【GANTZ】和泉紫音の死亡シーンは？氷川（バンパイア）戦の結末や最後は？

この記事では、漫画『GANTZ』に登場するキャラクターの一人で、主人公・玄野計よりも前にガンツを体験していた和泉紫音を特集します。これから、氷川（バンパイア）戦の結末や最後の死亡シーンを中心に和泉の活躍を紹介していきますが、まずはその前に『GANTZ』の作品情報をお届けしましょう。最初に『GANTZ』の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと続きます。

『GANTZ』（ガンツ）は、奥浩哉による日本の漫画作品です。集英社の「週刊ヤングジャンプ」にて、2000年7月13日発売の31号から連載がスタートし、途中隔週での連載を経て、2013年29号まで連載は続きました。一方、2021年4月までに累計発行部数は2400万部を超えています。

また、メディア展開としては、2004年にテレビアニメが制作され、第1期ネギ星人篇・鈴木星人（田中星人）篇がフジテレビで、続く第2期仏像篇・玄野星人篇がAT-Xでそれぞれ放送されました。さらに、2011年には実写映画化、2016年にはフル3DCGアニメーション映画化され、2018年1月には舞台作品が上演されました。

高校生の玄野計は、地下鉄のホームで小学校時代の親友・加藤勝と再会しますが、その直後、二人はホームから転落した酔っ払いを助けようとして電車にはねられ死亡してしまいます。ところが、次の瞬間、二人が目覚めると、そこはマンションの一室でした。部屋の中央には大きな黒い球体「ガンツ」が鎮座し、彼らに星人をやっつけるよう指示を出します。やがて二人は、そこにいた死者たちと共に別の場所に転送されていきました。

和泉紫音は、『GANTZ（ガンツ）』の主人公・玄野計の高校に転入してきた転校生で、黒髪のロングヘアが特徴の男子生徒です。187cmと高身長で容姿端麗、さらには学業優秀で運動神経も抜群でした。転入するや否や、周りの生徒たちからは、欠点のない完璧さが評判となりました。

しかし、本人が言うには、男子校出身に加えて、兄弟も男ばかりの環境で育ったため、女性が大の苦手とのことです。クラスメートたちからは、親しみを込めて「和泉くん」と呼ばれています。

ここで、『GANTZ（ガンツ）』の和泉と氷川（バンパイア）との戦いとその結末について解説します。氷川とは、「ホストざむらい」というあだ名を持つ、金髪で美形の青年です。氷川は、吸血鬼のリーダー的存在で、高い戦闘能力を持っています。『GANTZ』の公式ファンブックGANTZ/MANUALでは、氷川は「吸血鬼」という記載に変わっており、氷川という固有名詞は初版でのみ使われているようです。

オニ星人との戦闘で大得点を挙げ、GANTZから解放された玄野に、フリーライターの菊地が接触してきました。菊地は自身の情報網を駆使し、GANTZの存在を突き止めて玄野にたどり着いたのです。しかし、当の玄野はGANTZの記憶を失っており、菊地の疑念を招くことになります。

菊地はGANTZに関する捜査を続行し、遂に以前玄野たちを襲った黒スーツの男たちのアジトを発見します。すぐさま潜入を試みましたが、発覚して捕らえられ、自らの命と引き換えにGANTZメンバーの個人情報を流してしまいました。その情報を元に、黒スーツの男たちはGANTZメンバーを襲撃しました。そして、やがて和泉のところにも刺客が現れます。和泉は、一般人を守りながら、黒スーツの男たちに敢然と立ち向かいました。

ここからは、和泉の結末、つまり最後の死亡シーンとなります。和泉は優れた身体能力を最大限に発揮して、黒スーツの敵を次々と倒していきます。しかし、数の上では圧倒的に有利な黒スーツの集団に徐々に追い詰められていきました。それでも和泉はボスクラスの敵たちも辛うじて倒し、最後に残ったのはリーダー格の敵だけとなりました。

ところがそこへ、和泉の愛するガールフレンド、涼子が姿を現します。それが、和泉の最後の死亡シーン、結末へとつながっていくのです。涼子を庇おうとして敵の攻撃を許してしまい、和泉は致命傷を負いました。和泉の闘いの結末は、涼子に看取られながら彼女の腕の中で息絶えるという死亡シーンになりました。

ある日のこと、玄野が数人の同級生に襲撃を受けました。玄野は一方的に殴られますが、GANTZスーツを身に着けており、攻撃はまったく効いていません。そこへ和泉がやってきて、「黒い球の部屋って知ってる？」と玄野に尋ねます。玄野は否定しますが、疑いを持った和泉は、玄野の家までついて行き家の中に入り込みました。

和泉は、ネットで黒い球のサイトを見つけます。そこにはGANTZのミッションと現実世界の事件の関連が示されていました。そのサイトで「くろのけい」という名前を見た和泉は、それが玄野のことでは？と考えます。さらに、玄野がGANTZスーツを着ているのではないかと推測した和泉は、玄野に服を脱ぐよう要求しました。玄野が困惑を示すと和泉は会話を切り上げましたが、二人の間に不穏な空気が漂う結末となりました。

玄野がチビ星人討伐に参加したことから事件は始まります。チビ星人たちは、玄野を執拗に追いかけ、ついには彼の通う高校にも現れました。多くの生徒が犠牲になる中、和泉はチビ星人と対峙します。

GANTZスーツを身に着けていない彼は、死と隣り合わせになりながらも、恐怖よりもスリルや興奮を感じ、笑みを浮かべて立ち向かいます。和泉は勇敢な戦いを見せましたが、結局は敗れてしまい、最終的には玄野がチビ星人を打ち倒す結末となりました。

チビ星人襲撃の数日後、和泉は夜中の学校に玄野を呼び出すと、自身は拳銃を手にして現れます。彼は自分がかつてGANTZの部屋の住人だったことや、襲撃以降「黒い球の部屋」に執着していたことを告白します。スポーツ・勉強ともに何でも容易くできる彼は、それゆえに退屈な日常を送っていることを明かします。

そして、GANTZの部屋が空想の産物ではないことを確かめるため、玄野を銃撃します。幸いGANTZスーツのおかげで玄野は無傷でした。それを見た和泉は部屋に戻る決意を固めます。彼がポケットから黒い球を取り出すと、それには「部屋に来たい人はできるだけ多くの人を連れてくるように」と書かれていました。この時、玄野は和泉の殺意を感じます。しかし、玄野は和泉を撃つことをためらい、2人はそのまま袂 を分かちました。

それから数日後、新宿で大虐殺事件が起こります。和泉が黒人に変装して街中で銃を乱射し、多くの死者を出したのです。風や坂田、桜井も超能力を使って立ち向かいますが全員殺されてしまいました。和泉は玄野の彼女・小島多恵を人質に取り、玄野にGANTZスーツ着用なしでの決闘を呼びかけます。激しい戦いの末、玄野が和泉を射殺し、最後に和泉はガンツの部屋に転送されました。

GANTZミッションにおいて、和泉は単独で星人を倒し、昔の記憶を少しずつ取り戻します。仲間たちも戦いに没頭し、和泉はボス星人と戦いますが苦戦を強いられます。玄野の力を借りて何とかボス星人を倒し、GANTZ転送が始まります。そこへ黒いスーツの男たちが現れ襲撃を仕掛けてきました。和泉は驚異的な能力で敵を撃退し、復帰後初のミッションを完了させました。

和泉は変装により新宿での大量殺人犯であることを知られておらず、ミッションのないときには普通の生活をしていました。ある時、玄野たちとダブルデートを楽しんでいましたが、黒いスーツの敵と再度対峙します。大勢の敵に包囲されるのですが、並外れた能力をいかんなく発揮した和泉は敵を全滅させました。

新しいGANTZミッションが始まり、チームは星人を倒していきます。しかし、ここで問題が発生します。玄野の彼女・小島多恵がミッションの行われる場所にいたのです。玄野が気づいて助け出したので大事には至りませんでしたが、小島多恵の写真にミッションのメンバーが映り込んでいました。

ミッション終了後、すぐに次のミッションが始まります。今回のターゲットは小島多恵で、やはり彼女が撮った写真が原因でした。玄野は動揺を隠せません。GANTZに自身を優先して転送するよう頼み、小島多恵の保護に向かいます。

他のメンバーも玄野に協力しますが、和泉たちはターゲットである多恵の殺害を目論みます。そのため仲間割れが起き、玄野と和泉が激しく対峙します。そして、激烈な攻防の末、和泉が小島多恵を斬り殺しミッションは終了しました。

愛する彼女を失い、玄野は悲しみに沈んだ日々を送ります。しかし、GANTZミッションで満点を取れば死者が生き返ることを思い出し、ミッションへの決意を新たにします。メンバー間の対立が残る中、新たなミッションが告げられ、玄野や和泉らはオニ星人と対決します。

今度のミッションでは敵の数がさらに増え、苦戦を強いられますがメンバーは敵を撃破します。ボスとの戦いでは、敵が強すぎて和泉のスーツは限界を迎えます。そこに玄野が加勢し、初めて二人は協力してボスに挑むことになりました。二人はギリギリの攻防をくぐり抜け、何とかボスを倒すことに成功しました。

ここで、舞台版『GANTZ』の和泉役のキャストを紹介します。『GANTZ』で和泉を演じたのは俳優の久保田悠来（くぼた・ゆうき）です。久保田悠来は、1981年6月15日生まれ・神奈川県平塚市出身の日本の俳優で、現在はジャパン・ミュージックエンターテインメント（イー・コンセプト）に所属し、演出家やモデルとしても活動しています。

2002年に原宿でスカウトされた久保田は、最初読者モデルとして芸能界デビューします。2007年に初舞台となる『switch』で主演を務め、2010年には映画『ガチンコ 喧嘩上等』で映画初主演を果たしました。

次に、舞台版『GANTZ』で和泉紫音を演じた俳優・久保田悠来の主な出演作品と演じたキャラを一覧で紹介します。

• 仮面ライダー鎧武/ガイム（呉島貴虎 / 仮面ライダー斬月 / 仮面ライダー斬月・真）
• 八王子ゾンビーズ（仁）
• ミステリと言う勿れ（犬堂甲矢）
• テッパチ!（大木隆之）

• 新宿スワンシリーズ（洋介）
• 映画 八王子ゾンビーズ（仁）
• トモダチゲーム 劇場版シリーズ（東條レン）

• switch（倉林春）
• 戦国BASARA（伊達政宗）
• 空の境界〜岡田以蔵異聞（岡田以蔵）
• エグジスタンス〜episode 0〜（ヒカル）
• 「BUTLER×BATTLER」激動の時を超えて〜聖夜の贈りもの〜（西片英介）
• 舞台仮面ライダー斬月-鎧武外伝-（呉島貴虎）
• PSYCHO-PASS サイコパス Chapter1―犯罪係数―（狡噛慎也）

ここまで『GANTZ』の和泉紫音特集をお届けしてきましたが、最後に和泉に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するのは、好きなキャラとしてGANTZ』の和泉を挙げているツイートからです。とりわけ和泉のストイックでなおかつスリルを求めて行動するところに惹かれたようです。

続いて紹介するのは、『GANTZ』を「SF&デスゲームものの金字塔」と評して絶賛するツイートです。見どころ満載で完ぺきに近い作品としながらも、唯一の取りこぼしが「和泉」なのだといいます。どのような点に不備があったのでしょうか？

最後に紹介するのは、『GANTZ』の和泉に憧れを持つ方のツイートからです。しかも単にあこがれるだけではなく、最後の死に様まで思い描いているようでした。

この記事では、「『GANTZ（ガンツ）』の和泉紫音の死亡シーンは？」と題して、氷川（バンパイア）戦の結末や最後のシーンなどについて考察してきました。　

フリーライターの菊地から情報を得た氷川ら黒スーツの男たちは、GANTZメンバーを襲撃し始めます。和泉は、一般人を守りながら彼らに敢然と立ち向かいました。しかし、数の上で圧倒的な優位に立つ黒スーツの集団は、和泉を徐々に追い詰めていきます。最後は、ガールフレンドの涼子を庇おうとした和泉が致命傷を負い、涼子の腕の中で息絶えるという結末を迎えました。