メタモルフォーゼの縁側の最終回のあらすじネタバレ！原作漫画の結末を解説

「メタモルフォーゼの縁側」とは、BL漫画を通して知り合った年の離れた二人の女性の交流を描いた漫画です。繊細な人物描写を核としたストーリー展開と、物語を下支えする穏やかで親しみやすい描線のバランスの良さで人気を呼び、実写映画作品のメディアミックスが行われました。この記事では、メタモルフォーゼの縁側の原作漫画の最終回あらすじを結末までネタバレ紹介しながら、原作漫画の面白い魅力などを取り上げていきます。

メタモルフォーゼの縁側の原作漫画は、KADOKAWAが運営するWebコミック配信サイトのコミックNewtypeにて2017年に連載がスタートし、2020年に最終回結末を迎えました。同作品のコミックスは全5巻で、全52話が収録されています。メタモルフォーゼの縁側は、第22回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞やブロスコミックアワード2018大賞、2019年の「このマンガがすごい!」オンナ編1位受賞で、内外で高評価されました。

• 名前：鶴谷香央理（つるたにかおり）
• 生年月日：1982年生まれ
• 出身地：富山県高岡市
• デビュー年：2007年

実写映画化された人気漫画メタモルフォーゼの縁側の原作者は、鶴谷香央理です。鶴谷香央理の主なパーソナルデータを、上記しました。彼女は、2007年の第52回ちばてつや賞にて「おおきな台所」が準大賞に選ばれたことで、同作品で漫画家デビューしています。鶴谷香央理は、メタモルフォーゼの縁側以外に、「don't like this」を発表しました。don't like thisは、コミックス全1巻にまとめられています。

鶴谷香央理は俳句を嗜んでおり、傍点という俳句同人誌に自作の俳句と漫画を寄せたことがあります。俳人としての彼女は、「鶴」という一文字屋号を持っていることを明かしていました。また、鶴谷香央理は、2023年11月現在X（旧Twitter）を開設中で、自身の作品情報や俳句についてつぶやいています。

鶴谷香央理原作のヒューマンドラマメタモルフォーゼの縁側の原作漫画は、最終回を結末まで読んだファンの間で、「良い最終回で感動した」や「いろいろと考えさせられる」などの感想を受けたとのことです。それでは、同作品の原作漫画は果たしてどのような結末を迎えたのでしょうか？この章では、メタモルフォーゼの縁側の最終回について、あらすじを二項目に分けてネタバレを交えながら結末まで紹介するため、参考にしてください。

メタモルフォーゼの縁側の原作漫画は、夫に先立たれた75歳の市野井雪と、17歳の女子高生佐山うららとの交流が描かれています。雪には花江という一人娘がいますが、彼女は海外で暮らしていました。夫となった男性がいて、彼が外国人だからです。花江は、父親が亡くなった後一人暮らしを続けている母親の雪を心配しており、外国で一緒に暮らさないかと提案しました。

雪は、一人娘の花江の提案を嬉しく思ったようで、花江と外国人の夫が暮らす国へ10日間の旅行をすることにしました。雪曰く、それは「お試し同居」とのことです。うららは雪が旅立つ当日に、彼女が忘れたiPadを届けるために空港へと向かいました。

メタモルフォーゼの縁側の最終回結末ネタバレ紹介の続きです。うららは、第一志望の大学に合格しました。その間、雪の花江とのお試し同居から、5ヶ月の時間が経過しています。雪はお試し同居を終えて帰国すると、5ヶ月の間に、自宅で開催していた書道教室を終了しました。また、家財道具を整理するなど、うららにとって心配するような行動をしていたのです。しかし、雪の行動には明確な理由がありました。

やがて、うららの元に雪から連絡がありました。雪は花江と外国人夫の所で、二度目のお試し同居をしていたことを明かします。しかも、今度は長めの同居のようでした。その後、雪が花江の所で暮らしているのかについては、明確な描写はありません。ある日、うららは主のいなくなった雪の家を訪れました。本棚には、二人が交流を持つきっかけになったBL漫画「君のことだけ見ていたい」が、ひっそりと置いてあったのです。

うららは本を持って、いつも雪と語り合っていた縁側に座ると彼女に電話をしました。そして、君のことだけ見ていたいの漫画を雪の所へ送ると約束したのです。こうして、メタモルフォーゼの縁側の原作漫画の最終回は結末を迎えており、多くのファンに寂しげでありながらもどこか穏やかな印象を多くのファンに与えました。

2020年に結末を迎えた大ヒット人間ドラマ漫画のメタモルフォーゼの縁側は、原作漫画の登場キャラクターが少ないことで知られています。少ない登場人物を上手に動かして展開されるストーリーに、多くの読者が魅了されました。同作品においては、主人公格の市野井雪と佐山うららにスポットが当たることがほとんどとのことです。この章ではメタモルフォーゼの縁側の登場キャラクターを、一覧にまとめてネタバレ紹介していきます。

メタモルフォーゼの縁側の原作漫画の主人公は、市野井雪です。雪は75歳の女性で、2年前に夫に先立たれてからは、一人暮らしをしていました。自宅で書道教室を開いており、近所の子供たちの賑やかな様子を見ながら日々を過ごしているのです。しかし、穏やかでありながらどこか退屈な日常を送っていることも事実でした。そのような雪でしたが、ある日書店へ行きそこで偶然目にしたBL漫画が、彼女に多大な影響を及ぼすのです。

雪は、絵が綺麗だという理由で「君のことだけ見ていたい」を購入しました。BL漫画とは知らずに買った彼女は、帰宅後に本を読み終えるとすっかり夢中になってしまい、翌日も本屋へ足を運んだのです。雪がBL漫画を購入した書店には、BL漫画好きの女子高生アルバイト佐山うららがいました。雪とうららは、「君のことだけ見ていたい」のことで話が盛り上がり、意気投合するのです。

雪は、穏やかな日常生活を受け入れながらも、夫を失ったことや加齢による衰えに寂しさを隠せません。そのような時にBL漫画に出会い、孫ほど年の離れたうららと交流するようになって、日々に色づきが見えるようになりました。彼女は年長者だからとうららのことを見下すようなことはせず、対等な友人としての関係を築いているのです。

佐山うららは、メタモルフォーゼの縁側のもう一人の主人公といえるキャラクターです。うららは17歳の女子高生で、駅前にある書店「ブックス ナカ」でアルバイトをしていることが描かれていました。うららはいつもボサボサの髪の毛を後ろでまとめており、あまりおしゃれには気を遣っていません。彼女は母親と二人で暮らしていて、父親とは面会交流をしていますが、最近は義務感のみでこなしている様子でした。

うららには、母親にも内緒にしているある趣味がありました。彼女はBL漫画の大ファンで、いわゆる腐女子だったのです。しかしながら、BL趣味を共有できるような友人もなく、所持しているBL漫画も全部段ボールに押し込んで、本棚の奥に隠していました。そのような生活を送っていた時に、君のことだけ見ていたいの続編を買いに来た雪の接客をしたことで、彼女との接点が生まれたのです。

うららと雪は、書店のアルバイトと客という関係を越えて、個人的に交流を持つようになりました。BLのことを語れる貴重な友人として、雪のことを大切に思っているうららですが、対等な友人関係と年上に対する敬意とのバランスに悩むこともあったようです。また、うららには紡（つむぐ）という幼馴染の男子高校生がおり、BL以外の漫画本を貸したり、何気ない言葉を交わしている描写がありました。

コメダ優とは、メタモルフォーゼの縁側に登場するキャラクターです。コメダ優の職業は漫画家で、同人活動をしている描写が見られました。コメダ優は女性であり、高校時代にテニスを題材にした漫画に夢中になったことがきっかけで漫画家になったことが明かされています。彼女こそが君のことだけ見ていたいの原作者であり、ある意味雪とうららを繋げた重要キャラクターでした。

コメダ優は商業漫画家として成功しており、自身が商業誌で描いたBL漫画のスピンオフストーリーを同人誌にして販売していました。雪とうららも当選した池袋での即売会とサイン会イベントにて、作品の誤配送トラブルに見舞われてしまいます。また、コメダ優が購入した同人誌の作者を雪と勘違いするなど（本当の作者はうらら）、そそっかしい一面が見受けられました。

花江は、市野井雪の一人娘で、メタモルフォーゼの縁側の原作漫画の結末に影響を及ぼしたキャラクターでした。彼女には外国人の夫がいて、彼の母国と思しき日本から飛行機で10時間以上の距離がある外国で暮らしています。花江と雪は、パソコンのテレビ電話でやり取りをしていました。ところが、一時帰国して実家に戻った彼女は、雪の老け具合と家の老朽化に驚きます。また、母親がBL漫画を読んでいることを知りました。

花江は、雪にBLの趣味があることに対して何とも言いようのない気持ちを抱きました。また、母親が一人暮らしをしていることについても、父親の死以降ずっと心配しており、外国での同居を提案していたのです。なかなか実現に至らなかったのですが、最終回結末でお試し同居を経て何らかの発展があったことが示唆されました。

鶴谷香央理原作のヒューマンドラマ漫画メタモルフォーゼの縁側は、ファンから「ネタバレしても面白く読める」や「穏やかなストーリー展開だけれども、結末まで読ませる静かなパワーがある」などの高評価が寄せられたとのことです。また、実写映画化されたことで、現在も多くの新規ファンを増やしてきました。この章では、メタモルフォーゼの縁側の原作漫画のあらすじを、コミックスごとに分けてネタバレを交えながら紹介します。

メタモルフォーゼの縁側の原作漫画は、暑い夏の日からストーリーが始まります。市野井雪は、通っていた喫茶店が閉店したことで、駅前のブックス コウへ足を運びました。彼女が本屋を訪れたのは一年ぶりであり、沢山の漫画本を前に目を丸くしたのです。彼女は美しい絵柄の1冊の本に目が留まり、購入しました。ナイトキャップでその漫画を読んだところ、男性同士の恋愛模様が描かれており、雪は知らない世界に驚きを隠せません。

雪は、驚きながらもその漫画をあっという間に読破しました。続きや結末がどうなるのかが気になって仕方がなくなってしまった彼女は、翌日も本屋へ足を運んだのです。BL漫画「君のことだけ見ていたい」の2巻を買った雪は、そのままかかりつけの病院へと向かいました。一方、アルバイト店員の女子高生佐山うららは、先般BL漫画を買った老女性のことが気になっています。雪は、2巻もすぐに読んでしまい、翌日も書店へ行きました。

メタモルフォーゼの縁側のコミックス2巻は、コメダ優の即売会からストーリーが始まりました。雪とうららは、即売会会場に来ました。開催場所の池袋は、雪にとって亡き夫との思い出が詰まった場所であり、様々なことを思い出しながら即売会を楽しみます。一方のうららは、雪の体力不足や携帯電話のバッテリー不足などの不測の事態に見舞われて、気疲れしていました。さらに、二人ははぐれてしまい、うららの心配は頂点に達します。

BL漫画を中心にして交流が深まっていく雪とうららは、冬のコミックマーケットへ行く約束を交わします。しかしながら、雪の体力がコミケについていけないと判断したうららの一存で中止になりました。うららには、大学受験という大きな目標ものしかかっていたのです。面会交流をしている父親からは塾通いを勧められたものの、うららは勉強に打ち込むことができません。そして彼女は、BL漫画のネームを描くなどしていました。

メタモルフォーゼの縁側の原作漫画の4巻では、引き続き受験とBL漫画執筆との葛藤に揺れるうららの姿が描かれています。うららは、漫画を描いていました。ところが、3年生に進級した時に心境に揺れが起きます。紡の彼女の橋本英莉と同じクラスになり、予備校も一緒になりました。彼女と交流を持つうちに、身綺麗にして将来の夢に向かって真っすぐ進んでいる彼女と、どこかフラフラしているような自分を比較して落ち込んだのです。

コミックNewtypeに連載されていたヒューマンドラマ作品のメタモルフォーゼの縁側は、2022年6月17日に実写映画版が公開されました。同作品の映画版は、芦田愛菜と宮本信子のダブル主演で大きな話題と注目を集めたとのことです。また、「映画版は佐山うららの方に力点が置かれている」という感想も見受けられました。この章では、メタモルフォーゼの縁側の実写映画版について取り上げていきます。

メタモルフォーゼの縁側の実写映画版は、「キャスティングが成功した」という意見が見られます。また、「ダブル主演の芦田愛菜と宮本信子の演技が素晴らしかった」などの高い評価が多く、原作ファンはもとより原作漫画を知らない新たなファン層の開拓に成功したとのことです。芦田愛菜と宮本信子をはじめとする、メタモルフォーゼの縁側の映画版のメインキャストを一覧にまとめて紹介していきます。

• 名前/本名：芦田愛菜（あしだまな）/同じ
• 生年月日：2004年6月23日
• 出身地：兵庫県西宮市
• 身長/体重/血液型：非公表/非公表/A型
• 所属事務所：ジョビィキッズプロダクション
• 趣味：読者
• 開設中のSNS：なし
• 主な出演作品：「マルモのおきて」「Mother」「星の子」「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」他

• 名前/本名：宮本信子（みやもとのぶこ）/池内信子
• 生年月日：1945年3月27日
• 出身地：北海道小樽市生まれ、愛知県名古屋市育ち
• 身長/体重/血液型：157cm/非公表/O型
• 所属事務所：東宝芸能
• 趣味：小唄、ジャズダンス
• 開設中のSNS：なし
• 主な出演作品：「マルサの女」「お葬式」「あげまん」「NHKテレビ小説 あまちゃん」「眉山-びざん‐」他

• 名前/本名：高橋恭平（たかはしきょうへい）/同じ
• 生年月日：2000年2月28日
• 出身地：大阪府
• 身長/体重/血液型：176cm/非公表/B型
• 所属事務所：SMILE-UP.
• 趣味：釣り、ボーリング
• 開設中のSNS：なし
• 主な出演作品：「マイホームヒーロー」「メンズ校」「なのに、千輝くんが甘すぎる。」

• 名前/本名：古川琴音（ふるかわことね）/おなじ
• 生年月日：1996年10月25日
• 出身地：神奈川県
• 身長/体重/血液型：161cm/非公表/非公表
• 所属事務所：ユマニテ
• 趣味：ガーデニング、散歩
• 開設のSNS：Instagram（2023年11月現在）
• 主な出演作品：「犬神家の一族（2023年版）」「その恋もう少しあたためますか」「幽☆遊☆白書（2023年Netflixドラマ版）」「NHK大河ドラマ どうする家康」他

メタモルフォーゼの縁側の実写映画版の大きな見どころの一つは、芦田愛菜と宮本信子の共演にあるとのことです。同作品は、BL漫画を軸に交流を交わす年の離れた女性二人を描いた原作を映画にしており、原作漫画はまるで私小説ともいえるストーリー展開で二人のドラマを描いていました。映画版も多少の改変は見られますが、原作の世界観を忠実に描かれており、芦田愛菜と宮本信子は役柄に合ったキャスティングと評価されています。

「二人の演技は仰々しいところがなく、極めて日常的で自然なもので、作品世界の広がりに貢献した」という感想も多く寄せられました。また、君のことだけ見ていたいの漫画を、BL漫画家のじゃのめが担当しましたが、そちらも反響を呼んだといわれています。

この章では、メタモルフォーゼの縁側の原作漫画の最終回に関するX（Twitter）でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。同作品の最終回は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、メタモルフォーゼの縁側の大ファンだと思われる方のツイートです。原作漫画の最終回を読んで、春風や花の香りがするような作品だと高評価していました。

こちらは、メタモルフォーゼの縁側の原作漫画を熱心に読んでいると思われる方のツイートです。同作品の最終回を読んで、静かな結末の迎え方に感服したという感想を持っています。

こちらは、漫画ファンだと思われる方のツイートです。メタモルフォーゼの縁側の原作漫画について、最初の最終回を読んだとのことで、興味が湧いたのでコミックスを買うとつぶやいていました。

この記事では、メタモルフォーゼの縁側の原作漫画について、最終回結末を中心に特集してきました。同作品は、熱心なファンが多いといわれています。是非一度、メタモルフォーゼの縁側の原作漫画を読んでください。