【青のオーケストラ】鮎川広明はどんな先生?過去や生徒たちへの指導を紹介 

『青のオーケストラ』の鮎川とは、どのような先生なのでしょうか?高校のオーケストラ部を舞台に、主人公の成長を描く青春群像劇『青のオーケストラ』で、オーケストラ部顧問として登場するのが、この記事で特集する鮎川広明です。練習時には険しい表情で檄を飛ばす鮎川広明ですが、その人物像や練習に込める思いは通り一遍の読書では伝わってきません。そこで、これから鮎川の過去や武田・青野との関係、そして生徒たちへの指導を紹介し、彼の人物像に迫っていきます。

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目次

  1. 青のオーケストラとは?
  2. 青のオーケストラの鮎川はどんな先生?
  3. 青のオーケストラの鮎川の過去や生徒たちへの指導
  4. 青のオーケストラの鮎川と佐伯や青野の関係
  5. 青のオーケストラの鮎川の声優
  6. 青のオーケストラの鮎川に関する感想や評価
  7. 青のオーケストラの鮎川まとめ

青のオーケストラとは?

『青のオーケストラ』とは、高校のオーケストラ部を舞台に主人公の成長を描く青春群像劇コミックです。この記事では、オーケストラ部の顧問で、主人公青野一にも多大な影響を与えている鮎川広明先生を特集します。

これから、鮎川広明の人柄や過去、そして生徒たちへの指導方法などを紹介していきますが、まずはその前に『青のオーケストラ』の作品情報をお届けしましょう。最初に『青のオーケストラ』の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと続きます。

青のオーケストラの概要

『青のオーケストラ』は、かつて天才ヴァイオリニストと呼ばれた少年を主人公とした青春群像劇漫画です。日本の女性漫画家・阿久井真による作品で、『心が叫びたがってるんだ。』に続く彼女の第4作目となります。

概要のイメージ

この作品は、小学館が運営する漫画雑誌アプリ「マンガワン」で2017年4月25日より、また同じ会社の運営するウェブコミック配信サイト「裏サンデー」では5月2日よりそれぞれ配信を開始し、現在も連載が続けられています。しかし、阿久井真が産休やその後の育休をとっているため、最近は更新が不定期になっています。

『青のオーケストラ』は、阿久井真の担当編集者が千葉県立幕張総合高等学校シンフォニックオーケストラ部の出身であることから、そこでの取材に基づいて描かれています。音楽に情熱を注ぐ若い読者たちに人気を博し、「マンガワン」を背負って立つ看板作品に成長していきました。2021年8月には、累計発行部数が300万部を超え、2023年1月には第68回「小学館漫画賞(少年向け部門)」に輝きました。

青のオーケストラのあらすじ

あらすじのイメージ

主人公の青野一は、かつてヴァイオリンコンクールを総なめにする活躍をしていましたが、家族の事情で音楽の道を断念せざるを得なくなります。しかしある日、ヴァイオリンに情熱を注ぐ少女・秋音律子と出会い、彼の運命は大きく変わります。音楽の魅力を再認識し音楽の世界に戻る決意をしたのです。高校に進学した2人はオーケストラ部に入部しますが、そこで彼らのライバルとなる天才的ヴァイオリン奏者の佐伯直と出会います。

アニメ 青のオーケストラ - NHK

青のオーケストラの鮎川はどんな先生?

鮎川広明のプロフィール

ここからは、この記事のメインテーマである、『青のオーケストラ』の鮎川広明先生の話題に移ります。鮎川広明は、海幕高校のオーケストラ部の顧問を務め、主人公・青野一をはじめとする部員たちに音楽指導を行っています。

彼は音楽に対する情熱と厳しさを持ち合わせており、演奏会やコンクールでは自ら指揮者となって部員たちを支えます。部員たちは鮎川の高い音楽的センスと適切なアドバイスを素直に受け入れ、厚い信頼を寄せています。しかし、鮎川はとても厳しい性格をしており、自分にも他人にも容赦ありません。そのためオーケストラの練習は、非常にハードなものになっています。

鮎川は、海幕高校の卒業生であり、オーケストラ部に在籍していた過去があります。青野たちの出身校である中学校の教師・武田先生とは同期の間柄で、当時はトランペットを担当していました。武田は青野一の中学校の先生であり、青野が海幕高校に進学するにあたり、そのことで鮎川に相談していました。

したがって鮎川は青野一の過去の経歴を知っていたのですが、彼を甘やかさないために、最初は青野一のことを知らないふりをし、青野一のライバルである佐伯直の名前だけを覚えているかのように振る舞いました。鮎川と前述の武田は今でも仲が良く、時々食事をしながら近況を話し合っています。

鮎川広明の性格

次に、『青のオーケストラ』の鮎川広明の性格を考察してみます。鮎川広明は、前述のように、海幕高校シンフォニックオーケストラ部の顧問を務める中年男性です。鮎川は優秀な指揮者でもあり、部活では指揮者として全体のパートをまとめ上げます。的確な指導で海幕高校オーケストラ部を高みへと導く、優秀な指導者です。

性格のイメージ

そんな鮎川広明の性格ですが、非常に厳しい性格をしています。顧問を務めるオーケストラの練習になると目つきが鋭くなり、部員に対しても容赦なく駄目出しをします。自分にも他人にも厳しく妥協することはありません。

楽譜に縛られない自由闊達な演奏を目指し、海幕オケ部を導いていきます。ただし、部活中の厳しい指導は、おそらく生徒と同じくらい海幕オケ部を、そして音楽を愛しているからなのでしょう。『青のオーケストラ』の作中には、期待に応えてくれた青野と佐伯に素敵な笑顔を見せるシーンがあります。その笑顔が鮎川の性格を何より物語っているのかもしれません。

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青のオーケストラの鮎川の過去や生徒たちへの指導

鮎川と武田の関係や過去

ここからは、『青のオーケストラ』の鮎川広明の過去や生徒たちへの指導について考察していきます。最初に、鮎川の過去を語る上で欠かすことのできない存在である武田先生との関係を解説していきましょう。

松戸市立中学校の教師である武田先生は、主人公・青野一とヒロイン・秋音律子の恩師にあたる人物です。海幕高校のオーケストラ部のOBで、現在のオーケストラ部顧問の鮎川とは同級生という過去を持っています。優しくて正直な人柄をしており、生徒たちの世話をよく焼いています。青野と秋音が出会うことになったのも、実は彼のおかげでした。

武田先生は青野のヴァイオリンの腕前に惚れ込んでおり、過去に彼が音楽をやめざるを得なくなったことをとても残念に思っていました。そこで、秋音という音楽好きな少女を青野に紹介し、青野にヴァイオリンを再び弾く気持ちを喚起させようとしたのです。これが『青のオーケストラ』の物語の始まりでした。

武田は、前述のように中学校で青野の担任をしており、生徒の進路相談にも乗っていました。過去に青野のコンクールでの演奏を聴いて感動し、青野のファンになりました。しかし、青野は両親の離婚が原因でヴァイオリンを辞めてしまい、クラスメイトとも疎遠になっていきます。武田は青野の過去のこうした変化を気にかけていました。

武田は中学生のころに柔道をしていた過去がありますが、高校への推薦がかかっていた大会で敗れたことで柔道をやめてしまいました。そのときのショックが忘れられない武田は、音楽をやめた青野一に自分の姿を重ねて、彼のことを心配していました。

青野が高校に進学するときには、自分が音楽の世界に入ったことで人生が変わったと感じた、母校の海幕高校を勧めました。武田は海幕高校のオーケストラ部で多くの仲間や先輩と出会い、音楽に触れることで自分の可能性を広げました。そして、大学では柔道も再開しました。

武田は青野にもそんな経験をしてほしいと願っていました。一方、青野は勉強が苦手だったため、武田は音楽好きな秋音律子を紹介し、一緒に勉強するように促しました。秋音のおかげで青野は勉強にもやる気を出し、見事に高校に合格することができたのです。

鮎川の生徒たちへの指導

この記事の主役である鮎川先生は、オーケストラ部の生徒たちにどのような指導を行っていたのでしょうか?鮎川は、海幕高校のオーケストラ部の顧問であると同時に、指揮者としても優れた能力を発揮します。彼は海幕高校を全日本コンクールで8年連続で最優秀賞に導くという偉業を成し遂げました。その指導はとても厳しいもので、部員たちに対して容赦のない強い言葉を使うことも多々見られます。

定期演奏会への出場者を決定する予選会での一幕です。青野より後ろの順位になった2年生の羽鳥葉には、演奏が雑だったとして「お前は口も演奏も軽い」と怒鳴りつけます。青野に対しても、「お前の演奏は”ソロ”なんだ。」、「今のままではお前の音は調和しづらく浮いてしまう。」と容赦しません。

鮎川先生は部員たちに対して厳しい言葉を使いますが、それは部員たちのためを思ってのことで、悪意のある言葉は決して使いません。部員たちは鮎川の想いを感じ取って、厚い信頼を寄せていました。

定期演奏会を前にして、オーケストラ部の部長・立石真理は、鮎川に自分の気持ちを打ち明けます。鮎川の厳しい指導に落ち込み鮎川を嫌いになりそうだった立石でしたが、この相談で毎日遅くまで練習につき合ってくれる鮎川の部員への思いやりを感じ、立石は最後に鮎川に感謝の言葉を伝えます。3年生を含め部員たち全員が鮎川の想いをしっかりと受け止めていることがわかる場面でした。

3年生が部活を引退して2年生中心の体制になったとき、鮎川含め部員たちは、3年生の存在の大きさを痛感する事態に陥ります。コンクールに向けてサン=サーンスの「バッカナール」を練習するのですが、弦楽器と管楽器がうまく噛み合わず表現も納得いくものにはなりません。そんな状況なのに、鮎川は口を出しませんでした。1、2年生たちが自分たちで考えずに、他人任せになっていることを見抜いていたからです。

青野たちは鮎川先生の狙いに気づき、自分たちで考えて行動を起こします。弦楽器と管楽器の間の溝を取り除くため、意見を交わし考えを共有しようとしました。その結果問題は解消し、曲の表現力を高めることに成功しました。鮎川は技術的な指導だけでなく、一人一人が人間的にも成長することを目指しており、顧問としてだけでなく教師として部員の未来を考えていることがわかります。

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青のオーケストラの鮎川と佐伯や青野の関係

鮎川と佐伯の関係

ここからは、『青のオーケストラ』の鮎川先生と佐伯の関係を見ていきます。まずは、佐伯直について簡単に解説しておきましょう。佐伯は海幕高校の一年生で、青野同様にオーケストラ部に所属しています。オーケストラでは1stヴァイオリンを担当していますが、鮎川は彼に大きな期待を寄せています。彼は青野のライバルであると同時に、異母兄弟でもあります。佐伯の母親は、青野の父親と不倫関係にあった女性でした。

佐伯は、12歳までドイツで暮らしていたので日本語の読み書きが得意ではありません。そのため中学時代にはクラスで孤立していました。高校でも青野に漢字にふりがなを書いてもらっているありさまです。勉強と運動が苦手なのは青野と同じで、血のつながった兄弟としての共通点かもしれません。

佐伯は、幼いころからヴァイオリンの英才教育を受け、ドイツから帰国するとすぐにコンクールで頭角を現します。その後、海幕高校に入学すると、オーケストラ部に入部し青野と一緒に第1ヴァイオリンのパートを担当します。入部テストでは青野とアンサンブルで技量を競い合いました。過去に青野がヴァイオリン演奏から離れていた時には、コンクールで優勝を独占する天才ぶりを披露していました。

鮎川と佐伯の関係ですが、当初、鮎川は青野よりも佐伯のことを評価していたようです。佐伯は、青野が音楽から遠ざかっていた時期に、国内のコンクールで連続1位入賞する活躍をしていました。幼いころからオーケストラでの演奏を経験していたこともあり、海幕高校には音楽推薦で入学しています。佐伯の演奏を聞いた鮎川は、武田に「彼なら今後、オケを引っ張ってくれるだろう」と興奮気味に話していました。

鮎川と青野の関係

次に、鮎川先生と青野の関係に移ります。まずは、改めて青野一のプロフィールを説明しておきましょう。青野は、本作『青のオーケストラ』の主人公で、海幕高校の一年生です。オーケストラでは1stヴァイオリンを担当しています。ヴァイオリニストである父・龍仁の手ほどきを受け、小学生から中学生にかけて各種コンクールに出場しトップの成績を収めました。

ところが、父の不倫騒動にショックを受け、父と関係するものは全て拒否してヴァイオリンもやめてしまいます。何もやる気が起きなくなったのです。その後、できるだけ遠くの公立高校に行きたいと思い、担任の武田先生の勧めで海幕高校に進学することになりました。入学後、体育の授業で怪我をした時に保健室でヴァイオリンを練習していた秋音律子と出会います。彼女の演奏に刺激を受け、約一年ぶりにヴァイオリンを手にしました。

それでは、鮎川と青野の関係を考察してみましょう。当初、鮎川は青野について何も知らないかのような態度をとっていました。ある日、補習のために青野と佐伯が部活に遅れた時、鮎川は「気づかなかった」と言い、青野の名前すら知らないように振る舞いました。しかしそれは、実際には青野にやる気を起こさせるための行動だったようです。

鮎川は、実は青野のことを昔からよく知っていました。定期演奏会のオーディションが終わった後には、「将来のコンサートマスター候補だ」と言って励ますと同時に、今の演奏は昔と違って「自分の音色」がないと青野に苦言を呈しています。鮎川は青野と佐伯の二人が部を引っ張っていって、いつかは二人のどちらかがコンマスになって、海幕高校オーケストラ部の音を作っていくと期待しているようでした。

それを聞いた青野は、それまでソロ演奏しかしたことがなかったため、オーケストラのコンサートマスターになるために先輩からアドバイスをもらったり、山田たち同級生に一緒に練習しようと誘ったり、積極的に行動するようになりました。

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青のオーケストラの鮎川の声優

小野大輔のプロフィール

ここで、アニメ『青のオーケストラ』の鮎川広明役の声優・小野大輔(おの・だいすけ)を紹介します。小野大輔は、1978年5月4日生まれ・高知県高岡郡佐川町出身の男性声優で、歌手としても活躍しています。現在は、特定のプロダクションには所属せず、フリーで活動しています。

彼は、日本大学芸術学部放送学科や青二塾日曜クラス、マウスプロモーション附属養成所で学び、最初はテレビ番組制作を志していました。しかし、ディレクションの難しさに直面し、ラジオ番組制作への転向を決意します。

大学2年生からラジオ番組制作を始め、友人の手伝いで音響効果を担当する中で、ある役を演じる声優が足りないことから急遽、声優として駆り出され、それがきっかけとなり声優の道を歩むこととなりました。

小野の声優デビューは、東北新社でのボイスオーバーの仕事で、70代の老人役でした。2005年には、テレビアニメ『AIR』の主人公・国崎往人を演じ、初の主役を務めました。また、2007年にはミニアルバム「ひねもす」をリリースし、音楽活動もスタートさせます。さらに、毎年末の「Original Entertainment Paradise“おれパラ”」ではホストおよびリーダーとしてライブを成功に導きました。

小野大輔の主な出演作品や演じたキャラ

次に、アニメ『青のオーケストラ』で鮎川の声を演じた声優、小野大輔の主な出演作品や演じたキャラを一覧で紹介します。

  • ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース(空条承太郎)
  • 宇宙戦艦ヤマト シリーズ(古代進)
  • 進撃の巨人(エルヴィン・スミス)
  • 黒執事(セバスチャン・ミカエリス)
  • おそ松さん(松野十四松ほか)
  • 黒子のバスケ(緑間真太郎)
  • 涼宮ハルヒの憂鬱(古泉一樹)
  • マギ The labyrinth of magic(シンドバッド)
  • 斉木楠雄のΨ難(燃堂力)
  • ブラッククローバー(ウィリアム・ヴァンジャンス)

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青のオーケストラの鮎川に関する感想や評価

ここまで『青のオーケストラ』の鮎川広明先生特集をお届けしてきましたが、最後に鮎川広明先生に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するのは、鮎川広明先生のオーケストラ部顧問としての評価に関するツイートからです。鮎川先生の指導はとても厳しく、部員には容赦のない強い言葉が飛んでいきます。しかし、それは生徒のためを思っての指導であり、人格を否定するような悪意のある個人の攻撃は決してしません。生徒をよく見て的確なアドバイスをしているのです。

続いて紹介するのは、鮎川の外見などに関する評価・感想です。渋くてかっこいいと言います。担当した声優・小野大輔の評価は高く、鮎川の高評価にも貢献しているようです。眉間のしわに中年男性の魅力を感じてしまうのでしょうか?

次に紹介するのは、教師の経験がある方の感想です。自身も才能ある生徒を見つけた時に胸の高まりを感じたそうで、佐伯や青野に対する鮎川の気持ちがよくわかるそうです。彼らが成長していく姿を見ていると、まるでわが子のように思えてくるとのことでした。

続いて紹介するのは、鮎川だけでなく武田先生など『青のオーケストラ』に登場する大人を絶賛するツイートです。原田や立石も、悩みを打ち明けられる大人が周りにいてくれて、幸せだったことでしょう。

最後に紹介するのは、現在教職に就いている方の感想・評価です。厳しい指導は生徒から反感を買うこともありますが、鮎川の場合には、「自分たちのためも思ってのこと」と生徒に言わしめています。生徒との間で信頼関係が築けていなければ出てこないセリフだとして、鮎川を尊敬の意を表していました。

青のオーケストラの鮎川まとめ

この記事では、「『青のオーケストラ』の鮎川広明はどんな先生?」と題して、鮎川の過去や武田先生や青野・佐伯との関係、そして生徒たちへの指導などを考察してきました。 

まとめのイメージ

『青のオーケストラ』の鮎川広明は、海幕高校のオーケストラ部顧問であり、青野をはじめとする部員たちに音楽指導を行っています。彼の指導は厳しいことで知られ、練習の時にはグサッとくるような言葉が容赦なく飛んできます。しかし、それは生徒のためを思ってのことであり、決して悪意ある罵詈雑言を使うことはありません。

生徒にも鮎川の真意は通じており、悩んでいた部長の立石は、鮎川に心の内を正直に打ち明けています。生徒との間に信頼関係がなければこのようなことはありえないでしょう。鮎川の厳しい指導は実を結び、海幕高校オーケストラ部は、全日本コンクールで8年連続最優秀賞に輝くという偉業を達成しました。

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