2021年07月28日公開
2021年07月28日更新
【シン・エヴァンゲリオン】アスカとケンスケの関係をネタバレ!最後の駅のシーンも考察
シン・エヴァンゲリオンで第9使徒に侵食されてしまったことで自分の行く場所を失ってしまったアスカは、精神的にも肉体的にも大きく成長することができたケンスケと親密な関係を築いていったようです。そこで、シン・エヴァンゲリオンで同棲生活を送っているアスカとケンケンと呼ばれているケンスケとの関係やかわいいアスカの正体や謎、気が強い性格のアスカの声優や何かとマニアックで追求型のケンスケの声優、最後の駅のシーンなどもネタバレ考察していきます。
目次
シン・エヴァンゲリオンのアスカとケンスケとは?
シン・エヴァンゲリオンで生存が心配されていたものの、ボロボロになりながらも生きている姿を見せたアスカは、やはり人気のキャラであることが明らかになりました。幼少期に父親に甘えたり愛情を貰ったりすることができなかったアスカは、第9使徒に侵食されてしまったことで幼少期のトラウマに苦しむことになります。第9使徒に侵食されてしまったアスカは以前のようにリリンと過ごすことができなくなってしまったのです。
アニメ版において気が強く必要以上に自分自身を誇示して生きていたアスカは大人の雰囲気が漂っていた加持に心を寄せていました。新劇場版においてはそのシーンはカットされているものの、シン・エヴァンゲリオンで大人になったケンスケとの関係が描かれていました。そこで、一見フラフラしてだらしなさそうなケンスケとかわいいアスカとの関係をネタバレ考察!最後の駅のシーンやそれぞれの声優も紹介します。
シン・エヴァンゲリオンの作品情報
シン・エヴァンゲリオンの概要
155分の上映時間の日本のアニメーション映画として誕生した「シン・エヴァンゲリオン」という劇場版は、2021年3月8日から東宝や東映、カラーによって公開されました。この作品は新劇場版(4作部)の中の一つであり、最後の作品として完成しました。途中、コロナなどの影響で公開が延期され続けていましたが、第3作目「Q」から8年の月日が経ちついに公開されています。
第1作目となる「序」をはじめ第2作目の「破」、第3作目として公開された「Q」、その後約8年の年月をかけてやっと完成した第4作目となる「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」によって25年間続いてきたシリーズが完結することになりました。2021年7月22日の時点で102.2億円の興行収入を記録している「シン・エヴァンゲリオン」という劇場版作品は、今現在も多くの人から愛される映画として公開されています。
シン・エヴァンゲリオンのあらすじ
赤く荒廃してしまったパリ市街地を何とか復活させようと凛々しいリツコが率いる作業員たちや艦隊、EVA8号機(マリ)によって復旧作業が行われることになりました。大人になった相田ケンスケに助けてもらうことができたシンジやアスカ、レイたちは、赤い大地からやっと逃れることになります。ニアサードインパクトの避難民村(第3村)に辿り着いた三人は温かく迎えられ、鈴原トウジ・ヒカリ夫妻の人柄に安心することになります。
アスカのプロフィール
シン・エヴァンゲリオンで生存が心配されていたアスカは、生きていることが判明しかつてのクラスメイトだったケンスケに助けてもらうことになります。最後の駅のシーンなどのネタバレ考察にも注目が集まっているアスカは、セカンドチルドレン(二人目の適格者)として登場したものの、その後壮絶な戦いの末にかなりの苦痛を体験することになりました。容姿端麗で勝気な性格の女の子でしたが辛い過去も背負っていたのです。
- 漫画・アニメ版での名前:惣流・アスカ・ラングレー
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版での名前:式波・アスカ・ラングレー
- 年齢:14歳
- 生年月日:2001年12月4日
- 別名:セカンドチルドレン
- 身長:157㎝
- 血液型:A型
- CV(声優):宮村優子
- 使用兵器:エヴァンゲリオン弐号機ほか
アメリカ国籍を持つアスカは、活発明朗でエースパイロットとして高い自尊心を持っていましたが、そのプライドをズタズタにしてしまうような戦いがあったのです。幼少期に大好きだった母親が精神崩壊となってしまったことでそれ以降自分を見てくれず寂しい思いをするようになります。母親とのトラウマがその後戦うアスカを苦しめることになってしまったのです。精神的に不安定になったアスカはケンスケによって救われていきます。
ケンスケのプロフィール
シン・エヴァンゲリオンで気が強くかわいいアスカとミリタリーごっこが大好きだったケンスケは大きく成長した姿を披露しています。カメラマニアで軍事オタクであったケンスケは、14歳で登場した際にはあどけない雰囲気が残っている男の子として姿を現していました。最後の駅のシーンのネタバレ考察にも注目が集まっているアスカは、14歳の当時はメガネをかけているケンスケにはほとんど興味を示していません。
- 名前:相田ケンスケ(あいだけんすけ)
- 身長:157㎝
- 生年月日:2001年9月12日
- 年齢:14歳
- クラスメイト:シンジ、アスカなど
- 血液型:A型
- CV(声優):岩永哲哉
- 所属:第3新東京市立第壱中学校2年A組
- 特徴:カメラマニア、軍事オタク
正反対な性格の大雑把で粗野な鈴原トウジとは何かと気が合うケンスケは、鋭い観察眼を持っていたため14歳の頃に出会ったアスカに対してかわいいと素直に分析していました。また、自分のタイプだとも語っています。父親がネルフの職員を務めていたため、当時は興味本位で情報を盗み見ていたようです。軍事オタクであったケンスケは自分の能力を最大限に活かすことで異なった形でヴィレに貢献するようになりました。
シン・エヴァンゲリオンのアスカとケンスケの関係をネタバレ考察
シン・エヴァンゲリオンで生きていることがわかったアスカの姿を見てホッとした人も多かったようです。さらに、今まで特に関係がなかった大人になったケンスケと親密そうになっているアスカの姿に驚いた人もいました。そこで、最後の駅のシーンにおいても話題となっているアスカと大人に成長したケンスケとの関係をネタバレ考察していきます。まだ、ここまで見ていないという方はネタバレにご注意ください。
考察①アスカとケンスケは肉体関係がある?
シン・エヴァンゲリオンでは大人になったケンスケによって赤く荒廃した大地で彷徨っていたアスカは助かることができました。大人になったケンスケとの関係をネタバレ考察していきます。最後の駅のシーンでもさまざまな考察がされているアスカは、第3村にいる際には大人になったケンスケの家に住んでいるようでした。多くの人が臆病で心優しいシンジと気が強いアスカが結ばれると考えていたためショックを受けた人もいたようです。
同棲していたことが発覚したアスカと大人になったケンスケはただの同居人だったのでしょうか?男性に父親の姿を求めがちなアスカは、かつてはシンジのことが好きだったことを素直に打ち明けています。しかし、身体の成長は止まってしまったものの精神的には成長し続けるアスカは、途中から私の方が先に大人になった事を話していました。そのため、大人になったケンスケと肉体関係になったと考えることもできそうです。
肉体的にも精神的にも成長することができたケンスケは、肉体的には14歳のままであっても精神的には同様に成長しているアスカを唯一包み込み支えることができる人物だったのかもしれません。それらのことを踏まえて考えると同棲していた二人が肉体関係になっていてもおかしくはないでしょう。幼少期に父親の愛情を貰っていないアスカはやっと父親の愛情もケンスケを通して得ることができたのかもしれません。
考察②アスカの好きなタイプ
幼少期に父親からの愛情を貰えずに育ったアスカは、アニメ版においては父親のような雰囲気が漂っている加持に好意を抱いていました。しかし、劇場版においては尺の関係から大人の男性である加持へ想いを寄せているアスカの姿は描かれていません。シン・エヴァンゲリオンではボロボロになっていた自分を助けてくれたケンスケに対して信頼を持つことができるようになったアスカは次第に心を開いていきました。
最後の駅のシーンのネタバレ考察などにも注目が集まっているアスカは、最終的にアニメ版において好きだった加持と似たようなタイプのケンスケを結ばれていることから、二人のような男性がタイプということができるでしょう。二人の特徴は容姿的には無精ひげが魅力的な男性ということができます。さらに、顔立ちもケンスケや加持のような雰囲気の男性がタイプなのかもしれません。
シン・エヴァンゲリオンで登場しているケンスケは、どのような状況でも6時に起きて仕事をしなければならない民間人となっています。何でも屋のような雰囲気で一見フラフラしているような男性ですが、かなり信念を持って生きている人物と考察することができます。そのことから、無精ひげを生やして一見ちゃらんぽらんな雰囲気を放っている男性のようでいて実は頼りになるしっかりタイプがアスカの好みなのかもしれません。
考察③アスカはただ撫でて欲しかった?
シン・エヴァンゲリオンで気が強いアスカは、ただ撫でて欲しかったと自分の素直な気持ちを伝えています。身体年齢が14歳で精神年齢が28歳のアスカは、幼少期に母親が精神崩壊してしまったことで父親が離れてしまい、父親の愛情を受けずに育つことになります。母親の愛情ももらえず頼りたい父親からもそっぽを向かれてしまったために、自分自身が強くなることで何とか生きてくることができました。
そのため、14歳で姿を現したアスカは誰にもバカにされないように自分を誇示して強がるしかなかったのです。弱い自分を誰も守ってくれないと本能的に認識していたアスカは、異性にも愛情を貰うことができなかった父親を重ねてしまうことがあったようです。そのため、くじけそうになった際に父親が小さな娘にするようにそっと撫でて欲しかったのです。それをしてくれたのが大人になったケンスケだったのかもしれません。
大人になったケンスケとの関係のネタバレ考察にも注目が集まっているアスカは、ヤマト作戦へ行く直前に同級生のシンジに想いを伝えていますが、14歳の身体年齢、精神年齢のシンジに対して母親が必要だと見抜いており、自分の想いは受け止めてもらえないと分析していました。父親の愛情を受けていないアスカは、父親のような存在をついつい求めてしまい、辛い時にはそっと頭を撫で欲しいと思ってしまったようです。
考察④ニアサーからの14年間に二人の間に何があった?
シン・エヴァンゲリオンで気が強いものの傷つきやすい繊細な心を持っているアスカは、大人になったケンスケに助けてもらうことが多くなったようです。破において第9使徒に侵食されてしまったアスカは、かつてのように生活することができなくなってしまいます。アスカは、ニアサードインパクトの後には使徒化を抑えるために左目に封印柱が挿入されました。
無精ひげが魅力の加持や意外とだらしないミサトによってヴィレが立ちあがり、そのパイロットとなったアスカはかなり苦労することになります。ヴィレと民間の橋渡し役として活躍するようになったケンスケは周囲からも頼られる存在へを成長していきました。その後、別々の道を歩んでいた二人が再会して交流を深めるようになったようです。
民間人でありながら頼りになる存在へと成長したケンスケは、その後ニアサーからの14年間に何度かアスカを助けています。第9使徒に侵食されたことで精神的にも不安定になったアスカは第3村で過ごすことが多くなりますが、リリンとは過ごせないためケンスケの家で暮らすようになったのです。精神的にも肉体的にもボロボロのアスカを放っておけなかったケンスケの大人対応によってアスカも精神面が安定していったのでしょう。
考察⑤ケンケン呼びと同棲の理由
シン・エヴァンゲリオンで第9使徒に侵食されてしまったアスカは、ヴィレの貴重なパイロットとして活躍するものの、リリンと一緒に過ごすことを許されない立場となってしまいます。行く場所を失ってしまったアスカは、肉体的にも精神的にも大人になったケンスケの家で過ごすようになったようです。第3村に身を寄せていた際にはケンスケの家にお世話になり、いつの間にかケンケンと呼ぶ仲になっていきました。
最後の駅のシーンのネタバレ考察なども注目されているアスカは、出会った当初のケンスケとは異なる成長したケンスケに再会したことで心の平安を保てるようになりました。別々の道を歩んできたからこそ成長することができたケンスケは、精神的にも肉体的にも大人になったことで休むことができないアスカが束の間休むことができる場を提供することができるようになります。
ヴィレを指揮しているミサトの命令によって傭兵のように休む間もなく働くことになったアスカは、エヴァの呪縛によって身体は14歳のままであるものの精神的には28歳となっていたため、肉体的にも精神的にも14歳のシンジでは到底支えることができない存在となっていたのです。大人のケンスケだけは肉体的にも成長するため、途中からは兄のような父親のような気持ちでアスカを温かく見守り支えることができたのかもしれません。
シン・エヴァンゲリオンのアスカとケンスケの関係を最後の駅のシーンから考察
シン・エヴァンゲリオンで生き残っているか心配されたアスカは、かつての同級生だった大人になったケンスケによって心身ともに助けてもらうことになります。最後の駅のシーンのネタバレ考察にも注目が集まっているアスカは第9使徒に侵食されてしまったことで、その後も困難な生き方を強いられるようになりました。そんな時に、全てを受け止めて支えてくれたのが大人になったケンスケだったのです。
どこにいってもひとりぼっちだったアスカは、ありのままの自分を肯定してくれるケンスケの存在によって拠り所を得ることができていきました。そこで、シン・エヴァンゲリオンで第9使徒に侵食されてしまったことで幼少期からのトラウマに苦しむことになったアスカと大人になったケンスケの関係を最後の駅のシーンから考察していきます。
考察①シンジの最後のセリフ
シン・エヴァンゲリオンでは、それぞれのキャラクターの魂が救済されていく姿が描かれていました。肉体は14歳の状態で止まってしまっているアスカが眠りから覚めると、そこには精神的にも大きく成長することができたシンジが存在していました。幼少期に大きなトラウマを抱えていたアスカの魂に語りかけていたシンジは、かつて自分のことを好きといってくれてありがとうと心からの言葉を伝えていました。
最後の駅のシーンのネタバレ考察にも注目が集まっているアスカの魂に呼び掛けたシンジは、彼女の内面の言葉を聞くことになります。幼少期に精神崩壊した母親、母親にも愛してもらえない状況で父親も自分の元を去ってしまったという辛い過去を持っているアスカの内面を知ったシンジですが、泣いている幼少期のアスカの横にはすでに大人になった包容力があるケンスケが優しく寄り添っていたのです。
さまざまな考察がされているアスカですが、彼女の魂に呼び掛けたシンジは、アスカの内面と現状を知った上で最後にお礼の言葉と、同級生であり現在アスカを支えているケンスケによろしくという言葉を伝えていました。気が強いものの傷ついた心を持っているアスカの魂に呼び掛けることができたシンジは、二人の関係を知っていたためにそのような言葉を伝えることができたのでしょう。
考察②ラストシーンの駅でアスカ一人だけだった理由
シン・エヴァンゲリオンのラストシーンでは、やっと心の支えを得たと思われたアスカが一人で駅のベンチに座っていました。気が強く大きなトラウマを抱えていたアスカの隣に座っていたのは、大人になった包容力のあるケンスケではなく、女子高生が普通に座っていました。最後の駅のシーンを見た多くの人が、やはり最終的にはアスカは一人になってしまうのかと切なくなってしまった人もいたようです。
幼少期から母親にも父親にも愛情を貰うことができなかったアスカでしたが、やっとありのままの自分を受け止めてくれるケンスケの存在が登場したことで良かったと考えた人も多くいました。そのため最後の駅のシーンによって衝撃を受けた人もいました。駅のシーンでアスカが一人で座っていたのは、エヴァがなかった世界を描いているのかもしれません。エヴァが存在していない世界ではケンスケと出会うこともなかったのでしょう。
最後の駅でのシーンで気が強い性格のアスカが一人だったのは、全てのわだかまりをなくすためにそもそもエヴァが存在しない世界を描いたと考えることもできます。エヴァが存在しなければ、さまざまな悲劇が起きなかったかもしれないからです。全てを振り出しに戻し物語を終了させのだと考えれば最後に一人でベンチにアスカが座っていたとしても、それは特別な意味はなくたまたまと考えることもできそうです。
シン・エヴァンゲリオンのアスカの正体や謎を考察
第9使徒に侵食されたり眼帯姿で登場したりしていたアスカは、シン・エヴァンゲリオンでボロボロになっていたものの生存を確認することができました。大人になったケンスケの助けによって次第に元気を取り戻すことができたアスカは、少しずつ眼帯の下の秘密やオリジナルとクローンなどさまざまなことが明らかになっていきました。そこで、シン・エヴァンゲリオンで謎めいている要素が満載のアスカの正体や謎を考察していきます。
考察①眼帯の下の秘密
シン・エヴァンゲリオンで生存が確認されたアスカは、使徒との戦いにおいて負傷して眼帯をするようになります。そのため、かわいいアスカの左目の眼帯についてはさまざまにネタバレ考察されるようになりました。そこで、気が強いものの大きなトラウマを抱えているアスカの眼帯の下の秘密を考察していきます。大人になったケンスケとの関係にも注目が集まっているアスカの眼帯についてはシン・エヴァで明らかになりました。
最後の駅のシーンもさまざまに考察されているアスカは、「人類補完計画」や「アディショナル・インパクト」の儀式遂行を阻止するために、エヴァ第13号機を無力化するという任務を指示されます。「強制停止信号プラグ」を使用し第13号機を無力化しようとしたアスカは、エヴァ新2号機に乗って戦おうとしますが、搭乗しているエヴァ新2号機自体が第13号機を恐れてしまったことで無効化することができませんでした。
このままでは目的が果たせないと考えたアスカは、左目の眼帯を外し埋め込まれていた封印柱を引き抜き自らを使徒化することでそのピンチを乗り切ります。第9使徒に侵食されてしまったアスカは使徒化しないために左目に封印柱を施していたため眼帯をしていたことが判明しました。第9使徒に侵食されてしまったアスカは、貴重なサンプルとしてその後隔離されていたのはこのような処置をされていたためだったのかもしれません。
考察②人類補完計画との関係
シン・エヴァンゲリオンで使徒との壮絶な戦いの末に最終的に第9使徒に侵食されてしまったアスカは、生き残ったものの左目に眼帯をするという痛々しい姿で登場することになりました。貴重なサンプルとなったアスカは、使徒化する恐れがあったためにそれを抑えるために、封印柱が施されることになったようです。左目の秘密がわかったことで納得した人も更なるショックを受けることになります。
大人のケンスケとの関係や最後の駅のシーンのネタバレ考察も話題となっているアスカは、人類補完計画とも大きく関わるようになります。新劇場版シリーズで活躍していたアスカは、儀式とエヴァ搭乗に不可欠な生贄を目的に作られたアヤナミシリーズと同様の複製体(シキナミシリーズ)の一人だったのです。シキナミシリーズのオリジナルは、「惣流・アスカ・ラングレー」という新劇場版シリーズ以前のアスカのようです。
最愛の妻であるユイと再会するために人類補完計画を利用しようとしていたゲンドウは、当初からアヤナミシリーズを利用していたのは明らかとなっていますが、シキナミシリーズにおいては第9使徒に侵食されてしまったアスカが貴重なサンプルとなったことで誕生したものと考えることができます。人類の手で保管可能な使徒(第9の使徒)が必要だったために貴重なサンプルとしてシキナミシリーズが誕生したのかもしれません。
考察③オリジナルと違い大人になった式波
シン・エヴァンゲリオンで眼帯をしている理由やシキナミシリーズなど次々と謎が明らかになっていくアスカは、14歳のままの精神状態で苦しむオリジナルと異なり精神的に成長し大人になった式波としての姿を披露しています。新劇場版シリーズのアスカ(クローン)は、そもそも親の存在を知らず誕生しており、愛用の人形の存在によって支えられエヴァに乗るためだけにひたすら生きていました。
大人になったケンスケや最後の駅のシーンのネタバレ考察にも注目が集まっているクローンのアスカは、オリジナル同様に孤独を抱えてはいるものの、両親へ求めていた愛情がオリジナルよりもぼんやりとした形となっていたようです。オリジナルのアスカは、両親から得ることができなかった愛情や承認欲求を満たすためだけに必死に生きていましたが、14歳までしか生きることができなかったためそれ以降の成長ができませんでした。
新劇場版シリーズのアスカ(クローン)は、14歳で身体の成長は止まってしまったもののそれ以降精神的には成長して14年の経験をすることになります。精神的には28歳へ成長することができたアスカは、当時好きだったシンジのことや自分自身のことまで客観的に見つめることができるようになりました。そのため、オリジナルのアスカが永遠の少女であるのに対してクローンのアスカは大人に成長することができたようです。
シン・エヴァンゲリオンのアスカの声優
シン・エヴァンゲリオンでは精神的に成長することができたアスカの姿を確認することができます。14歳の肉体を持ち続けながら14年の月日を経験することができたアスカは新たなパートナーを見つけることができたようです。そこで、最後の駅のシーンや大人になったケンスケとの関係などさまざまにネタバレ考察されているアスカのアニメ版の声を担当した声優のプロフィールや主な出演作品を紹介します。
宮村優子のプロフィール
- 名前:宮村優子(みやむらゆうこ)
- 血液型:O型
- 身長:157㎝
- 生年月日:1972年12月4日
- 出身地:兵庫県
- 声優デビュー:1994年
- 所属事務所:JAEプロモーション
- 職業:声優、歌手、女優
シン・エヴァンゲリオンで気が強いものの内面には大きな傷やトラウマを抱えている繊細なアスカのアニメ版の声を担当したのは声優の宮村優子さんです。声優の宮村優子さんは、桐朋学園短期大学において演劇科を卒業した後に、日本ナレーション演技研究所において声優の学びを深めていきました。声優以外に女優や歌手として活動している宮村優子さんは幅広い演技力が魅力の女性となっています。
宮村優子の主な出演作品
声優の宮村優子さんの主な出演作品には、愛天使伝説ウェディングピーチの珠野ひなぎく・エンジェルデイジー役やモジャ公のアップル役、ありす・イン・サイバーランドの八神樹莉役、剣風伝奇ベルセルクのキャスカ役、それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコの白鳳院綾乃エリザベス役、ポケットモンスターのアカネ役、舞-HiMEのアリッサ・シアーズ役、アストロボーイ・鉄腕アトムのミミ役などがありました。
シン・エヴァンゲリオンのケンスケの声優
岩永哲哉のプロフィール
- 名前:岩永哲哉(いわながてつや)
- 血液型:A型
- 生年月日:1970年6月24日
- 出身地:東京都
- 性別:男性
- 身長:164㎝
- 職業:声優
- 声優デビュー:1990年
- 所属事務所:フリー
シン・エヴァンゲリオンで14歳当時はカメラマニアであり軍事オタクとして独特の個性を放っていたケンスケは14年の時を経て大人の男性へと成長します。そんな大人になったケンスケのアニメ版の声を担当したのは声優の岩永哲哉さんです。声優の岩永哲哉さんは、日本ナレーション演技研究所において声優の学びを行い声優として活動するようになりました。彼は声帯模写が得意であるためさまざまな声を出すことができます。
岩永哲哉の主な出演作品
声優の岩永哲哉さんの主な出演作品には、ゲンジ通信あげだまの鈴木役やとっても!ラッキーマンのスーパースターマン・目立たがる役、それいけ!アンパンマンのバロンヤッキー役、ヤンボウ ニンボウ トンボウのユン役、バーチャファイターのリオン・ラファール役、フォーチュン・クエストLのトラップ役、プリンセスナイン 如月女子高野球部の夏目誠四郎役、ジャングルはいつもハレのちグゥのウイグル役などがありました。
シン・エヴァンゲリオンのアスカとケンスケに関する感想や評価
アスカは元々パイロットに強い憧れを持ってたケンスケから見れば輝いて見えたんじゃないかと思うけど、人助けをして、なんでも屋なんて言って学校の教師までしてるケンスケだってアスカから見れば相当眩しかっただろうな……
— あさぎ2 (@5_asagi) July 23, 2021
なんというか、良い2人組だよね
シン・エヴァンゲリオンでさまざまなネタバレ考察が話題となっているアスカの存在は、元々パイロットにおいて強い憧れを抱いていたケンスケにとっては輝いて見えていたのでは?それと同様に何でも幅広くできてしまうケンスケの存在に同級生のアスカも密かに尊敬していたのだろうと考えて良い二人だと感想を寄せている人もいました。最後の駅のシーンのネタバレ考察も気になる二人ですがいいコンビだと感じた人は多かったようです。
ケンスケとアスカの人生があんな風に密にクロスすることになろうとはシンエヴァを見る前は思わなかったけど、貞エヴァのケンスケとアスカのファーストコンタクトの頃から2人は穏やかだったのだなーーーー(ケンスケは目がハート&アスカは特に何も無さそうだったけど)と思って無いちゃう 2人に幸あれ
— To-Son【藤村】 (@ToSon87280791) July 17, 2021
シン・エヴァンゲリオンを見るまでは、ほとんど関係性を持っていなかったアスカと大人になったケンスケがこれほど密にクロスするとは考えもしなかったと感想を寄せている人もいました。二人の関係のネタバレ考察もさまざまに行われていますが、14歳当初は出会った瞬間にケンスケの方はかわいいと注目していたため、彼にとっては全くない関係ではなかったのでは?と考える人もいたようです。二人を応援する声もあがっています。
私は強くなって怖めになったマヤさんも好きだし、アスカがケンスケに救われたのも嬉しかったし、ラストにシンジの手を引いたのがマリで良かったと思ってる
— 霊半 (@kataka_10) July 20, 2021
シン・エヴァンゲリオンで常にひとりぼっちで孤独を抱えていたアスカが大人に成長したケンスケに救われたのが嬉しかったと感想を寄せている人もいました。幼少期に母親が精神崩壊してしまったことでオリジナルのアスカは自分の存在を証明するために必要以上に誇示しなければならないという状況になってしまいます。しかし、ありのままを受け入れてくれるケンスケの存在によってクローンのアスカは精神的に成長できたようです。
シン・エヴァンゲリオンのアスカとケンスケまとめ
シン・エヴァンゲリオンでさまざまなネタバレ考察が盛んに行われていますが、精神的に成長したアスカと大人になったケンスケが関係を深めていたことに驚いた人は多かったようです。しかし、これまでのアスカの孤独や母親とのトラウマを考えると、やっとありのままの姿を受け入れてくれる存在に出会えて良かったと心から感じている人も多くいました。最後まで人気のキャラとしての魅力を放っていました。