【BLEACH】グレミィ・トゥミューは最強キャラ？チート級の能力や正体を考察

アニメ『BLEACH』では、護廷十三隊の十一番隊隊長を務める最強の死神、更木剣八とグレミィ・トゥミューとの対決に注目が集まっています。そこで、この記事では未だ謎に包まれた存在、グレミィ・トゥミューを特集します。

これから、グレミィのチート級の能力や正体を考察していきますが、まずはその前に『BLEACH』の作品情報をお届けしましょう。最初に『BLEACH』の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと続きます。

『BLEACH』は、久保帯人による日本の漫画作品で、集英社の「週刊少年ジャンプ」2001年36・37合併号から2016年38号まで連載されました。この物語は、悪霊・虚（ホロウ）を退治する死神の代理として活躍する高校生・黒崎一護と彼の仲間たちの冒険を描いた剣戟バトルアクションコミックです。2022年7月までに、全世界で1億3000万部以上が発行され、その人気は未だ衰えを見せません。

また、メディア展開では、studioぴえろによってテレビアニメ化され、2004年10月から2012年3月までテレビ東京系列などで放送されました。そして、『BLEACH 千年血戦篇』という10年ぶりの続編が2022年10月にテレビ東京系列で放送がスタートしました。

ある日のこと、霊感の強い高校生・黒崎一護は、悪霊退治にやって来た死神の朽木ルキアと出会います。最初は死神の存在に御門を持つ一護でしたが、家族が霊的な存在に襲われたことで信じざるを得なくなりました。その後、ルキアから死神の力を受け継いだ一護は、死神代行として虚との戦いに臨みました。物語後半では、2人の死神によりルキアは尸魂界へと連れ去られ、死神の力を与えた罪で処刑されることとなってしまいます。

ここからは、この記事のメインテーマである『BLEACH』のグレミィ・トゥミューの話題に移ります。グレミィ・トゥミューは、「見えざる帝国（ヴァンデンライヒ）」のエリート部隊である星十字騎士団（シュテルンリッター）の一員です。

いつもフードをかぶり、金髪のクセ毛が外見上の特徴となっています。容姿は少年のようですが、正確な年齢は不明です。表情は常に笑顔を浮かべていますが、他人には無関心で、目は笑っていません。星十字騎士団の中で自らを「最強」と称しています。

グレミィの聖文字（シュリフト）について説明します。聖文字とは、最大最強の皇帝ユーハバッハによって授けられた固有能力を表す頭文字を指します。この頭文字は騎士団の序列にも使われます。グレミィが皇帝ユーハバッハから授かった聖文字は「V」です。Vは「The Visionary」の略字で、夢想家を意味しています。想像したことを現実にする能力を持っているということになります。

それでは、『BLEACH』のグレミィが滅却師完聖体を使わない理由はなぜなのでしょうか？滅却師完聖体（クインシー・フォルシュテンディッヒ）とは、星十字騎士団の滅却師が使用する最強の戦力であり、究極奥義のことを指します。

グレミィが滅却師完聖体を使わない理由は、第一に、彼の聖文字（シュリフト）「V」（夢想家）の能力が非常に強力だからと考えられています。それに加えて、彼がかつてユーハバッハに幽閉されていたことから、その力を使うことができない可能性があるとされています。

自らを「最強」と称するグレミィ・トゥミューですが、彼にはどのような能力があるのでしょうか？ここからは、『BLEACH』のグレミィのチート級とされる能力や強さを具体例を挙げて考察していきます。

まず、グレミィは瞬間移動をすることができます。グレミィは「夢想家」として、自らの想像を現実化する能力を持っています。瞬間移動も想像することで可能になるのです。『BLEACH』の物語の中では実際に瞬間移動する場面は描かれていませんが、グエナエルが窮地に陥った際、突然グレミィが現れました。これは、グレミィが「そこにいる自分」を想像することで移動したのではないかと推測されています。

グレミィは、全く気づかれることなく鬼道で作られた結界内に侵入する能力を持っています。これは彼の夢想家の能力によるもので、「そこにいる自分」を想像するだけで結界の制約を超えて侵入できるのです。彼が自らを最強と称するのも、あながち放言とも言い切れません。

グレミィは夢想家の能力を用いて、瞬時に大量の水や溶岩、炎などを生成できます。数えきれないほどの重火器さえもイメージ通りに創り出し、その威力を敵味方を問わずに発揮します。この残忍さゆえに、ユーハバッハからは危険人物と認定されたようです。

グレミィは思い浮かべた瞬間に、「鋼鉄を超える硬度」を肉体に宿すことができます。イメージだけで自身の肉体を瞬時に鋼鉄のような堅さに変えるこの能力は、まさにチート級の強さと言えるでしょう。彼が、聖十字騎士団最強と、自身の強さをことさら強調するのも理解できます。

グレミィの夢想家としての能力は、自分の体だけでなく相手の身体にもダイレクトに影響を与えることが可能でした。例えば、草鹿やちるとの戦闘中には、相手の全身の骨がクッキーのように柔らかくなるところをイメージし、具現化させることに成功しています。この能力を知った相手は、誰しもグレミィとの対戦を放棄してしまうほどの強力な能力といえます。

グレミィの夢想家の力は、体の硬さを変化させたり、相手の体に直接影響を与えるだけでなく、ダメージから瞬時に立ち直り回復することを可能にします。大きなダメージを受けても、全回復する姿を想像すれば即座に回復するという非常に強力な能力です。

戦いの間に与えたダメージが何であれ、想像するだけで全てが元通りになってしまうことは、対戦相手にとっては絶望的でしかありません。グレミィを打倒するためには、彼に想像の余地を与えないことが重要だといえるでしょう。

グレミィの夢想家の能力には制限がなく、想像次第では宇宙空間すら召喚することが可能です。一瞬で巨大な隕石や宇宙空間を創り出せる能力はまさにチート級であり、他人に被害が及ぶことを気にかけない彼の性格を考え合わせると、皇帝ユーハバッハから危険視されたのも合点がいきます。

ここからは、『BLEACH』のグレミィ・トゥミューの正体や過去を考察していきます。グレミィ・トゥミューの正体は「脳」というのはどのようなことなのでしょうか？

更木剣八戦いに敗れたグレミィの肉体は消失し、残されたのはカプセルに収められた脳だけでした。つまり、グレミィの姿は実在せず、その正体はカプセル内に保管された脳だったのです。一部では、彼の正体である脳が電王のものであるとの指摘がされましたが、小説で語られた後日談により、電王の脳とグレミィの脳は別物であることが判明しました。

『BLEACH』の作中には、世界のバランスを維持する霊王が存在し、霊王の右腕や心臓を持つ滅却師も登場します。しかし、グレミィには霊王由来の特異な力はありませんでした。そうしたことから、グレミィの正体である「脳」が電王の脳ではないと考えられるのです。

次に、グレミィ・トゥミューの性格についてですが、彼はとても自信過剰で、「星十字騎士団」の中でも自分こそが最強だと自負しています。他者には興味を示さず、敵も味方も関係なく攻撃する残虐な傾向があり、危険人物として皇帝ユーハバッハに目を付けられます。

グレミィは、自らが思い描いたものを現実世界で具現化する能力を持っており、その能力は極めて無秩序で、敵味方を問わず攻撃に巻き込む残忍さがありました。このため、聖文字（シュリフト）を与えられた皇帝ユーハバッハによって幽閉された過去があります。

自らを最強だと自負するグレミィは、「特記戦力」の一人である更木剣八に向かって、「指一本使わず、頭の中だけでお前を殺してみせる」と宣言します。グレミィは、自身が発した剣八の闘志を刺激するその言葉によって、それまでの自分のしてきた冷めた戦い方に気づかされました。初めて「なぜこんなに彼を叩き潰したいのか」という高揚感を感じつつ、お互いに猛烈な攻防を繰り広げます。

グレミィは、自分よりも「化け物」である剣八をさらに上回る力を想像しますが、その力に耐え切れずに体が崩れ落ちます。そして彼の体は消失し、残されたのは脳だったのです。グレミィの姿は実在しない想像の産物でした。物語の中では体が消えたことで死亡と見なされ、グレミィは退場していきました。

ここで、アニメ『BLEACH』のグレミィ・トゥミュー役の声優・花江夏樹（はなえ・なつき）を紹介します。花江夏樹は、1991年6月26日生まれ・神奈川県藤沢市出身の男性声優で、アクロスエンタテインメントに所属し歌手やYouTubeとしても活動しています。

花江夏樹は、2011年にテレビアニメ『ゴールデン☆キッズ』の俊太役で声優デビューを果たし、2012年には『TARI TARI』のウィーン役でテレビアニメの初レギュラー出演を獲得しました。特筆すべきは、同アニメの第5話と第12話の挿入歌で作曲も手掛けたことです。翌2013年には、『凪のあすから』で先島光役を演じ、初の主演を務めました。

その後も、数々の作品で多彩なキャラクターを演じているほか、テレビ東京「おはスタ」のメインMCを務めるなど幅広いジャンルで活躍しています。また、声優・花江夏樹の主な受賞歴は次のとおりです。

• 第9回（2014年度）声優アワード 新人男優賞
• 第11回（2016年度）声優アワード パーソナリティ賞
• 第14回（2019年度）声優アワード 主演男優賞
• 第17回（2022年度）声優アワード インフルエンサー賞

次に、アニメ『BLEACH』のグレミィ・トゥミュー役の声優・花江夏樹の主な出演作品や演じたキャラを一覧で紹介します。

• 東京喰種トーキョーグール（金木研／佐々木琲世）
• 鬼滅の刃（竈門炭治郎）
• 四月は君の嘘（有馬公生）
• 進撃の巨人（ファルコ・グライス）
• 東京リベンジャーズ（九井一）
• あんさんぶるスターズ!（巴日和）
• ヴァニタスの手記（ヴァニタス）
• サマータイムレンダ（網代慎平）
• 機動戦士ガンダム 水星の魔女（エラン・ケレス）

ここまで『BLEACH』のグレミィ・トゥミュー特集をお届けしてきましたが、最後にグレミィ・トゥミューに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するのは、グレミィ・トゥミューの好きな理由を挙げるツイートです。自画自賛する言葉通りに「最強」でかわいい上に、人間臭さを出して最期を遂げる姿に惚れたようです。

続いて紹介するのは、グレミィ・トゥミューの能力の弱点をしてするツイートです。嫌なことを想像してしまうとし最悪になってしまいます。想像することをいかにコントロールするかが課題となると考えられます。

最後に紹介するツイートでは、グレミィ・トゥミューの能力がチート級ということを簡潔に言い表しています。このように想像して実現するのであれば、まさに最強と言えるでしょう。

この記事では、「『BLEACH』のグレミィ・トゥミューは最強キャラ？」と題して、彼のチート級の能力や正体などについて考察してきました。　

グレミィ・トゥミューは、自らを最強のキャラと称しています。彼は、想像を現実化する夢想家の能力を持っています。具体的には、

1. そこにいる自分を想像することで瞬間移動できる
2. 鬼道で作られた結界内に侵入
3. 溶岩や水を生成
4. 自分の体を硬くする、相手の体を脆くする
5. どんなに大きなダメージを受けても回復できる
6. 宇宙空間を召喚できる

また、グレミィの正体は、カプセルに収められた「脳」であることが判明します。体は実在せず想像の産物だったのです。その驚くべき事実がわかったのは、更木剣八戦いにおいてでした。敗れたグレミィの肉体が消失し、そこに残されたのはカプセルに入った脳でした。