【ワンピース】ヒトヒトの実のモデル一覧！ルフィなどこれまでに登場した能力者は？

ヒトヒトの実はワンピースに登場する動物（ゾオン）系悪魔の実の1種類です。この記事ではそのようなヒトヒトの実について、ネタバレありでまとめて紹介していきます。

ヒトヒトの実が登場するワンピースは、1997年から週刊少年ジャンプにて、尾田栄一郎先生が連載している少年漫画です。夢への冒険、仲間達との友情、バトル、ギャグ、感動エピソードなど少年漫画の王道を行く展開で高い人気を獲得している作品になっています。同時に壮大な世界観と練り込まれた伏線などから様々な考察が行われる作品としても人気を集めているのです。

ジャンプ史上でも『こち亀』に次ぐ、2番目の長期連載作品であり、メディアミックス展開も積極的に行われています。1999年から放送時間を変更しながらも継続しているアニメを筆頭に、劇場版映画、小説、絵本、ゲーム、舞台など幅広いメディアで展開されているのです。その他コラボレーションなども非常に多く、日本を代表する作品の1つになっています。

イーストブルーのフーシャ村に住む少年、モンキー・D・ルフィは村に滞在していた海賊『赤髪のシャンクス』とその海賊団と交流を深めて海賊への憧れを強めていきます。ある時、シャンクス達が敵船から奪った悪魔の実『ゴムゴムの実』を食べてしまい、ゴム人間になってしまうのです。ルフィはシャンクス達に航海に連れて行くようにねだりますが、結局最後には置いていかれてしまうことになるのでした。

ヒトヒトの実は、悪魔の実の一種である動物（ゾオン）系の悪魔の実の中でもヒトの特徴を得ることができるという特殊な悪魔の実です。他の動物系悪魔の実と同じく、3種類の形態を使い分けることが可能です。謎の多い悪魔の実で、ヒトが食べた場合はどうなるかなど、様々な考察が行われている悪魔の実になっています。

登場した当時はモデルの概念が出ていない頃でしたが、その後、モデルを持ったキャラが登場し、2023年11月現在は、4人のキャラがヒトヒトの実の能力を持っています。

明確にモデルが描かれたヒトヒトの実の最初の能力者が登場当時海軍の元帥だったセンゴクです。そのモデルは『大仏』であり、厳密には幻獣種に分類されるヒトヒトの実になっています。大仏になると身体を巨人族並に巨大化できる他、悪魔の実の能力か覇気かは不明ですが、衝撃波を放つような攻撃をすることもできるようになります。

センゴク自体は度々登場しているキャラクターですが、戦闘シーンはマリンフォード頂上戦争のみで、あり、この記事の一覧の中でも1番詳細が明らかになっていないモデルになっています。

ワノ国編で登場したキャラのオニ丸もヒトヒトの実の能力者です。元々オニ丸は霜月牛マルの相棒であった化け狐であり、動物の姿が本来の姿になっています。彼の食べたヒトヒトの実はモデル『大入道』で、変身すると武蔵坊弁慶を思わせる、顔の隈取が特徴的な大男になることができます。

その変身は、元は狐であることが分からないほどにしっかりとした人間の姿になることができますが、かわりに狐の姿では人間の言葉を喋ることはできません。余談ですが、大入道は本来は、日本に伝わる妖怪であり、そのため、このヒトヒトの実モデル大入道も幻獣種に分類されています。

ワンピースの最古の伏線だったとされるのが、ルフィの食べた悪魔の実についてです。ルフィの食べた悪魔の実は、超人系悪魔の実ゴムゴムの実であるとされてきました。しかし、その名前は世界政府がその正体を隠すためにつけたもう1つの名前だったことが明らかになったのです。ゴムゴムの実の本当の名前は、動物系幻獣種ヒトヒトの実モデルニカだったのです。

ルフィが元々得ていた身体がゴムのようになる能力は、ニカの体質によるもので、この能力を名前にすることでヒトヒトの実幻獣種モデルニカという正体を隠したのです。しかし、ルフィが能力を覚醒させたことで、この悪魔の実の正体が明らかにされることになりました。ゴムの身体を生かした自由自在な攻撃が最大の特徴であるといえます。その能力はカイドウをして「ふざけている」と言わしめるほどに自由度の高いものになっています。

ヒトヒトの実の能力者は上記で紹介した以外にもいます。ワンピース作中で最初にヒトヒトの実の能力者として登場した麦わらの一味のチョッパーです。ワンピース作中で一覧形式で紹介した他のヒトヒトの実が登場していくにつれて、チョッパーの食べたヒトヒトの実についての様々な考察が行われるようになりました。その中の1つにで積極的に行われているのが、チョッパーの悪魔の実のモデルがなんになるのかという考察です。

多くの考察で行われているのが、チョッパーの食べたヒトヒトの実にもなんらかのモデルがあるのではないかというものです。他の動物系悪魔の実の能力者は、その動物そのものになる形態を持っています。しかし、チョッパーの形態には完全に人間になる形態はなく、『人型』といわれる状態でも、どこかトナカイっぽさが残っているのです。

また、上記のモデル一覧でも紹介したように、ヒトヒトの実はすべてが幻獣種であることからチョッパーの食べた悪魔の実も何かしらの幻獣種なのではないかとも考察されているのです。

チョッパーの食べたヒトヒトの実が幻獣種だとすると、シンプルにモデルの候補として考えられるのが雪男だとされています。チョッパーは暑さに弱く、寒さに強い体質であることがワンピース作中で描かれています。これはチョッパーがトナカイであることが関係しているともされていますが、実は、チョッパーの食べた悪魔の実がヒトヒトの実幻獣種モデル雪男であれば、寒さに弱くなるのも納得だと伏線だったのないかと考察されているのです。

実際、チョッパーの人型（通常の動物系でいうところの獣型）の姿は、普通の人間より身体が大きくなっており、その見た目から過去には雪男だと勘違いされたこともありました。このことから、ワンピースの世界にも雪男の存在は知られていることも明らかになっているのです。結果的にそれが幻獣種なのではないか、と考察される結果になっているのです。特に否定もされていないことから、モデル候補一覧の中でも1番可能性が高いとされています。

チョッパーのヒトヒトの実のモデルとして、もう1つの候補として考えられているのが、ダイダラボッチです。この考察は、チョッパーの普段の姿ではなく、覚醒した姿なのではないか、とも考察されている『怪物強化（モンスターポイント）』での姿から考察された内容になっています。可能性としてはモデル候補一覧の中でも雪男の次に高いとされているのです。

ダイダラボッチとは、日本に伝わる巨人の妖怪ですが、この姿と、チョッパーの『怪物強化（モンスターポイント）』の姿が似ているのではないかとも考察されています。実際、ダイダラボッチをベースに描かれた『もののけ姫』のシシガミ様もトナカイのような見た目をしており共通点があるともされているのです。

その他に、チョッパーのキャラクター性から考察されているモデルが『大国主命（オオクニヌシノミコト）』です。様々な力を持っているとされる日本の神様ですが、その中に医術を司る神様というのもあるのです。チョッパーはその経験から医療に興味を持って、自身が万能薬になることを志していますが、実はそれ自体が、動物系の悪魔の実に宿るとされる『意志』の力なのではないか、という考察に繋がっています。

ヒトヒトの実のモデルは一覧でも紹介したように、完全にワンピースオリジナルの神格であるニカを除けば和風の要素を持っています。そこで西洋のモデルが登場しても不思議ではないのではないか、と考察されているのがモデル『アスクレピオス』です。ギリシャ神話に登場する医術の神であり、蛇が巻き付いた文様の杖は現在でもWHO（世界保健機関）のマークとして用いられるなどしています。

ただし、ワンピースの世界に、いきなりギリシャ神話の話が出てくることに疑問視する声もあります。ただそれを言ってしまうとヒトヒトの実のモデルは幻獣種とはいえ、大仏や大入道など、仏教や日本の妖怪に関連するモデルになっていることも疑問視しなければならなくなるので、可能性は0ではないとされているのです。

ここまで紹介したモデルの可能性一覧は、これまでワンピースで描かれているチョッパーに関連する内容から考察されたものです。しかし、もっと広くワンピース世界の伏線などから考察されているのが、チョッパーのヒトヒトの実のモデルが『月の民』なのではないか、という考察です。ルフィが食べたモデルニカも世界政府が隠蔽しようとしていたので、チョッパーのヒトヒトの実も本当の名前が隠蔽されている可能性も考察されているのです。

ワンピースの世界では、幻獣種も含め多種多様な動物系の悪魔の実が描かれています。にも関わらず人気も高く麦わらの一味のメンバーであるチョッパーのモデルが伏せられているのは、物語の伏線なのではないか、という考察があるのです。月の民説はその考察を元に考えられたものになっています。結果的にモデル候補一覧の中でも可能性が高いともされているのです。

ワンピースのキャラの中でも異質な存在とされている黒ひげは、『ヤミヤミの実』『グラグラの実』と唯一悪魔の実の能力を2つ持っているキャラです。本来悪魔の実は2つ同時に食べることは不可能であるとされているにも関わらず、黒ひげだけは例外となっており、2023年11月現在もその謎は謎のままになっているのです。そのことから、黒ひげに関しても様々な考察が行われています。

様々な考察が行われている黒ひげですが、その中には、ワンピースのラスボスという立ち位置や発言などもあって、黒ひげもヒトヒトの実を食べた能力者なのではないかと考察されたりもします。また、モデルニカの存在によって、或いは、ヤミヤミの実自体が、ヒトヒトの実の別名説なども考察される結果になっています。

この記事でも紹介したように、ヒトヒトの実のモデルはすべてが幻獣種です。そのことからモデル『天使』としてヒトヒトの実の能力者なのではないか、と考察されているのが黒ひげ海賊団のラフィットです。背中に白い翼をはやして空を飛ぶことが可能である一方で、トリトリの実のように動物化している様子もないことから、ヒトヒトの実幻獣種モデル『天使』なのではないかと考察される結果になっているのです。

ワンピースには動物系でも『サルサルの実』は登場していません。そのことから、幻獣種ではないモデルがあっても不思議ではないとされています。幻獣種ではないモデルの候補として考察されているモデルの1つがゴリラです。代表的なマウンテンゴリラなら、そのパワーや握力強化などが特徴になりそうな悪魔の実のモデルになっています。シンプルかつ特徴も分かりやすいことからこの一覧の中でも1番の候補とされています。

同じく幻獣種ではないモデルの候補として考察されているのがオランウータンです。木の上で生活するのが特徴的で、高い知能を持っているとされています。

同じく幻獣種ではないモデルの候補として登場する可能性が考察されているのがチンパンジーです。人に非常に近い遺伝子を持っているとされており、動物が食べたパターンでの登場などが考察されています。

幻獣種ではないモデルの候補として考察されているのがテナガザルです。その名前の通り手が長いのが特徴になっています。ワンピースの世界には手長族が存在しているので、或いはそちらがモデル名に使われる可能性もありますが、可能性はあるのではないか、と考察されています。

この一覧で紹介したモデル候補の中でも、見た目が特徴的であるという理由で、登場する可能性が考察されているのが、マンドリルです。

幻獣種ではないモデルの候補として考察されているのがメガネザルです。夜行性で大きな目が特徴となっています。当然ですが夜でも目が利くため、暗闇での行動に長けた悪魔の実になりそうだと考察されています。

ワンピースの悪魔の実の中には、幻獣種と同じく希少な存在として既に絶滅した古生物を模した能力である『古代種』も登場しています。そのため、ヒトヒトの実の古代種の候補も考えられていました。その古代種の候補がギガントピテクスです。ヒト科の動物の中でも史上最大の大きさだったとされており、巨人族のように身体を大きくできる能力になるのではないか、と考察されていました。

ただし巨大化という点に限ると、既に登場しているヒトヒトの実モデル大仏のセンゴクとかぶる点、完全に巨大化に特化した超人系の『デカデカの実』が登場したことから、可能性は低くなってしまったともされる候補です。

ヒトヒトの実にはコレ以降も幻獣種しかでないのではないか、という考察もあります。幻獣種で出る可能性があると考察されているのが、烏天狗です。鳥のような頭を持ち、山伏装束に身を包んでいるのが特徴になっています。一時期は革命軍の北軍軍団長カラスがこの能力なのではないかと考察されていました。しかし彼の能力は『ススススの実』であり、あくまでもカラスの意志で鴉の姿をとらせているだけだと判明しています。

ここからは既にワンピースを視聴した人の、ヒトヒトの実に関連する感想を、ネタバレありでまとめて紹介していきます。ワンピースの中でもヒトヒトの実には特別な意味があるのではないか、として様々な考察が行われる結果になっています。その考察が加速したのが、ルフィがヒトヒトの実幻獣種モデルニカだと明らかになったことにあります。やはりワンピースでも大きな大どんでん返しだっただけに、ニカへの注目度も高くなっています。

この記事でも一覧形式で紹介したように、基本的にはヒトヒトの実を含む悪魔の実の正体が隠されているパターンはありませんでした。それがルフィのゴムゴムの実の正体がヒトヒトの実幻獣種モデルニカということが明かされたことで、そういうパターンもあるのだとさらに様々な考察を生む結果になったのです。麦わらの一味にヒトヒトの実の能力者が2人いるということも違和感だとされる結果になっています。

ヒトヒトの実の中でも特に考察をされる機会が多いのがチョッパーです。チョッパーの場合はモデルが明らかになっておらず、元々モデル考察が様々な形で行われていました。そこに付随して、なぜチョッパーだけが麦わらの一味の中でペット扱いを受け続けるのか、なども考察される結果に繋がっていったのです。既に過去編等も描かれているチョッパーですが、麦わらの一味の中でも謎が多いとされるキャラの1人になっています。

やはり、ヒトヒトの実には他の悪魔の実にはない、特別な何かがあるのではないかという考察などもあります。その特別ななにかに注目させないために、ヒトヒトの実の能力者であるチョッパーの懸賞金を低くしているのではないか。とも考察されているのです。いずれにしても、チョッパーの今後の動向やチョッパーのヒトヒトの実のモデルなどは引き続き考察される要素となっています。

ヒトヒトの実を実際に食べていないにも関わらず、謎が多すぎてヒトヒトの実と紐づけた考察が行われているのが黒ひげです。元々は『イヌイヌの実幻獣種モデルケルベロス』を食べて複数の悪魔の実が食べられるのではないか、と考察されていました。しかし、ルフィとの対比の関係性などから、ヒトヒトの実を食べたケルベロスなのではないか、という考察なども行われるようになったのです。

元々黒ひげに関しては分かっていることの方が少ないといえるほどに謎の多いキャラです。それだけに考察の幅も非常に広くなっています。それは同時に、どんな可能性もありえるキャラなのです。可能性としてはヒトヒトの実の可能性も十分にあり得る他、むしろこれからヒトヒトの実を食べられるのではないかという考察なども行われています。ヒトヒトの実に関連するキャラとしてはチョッパーに並んで注目を集めるキャラです。

ヒトヒトの実は、チョッパーが食べた悪魔の実として登場しました。その時点では、まだ登場している悪魔の実も少なく、動物系悪魔の実にモデルの概念があることもはっきりとしませんでした。その後、モデルの概念が登場し、ヒトヒトの実にもこの記事で一覧形式で紹介したように、様々なモデルのものが登場しています。特にファンの間で驚かれたのが、ルフィの食べた悪魔の実がヒトヒトの実幻獣種モデルニカだったことです。

ルフィといえばゴムゴムの実という根底が崩れたことで、より幅広い考察が生まれる結果になっています。現時点で悪魔の実の能力が判明していないキャラや、元々謎の多い黒ひげなどもヒトヒトの実の能力者なのではないか、と考察される結果になっているのです。ワンピースの物語の中で、ヒトヒトの実が注目される可能性もあるので、注目しながら視聴してみましょう。