【メイドインアビス】ワズキャンの最後は死亡？ラストのセリフや復活の可能性は？

ワズキャンとは、人気のSFファンタジー・メイドインアビスに登場する人物です。ワズキャンは大きな野望を抱いたキャラクターで、黄金郷編にて登場して印象深い活躍をしています。成れ果てとしても登場したワズキャンは、最後は死亡したと言われています。ここでは、ワズキャンが最後に言ったセリフについて、その最後の言葉の内容や、ラストシーンについて詳しくまとめていきます。

メイドインアビスのワズキャンの最後についてまとめる前に、メイドインアビスの作品情報を紹介します。メイドインアビスとは、2012年から連載されている漫画作品です。ジャンルはSFファンタジーとされ、不思議な秘境・アビスを巡る冒険や可愛い絵柄などで、多くの読者を惹きつけている人気作品です。メイドインアビスは王道の冒険ものとしてだけでなく、衝撃的な展開や残酷なシーンでも話題となっています。

メイドインアビスの作者は日本の漫画家・つくしあきひとで、WEBコミックガンマというコミック配信サイトにて連載されています。メイドインアビスは年数回の不定期連載となっており、概ね1年間に1冊のペースで単行本が刊行されています。メイドインアビスの単行本は2020年に累計発行部数333万部を超えており、非常に人気の高い作品となっています。

メイドインアビスは2017年にテレビアニメ化もされています。2022年にはワズキャンも登場する過去編「烈日の黄金郷編」も放送されました。その他、総集編となる劇場版アニメが上映されたり、スパイクチュンソフトからゲーム化されたりと、様々な方面でメディアミックスされている作品です。

メイドインアビスのあらすじを紹介します。メイドインアビスの作中では、誰も底まで探索したことがない謎の大穴「アビス」を巡り、多くの探窟家が活動しています。主人公のリコは伝説の探窟家・ライザを母に持ち、アビスに憧れている少女です。リコはある時、アビスからやってきた少年・レグと出会い、ライザからと思われるメッセージも受け取ります。リコは真相を知るため、アビスの底を目指して旅に出ます。

メイドインアビスに登場するワズキャンのプロフィールを紹介します。ワズキャンはリコ達が冒険の過程でたどり着いた、アビス六層の成れ果て村で暮らす、成れ果て達の1人でした。登場時は成れ果てで、大きな触手のついた顔と、手足に見える物が無数に伸びた奇妙な体をしています。登場時は成れ果てだったワズキャンですが、過去に人間だったことが判明しています。

メイドインアビスの「烈日の黄金郷編」では、ワズキャンは決死隊の「ガンジャ」を率いるリーダーでした。ガンジャには様々な場所から、「行き場を失った人々」が集まっており、彼らは失った故郷の代わりに「理想郷」を目指す同志たちでした。ワズキャンはガンジャのメンバーのヴエコの持つ遺物により、アビスに到達します。カリスマ性がありリーダーシップの取れるワズキャンは、ガンジャを率いてアビスの底を目指します。

ワズキャンは人間時代は髭を生やし、ギョロっとした目が特徴の男性キャラクターです。仲間から信頼されているリーダーですが、目的のためには手段を選ばない、野望に満ちた人物でもあります。ワズキャンは明るくテンションの高い性格で、成れ果てになってもこの性格は受け継がれており、リコに対しても気さくでフランクに接していました。

メイドインアビスに登場した重要キャラクター・ワズキャンの最後は死亡したのか？最後の言葉やセリフの内容などを詳しく紹介します。メイドインアビス作中で人間から成れ果てとなり、成れ果て村で生活していたワズキャンですが、最後には死亡してしまいます。ワズキャンが死亡してしまうシーンは、原作漫画の58話にて描かれており、単行本10巻に収録されています。

メイドインアビス作中でワズキャンが死亡した理由は、成れ果て村が崩壊したからです。ワズキャンは自身の思惑のため、成れ果て村に復讐心を向けるファプタを村に招き入れます。ファプタの攻撃によって成れ果て村は崩壊しはじめ、計算外の状況に置かれてしまったワズキャンは、体が砂のように朽ちて死亡してしまいます。

成れ果て村がファプタの攻撃を受けて崩れていく中、今まではアビスの力場から守られていた村の中にも、原生生物が流れ込んできます。現場は混乱状態になり、ワズキャンは危険を回避するために移動していましたが、その途中で力尽きてしまいます。リコ達がワズキャンを発見しますが、その場で死亡しています。この際、ワズキャンは意味深なセリフを発しており、それが彼の最後の言葉になりました。

メイドインアビス作中で死亡してしまったワズキャンが、死の間際に言ったセリフである「最後の言葉」の意味を考察します。ワズキャンの最後の言葉は、「せめて夢を叶えて絶望してくれ」という皮肉めいたものでした。また、これからもアビスの底を目指して冒険していくリコ達に向け、「叶わない夢よりおそろしいもの」が待っていると、予言めいたセリフも残しています。

ワズキャンの嫌味とも取れる最後の言葉からは、まだ冒険が続けられるリコ達へ嫉妬しているような、「黄金郷を見つける」という野望を捨てていなかったワズキャンの心情が読み取れます。また、「叶わない夢よりおそろしいもの」が待つという、まるでその先を見てきたような予言めいたセリフから、ワズキャンの最後の言葉は非常に意味深だと注目されています。

メイドインアビス作中で、成れ果てになってまでも「黄金郷を見つけ出す」という夢を捨てていなかったワズキャン。ワズキャンは成れ果て村の三賢として村を納めながらも、リコに「こんなところであなたが満足するはずがない」と野望を失っていなかったことを看破されています。リコも探求心の塊のようなキャラクターで、ワズキャンとは似たもの同士なので、ワズキャンはリコに「やっと理解された」と喜んでいました。

手段を選ばずに目的を果たそうとするワズキャンは、成れ果てとして死亡した後でも、何らかの方法で復活するのでは？と考察されています。ワズキャンはかつて自分自身にも「願いを叶える卵」と呼ばれる遺物を使用しており、これが伏線になり復活を果たす可能性があると考えられています。また、メイドインアビス作中には、アビスの遺物の力を使い、肉体が朽ちても精神を引き継いでいるボンドルドのようなキャラクターもいます。

メイドインアビスの成れ果て村編の後、リコ達は更に先へと進みます。そこで出会った呪詛船団という集団の中に、ワズキャンに非常によく似た顔立ちのキャラクターがいます。また、ファプタが反応を示しており、彼がワズキャンに関係があるキャラクターだと暗示されました。まだ正体不明のキャラクターですが、何らかの方法でワズキャンが復活してくる伏線だとも考えられています。

メイドインアビス作中で死亡し、意味深な最後の言葉を残したワズキャンの過去について、詳しくまとめます。ワズキャンは決死隊・ガンジャのリーダーとして活動し、航海の果てにアビスを発見します。仲間を率いてアビスを冒険し、第六層に到達したワズキャンですが、ここで隊は先へ進むことも戻ることもできなくなります。

動けなくなったガンジャですが、ワズキャンはアビス六層に故郷を築こうとし、仲間達と共に生活していきます。ガンジャのメンバーで三賢のベラフやヴエコ、現地民の子供・イルミューイらと共に、厳しい環境ながらも生存を目指しますが、やがて水が尽きてしまいます。探索の結果、安全そうに見える水を煮沸し、飲み水にして暮らしました。

しかし、この安全かと思われた水源の水が、水に擬態した原生生物だったのです。水を口にした隊員達は、激しい下痢・発熱を発症し、どんどん倒れていきました。特に子供だったイルミューイの症状は酷く、イルミューイと親しくしていたヴエコは、何とか彼女を助けようとします。

ヴエコはアビスの遺物「欲望の揺籃」をイルミューイに使うことを提案します。欲望の揺籃が危険なことは分かっていましたが、みるみる弱っていくイルミューイのために、欲望の揺籃を使うことを決めました。その結果、イルミューイは劇的に回復したように見えました。しかし、イルミューイは食物も必要としなくなり、その異様な変化にヴエコらは嫌な予感がしていました。

やがてイルミューイはその姿を変えていき、ついには体に空いた穴から、「赤ちゃん」を生み出します。しかし、生まれた子供は生存できる身体ではなく、すぐに息絶えてしまいます。ワズキャンはこの「イルミューイの赤ちゃん」を料理し、仲間たちに食べさせたのです。その結果、仲間達は病から回復していきます。ただ、子供を取り上げられるイルミューイは、悲しみながら更に変化していき、ついに人間性も失います。

ヴエコは愛するイルミューイとその子供を助けてあげられなかったことから、自分の命を絶とうとします。しかし、ヴエコの自害はワズキャンによって止められます。この時、ワズキャンの腕が変形しており、ヴエコはワズキャンが自分にも欲望の揺籃を使ったのだと察しました。欲望の揺籃の使用は「願い」に雑念が多い大人には向かず、ワズキャンも使用に失敗したのか成れ果てになっていきます。

人間性を失い、どんどん変化していくイルミューイは、やがてさらに巨大化して成れ果て村の母体になります。成れ果て村とは、イルミューイが欲望の揺籃の力によって変化し、巨大化して出来た村だったのです。イルミューイはガンジャの願いによって、彼らの理想郷へと変えられたのでした。ガンジャのメンバー達は、イルミューイの体内へ入って「自分自身」を取り込ませることによって、村の中だけでの永遠の命を手に入れました。

メイドインアビスのワズキャンは野望に満ちた人物で、「黄金郷を見つける」という目的が明かされていました。しかし、ワズキャンの本当の目的が何だったのかは、未だに不明となっています。ワズキャンはアビスの底にあるという「黄金郷」を目指していましたが、アビス六層で動けなくなり、そこに成れ果て村を作りました。リコのセリフによると彼は「満足していない」そうで、目的のためにリコを利用しようとしました。

ワズキャンはアビス六層に成れ果て村を作りましたが、ワズキャンは失った故郷の代わりに、帰るべき場所を作りたかったのだと考察されています。また、理想郷を作ることや黄金郷を目指すことは、何か本当の目的のために必要なことであり、真の夢は別にあるのでは？とも考察されています。

ワズキャンは「未来予知」の能力を持っていると言われていました。ガンジャのメンバーでナンバー2のベラフからは、厚い信頼をおかれています。ワズキャンの未来予知の能力では、はっきりと未来が見えている訳ではなく、感覚として察知していると言われています。ワズキャンはこの能力で度々予想を的中させており、ヴエコの加入やアビスの発見なども言い当てていました。

メイドインアビスのワズキャンに関しての感想を紹介します。ワズキャンはかっこいいと高評価を獲得しているキャラクターです。頼りがいのあるリーダーであり、カリスマ性もあるワズキャンは、野心家でかっこいいと人気を集めています。

メイドインアビスのワズキャンは、かっこいいと人気のあるキャラクターである一方で、「サイコパスで怖い」とも言われています。ワズキャンは目的のために手段を選ばない人物で、常人では良心の呵責に苛まれるような行動でも、何とも思わないような顔でやってのけます。

メイドインアビスのワズキャンについては、今後復活すると感じている人が多いです。ワズキャンはその強烈なキャラクター性から、「あっさり退場した」と言われており、復活して再登場すると考えられています。また、メイドインアビスに登場するキャラクターでワズキャンに似た人物がいたことから、「ワズキャンが復活したのか」と言われており、今後本当に復活してくるのか？動向に注目が集まっています。

ここでは、メイドインアビスのワズキャンの最後の言葉や詳しいセリフの内容についてまとめました。ワズキャンの最後の言葉は「せめて夢を叶えて絶望してくれ」というもので、冒険を続けるリコ達への嫉妬とも取れるセリフでした。また、ワズキャンは復活する可能性も指摘されているキャラクターで、メイドインアビスの今後のストーリーにおいて復活する可能性があると言われています。

ワズキャンの最後のセリフも非常に意味深なものとなっており、今後のストーリーが気になると期待されていました。是非、メイドインアビスをチェックして、ワズキャンがガンジャのリーダーとして活躍するシーンや、成れ果て村でリコに残した最後の言葉などにも注目してみて下さい。