【青のオーケストラ】青野と佐伯の関係は異母兄弟?事実がわかったシーンや父親は?

『青のオーケストラ』の青野一と佐伯直は、海幕高校オーケストラ部の1年生です。2人もヴァイオリンの天才といわれており、作中ではお互いをライバル視しています。青野と佐伯は父親が同じ異母兄弟で、原作の4巻でその事実が明かされました。本記事では、青のオーケストラの4巻の何話で、2人の関係が明かされたかを説明します。青野と佐伯の父親である青野龍仁や、佐伯の母親の人物像も解説します。

【青のオーケストラ】青野と佐伯の関係は異母兄弟?事実がわかったシーンや父親は?のイメージ

目次

  1. 青のオーケストラの青野と佐伯とは?
  2. 青のオーケストラの青野と佐伯の関係は異母兄弟?
  3. 青のオーケストラの青野と佐伯の父親の人物像
  4. 青のオーケストラの青野と佐伯のその後の関係
  5. 青のオーケストラの青野と佐伯に関する感想や評価
  6. 青のオーケストラの青野と佐伯の関係まとめ

青のオーケストラの青野と佐伯とは?

『青のオーケストラ』には、青野一と佐伯直というキャラがいます。青野は青のオーケストラの主人公で、佐伯は青野のライバルとして登場しました。しかし、青野と佐伯はただのライバルではなく、実は異母兄弟であることが作中で明かされます。本記事では、青野と佐伯の出会いは何話か、また2人が異母兄弟だとわかるのは何話かを解説します。

青のオーケストラの作品情報

青のオーケストラの概要

青のオーケストラは、阿久井真さんによる青春漫画です。舞台は高校のオーケストラ部で、作中には多くの楽器や有名なクラシック曲が登場します。青のオーケストラは、2017年から漫画雑誌アプリの「マンガワン」で連載が始まりました。2023年4月からはテレビアニメが始まり、NHK Eテレで全24話が放送されました。

青のオーケストラのあらすじ

天才ヴァイオリニストの息子である青野一は、自身も小さい頃からヴァイオリンを習っていました。数々のコンクールで優勝するも、父親の不倫騒動で家庭が壊れ、ヴァイオリンを手放します。それからは鬱屈した日々を過ごしていましたが、中学の同級生の秋音律子に出会ったことで、再びヴァイオリンと関わることになります。自分がヴァイオリンを好きであることを改めて実感した青野は、高校に入学してオーケストラ部に入部するのでした。

青野一のプロフィール

青のオーケストラの青野一の誕生日は1月1日で、住んでいる場所は松戸市です。ヴァイオリニストの青野龍仁の息子で、小さい頃から父親にヴァイオリンを習ってきました。青野はこれまでに数々のコンクールに出場しており、どのコンクールでも優秀な成績をおさめてきました。しかし、父親の不倫で家庭が崩壊し、父親の思い出とともにヴァイオリンを封印します。

それから青野はすっかり暗い性格となり、周囲の人間とも壁を作るようになりました。しかし、中学時代に秋音律子と出会ったことをきっかけに、ヴァイオリンへの情熱を取り戻します。その後、秋音とともに海幕高校へと進学した青野は、名門であるオーケストラ部へ入部しました。青野はヴァイオリンに関しては天才的な才能を持っていますが、運動はまったくの苦手です。勉強もそれほど得意ではなく、試験では苦労しています。

佐伯直のプロフィール

青のオーケストラの佐伯直は、2月6日生まれの帰国子女です。ドイツ人の祖父を持つクオーターで、幼い頃はドイツで暮らしていました。祖父が死亡した後12歳で日本へ引っ越し、祖母の家で2人暮らしを始めます。佐伯は日本へ来てからすぐにコンクールで頭角を現し、推薦で海幕高校へ入学しました。日本語の読み書きがあまりできないため、勉強は苦手です。

青野一と佐伯直の出会い

青のオーケストラで、青野一と佐伯直が何話で出会ったか見ていきましょう。青野と佐伯が初めて出会ったのは、1巻第7話の「佐伯直」の回です。高校に入学して2週間が経った頃、青野はオーケストラ部の見学に行きました。そこで、コンマスの原田が佐伯と話している場面を目撃します。青野は以前、中学時代の担任である武田から佐伯の名前を聞いていました。

佐伯がすごいヴァイオリニストだと知って興味を持っていた青野は、思わず佐伯のことを観察します。佐伯は自分を見つめていた青野に気づき、何やら思案するような表情になりました。そこへ3年の米沢が佐伯と原田の会話に割り込み、1年生の実力を見るためにヴァイオリンを弾いてもらおうと提案します。

「1人で弾くのは緊張する」という1年生の声を聞き、米沢は2人ずつ弾いてもらうことにしました。そして、佐伯の相手に、青野を指名したのです。原田が青野に「弾けそう?」と声をかけると、佐伯が「君なら弾けるでしょ」と確信めいたセリフを口にしました。青野は佐伯の言葉に戸惑いながら、演奏の準備を始めます。

青野は最初の音合わせで佐伯の音に呑まれてしまい、緊張から手を震わせます。気を取り直して演奏を始めると、改めて佐伯の技術の高さに感心しました。佐伯の譜面に忠実な演奏に安心したのもつかの間、佐伯はかすかに笑うといきなりテンポを変えてきました。青野は、自分と合わせようともしない佐伯にイラつきます。

そして、佐伯が自分を挑発していると気づいたのです。青野は開き直って佐伯の挑発に乗り、同じように自分の音を佐伯にぶつけ始めました。その様子を見ていた原田は、「まるで音の喧嘩だ」と感想をもらします。2人の演奏はデュオとして最低の演奏でしたが、本人たちはお互いに「楽しい」と感じていました。

アニメ 青のオーケストラ - NHK

青のオーケストラの青野と佐伯の関係は異母兄弟?

青のオーケストラの佐伯直は、初登場時から青野一のことを知っている様子を見せました。青野は有名人であるため、ヴァイオリニストであれば青野のことを知っていてもおかしくありません。しかし、佐伯の表情からは、何か他の事情があるようにも見えます。

しばらくは青野と佐伯の関係は隠されたままでしたが、原作の4巻でついに2人に血のつながりがあることが判明しました。青野と佐伯は異母兄弟で、佐伯はそれをずっと秘密にしていたのです。では、青野と佐伯が異母兄弟だとわかったのは、原作の何話のことでしょうか?ここでは、佐伯の過去をまとめるとともに、何話で2人の関係が明らかになったかを解説します。

佐伯の過去をネタバレ

過去①佐伯の幼少期

幼少期の佐伯直は、ドイツの田舎で母親と2人暮らしをしていました。母親は仕事で忙しくほとんど家にいませんでしたが、佐伯は特に寂しさを感じてはいませんでした。なぜなら、佐伯にはヴァイオリンがあったからです。8歳で地元のオーケストラに入団した佐伯は、オーケストラの仲間たちと楽しい日々を過ごしていました。

過去②青野龍仁のファンになる佐伯

佐伯直はあるとき、オーケストラ仲間のベンから1人のヴァイオリニストの動画を見せられます。その動画には、青野一の父親である青野龍仁の演奏の様子が映っていました。佐伯はその動画をひと目見ただけで、青野龍仁のファンになります。それから佐伯は青野龍仁のCDを買い、毎日繰り返し聴くようになりました。

過去③自分の父親は青野龍仁だと知る佐伯

ある日、佐伯直の家に遊びに来た祖父は、テーブルの上にあった青野龍仁のCDに気づきます。そして、このCDはもう聴かないよう、佐伯に言うのでした。その後、佐伯の母親も、青野龍仁のCDの存在に気づきます。

祖父からCDを聴くことを禁止された佐伯は、祖父が青野龍仁のことを好きではないようだと言います。母親は祖父の反応を当然だと言い、自分が青野龍仁の不倫相手であることを明かしたのでした。そこで佐伯は、初めて自分が青野龍仁の息子だと知ります。その後、佐伯は青野龍仁について詳しく調べ、日本にいる兄弟にいつか会いたいと思うようになりました。

青野一が佐伯と異母兄弟だという事実がわかったシーンは何話?

佐伯直の詳細な過去がわかったところで、青野一が佐伯と異母兄弟だとわかったシーンは何話で読めるか見ていきましょう。佐伯が青野に自分の過去を打ち明けたのは、4巻第27話の「もう一つの本音」です。この頃青野の母親が過労で入院し、青野は精神的に落ち込んでいました。青野のことを心配した秋音は家に様子を見に行くことを決め、ハル、山田、佐伯の3人も一緒について行くことにします。

秋音たち3人は青野と話し終えてそのまま帰りますが、佐伯だけは「話したいことがある」と言って青野の家に戻ってきました。そして、佐伯は思い切って、自分と青野が異母兄弟であることを打ち明けたのです。衝撃の事実を突きつけられた青野は佐伯を激しく拒絶し、家から追い出しました。

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青のオーケストラの青野と佐伯の父親の人物像

ここまでは、青野一と佐伯直の出会いが何話か、また2人が異母兄弟とわかったのは何話かをまとめてきました。2人の重要なシーンが何話かわかったところで、続いて2人の父親である青野龍仁や、佐伯の母親についてチェックしておきましょう。ここでは、青野龍仁と佐伯の母親の人物像を解説します。

青野と佐伯の父親の人物像

青野一と佐伯直の父親である青野龍仁は、佐伯の母親である女性と不倫をして、家庭を崩壊させました。それがきっかけで青野は父親を憎むようになりますが、青野龍仁はそれほどひどい父親でもありませんでした。家にいる時間が少なかったことは確かですが、家に帰ってきたときは子供との時間を大切にしています。

青野も子供の頃は父親が大好きで、青野龍仁が家に帰ってくる日を指折り数えて待っていたほどです。ただ、青野龍仁がヴァイオリン以外で息子と関わることはなく、何よりもヴァイオリンを第一に考えていたことがわかります。また、不倫をして家庭をめちゃくちゃにしたことから、1人の男性としてはかなり難がある性格だといえるでしょう。

佐伯直の母親の人物像

佐伯直の母親は、ドイツでソプラノ歌手として活躍している女性です。普段は仕事ばかりでほとんど家に帰らず、幼い佐伯を1人で留守番させています。佐伯のことはかわいがっている様子ですが、しっかりと面倒を見ている様子はありません。酔っ払って帰って、幼い佐伯に介抱されているシーンもありました。作中での描写を見る限り、佐伯の母親は自由奔放で、子育てにはあまり興味がない女性であると推察されます。

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青のオーケストラの青野と佐伯のその後の関係

青のオーケストラでは、第27話で青野一と佐伯直の本当の関係が明らかになりました。青野が事実を知ったことで、その後の2人の関係関係はどう変化したのでしょうか?ここでは、青野と佐伯が異母兄弟だと判明した後の過程と、2人の関係の変化について解説します。

その後①佐伯を呼び出す青野

佐伯直が異母兄弟だと知った青野一は、それからオーケストラ部に顔を出さなくなります。青野はヴァイオリンを弾くことも苦しくなり、再びヴァイオリンを手放そうかと考えていました。偶然武田と出会った青野は、これまで心に溜め込んでいた本音を吐露します。武田は黙って青野の話を聞き、青野の気持ちをすべて受け止めてあげました。

思いっきり泣いて少し落ち着いた青野に、武田はもっと周りを頼るようアドバイスします。そこで、青野は秋音が自分を心配してくれていたことを思い出し、連絡を取りました。青野は秋音と電話で話している最中、佐伯と本音でぶつかっていないことに気づきます。そして、佐伯を呼び出し、自分の本当の気持ちを伝える決意を固めたのでした。

その後②佐伯の本音

佐伯直を呼び出した青野一は、佐伯に嫉妬していたことを打ち明けます。そして、佐伯が本当はどう思っているか尋ねます。それでも佐伯は、「ごめん」と謝るばかりでした。佐伯の様子に苛立った青野は、何に対して謝っているのか訊きます。すると、佐伯は自分自身の存在に謝っていると言います。佐伯は自分のせいで青野の家庭が壊れたと思っており、自分の存在自体を否定していたのです。

青野は佐伯の言葉を聞いて激高し、自分が本音をぶつけられるのは佐伯しかいないと声を荒らげます。そして、改めて本音を言うよう迫ると、佐伯は泣きながら、「君とヴァイオリンが弾きたい」と言ったのでした。佐伯の本音は、青野の本音でもありました。青野は佐伯が自分と同じことを思っていると知り、泣きながら笑うのでした。

その後③互いを高め合い成長していく関係になった?

お互いの本音をぶつけ合った佐伯直と青野一は、それから新たな関係を築き始めます。2人は異母兄弟としてではなく、オーケストラ部のライバルとしてお互いを高めあっていきます。また、本音を言い合って親密さを増したことで、お互いに遠慮がなくなりました。オーケストラ部で切磋琢磨を続ける2人は、今後もさらに成長していくことでしょう。

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青のオーケストラの青野と佐伯に関する感想や評価

青のオーケストラの青野一と佐伯直が異母兄弟だという事実は、多くのファンに衝撃を与えました。青野と佐伯の誕生日が1ヶ月程度しか離れていないことから、改めて父親である青野龍仁に不快感を抱いた人もいたようです。異母兄弟という事実が判明したことで、2人の今後の関係を心配する声も上がっていました。

青のオーケストラで青野一と佐伯直が本音をぶつけ合うシーンには、「感動した」「泣けた」という感想が上がっていました。青野と佐伯が喧嘩した回を好きなシーンに上げる人は多く、ファンから高い評価を得ていました。

青のオーケストラの青野一と佐伯直は、髪色や顔立ちなどがまったく異なります。佐伯が登場した当初は、性格もそれほど似ている様子はありませんでした。しかし、回を追うごとに、考え方などが似ていることがわかってきます。そのため、青野と佐伯が実は似ていると考える人は多く、「さすが兄弟だ」と感じる人もいました。

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青のオーケストラの青野と佐伯の関係まとめ

青のオーケストラの青野一と佐伯直の関係や、異母兄弟という事実が何話でわかったかなどをまとめました。青野と佐伯は青野龍仁によって振り回された者同士で、それぞれに違う悩みを抱えていました。しかし、お互いに本音をぶつけ合い、父親のことを吹っ切ることができました。改めて良きライバルとしての関係を築き始めた2人は、これからもオーケストラ部で成長を続けていくでしょう。

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