2021年11月25日公開
2021年11月25日更新
【青のオーケストラ】佐久間先輩は毒舌だけど実は優しい?青野一との関係は?
毒舌で知られる青のオーケストラの佐久間先輩の素顔に迫ります!元天才ヴァイオリニストの少年・青野一が高校オーケストラ部で活躍する姿を描く漫画「青のオーケストラ」。この作品には個性的な登場人物が目白押しですが、その中でもあくの強さでは最強の佐久間優介にスポットを当てていきます。毒舌で嫌味なキャラの裏に隠された意外な一面を、彼の過去や主人公・青野との関係を通して明らかにしていきます。ぜひご覧ください!
目次
青のオーケストラの佐久間先輩とは?
青のオーケストラの作品情報
元天才ヴァイオリニストの主人公を描く阿久井真による漫画作品「青のオーケストラ」。この記事では青のオーケストラに登場する佐久間先輩を特集していきますが、まずは青のオーケストラの作品情報からお届けします。最初に作品概要、そして簡単なあらすじへと続きます。
青のオーケストラの漫画の概要
青のオーケストラは、阿久井真による日本の漫画作品で、元天才ヴァイオリニストの少年を描くWebコミックとなっています。2017年4月に小学館の雑誌アプリ「マンガワン」に登場、翌5月には漫画配信サイト「裏サンデー」で配信が開始され、現在も連載中の作品です。
漫画「青のオーケストラ」は、音楽ファンの若者から熱い支持を受け、単行本は既刊9巻、2021年8月現在の累計発行部数は300万部を超えています。
青のオーケストラのあらすじ
かつて天才ヴァイオリン奏者として名だたるヴァイオリンコンクールで賞を総なめにしていた主人公の青野一。父親のスキャンダルに心を痛め、大好きなヴァイオリンからも遠ざかってしまいます。ところが、中学で独りヴァイオリンの練習に打ち込む秋音律子との出会いにより、再びヴァイオリンを手にすることに。その後、2人は同じ高校に進学し、オーケストラ部に入部するのでした。
佐久間のプロフィール
ここからは、本記事のメインテーマ・青のオーケストラの佐久間の話題に入っていきます。最初にプロフィールから紹介します。
佐久間は、フルネームを佐久間優介(さくま・ゆうすけ)といい、主人公・青野一の進学した千葉県立海幕高校の2年生。高校ではシンフォニックオーケストラ部に所属し、打楽器セクションのリーダーを務めています。演奏する楽器は打楽器全般ですが、主にシンバルやティンパニを扱います。
オーケストラ部での佐久間は、周りの人間の弱点を臆面もなく鋭く突くなど口の悪い嫌味なキャラとして登場します。しかし、他人だけでなく自分にも厳しいストイックなところや問題の核心を突いた指摘により、他の部員から一目置かれる存在になっていました。
青のオーケストラの佐久間先輩は毒舌だけど実は優しいキャラ?青野一との関係は?
ネタバレ①佐久間の性格
プロフィール欄でも触れましたが、漫画・青のオーケストラに登場する佐久間先輩は、舌鋒鋭く嫌味な感じの物言いが特徴です。毒舌ぶりや目つきの悪さなどから性格が悪そうという印象を与えます。
しかし、佐久間の指摘は的を射ていることも多く、前向きに捉えれば的確な状況判断と相手を言い負かす技能に長けていると言えるのではないでしょうか?
ネタバレ②佐久間の過去
そんな佐久間先輩は、ある暗い過去を背負っていました。中学生時代にクラスメートを救うことができなかったというのです。そこで高校では同じ過ちはしないと固く心に決めていました。自分も含めて、かつてクラスメートを追い込んだ人間を次のように切り捨てます。
口無しの人たちのことだよ。何も言わないで、他人の意見に乗っかるだけの残念な人たちがいるじゃん。
そういう人たちを見てるとイライラするんだ。
我慢にも限界があるからね。
様々な心の葛藤を抱える思春期にさしかかった高校生の佐久間。中学時代の苦い経験が、その後の佐久間のキャラ形成に大きく影響を与えたのかも知れません。
ネタバレ③佐久間と青野一の関係
漫画・青のオーケストラの佐久間先輩のキャラ考察、最後に主人公・青野一との関係を見ていきましょう。青野と出会ってすぐに「大嫌い」と言い放った佐久間先輩。しかし、その言葉に反して2人は仲良しになります。
佐久間先輩とは違い、青野は自分の意見をはっきり言えないキャラです。ところが、佐久間先輩相手だと自分の言葉できちんと話すことができるようなのです。最近では、佐久間先輩の方も青野に心を開くようになってきました。口は悪いけど、案外後輩思いの優しい先輩なのかも知れません。
青のオーケストラの佐久間先輩が所属するシンフォニックオーケストラ部の登場人物
青野一
ここからは、青のオーケストラの登場人物を紹介していきます。いずれもシンフォニックオーケストラ部の部員です。
最初に紹介する登場人物は、青のオーケストラ・主人公の青野一(あおの・はじめ)です。青野は、オーケストラ部では第一ヴァイオリンを担当する1年生。ヴァイオリニストの父・龍仁から英才教育を受けた一は、小学校から中学にかけて名だたるコンクールで賞を総なめにします。
しかし、父親のスキャンダルからヴァイオリンを一旦は止めてしまう件(くだり)は、あらすじ欄で説明した通りです。海幕高校進学後は、佐伯直の演奏に刺激を受け、以前にも増してバイオリン演奏にのめり込んでいきます。
佐伯直
続いて紹介する青のオーケストラの登場人物は、海幕高校1年生の佐伯直(さえき・なお)です。オーケストラでは第一バイオリンを担当、主人公・青野のライバルとなります。
12歳までドイツに在住していたため、たどたどしい日本語を話す佐伯。幼いころからヴァイオリンの教育を受け、帰国後すぐにコンクールで優秀な成績を収め注目を集めます。
オペラ歌手の母親と青野の父・龍仁との交際が発覚、スキャンダルとなり青野に精神的なダメージを与えました。青野一とは異母兄弟であることが判明します。
秋音律子
本作「青のオーケストラ」のヒロインで高校1年生の秋音律子(あきね・りつこ)。青野の友人で、オーケストラでは第二バイオリンを担当しています。
正義感の強いキャラで、中学時代親友の小桜ハルがイジメの被害に遭うと虐めていた生徒を殴ってしまいます。それが原因となりクラスで孤立し、保健室登校となります。保健室でヴァイオリンを練習していた時に青野と出会いました。
小桜ハル
秋音の親友で、オーケストラでは第一バイオリンを担当している1年生です。中学時代にイジメの被害に遭い、転校を余儀なくされます。青野とはヴァイオリンコンクールで知合います。青野も絶賛するほどのヴァイオリンの名手です。青野に淡い恋心を抱いているようです。
山田
青野の友人で、佐伯とは中学の同級生。オーケストラではチェロを弾いています。明るい性格で友人も多く、人見知りする青野にも積極的に話しかけます。
原田蒼
オーケストラでコンサートマスターを務める3年生の原田蒼(はらだ・そう)。コンマスを務めるだけあり演奏技術は高く、青野が憧れる先輩の一人です。人を惹きつける魅力があり、部員からも慕われています。
立石真理
3年生の部員で、オーケストラではフルートを担当しています。青野たちが入部した時は部長を務めていました。ただし、演奏技術は高くはなく、指揮者で部の顧問を務める鮎川広明より度々注意を受けています。
羽鳥葉
オーケストラ部だけでなくダンス部にも所属する2年生の羽鳥葉(はとり・よう)。次期コンサートマスターと目されています。2つの部を行き来しているこから、現コンマスの原田に、中途半端な姿勢がみんなの努力を無にすると指摘を受けてしまいます。
筒井俊樹
シンフォニックオーケストラ部の現部長で2年生。オーケストラではホルンを担当しています。佐久間とは中学時代からの友人です。
滝本かよ
青のオーケストラの登場人物紹介の最後は、オーケストラで第二ヴァイオリンのパートリーダーを務めている滝本かよです。彼女は現在2年生ですが医学部進学を志望しており、受験勉強と部活の両立に悩みます。悩んだ末の結論として、休部という道を選択しました。
東金梨香
オーケストラではトランペットを担当する2年生の東金梨香(とうがね・りか)。管楽器セクションのリーダーを務めています。
平良まりあ
最後に紹介する登場人物は、オーケストラでオーボエを担当する2年生の平良まりあ。明るく朗らかな性格で、楽器演奏だけではなく、絵を描くのも得意にしています。
青のオーケストラの佐久間先輩に関する感想や評価
ここまで青のオーケストラの佐久間先輩特集をお届けしてきましたが、最後に佐久間先輩に関する感想や評価をTwitterより紹介します。
青のオーケストラ、最新刊まで読了。
— 眠(ネムイ)@メガネ屋 (@Yuki_choco_love) November 21, 2020
佐久間がいいキャラしてる。
辛らつ、皮肉屋、でもよく周りが見えてる。話に肉をもたせる役どころ。
次が見たーーい!!#2次元タイム pic.twitter.com/FTkgfEqIoW
最初に紹介する青のオーケストラの佐久間先輩に関する感想・評価は、佐久間がいいキャラしているというツイートからです。辛辣で口が悪いのですが、よく周りが見えているといいます。話に膨らみを持たせる役どころだと感じたそうです。
阿久井真『青のオーケストラ 8』読了♪
— 遊糸@はる (@shitokushiki) September 23, 2020
徐々に各パートの2年生たちが登場してきて、より一層面白くなってきた。前の巻ですごく嫌味な感じだった佐久間先輩だけど、彼の音楽に向き合う真剣さがはっきりとした場面はとても良かった。自らの感情に寄り添ってすべてを理解して、咀嚼して、表現する、か。
続いて紹介する青のオーケストラの佐久間先輩に関する感想・評価は、単行本の8巻を読了した方のツイートからです。嫌味なキャラだった佐久間先輩の音楽に向き合う真剣さが描かれていて、一層面白くなったそうです。
青のオーケストラ先読みまで読んだ!!表現力が凄い!!絵から音が伝わってくる!佐久間先輩がどんどん好きになってまう〜!原田先輩が超人聖人ってだけで、佐久間先輩は凄く人間的。魅力的なキャラが多いし、部活動での衝突や団結が凄いリアルに描写されてて、感情移入しやすい。アニメ化したら凄そう
— 清水誠 (@shikake831) September 4, 2020
最後に紹介する青のオーケストラの佐久間先輩に関する感想・評価は、青のオーケストラを絶賛するツイートからです。部活動での人間模様がリアルに描かれていて感情移入しやすい作品だと言います。佐久間先輩については、とても人間的だと感じたそうです。
青のオーケストラの佐久間まとめ
ここまで、漫画・青のオーケストラの佐久間先輩にスポットを当て、毒舌キャラの真の姿に迫るべく主人公の青野との関係などを考察してきました。いかがでしたでしょうか?
佐久間先輩こと佐久間優介は、海幕高校の2年生。シンフォニックオーケストラ部では打楽器セクションのリーダーを務めています。舌鋒鋭く毒舌を吐く嫌われキャラの佐久間ですが、その指摘は的を射ていることが多く、他の部員からも一目置かれる存在になっていました。主人公・青野との関係は意外にも良好で、人見知りの青野が佐久間には心を開いているようでした。
Twitterの感想にもありましたが、青のオーケストラには佐久間のような興味深いキャラが多数登場するようです。青のオーケストラの今後の展開に期待しましょう。