【葬送のフリーレン】グリュックはヴァイゼの領主!マハトとの関係や結末は?

『葬送のフリーレン』の漫画には、「黄金郷のマハト編」といわれているエピソードがあります。グリュックは、黄金郷のマハト編でのみ登場するキャラです。ヴァイゼという城塞都市の領主で、魔族のマハトと深い関わりがありました。本記事では、葬送のフリーレンのグリュックの登場回や、黄金郷のマハト編のネタバレなどをまとめます。黄金郷のマハト編のもう1人の主要キャラであるデンケンの初登場回や、デンケンとグリュックの関係についても解説します。

【葬送のフリーレン】グリュックはヴァイゼの領主!マハトとの関係や結末は?のイメージ

目次

  1. 葬送のフリーレンとは?
  2. 葬送のフリーレンのグリュックはヴァイゼの領主
  3. 葬送のフリーレンのグリュックとマハトとの関係や結末
  4. 葬送のフリーレンのグリュックとデンケンとの関係
  5. 葬送のフリーレンのグリュックに関する感想や評価
  6. 葬送のフリーレンのグリュックまとめ

葬送のフリーレンとは?

『葬送のフリーレン』は、エルフのフリーレンが主人公の物語です。葬送のフリーレンには数多くの魔族が登場し、フリーレンやその他のキャラと壮絶な戦いを繰り広げます。葬送のフリーレンの魔族は基本的に人とは相容れない存在ですが、マハトという魔族は人との共存を望んでいました。そのマハトと深い関係を築いたのが、これから紹介するグリュックというキャラです。

本記事では、葬送のフリーレンのグリュックの人物像を解説するとともに、マハトとの関係についてのネタバレをまとめていきます。まずは、葬送のフリーレンがどういった作品かを知るために、葬送のフリーレンの作品情報をチェックしておきましょう。

葬送のフリーレンの漫画やアニメの概要

葬送のフリーレンは、山田鐘人さんとアベツカサさんによるファンタジー漫画です。漫画の連載は、2020年から週刊少年サンデーで始まりました。葬送のフリーレンの単行本は2023年9月時点で11巻まで発売されており、2023年12月に12巻が発売される予定です。葬送のフリーレンの漫画の累計発行部数は、1700万部を超しています。

2023年9月からは、日本テレビ系列で葬送のフリーレンのアニメの放送が始まりました。アニメの第1話から第4話は、まとめて金曜ロードショーで放送されました。葬送のフリーレンは連続2クールの放送が決まっており、2024年1月からは「一級魔法使い試験編」の放送が予定されています。

葬送のフリーレンのあらすじ

1000年以上も生きてきたエルフのフリーレンは、一時期魔王討伐のため勇者パーティーの仲間に加わります。魔王を倒してから50年の時が過ぎ、一緒に旅をした勇者ヒンメルが息を引き取りました。フリーレンはヒンメルの死に涙を流し、その涙の意味を知るための旅に出ます。その後、フリーレンは天国にいるヒンメルと再会するため、魂の眠る地・オレオールを目指すことになります。

葬送のフリーレン|BS日テレ

葬送のフリーレンのグリュックはヴァイゼの領主

グリュックのプロフィール

葬送のフリーレンのグリュックは、北側諸国にある城塞都市ヴァイゼの領主です。グリュックは太い眉毛が特徴的な中年貴族で、自らを「悪い貴族」と称しています。しかし、正義感の強い息子が殺されてしまったことで、息子の意志を果たすためにヴァイゼをより良くしようと動き出しました。目的のためには手段を選ばない人物ですが、人情に厚く義理堅いところもあります。

グリュックの登場回は何話?

葬送のフリーレンでのグリュックの初登場回は、漫画10巻の第90話です。グリュックはヴァイゼに向かう途中、偶然通りかかったマハトの襲撃を受けました。護衛たちは全て殺され、生き残ったのはグリュックだけでした。グリュックはマハトとの交渉を成功させ、1人だけ殺されずにすみました。

その後、グリュックは漫画10巻の第91話と第92話に続けて登場しました。グリュックの最後の登場回は、漫画11巻の第103話から第104話にかけてです。グリュックの最後の登場回は、マハトとの戦いが描かれた「黄金郷のマハト編」の最後の回でもあります。グリュックはヴァイゼを救ったフリーレンたちに感謝を述べ、旅立つフリーレン一行を見送りました。

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葬送のフリーレンのグリュックとマハトとの関係や結末

ネタバレ①マハトをヴァイゼ平定に利用したグリュック

葬送のフリーレンのグリュックの初登場回である第90話は、マハトによる貴族の襲撃から話が始まります。マハトに襲われたグリュックは自分の死を覚悟し、最後にタバコを一服します。そして、マハトに対し、罪悪感に苛まれ続けてきた自分の人生について口にしました。人間の悪意や罪悪感を知りたがっていたマハトは、グリュックにそれらの感情について尋ねます。

グリュックはマハトが罪悪感や悪意だけでなく正義感も持たないことを知り、それを「幸せなことだ」と言います。そして、これまでグリュックが経験してきた政敵との戦いや、息子の死についてマハトに語りました。なぜこのような話をするのかと問うマハトに、グリュックは取り引きを持ちかけます。

グリュックはマハトが知りたがっている悪意などの感情を教える代わりに、自分の政敵を片付ける手伝いをしてもらおうと考えたのです。マハトはこの取り引きに応じ、グリュックと敵対している一族を根絶やしにしました。そのおかげでヴァイゼは平穏を取り戻し、人々には笑顔が戻りました。

ネタバレ②マハトはヴァイゼの全てを黄金に変える

葬送のフリーレンのグリュックは、ヴァイゼを平定した後、マハトを表舞台に出すことを決めます。そして、マハトをグリュック家のお抱え魔法使いに任命しました。マハトは貴族たちの間でうまく立ち回り、信頼を得ていきます。マハトはヴァイゼに侵攻してきた魔王軍の残党も討ち果たし、グリュックの側近として活躍を続けました。

あるとき、北部高原の最北端で、1人の魔族によって城塞都市が落とされるという事件が起こります。この事件を受け、貴族たちは再びマハトを危険視するうになりました。そして、貴族たちは、マハトに支配の石環をつけるよう要求します。支配の石環をつけた者は、支配の石環の所有者の命令をきかなければ命を落とすことになります。

それを知りながら、マハトは支配の石環をつけることを快諾しました。貴族たちが要求した命令が、「ヴァイゼの民に仕えること」と「悪意を抱かないこと」だったからです。悪意も仕えるという概念もないマハトにとって、この命令は何も意味をなしませんでした。グリュックもそれを知りながら、貴族たちを黙らせるためにマハトに支配の石環をつけます。

グリュックによって支配の石環をつけられたことで、ヴァイゼの人々は完全にマハトを信頼します。それからグリュックが歳を取るまで、マハトはグリュックとかけがえのない時を過ごしました。グリュックと親しくなったマハトは、ここで全てを壊せば、今度こそ罪悪感を理解することができると考えます。

マハトがヴァイゼを黄金に変え始めても、グリュックは焦りの色ひとつ見せませんでした。いずれこの時が来ることを、グリュックはわかっていたのです。グリュックはマハトと初めて会ったときのようにタバコを一服し、「楽しかったよ」と別れの挨拶をします。そして、ヴァイゼの街とともに、黄金へと変化したのでした。

ネタバレ③マハトとグリュックの別れ

葬送のフリーレンのマハトは、グリュックと絆を深めてから全てを黄金へと変えました。それでも、罪悪感を理解することはできませんでした。しかし、何かが掴めそうな気がしたことで、今回の経験を次に活かそうと考えます。そして、マハトがヴァイゼから移動しようとしたとき、大魔法使いのゼーリエが現れました。ゼーリエはマハトにヴァイゼを元に戻すよう命じますが、マハトは黄金に変えた人や物を戻すことはできませんでした。

そのことを悟ったゼーリエは、ヴァイゼを元に戻すことを諦め、マハトを殺そうとします。ゼーリエは呪いを跳ね返す「呪い返しの魔法」が使えたため、マハトの「全てを黄金に変える魔法」は効き目がありませんでした。油断ならない相手だと気づいたマハトは、本気でゼーリエに向かっていきます。ゼーリエがマハトとの戦いを楽しんでいると、そこにゼーリエの弟子である一級魔法使いたちが現れました。

弟子たちはヴァイゼを戻すためにもマハトを殺してはならないと考え、ヴァイゼごとマハトを封印しました。それから何十年もの間、マハトは結界の中で過ごすことになります。しかし、大魔族ソリテールによって、その結界が壊されてしまいました。ソリテールから誘われたマハトはこの地を離れることにし、途中で出会ったデンケンと戦闘になります。

デンケンはそこでマハトによって黄金に変えられますが、「黄金に変える魔法」を解析したフリーレンによって元に戻ることができました。デンケンは改めてマハトへと立ち向かい、2人は黄金と化したヴァイゼの街中で激突します。2人が死闘を繰り広げる中、ヴァイゼの町はフリーレンによって元の姿へと戻りました。その一瞬、マハトにわずかな隙が生まれ、デンケンは高圧縮のゾルトラークを撃ち込むことに成功しました。

デンケンは力尽きて倒れますが、マハトも致命傷を負いました。マハトはもう自分が助からないと知りつつ、逃げようと街中をさまよいます。そのとき、黄金から元に戻ったグリュックと出会いました。マハトに再会したグリュックはタバコを取り出し、マハトにも1本吸わせました。そして、「地獄の底まで付き合う」といった約束を守れなかったことを謝罪します。

その後、マハトにとどめを刺そうとやって来たデンケンを見て、マハトが本当にもう助からないことを悟ります。グリュックはデンケンに「もう楽にしてやってくれ」と頼み、マハトはデンケンの最後の一撃で滅びます。こうしてグリュックは、長年の悪友だったマハトを静かに見送ったのでした。

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葬送のフリーレンのグリュックとデンケンとの関係

デンケンのプロフィール

葬送のフリーレンのデンケンの初登場回は、漫画4巻の第37話です。デンケンの初登場回は、一級魔法使い試験が始まった回でもあります。このときデンケンは、「宮廷魔法使いの座についた二級魔法使い」と紹介されています。デンケンは立派な口ひげと顎ひげを蓄えた老人で、片眼鏡を着用しているという特徴があります。初登場回では78歳でしたが、マハトとの戦いのときは80歳になっていました。

デンケンはグリュックの親戚の子で、魔族との戦いで両親を亡くしています。グリュックはマハトにデンケンを弟子にするよう命じ、デンケンはマハトから魔法を教わりました。大人になったデンケンは、グリュックの娘であるレクテューレと結婚します。しかし、レクテューレは生まれつき病弱で、若くして亡くなりました。

レクテューレの死後、デンケンは一度も故郷に帰ることなく、宮廷魔法使いの地位まで上り詰めました。しかし、ヴァイゼの近くにある故郷が黄金に飲み込まれたことを知り、ようやく故郷へ戻る決意をします。そこで、黄金郷へ入る資格を得るため、デンケンは一級魔法使いを目指すことにしました。

デンケンはほとんど表情を変えないため、気難しい老人に見えます。しかし、一級魔法使い試験では積極的に他の受験者と交流をはかり、一時的にパーティーを組んだ仲間にも気遣いを見せていました。宮廷魔法使いらしく冷静な判断力を持った人物ですが、時には心の奥底にある情熱をのぞかせることもあります。

グリュックとデンケンの関係

前述したように、葬送のフリーレンのデンケンはヴァイゼの領主であるグリュックの親戚の子です。グリュックは魔族に両親を殺されたデンケンを引き取り、我が子のように可愛がって育てました。グリュックは両親の死後ずっと塞ぎ込んでいるデンケンを心配して、マハトにデンケンの師になるよう命じます。

デンケンは両親を殺した魔族を恨んでおり、マハトのことも信用していませんでした。しかし、魔族を殺す力をつけるため、マハトから魔法を教わることにします。マハトよりも強くなって両親の復讐をするという目標ができたことで、マハトには生きる気力が戻ってきました。再び笑うようになったデンケンを見て、親代わりのグリュックは喜びます。

この頃からすでにデンケンとレクテューレは仲良しで、マハトはレクテューレがデンケンのことを好きだと感じていました。グリュックはレクテューレの気持ちに気づかず、マハトの考えを否定します。ところが、2人はそのまま恋仲となり、結婚することになりました。

自分が正しかったと面白そうに笑うマハトに、グリュックは当時のことは覚えてないと白を切りました。その後、レクテューレは若くしてこの世を去りますが、グリュックはレクテューレのために尽力してくれたデンケンに感謝していました。現在では、ヴァイゼを救った英雄としても感謝の念を抱いています。

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葬送のフリーレンのグリュックに関する感想や評価

葬送のフリーレンのグリュックには、「マハトとの関係が好き」という感想が多く寄せられています。グリュックとマハトの話は漫画の10巻と11巻で描かれており、葬送のフリーレンの中でも10巻と11巻は非常に評価が高いです。

葬送のフリーレンのグリュックには、「異常」「異端」という感想も上がっています。葬送のフリーレンでは、魔族は人間とは絶対にわかりあえない存在として描かれています。しかし、グリュックはマハトと意思の疎通をし、お互いに楽しい時を過ごしました。魔族と初めてわかりあえた存在として、グリュックのことを「異端」と感じる人もいました。

葬送のフリーレンのグリュックの初登場回は漫画の10巻ですが、アニメ1期は漫画10巻の内容までは含まれません。そのため、グリュックが登場する「黄金郷のマハト編」までアニメにしてほしいという声が上がっています。

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葬送のフリーレンのグリュックまとめ

葬送のフリーレンの漫画のグリュックの登場回や、マハトの関係などをまとめました。グリュックは漫画の「黄金郷のマハト編」の主要キャラで、魔族のマハトと深い関わりがあった人物です。グリュックが出てくるエピソードは、人間と魔族の関係について改めて考えさせられる内容でした。グリュックの活躍を見たい人は、ぜひ葬送のフリーレンの10巻と11巻を読んでみてください。

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