【BLEACH】石田雨竜が聖別で生き残ったのはなぜ？混血の滅法師説などを考察

BLEACHの主要キャラクターの一人、石田雨竜（いしだ うりゅう）がアウスヴェーレン（聖別）で生き残った理由について、なぜなのか気になる人も多いはずです。石田雨竜はなぜ聖別で生き残りとなったのか、ユーハバッハとの関係なども併せて考察します。まずは、石田雨竜が登場するBLEACHという作品についてを簡単に紹介します。BLEACHは、「週刊少年ジャンプ」で久保帯人先生が連載していたバトルアクション漫画です。

2001年から2016年まで連載されていたBLEACHは、コミックス全74巻が刊行されました。テレビアニメ化や劇場版アニメの制作もされたほか、舞台化やゲーム化など幅広いメディアミックスをされています。アニメ版のBLEACHは、シリーズ開始から10年の期間を空けて「BLEACH 千年血戦篇」の放送が開始されました。こちらは分割4クールでの放送を予定しており、原作者の久保帯人先生が総監修を担当しています。

強い霊感を持つ主人公・黒崎一護は、虚（ホロウ）という悪霊に襲われます。死神の朽木ルキアとの出会いで死神の力を得た一護は、力を失ったルキアの代わりに死神代行を務めることとなりました。ある時、同級生の石田雨竜に勝負を仕掛けられたことで、大量の虚が町に出現してしまいます。友人で同級生の茶渡泰虎や井上織姫と共に、一護は虚退治に奔走します。

石田雨竜は、一護のクラスメイトで「滅却師（クインシー）」の生き残りの青年です。一人称は「僕」で、身長は本編の進行につれて171cmから177cmに成長しています。体重は55kgから57kgに増え、11月6日生まれのAB型です。テレビアニメ版では杉山紀彰さんが声優を担当しており、実写映画版では俳優の吉沢亮さんが石田雨竜役を演じています。一護のライバル的ポジションの、重要なキャラクターの一人です。

石田雨竜はなぜアウスヴェーレン（聖別）で生き残りとなったのか、理由が気になる人は多いはずです。続いては、石田雨竜が生き残りとなった理由についてを順番に考察します。石田雨竜が生き残りになった聖別とは、死者すらも蘇らせることのできる強い能力のことです。この聖別をユーハバッハが行ったことによって、彼の母親を含めた滅却師は絶滅させられることとなりました。

聖別で絶滅した滅却師と同じく、石田雨竜も滅却師です。しかし、彼はなぜか聖別を生き残ることができました。その理由については、残念ながらBLEACHの作中で明かされることはありませんでした。けれど、なぜ生き残ったのかという理由について、いくつかの考察が挙げれられます。そちらを順に紹介していきます。

石田雨竜がなぜ聖別の生き残りとなったのか、その考察の一つに「混血」という点が挙げられます。作中では、もっとも古い滅却師のロバート・アキュトロンが聖別された時に、骨となってしまいました。一方で、ハッシュヴァルトが聖別を受けた際には、言い伝え通りの姿になっています。このことから、ユーハバッハの因子の強い人間ほど、影響が強いと考察されます。混血の母を持つ石田雨竜は、ユーハバッハの因子が薄いと考えられます。

石田雨竜は、ブルート（血装）という滅却師の技を使いません。これは滅却師の血に宿る力で、純潔の滅却師であれば生まれつき使用することができるものです。それを使用しない滅却師の戦い方は、古い技術だとわかります。鍛錬を積めば会得できる能力であるものの、そのためにはユーハバッハの魂の欠片と関係性を深める必要があります。これが聖別の対象となると気づいた祖父が、習得させなかった考察もあります。

ユーハバッハの復活に関する予言の中に、滅却師の王が誕生するという旨があります。始めはユーハバッハのことだと思われていましたが、滅却師の王は石田雨竜なのではないかとの考察もあります。石田雨竜が滅却師の王なのであれば、聖別を回避することも可能なはずです。

石田雨竜は、ユーハバッハに静止の銀を打ち込むことに成功します。聖別で生き残りとなったこともあり、石田家の血筋は他の滅却師に比べて特別なのではないかと考察されています。石田家の血筋に霊王の関りがあることから、聖別を生き残ることができたと考えられます。

なぜアウスヴェーレン（聖別）を生き残ることができたのか、石田雨竜には様々な可能性があることがわかります。滅却師には、霊子を弓のようにして扱う能力や、移動する能力があります。それに加えて、石田雨竜の家系には「滅却師最終形態」という能力もあります。霊子で構成された物質を分解し、武器化することができる強い能力です。これは誰もが使える能力というわけではありません。

ユーハバッハは、滅却師の始祖です。多くの滅却師を聖別により殺害しますが、混血の石田雨竜にはなぜか聖別が効果を発揮しませんでした。このことから、ユーハバッハは石田雨竜が何か特別なものを持っていると考えます。ユーハバッハ自身をも超える力を持つ、という可能性も考えました。そのため、ユーハバッハの後継者として、石田雨竜に聖文字の「A」を与えました。

なぜか聖別を生き残った石田雨竜は、ユーハバッハとの戦いを終えた後は父・竜弦と和解することができました。さらに、父が院長を務める総合病院で医者として働き始めます。石田家の親子仲が険悪なことは、BLEACHの初期から描かれてきたものでした。ユーハバッハを倒したことで長年に渡る因縁も解消され、新たな人生を歩み始めたことがわかります。

なぜアウスヴェーレン（聖別）を生き残ることができたのか、石田雨竜に関しては様々な考察が挙げられています。その石田雨竜について、BLEACHの読者はどのような感想を抱いたのかも気になるのではないでしょうか？続いては、Twitter上での感想についても少しだけ紹介します。

ユーハバッハは滅却師の王とされていましたが、石田雨竜こそが滅却師の王ではないかと考察する感想もありました。主人公の一護が死神と滅却師の子ということもあり、ライバルの石田雨竜も滅却師の王だと、立場が対等だとも考えられるようです。現在も様々な展開がされているBLEACHであれば、何かの機会に久保帯人先生の口から真相が明かされる可能性もあるかもしれません。

石田雨竜が聖別を生き残ったのには、浦原喜助が関係しているのではないかとの考察もありました。浦原といえば、何をしでかすかわからない得体の知れなさがあるキャラクターです。一護の周囲にも様々な関係がある浦原の力によるものと考えると、納得できる部分も多いのかもしれません。

原作が完結した後もテレビアニメ版が制作されていることもあり、原作との違いに気づいた人の感想もありました。原作者総監修のアニメということもあり、アニメ版で石田雨竜が生き残った理由についての情報を明かされる可能性も、ゼロではないのかもしれません。

石田雨竜が聖別を逃れた理由について、公式に情報が出されるかもしれないという可能性も示唆されています。ネット上でも多くのファンがこの謎について気にしており、考察を読み漁っているという声も多く見られました。公式に情報が明かされるとなれば、アニメの千年血戦篇は一層見逃せないものになりそうです。

石田雨竜はなぜアウスヴェーレン（聖別）を生き残ることができたのか、気になる理由の考察やユーハバッハとの関係などをまとめて紹介しました。原作を読むだけではなぜなのかわかりづらかった部分も、考察を交えることで理解できるかもしれません。すでに完結となったBLEACHを、考察も含めて改めて読み返してみるというのもオススメです。