とされながらも目を閉じずに光線を放ち続け、高校生の眼鏡に首を持たれて武器として使われました。そして、多くの妖怪や宇宙人の手下を葬り去ったのです。

大阪メンバーの主力、室谷信雄とスキンヘッドの島木は、ビルの上で不気味な三体の妖怪を発見しました。ぬらりひょん、天狗、そして犬神でした。彼らは道頓堀で妖怪たちを集めようとしていたのですが、そこに過去100点を2回獲得している花紀京が加わります。花紀は敵星人討伐時のスコアを分析する装置を持ち、ぬらりひょんたちのスコアを調べます。

ぬらりひょんのスコアが100点だと分かった花紀は、銃でぬらりひょんを狙い撃ち、首を切り落とします。しかし、ぬらりひょんの目から放たれた光線に当たり、花紀はそのまま命を落としてしまいます。花紀と一緒にいた眼鏡の青年は、天狗と犬神に追われますが、ぬらりひょんの首を抱えて逃げ出そうとします。すると、偶然近くにいた加藤が眼鏡の青年と鉢合わせになり、天狗と犬神に襲われピンチに陥ります。

ここで、今後重要な役割を果たすことになる加藤について改めて解説しておきましょう。加藤勝は『GANTZ』（ガンツ）におけるもう一人の主役ともいうべきキャラクターで、西深角工業高校の一年生です。ぬらりひょんが関わる「大阪編」では玄野に代わって主人公を務めます。玄野計とは小学校時代からの親友で、仲間たちの間でヒーロー的存在だった玄野に憧れています。

当時から加藤は玄野を「計ちゃん」と呼んで慕っていました。外見は玄野とは異なります。身長は190cmほどもあり、髪型はオールバックにしています。見かけはヤンキーですが、正義感に溢れ、心根の優しい少年と評されています。人柄は温厚で、星人であっても殺生を嫌い、その慈悲深さから周囲から偽善者と批判されることもあります。

加藤は自分に自信がなく、臆病な一面が目立ちますが、正義感からくる勇気で怯えを抑え、果敢に行動します。勉強は苦手ですが、驚くほどの身体能力があり喧嘩ではとんでもない強さを発揮します。ミッションではリーダー的存在としてチームをまとめています。加藤がピンチに陥った時、大阪メンバーの主力である室谷や島木、桑原がすぐさま駆けつけてきました。

三人は天狗と犬神に先制攻撃を仕掛けますが、一撃で倒せる相手ではありません。それどころか、何度攻撃しても立ち上がる天狗や犬神に対し、三人も徐々に危機感を抱くようになります。室谷が辛うじて天狗を撃退しますが、反撃を受けて戦闘不能になりました。その後、島木がなんとか犬神を倒すのですが、安堵する間もなく、首を元通りにつないだぬらりひょんが現れます。

『GANTZ』（ガンツ）大阪編に登場するぬらりひょんは、妖艶な笑みを浮かべる、100点星人のラスボスです。足裏で触れたものを溶かす能力を持っています。形態が変わる度に攻撃方法や速度、身体能力などが変化し、対処が極めて困難です。さらに、肉片一つ残らないように消し去る必要があり、その強さは異常です。

ぬらりひょんは、性別を変えたり分身を作ったり、それを組み合わせて巨大な人間に変化するなど、変身を繰り返していました。しかし、後半の変身ではグロテスクな姿が目立ち、人間の姿を残さない変貌を遂げていました。特に印象深いのは、最終形態ではないでしょうか？その最終形態では、頭が頭蓋骨だけになり、体は筋肉だらけの人体模型のような姿に変化しています。

この形態であの岡八郎を倒しました。岡は大阪チーム最強として知られる人物です。いかに100点星人とは言え、こうした実力者をいとも容易く倒してしまうのですから、まさに異常な強さと言えるでしょう。大阪編では、ぬらりひょんに対抗して島木と桑原が攻撃しますが、ぬらりひょんが巨大な女性の姿に変身し、島木を飲み込み死亡させます。桑原は一命を取り留めますが、手足を切り落とされて戦闘不能になります。

残された加藤はぬらりひょんに立ち向かいますが、その異常な強さを前に苦戦します。窮地に立たされたその時、隠れていた西が登場し、ぬらりひょんに致命的な一撃を与えました。ところが、一度は倒れたぬらりひょんでしたが、獣のような姿に変貌し再び立ち上がりました。東京メンバーも窮地に立たされる中、ここで大阪メンバーの岡が登場しました。

ここからは、ぬらりひょんと岡の激闘とその結果について解説していきます。しかし、その解説に入る前に、岡のプロフィールを説明しておきましょう。フルネームを岡八郎というこの男は、大阪ガンツメンバーの中でも最強を誇り、パーマのかかった黒髪と浅黒い肌、そして長身で凛々しい顔立ちをしています。過去に七度も100点をクリアし、単独で100点星人を倒したこともあります。

また、巨大ロボットや飛行ユニット、Zガンを所有し、ハードスーツを身に纏って戦います。その実力は、桑原といった強者に「どうせ岡がなんとかしてくれる」と言わしめるほどでした。彼は最強クラスの力を持ちながらも、戦況をじっくりと見極める慎重な一面を持ち合わせています。ぬらりひょんとの戦いでは、彼の弱点を鋭く見抜くなど、優れた洞察力を示しました。

さて、ここからは、いよいよぬらりひょんと岡の激闘の解説になります。岡は通常のGANTZスーツとは異なる大型の装備を纏い、ぬらりひょんと互角の戦いを展開しました。しかし、徐々に岡の余裕が失われ、ぬらりひょんを打ち倒せないと悟ると、「やはり意識の外からの攻撃か…」という意味深な言葉を残し、その場を去ってしまいます。

大阪メンバーのエースがいなくなり、東京メンバーの風がぬらりひょんと対峙することになりました。風は激しい戦いを繰り広げますが、ぬらりひょんには及ばず、致命傷を負います。その後、さらなる変貌を遂げたぬらりひょんは、骸骨のような姿となってその場を去りました。しばらくして戻ってきたぬらりひょんは、何と岡の上半身だけを抱えていました。

頼みの綱である岡がやられて皆が絶望する中、その後もぬらりひょんの手にかかり、仲間たちが倒されていきます。絶体絶命の中、ふとした瞬間にぬらりひょんの背後からヴァンパイアの氷川が現れ、ぬらりひょんを断ち切ります。岡が残した『意識の外からの攻撃（不意打ち）』が成功したのです。ぬらりひょんは氷川に反撃しますが、氷川は素早い動きで攻撃を避けていきます。

加藤は、ぬらりひょんの弱点である「不意打ち」を見抜き、氷川の集中力が高まっている隙を見てさらなる攻撃を行い、ぬらりひょんに大きなダメージを与えました。加藤は致命傷を負いながらもぬらりひょんを退け、GANTZの転送が始まりました。これにより加藤は無事に生還することができました。

『GANTZ』（ガンツ）大阪編のラスボスで、向かうところ敵なしのぬらりひょんですが、彼にも弱点がありました。ぬらりひょんの弱点は、意識外からの攻撃、つまり不意打ちです。ぬらりひょんは驚異的な再生力を持ち、次々と形態を変化させます。肉片からでも再生してしまうため、不意打ちなどで全身を一度に破壊する必要があるのです。この弱点に一早く気づいたのは岡八郎で、弱点の情報は加藤による撃破につながりました。

異常な強さとか『GANTZ』史上最強との誉れの高いぬらりひょんですが、最後は加藤のZガンで倒されてしまいます。ぬらりひょんは、普通のダメージでは容易に回復し、さらに力を増幅するため、最後に彼を倒すには「意識外からの攻撃」で肉体を完全に消し去る必要があると言われています。

西丈一郎のZガンによる攻撃はその一例ですが、それでも彼は最後まで倒れませんでした。その理由は腕の一部が最後まで残っていたからで、ぬらりひょんはその小さな肉片から再生していたのです。東京チームは彼に対し打つ手なし状態でしたが、岡のおかげでついにその弱点に気づきます。

そして、氷川の奇襲と東京チームの「意識の外からの攻撃」により、ぬらりひょんの頭は遂に真っ二つになりました。その状態でも彼は氷川に光線を放ちましたが、氷川はそれをかわし、その隙に加藤のZガンの連続攻撃を受け、ついに肉片の一片も残さずに倒れ、最後には死亡したのです。

加藤をリーダーとするチームは、ついにぬらりひょんを撃破しました。加藤は見事に満点の100点を獲得し、その得点を使って玄野を蘇らせることに成功しました。仲間たちは玄野の復活を大いに喜び祝杯を上げます。

しかしその時、西は喜ぶ仲間たちに「カタストロフィ」について話し始めました。「カタストロフィ」とは、巨人たちによる世界中への同時攻撃、つまり地球への侵略戦争を意味します。皆が地球滅亡が迫っていることを悟る中、『GANTZ』（ガンツ）大阪編は終わりを告げ、最終章であるカタストロフィ編に突入することになりました。

ここからは、『GANTZ』大阪編のあらすじを紹介します。現実世界に戻った玄野は、ヴァンパイアの襲撃を受けて命を落としてしまいます。加藤勝らが玄野を救おうとする中、戦闘中に転送が開始され、大阪編のミッションが始まります。東京のメンバーたちは大阪に飛ばされ、街では妖怪のような星人が暴れ回っています。ろくろ首や座敷童、一つ目小僧などが姿を現しました。

大阪のメンバーは東京のチームよりもずっと経験豊富であり、未知の武器やバイクを使用しています。東京メンバーを「東京もん」と侮蔑し、見下しています。彼らに制止された東京メンバーは手持ち無沙汰で、加藤を含む正義感あふれるメンバーが一般市民を助けるために行動し始めます。この行動を見た大阪の山崎杏は加藤をバカにしますが、同時に少し興味を持ったようでもありました。

道頓堀では、星人のボスが妖怪たちをまとめていました。今回の星人ボスには、ぬらりひょんや天狗、犬神がおり、この中に100点の敵がいるとの情報もあります。過去に二度の100点を取得した花紀京は、ぬらりひょんが100点であることを突き止めます。そして、ぬらりひょんをガンで狙撃し首を切り落とすことに成功しますが、ぬらりひょんの目から放たれた光線によって頭部が破壊され死亡してしまいました。

同じ場にいたメガネをかけた高校生は、天狗と犬神に睨まれつつも、ぬらりひょんの首を持って暴走し、なんとか生き延びます。大阪メンバーの桑原、島木、室谷は、100点を手に入れようとボスに立ち向かいます。最初のターゲットは犬神で、苦戦しつつも、なんとか犬神を打倒することに成功します。

その次に現れたのは天狗でした。メンバーは彼をなんとか倒すことに成功しましたが、天狗は死に際に室谷を握りつぶしました。天狗と犬神を打ち倒した後、首を切り落とされたぬらりひょんがまだ残っていることに気付きます。しかし、時すでに遅く、ぬらりひょんは首を元通りにつないでしまいます。島木と桑原が攻撃を加えましたが、女性に姿を変えたぬらりひょんに飲み込まれ、吐き出された時には島木が倒れていました。

そこに100点を過去七回クリアした岡八郎が登場します。しかし、戦闘を始めたものの、「やはり意識の外からの攻撃か」という言葉を残して立ち去ってしまいました。しばらくして、ぬらりひょんが右手に上半身だけになった岡八郎を抱えて戻ってきました。最後の切り札もやられてしまい暗雲が立ち込めます。大阪メンバーの山崎が身体を破壊され、加藤も片足を失います。戦えるメンバーがほぼいなくなりました。

そんな中、バンパイアの氷川が現れ、ぬらりひょんを一刀両断しました。ようやく意識外からの攻撃が成功した瞬間でした。最後は加藤がぬらりひょんを撃破し、ミッションは達成されました。東京チームの主要メンバーは無事に生き延び、成功を喜び合いました。しかし、西が地球で核戦争が起きることを口にした後、次の日には驚くべき出来事が発生することになりました。

漫画『GANTZ（ガンツ）』の中でも１・２を争う人気の大阪編の見どころは、メインキャラクター、ぬらりひょんの強さにあると言えるでしょう。何度倒されても変身し復活する様子は圧倒的で、これまでの敵とは比べ物にならないほどの異常な強さを示し、加藤たちを絶望の淵へと追い込んでいきました。

岡が上半身だけで戻ってきた時の絶望は、加藤たちだけでなく、読者にも強烈な感情を伝える場面だったことでしょう。それに加え、最初は敵対していた氷川との連携も興味深いポイントです。氷川の存在がなければ、ぬらりひょんを打ち倒すことは絶対にできなかったからです。そのこともぬらりひょんの驚異的な強さを物語っていると言えるのではないでしょうか？

ここまで『GANTZ』（ガンツ）のぬらりひょん特集をお届けしてきましたが、最後にぬらりひょんに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するツイートでは、ぬらりひょんの弱点を日常の出来事に置き換えて考えています。ぬらりひょんが不意の攻撃に弱いように、不意に怒られると心のダメージが大きくなるそうです。

あるSF小説に登場する最強の怪物の姿をイメージしたところ、『GANTZ』のぬらりひょんの最終形態が思い浮かんだといいます。ぬらりひょんの最終形態は、「何をやっても勝てない感じ」を体現しているのだそうです。

最後に紹介するツイートも、「絶対に勝てる気がしない」キャラとしてぬらりひょんの最終形態を挙げています。それだけ映像のインパクトが強かったのかもしれません。

この記事では、「GANTZのぬらりひょんの強さが異常？」と題して、岡との激闘やぬらりひょんの弱点・最後の倒し方などについて考察してきました。

ぬらりひょんは、『GANTZ』の中でも最も高い人気を誇る「大阪編」の主要キャラクターであり、その強さは異常とまで言われています。足裏で触れたものを溶かす能力や様々なものに形態を変える能力を持っています。特筆すべきはその再生能力で、体を破壊されても小さな肉片が残っていればそこから再生・復活することが可能となります。

そんなぬらりひょんにも弱点がありました。弱点に気づいたのは岡八郎で、意識外からの攻撃、つまり不意打ちに弱かったのです。ヴァンパイアの氷川の奇襲と東京チームの「意識の外からの攻撃」によりぬらりひょんの頭は真っ二つになり、最後は加藤のZガンの連射で完全に体は破壊され、遂に死亡しました。