【エヴァンゲリオン】惣流と式波の違いは？アスカの名前が変わった理由をネタバレ

本記事では、「エヴァンゲリオンに登場した惣流と式波の違いは？」という疑問をネタバレしながらまとめていきます。アスカは人気キャラクターですが、アニメ版と新劇場版で設定が変更されました。アスカの名前が変わった理由や、他のキャラクターとの関係をネタバレしながら解説していきます。

アスカの名前が変わった理由を見る前に、まずは「エヴァンゲリオン」の基本情報を紹介していきます。エヴァンゲリオンは、1995年から1996年まで放送されていたアニメが始まりで、アニメは全26話で構成されています。2007年からは新劇場版が放映されており、2021年の「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」で幕を下ろしました。監督の庵野秀明は、「ふしぎの海のナディア」「彼氏彼女の事情」などの作品にも携わっています。

エヴァンゲリオンには、「使徒」と呼ばれる謎の生命体が登場しています。使徒は第3新東京市に襲来しており、特務機関NERVが使徒と対抗するための人型決戦兵器エヴァンゲリオンを製造しました。碇シンジは普通の中学生でしたが、父親に命じられてエヴァンゲリオンのパイロットになっています。アニメ版は「人類補完計画」が発動して完結しており、新劇場版では設定が大きく変更されました。

惣流・アスカ・ラングレーは、アニメ版に登場したキャラクターです。2人目の適合者のセカンドチルドレンで、第8話で初登場しました。勝ち気で活発な性格をしており、容姿端麗な美少女のため、男子生徒に好意を寄せられる様子が描かれています。14歳で大学を卒業した秀才ですが、日本語の読み書きができないため、日本の学校の成績は悪いです。

式波・アスカ・ラングレーは、新劇場版に登場したキャラクターです。大尉の階級を持つユーロ空軍のエースで、使徒との戦いを心の拠り所にしています。また、「破」から「Q」では14年が経過していますが、「エヴァの呪縛」で式波の外見が14歳から変化していません。正体は「シキナミシリーズ」というクローン人間で、アニメ版の母親のトラウマの設定が無くなっています。

ここからは、エヴァンゲリオンに登場した惣流と式波の違いをネタバレしながら解説していきます。惣流と式波は似た容姿をしていますが、性格や人間関係に違いがあります。式波の左目に関する情報もネタバレしながら解説していきます。

惣流と式波には、「プライドが高い」「勝ち気」という共通点があります。また、惣流は社交性があるため、周囲からアイドル的な扱いを受けることを喜んでいましたが、式波はクールな性格に変更されています。アスカはツンデレの代表的なキャラクターですが、惣流は精神を病んでいるため、式波の方がツンデレ要素は強いと言われています。

惣流は自己肯定感が欠如しているため、周囲の反応に過敏で傷つきやすい特徴があります。また、自信に満ちた態度を見せていますが、「価値ある自分でいなければいけない」という強迫観念があるため、些細なことで精神のバランスが崩れてしまいます。式波も「自分は特別」と考えていますが、他者との関係に成長を見せているため、惣流よりも式波の方が精神的に強い設定になっています。

式波は高いプライドを持つため、綾波レイを「えこひいき」、碇シンジを「七光り」、真希波・マリ・イラストリアスを「コネメガネ」と呼んでいます。ですが、3人を嫌っている訳ではなく、物語途中には「他人と触れ合うのも悪くない」と考えるようになります。惣流は初対面の綾波レイに「仲良くやりましょう」と言っていますが、物語途中に「あの女」と呼んで敵視するようになりました。

惣流の母親は、惣流・キョウコ・ツェッペリンです。母親はゲヒルンの科学者で、エヴァンゲリオンの接触実験を行っていましたが、精神汚染で廃人同然になりました。また、人形をアスカと思い込むようになり、アスカは母親に振り向いてもらうためにエヴァンゲリオンのパイロットになっています。式波は両親の存在を知らないため、両親や生い立ちの設定が大きく変更されました。

惣流は母親の愛情を求めていましたが、母親は自らで命を絶っているため、愛情を受けられなかったことが「強い承認欲求」を持つきっかけになっています。また、式波の過去は不明ですが、「あたしをちゃんと見てくれる人は初めからいないし」と発言しているため、惣流と同様に恵まれた人生を歩んでいないと予想されています。

アスカの父親の名前は不明です。父親は廃人になった妻を捨て、医師と再婚したことが分かりました。また、葛城ミサトがアスカの保護者になっており、当初は親しげな様子が描かれていましたが、葛城ミサトと加持リョウジの復縁が明確化した時には嫌悪感を示しています。式波は加持リョウジに好意を抱いていないため、最後まで葛城ミサトとの関係は良好でした。

碇シンジは本作の主人公で、エヴァンゲリオン初号機のパイロットです。初号機の起動実験で母親を失い、「先生」と呼ばれる人物の元に預けられていましたが、父親の碇ゲンドウに命じられてパイロットになりました。登場当初の惣流は、碇シンジを馬鹿にする態度を見せていましたが、少しずつ態度が軟化しています。また、惣流は精神が不安定な設定のため、碇シンジに対する態度は恋心よりも依存に近いです。

式波はエリートであることにプライドを持つため、登場当初は碇シンジを「七光り」と呼んでいました。その後、「バカシンジ」と呼ぶようになり、碇シンジと綾波レイが仲良くしている時にはヤキモチを焼いているため、惣流よりも式波の方が明確な恋愛感情を見せています。また、「Q」以降では碇シンジを突き放す態度を取っていましたが、最終決戦前に自身の気持ちを伝えました。

エヴァンゲリオンの相田ケンスケは、碇シンジのクラスメイトです。アニメ版では途中から登場シーンが少なくなり、第3新東京市が大きな被害を受けた時に引っ越しています。新劇場版のアスカは相田ケンスケの家に居候しており、精神世界から救われた時には相田ケンスケの家の前に送られていました。そのため、新劇場版のアスカは相田ケンスケを選んでおり、アニメ版とは人間関係が変化しています。

エヴァンゲリオンの加持リョウジは、NERV特殊監査部所属の諜報員です。惣流は母親の自死でトラウマを抱え、「早く大人になりたい」と思っていたため、大人の加持リョウジに恋心を抱いていました。ですが、式波には母親のトラウマが無いため、新劇場版では加持リョウジに恋心は抱いていません。また、加持リョウジは惣流の想いに向き合わなかったため、惣流の精神汚染を助長する結果になりました。

初登場した惣流は第6使徒と戦っており、海上で第6使徒を撃破する活躍を見せました。初登場した式波は第7使徒と戦っており、空中で第7使徒を撃破しているため、惣流と式波は初登場時の活躍が変更されています。惣流はクラスメイトとすぐに打ち解けていますが、式波はクラスメイトと関わろうとせず、ワンダースワンをプレイする姿が描かれました。

惣流は第15使徒との戦いで精神を汚染され、廃人寸前まで追い込まれています。また、自己を失ったことで弐号機を起動できなくなり、心の拠り所を失ってベッドに横たわるだけの廃人になりました。式波は3号機の実験パイロット役を志願しましたが、第9使徒に浸食されたことで使徒として処理されています。その後、隔離されていましたが、14年後の「Q」に再登場しました。

新劇場版に登場した式波は、左目に黒い眼帯を着けています。眼帯は第9使徒を封印している「使徒封印用呪詛」で、新2号機で戦っている時に封印を解きました。アニメ版の惣流に左目の設定はありませんが、旧劇場版のラストで左目を負傷しています。そのため、「Qは旧の意味を持つ」という説が浮上しました。

性格と人間関係の違いを知った後は、「惣流と式波はどちらが可愛い？」という疑問をまとめていきます。惣流と式波は性格が違いますが、両者に魅力があるという意見が挙がっています。アスカの名前が変わった理由もネタバレしながら考察していきます。

惣流は綾波レイと双璧を成す人気キャラクターですが、母親の自死という辛い過去を経験しています。そのため、「惣流は式波よりも可哀想」という意見が挙がっています。式波は他のキャラクターに辛辣な態度を見せていますが、本当は年頃の女の子らしい心を持っているため、「恋愛面では式波が可愛い」という意見が挙がっています。

アニメ版と新劇場版では、パイロットの設定が大きく変更されているため、「前と違う」と思ってもらうことが、アスカの名前が変更された理由です。碇シンジと綾波レイはDNAレベルで同じですが、アスカはDNAレベルで別人になっています。そのため、アスカの違いを分かりやすくしたことが、名前が変更された理由のようです。

惣流と式波は別人ですが、マリは碇シンジに「13号機にはアスカの魂があるから助けて」と言っています。また、相田ケンスケの自宅には「惣流・アスカ・ラングレー」と書かれた箱が置かれていたため、精神世界のアスカは「惣流と式波の融合体」と予想されています。そのため、アスカの設定は変更されていますが、惣流と式波には繋がりがあったことが分かります。

「惣流と式波の違いは？」「アスカの名前が変わった理由は？」という疑問を考察した後は、エヴァンゲリオンでアスカの声を演じている声優を紹介していきます。エヴァンゲリオンは大ヒット作品のため、人気声優がキャラクターの声を演じています。声優のプロフィールと出演作品を一覧でまとめていきます。

エヴァンゲリオンで惣流と式波の声を演じたのは、声優の宮村優子です。宮村優子は兵庫県出身で、1994年から声優活動を行っています。生年月日は1972年12月4日で、所属事務所は「JAEプロモーション」です。高校生時代は演劇部に所属しており、日本ナレーション演技研究所を経てプロデビューしました。ファンからは「みやむー」という愛称で呼ばれています。

声優の宮村優子は、「勇者警察ジェイデッカー」「剣風伝奇ベルセルク」「アストロボーイ・鉄腕アトム」「ありす・イン・サイバーランド」などのアニメでキャラクターの声を演じています。ゲーム「拳聖土竜」で声優デビューしており、「新世紀エヴァンゲリオン」「名探偵コナン」の出演で知名度を上げました。また、1995年から1999年には音楽活動を行っていました。

「アスカの名前が変わった理由は？」「アスカの声優は？」という疑問を見た後は、エヴァンゲリオンに登場した惣流と式波に関する感想をまとめていきます。エヴァンゲリオンは熱狂的なファンが多いため、ファンから様々な感想が挙がっているようです。惣流と式波の魅力に関する感想をまとめていきます。

惣流は母親の死でトラウマを抱え、他者に依存する性格になりました。碇シンジには独占欲を見せているため、「惣流はヤンデレで可愛い」という感想が挙がっています。また、精神が崩壊して廃人になっているため、「惣流の扱いが酷すぎる」という感想も挙がっています。

式波はパイロットであることにプライドを持っており、1人でも戦う強い心を持つため、「式波はかっこいい」「マリとの関係が好き」という感想が挙がっています。また、惣流よりも式波の方が明確な恋心を見せているため、「乙女な式波が可愛い」という感想も挙がっています。

本記事で紹介したように、新劇場版の式波は最後に相田ケンスケを選んでいます。アニメ版の相田ケンスケは重要な役割が無いサブキャラクターだったため、「式波が相田ケンスケを選んだことが意外」という感想が挙がっています。

本記事では、「惣流と式波の違いは？」「アスカの名前が変更された理由は？」という疑問をまとめていきました。惣流と式波では、性格と生い立ちが変更されていますが、両者に魅力があるという意見が挙がっています。また、設定を変更しても批判されないことがエヴァンゲリオンの凄さという意見も挙がっています。アスカが登場するエヴァンゲリオンを見たことがない方も、本記事を参考にしながら見てみて下さい。