【ワンピース】20人の王が世界政府を作った？天竜人（世界貴族）の末裔たちを考察

20人の王や世界政府、天竜人について知る前に、まずは「ワンピース」の基本情報を紹介していきます。ワンピースは1997年から連載されている漫画で、2023年11月時点でコミック107巻が刊行されています。作者の尾田栄一郎は熊本県出身の漫画家で、高校生時代に手塚賞で準入選しました。好きなジャンプ作品はキン肉マンで、好きな作家には鳥山明の名前を挙げています。

ワンピースの主人公はルフィです。ルフィは暮らしていた村で赤髪海賊団と出会い、海王類に襲われた時にシャンクスに助けられました。また、17歳で海賊王を目指して旅立ち、海軍基地の町「シェルズタウン」でゾロと出会っています。シャボンディ諸島編では、友達のケイミーが人間屋の売買に出され、ルフィが世界貴族を殴って大騒動が起きました。

ここからは、ワンピースで描かれた20人の王と世界政府の関係をネタバレしながら解説していきます。世界政府は巨大な国際組織で、物語途中に創設の経緯が明かされました。「世界貴族は20人の王の末裔？」という疑問もまとめていきます。

世界政府は巨大な国際組織で、800年前に20人の王が創設したことが分かりました。また、ネフェルタリ家が移住を拒んだため、19人の王がマリージョアに移住しています。世界政府には170ヵ国が加盟しており、4年毎に世界の指針を決める「世界会議」が開催されています。非加盟国は非人道的な扱いを受けるため、ほとんどの国は半ば強制的に世界政府に加盟していることが分かりました。

ワンピースの「空白の100年」は、800年前から900年前に起きた何らかの出来事です。不自然なほどに痕跡が消されており、800年前に20人の王が世界政府を創設したため、世界貴族にとって不都合な出来事があったと予想されています。また、世界貴族は一般人を殺しても罪に問われない治外法権の存在のため、圧政で世界を支配していることが分かりました。

ワンピースの天竜人は、世界の頂点に立つ存在です。世界各国から「天上金」を徴収しており、天竜人が道を通る時には一般人が土下座をする必要があります。また、天竜人は20人の王の末裔で、「各国の王たちは皆平等であるべき」という理念を掲げていましたが、長い年月を経て権力が暴走しました。

天竜人は奴隷を所有しており、「奴隷になった者に天竜人の焼印を押す」「笑ったら殺す」などの酷い仕打ちを行っています。過去には、マリージョアを襲撃したフィッシャー・タイガーが奴隷解放を行っており、解放された魚人たちで「タイヨウの海賊団」が結成されました。また、王下七武海のハンコックは元奴隷であることが分かっています。

天竜人は世界の支配者ですが、物語途中には「天竜人が天竜人を殺す騒動」が起きています。そのため、天竜人の中にも階級が存在し、頂点に立つ者が世界を動かしていると予想されています。また、五老星が世界の頂点と思われていましたが、五老星よりも上の天竜人が存在していることが明らかになりました。

登場当初の天竜人は奇抜な格好をしていましたが、物語途中に登場した天竜人は普通の格好をしているため、上の天竜人が奇抜な格好を強制している可能性があります。また、天竜人は宇宙服のような服を着ており、ワンピースの月には何らかの意味があるため、天竜人は月と関係する種族と予想されています。

20人の王と世界政府の関係を知った後は、ワンピースに登場した王家のキャラクターを一覧で紹介していきます。世界貴族は世界を支配している存在のため、最終章で麦わらの一味と戦うと予想されています。世界の頂点に立つ王家のキャラクターを一覧でまとめていきます。

ワンピースには、ネロナ・イム聖というキャラクターが登場しています。2023年11月時点では、イムのシルエットだけが描かれており、最高権力者の五老星が頭を下げていたため、イムが世界の頂点と予想されています。20人の王は「各国の王は平等」と考えていたため、誰も座れない「虚の玉座」が平和の象徴でしたが、イムが虚の玉座に座る姿が描かれました。

800年前に存在していた20人の王には、ネロナ・イム聖という人物が含まれており、本編のイムは同一人物と推測されています。また、オペオペの実には「不老手術を施す能力」があるため、前任者の能力者がイムに能力を使用した可能性があります。イムの文字は「仏」で、ネロナは「神」と読めるため、イムは神に等しい存在という意見が挙がっています。

ワンピースには、イーザンバロン・V・ナス寿郎聖というキャラクターが登場しています。イーザンバロンは五老星の1人で、スキンヘッドとメガネが特徴的な人物です。五老星の中では小柄ですが、老齢を感じさせない肉体を持っています。また、イーザンバロンの刀は最上大業物の1本と予想されています。

ワンピースの作中では、イーザンバロンが羽衣を持つ生物に変身していたため、何らかの悪魔の実の能力者と予想されています。初登場は233話で、ルフィに倒されたクロコダイルが王下七武海を除名されたため、五老星がクロコダイルの後任について話し合っていました。

ワンピースには、ジェイガルシア・サターン聖というキャラクターが登場しています。ジェイガルシアは五老星の1人で、黒い帽子と目の横の傷が特徴的な人物です。他の天竜人と同様に一般人の命を軽く考えており、「人間の命など虫と思え」と発言していました。また、「科学防衛武神」の肩書を持つため、世界政府が実施する科学技術政策を担当しています。

ジェイガルシアは鬼のような角が生えた生物に変身しており、サボの火拳を受けても動じない様子が描かれていました。また、38年前と本編で容姿が変わっていないため、年齢に関係する能力を持つと予想されています。エッグヘッド編では、ベガパンクを抹殺するために黄猿に同行し、島でボニーの奇襲を受けました。

ワンピースには、シェパード・十・ピーター聖というキャラクターが登場しています。シェパードは五老星の1人で、短い金髪と顎髭が特徴的な人物です。大きな口を開けた生物に変身しているため、何らかの悪魔の実の能力者と予想されています。初登場は233話で、戦闘態勢に入った時には銃を握っていました。

ワンピースには、トップマン・ウォーキュリー聖というキャラクターが登場しています。トップマンは五老星の1人で、大きな白髭と頭のシミが特徴的な人物です。五老星は人間味に欠ける性格をしていますが、トップマンは他者に怒鳴る姿が描かれていました。また、水星を意味する「マーキュリー」をひっくり返すと「ウォーキュリー」になるため、水星が名前の由来と予想されています。

ワンピースの作中では、トップマンが牙を持つ生物に変身していたため、何らかの悪魔の実の能力者と予想されています。また、人間体では銃を所持しているため、銃の扱いを得意にしている可能性があります。何らかの理由でルフィを危険視しており、CP0とカイドウを使ってルフィを葬ろうとしていました。

ワンピースには、マーカス・マーズ聖というキャラクターが登場しています。マーカスは五老星の1人で、長髪と長い髭が特徴的な人物です。巨大な鳥のような生物に変身しているため、何らかの悪魔の実の能力者と予想されています。また、「環境武神」の肩書を持つため、世界政府が実施する環境政策を管理しています。

ここからは、ワンピースに登場したその他の世界貴族/天竜人を一覧で紹介していきます。世界貴族はクズな言動が目立っていますが、物語途中に常識人も存在していることが分かりました。世界貴族のキャラクターのプロフィールを一覧でまとめていきます。

ワンピースには、フィガーランド・ガーリング聖というキャラクターが登場しています。ガーリング聖は「神の騎士団」の最高司令官で、「王者」の異名を持つ人物です。三日月と十字架を合わせたような髪型をしており、魚人族を庇ったミョスガルド聖を処刑しました。また、白い鞘に納めた剣を所持しており、過去にゴッドバレーで活躍したことが分かっています。

ワンピースの映画「FILM RED」では、五老星が「ウタはシャンクスの娘」と勘違いしていました。また、「あの娘がフィガーランド家の血筋でもか？」と発言したため、「シャンクスはフィガーランド一族」という説が浮上しています。本編では、シャンクスが五老星と対面するシーンが描かれていますが、五老星はシャンクスの名前を呼んでいないため、シャンクスには兄弟が存在している可能性もあります。

ワンピースには、ロズワード聖というキャラクターが登場しています。ロズワード聖はチャルロス聖の父親で、マリージョアに住む天竜人です。一般人を虫けらのように扱っており、息子が巨人族の奴隷を欲しがった時には、「人間の子供から始めなさい」と言っていました。

ワンピースには、チャルロス聖というキャラクターが登場しています。チャルロス聖はロズワード聖の息子で、年齢は24歳です。鼻水を垂らした醜い容姿をしており、「だえ」という語尾を使用しています。シャボンディ諸島の人身売買オークションに姿を見せ、激怒したルフィに殴られたため、大将の黄猿が島に召集される大騒動が起きました。作中には、ロズワード聖の娘のシャルリア宮も登場しています。

ドフラミンゴはドンキホーテ海賊団の船長で、王下七武海の1人で登場したキャラクターです。10数年前にドレスローザを支配し、人工悪魔の実「SMILE」を密売する犯罪組織を作りました。天竜人の一族に生まれましたが、常識人の父親が地位を捨てて地上に降りています。また、地上で迫害を受けたため、全てに復讐するために海賊団を作っています。作中には、ロシナンテやミョスガルド聖も登場しています。

ワンピースのネフェルタリ・コブラは、アラバスタ王国の第12代国王です。「国とは人」という考えを持っており、厳格な国王の姿が描かれていますが、娘に対しては甘い一面を見せています。物語途中にイム、五老星と対面しており、リリィについて話した後に粛清対象になりました。リリィはアラバスタ王国を統治していた王女で、天竜人と敵対するDの一族であることが判明しました。

世界政府との関係や世界貴族のプロフィールを見た後は、ワンピースに登場した20人の王に関する感想をまとめていきます。世界貴族は謎が多いため、読者から様々な感想が挙がっているようです。

天竜人は一般人を虫けらのように扱っており、奴隷を所持することを普通と考えているため、「天竜人はクズ」「天竜人の行いが胸糞」という感想が挙がっています。また、20人の王の末裔の全員は登場していないため、「残りの王家が気になる」という感想も挙がっています。

五老星は老人で構成されていますが、全員が何らかの悪魔の実の能力者と予想されています。そのため、「最終章で五老星が戦う相手が気になる」「ゾロとイーザンバロンの戦いを見たい」という感想が挙がっています。

シャンクスは謎が多いキャラクターで、物語途中に天竜人という説が浮上しているため、「シャンクスの正体が気になる」という感想が挙がっています。また、ルフィにとっては憧れの存在のため、「シャンクスは最後まで味方でいてほしい」という感想も挙がっています。

本記事では、ワンピースに登場した20人の王と世界政府の関係を解説していきました。20人の王は平等と平和を理念に掲げていましたが、権力を持ち続けたことで腐敗したと言われています。また、天竜人とDの一族は因縁を抱えるため、天竜人が倒される結末を見たいという意見が挙がっています。天竜人の登場エピソードを見たことがない方も、本記事を参考にしながら見てみて下さい。