【アンデッドアンラック】リメンバーとはどんな古代遺物？カードの能力・使用者は？

こちらの記事では、週刊少年ジャンプで連載中のアクション漫画『アンデッドアンラック』に登場する古代遺物、「リメンバー」の情報を紹介していきます。アンデッドアンラックに登場する古代遺物のリメンバーが、どのような能力を持っているのか知りたい人は、『アンデッドアンラックのリメンバーとはどんな古代遺物？』や『アンデッドアンラックのリメンバーの効果や能力』の項目の中で紹介しているので確認してみてください。

『アンデッドアンラックのリメンバーとはどんな古代遺物？』の項目では、アンデッドアンラックに登場する古代遺物が、どのような能力を持つアイテムなのかについても紹介しています。また、『アンデッドアンラックのリメンバーの効果や能力』では、リメンバーの具体的な能力を解説しています。カードの形をした古代遺物・リメンバーの表側の能力と、裏側の能力をそれぞれの項目に分けてまとめました。

ほかにも、『アンデッドアンラックのリメンバーの使用者は？ジュイスはヴィクトルに使用？』の項目では、ジュイスとヴィクトルがリメンバーの能力を使ったシーンを紹介しています。リメンバーが、過去にどのような結果を生み出したのか、そちらの項目でチェックしてみてください。まずは、下記の項目でアンデッドアンラックの作品概要と物語のあらすじを紹介していきます。

古代遺物・リメンバーが登場するのは、週刊少年ジャンプで連載中のバトルアクション漫画・アンデッドアンラックです。アンデッドアンラックの作者は戸塚慶文先生で、2020年1月20日から連載が開始され、2023年12月時点まででは第19巻までコミックスが刊行されています。読者からは「アンデラ」の愛称で親しまれており、『次にくるマンガ大賞 2020』のコミックス部門1位を受賞する人気となっています。

2021年6月に開催された『第5回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞』でも、第7位に選ばれました。漫画好きの人の間で話題となったことから、2023年10月からは、TBS系列にてアニメが放送開始しています。アンデッドアンラックの作者・戸塚慶文先生は「UMAや宇宙の謎などの不思議なものに興味がある」とコメントされています。

アンデッドアンラックの作中に登場する、リメンバーなどの古代遺物も、発見された時代とそぐわない技術を用いた道具「オーパーツ」をモデルにしています。アンデッドアンラックの登場人物たちは、それぞれ現象を「否定」する能力を持っており、そのような能力を駆使し、異能力バトルを繰り広げていきます。

「不運」の能力を持つ少女・出雲風子は、両親を抱きしめたことが原因で、2人を飛行機事故で失ってしまいます。それがトラウマとなり、10年の間、大切な人を作らずに過ごしていました。そのような日々が続いたことで、風子は電車に身を投げて自殺しようと試みます。しかし、不運の能力によってその行為も失敗してしまいました。風子はその後、その時に出会った「不死」の能力を持つ男・アンディと行動を共にすることになります。

アンデッドアンラックには、古代遺物と呼ばれるアイテムが登場します。こちらの記事で紹介するリメンバーも、そのような古代遺物の1つです。アンデッドアンラックのメインキャラクター・アンディの額に刺さっているリメンバーの能力について紹介する前に、まずはリメンバーなどの古代遺物が、どのようなアイテムなのかを紹介します。

アンデッドアンラックの古代遺物がどのような代物なのかおさらいしたい人は『古代遺物とは？』の項目から目を通してみてください。その次の項目『リメンバーは古代遺物の記憶のカード』では、アンディの額に刺さっているカード型の古代遺物・リメンバーの概要を紹介しています。リメンバーの情報のみ知りたい人は、そちらの項目をチェックしてみてください。

アンデッドアンラックに登場する古代遺物・リメンバーについて紹介する前に、まずは古代遺物がどのようなものなのかを紹介します。アンデッドアンラックに登場する古代遺物とは、各地にいくつもある特殊な能力を持つアイテムです。大きさや形、能力もそれぞれ違い、リメンバーのようにカードの形をしている物もあれば、武器や乗り物の形をしているものまでさまざまです。

その利便性から、多くの組織や能力者に収集されています。アンデッドアンラックの主人公・風子やアンディ、ジュイスなどが所属するユニオンもそのような組織の1つで、課題が成功した際に古代遺物がある場所を開示しています。ユニオンで回収された古代遺物は、組織内で保管され、必要時にメンバーに貸し与えられます。使い方によっては、状況を我が物にできる古代遺物ですが、デメリットもあります。

古代遺物は複数所持していると、所有者に強い精神的負担をかけてしまいます。そのため、状況によっては、所有者の精神を崩壊させてしまうこともあります。古代遺物の特性はまだ完璧には解明されていないため、場合によっては所有者や周囲の者の命を奪うこともあります。

ここからは、アンデッドアンラックのメインキャラクター・アンディの額に刺さっている古代遺物・リメンバーについて紹介します。リメンバーは、使用者の記憶をリセットしたり、復活させたりできます。アンディの正体はヴィクトルという人物で、カードでヴィクトルの記憶を封じこめたことで、アンディという人格が生まれました。

アンデッドアンラックの第1話では、アンディがヴィクトルだった時の100年分の記憶を、リメンバーによって閉じ込めていると明かしていました。また、リメンバーにはある制限が設けられています。その制限とは「世界をループした時に、記憶を復活させるか、もしくはリセットするのかを決める」というものです。

アンデッドアンラックは、いわゆるループもの作品で、何度も世界をやり直しています。リメンバーの使用者は、1回のループにつき1度だけリメンバーの能力を使えます。その時に、記憶を復活させるか、もしくはリセットするのかを決めることができます。

そのため、次のループで記憶を復活させれば、前回のループ時の記憶を呼び戻すことが可能です。現在までの物語では、前回のループの記憶を持ったまま次のループに突入できる人物は限られています。しかし、リメンバーの能力を使えば、誰でも前回のループの記憶を呼び戻すことが可能となります。

アンデッドアンラックに登場するリメンバーは、カードの形をした古代遺物です。カードには裏と表があり、どちらを使用したのかで効果が違います。まず、表面を使用した時の効果を紹介します。リメンバーの表面は、使用された者の魂の記憶を呼び戻すことができます。アンデッドアンラックは、世界をループする物語となっており、リメンバーはその記憶さえも取り戻すことができます。

アンデッドアンラックの世界では、「不死」などの特殊な否定能力を持つ者や、方舟に乗って次のループに到着した者以外は、前回のループでの記憶が消去されます。そのため、隠された事実に気づいても、また1から仲間を作らなければいけません。しかし、記憶を呼び戻す効果のあるリメンバーの表の能力を使えば、記憶が消去された人物を手早く仲間にすることができます。

リメンバーの表の効果は「記憶の復活」です。そして裏面はその逆で、「使用された者の記憶を消す」という効果が発揮されます。アンデッドアンラックのメインキャラクターであるアンディは、初登場時から額にリメンバーが刺さっていました。この時の向きは裏面です。つまり、アンディは何者かによって記憶を消されていたのでした。アンディの記憶を消した者の正体は判明しており、その人物とはジュイスです。

ジュイスはユニオンの創設者であり、円卓のナンバー1の肩書きを持つ人物です。なぜそのようなジュイスがアンディにリメンバーを使ったのかというと、その理由はアンディがジュイスを殺そうとしたからです。アンディの正体はヴィクトルという人物で、アンディはリメンバーによって記憶を消されたヴィクトルが生み出した別の人格だったのです。

ヴィクトルとジュイスは、何度もループを繰り返し、この世界を作った神を殺すという使命を持っていました。使命を果たすため、世界が滅亡する度にループを繰り返してきたヴィクトルとジュイスですが、あるループでヴィクトルは終わりが見えない神殺しの使命からジュイスを解放してあげたいと考えます。

一度死亡すると、今までのループの記憶は消えることに目をつけたヴィクトルは、ジュイスを殺そうと襲いかかりました。しかし、それを許さなかったジュイスは、リメンバーの裏面をヴィクトルの額に差し込み、ヴィクトルの記憶を封印したのでした。そして、ヴィクトルはそれまでの記憶を失い、新たにアンディという人格が生まれました。

100回目の世界でリメンバーを手に入れたのは、ジュイスでした。その世界では、ループを繰り返す苦しみからジュイスを救おうと、アンディの過去の人格であるヴィクトルがジュイスを殺そうとします。しかし、ジュイスはそれを良しとせず、逆にヴィクトルの記憶を封印することにします。

ジュイスは、相手の正義とは逆の行動を行わせる否定能力「不正義」を使い、ヴィクトルを制圧します。そして、リメンバーの裏面をヴィクトルに刺し、ヴィクトルの記憶を封印しました。しかし、ヴィクトルは「不死」の能力者です。記憶を消そうとするリメンバーの効果と、ヴィクトルの再生能力の反発によって、ヴィクトルの人格は封印され、アンディという新たな人格が形成されたのでした。

アンディという人格が生まれた次のループでは、「不運」の能力を持つアンデッドアンラックの主人公・風子がリメンバーを手にしました。風子は「リメンバーを使うのは否定の能力者が全員揃ってから」と決めているため、101回目のループではまだ使用されていません。

ループする時に記憶が消えるという世界で、リメンバーは重要な役割をはたしています。リメンバーを使用し、以前の記憶を取り戻すことよって、登場キャラクターたちの行動は変わっていくことでしょう。アンデッドアンラックの読者のなかには「リメンバーで記憶が戻ったことで、登場人物たちの覚悟が固まりそう」と予想する人の姿もみられています。

リメンバーは、使用された者の記憶を消してしまうため、アンディのように過去の性格とは変わってしまう者もいることでしょう。こちらのかたは、「ジーナやショーンにリメンバーを使ったらキャラが変わりそう」とコメントされています。

こちらのかたは「ループ以前の出来事もなかったことにしないため、リメンバーを登場させたのかな？」と考察されています。リメンバーの効果によって、アンディは本来の自分の人格・ヴィクトルに戻りました。ヴィクトルの登場によって、ジュイスの過去の苦労が明かされ、アンデッドアンラックの世界観にも深みが増しました。リメンバーは、そのような過去の出来事を描くためにも必要なアイテムといえるでしょう。

以上、アンデッドアンラックに登場するアイテム「リメンバー」について紹介してきました。リメンバーは古代遺物の1つで、使用された者の記憶に干渉することができます。表面を刺せば記憶を復活させ、裏面を刺せば記憶を封印させることができます。物語序盤ではアンディの額に刺さっています。

リメンバーの能力によって、アンディは本来の人格・ヴィクトルの記憶を封印されていましたが、その後リメンバーを引き抜いたことで、本来の人格であるヴィクトルが復活しています。現在は、主人公の風子が所持しており、「否定能力者が全員揃うまでは使わない」と決めています。